夜の橋・ジャンクションを撮影するコツとは?機材やカメラ設定も解説

  • 2022.08.30
  • 2026.02.24
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▼この記事で分かること▼

  • ジャンクション撮影のコツ
  • 橋を撮影するコツ
  • 橋・ジャンクション撮影におすすめなカメラ・レンズ
  • 撮影におすすめな橋・ジャンクションのスポット

 

「夜景の撮影をしたい」と思ったことはありませんか。

近年、工場夜景や街並み夜景など夜景撮影の人気が高まっています。

地域によっては夜景を観光資源化し、工場夜景が見られるクルーズツアーも開催。

そんな夜景撮影で人気の被写体に、橋とジャンクションがあります。

実は橋やジャンクションは、外灯や車の光、水面のリフレクションなどを利用して、さまざまな写真が撮影できる被写体なんです。

そこで本記事では、夜の橋・ジャンクションを撮影するコツを解説します。夜景撮影にチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてください。

※営業状況・営業時間・料金・イベント情報などは異なる場合があります。各スポットへ訪れる際は、事前に公式ページなどで詳細をご確認ください。

※記事内容は2022年8月30日時点の情報に基づきます。

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撮影前にチェックしたいこと

撮影を楽しむ際は、撮影のマナーをきちんと守り、様々な環境下で撮影を使用する際の注意点を知っておくことが大切です。

撮影マナー

下記の記事では、観光スポットをはじめとする公共の場所で撮影する際のマナーや、ジャンル別の基本的な撮影マナーを解説しています。

撮影が初めての方はもちろん、撮影マナーについてよく知らない方・不安のある方は、撮影前に必ずチェックしてください。

さまざまな環境で機材を使用する際の注意

特に、雨天時・冬季の撮影や、寒冷地・水中・砂埃の発生する場所などでの撮影。

通常とは異なるハードな環境下でカメラ機材を使用する際は、注意が必要です。

防水性・耐低温性・耐衝撃性・防塵性など、メーカーの保証範囲外で利用すると、カメラが故障したり不具合が発生したりする危険があります。

事前に、使用する機材の仕様を確認しましょう。

また、保証範囲内での使用であったとしても、結露の放置によりカメラが故障する可能性などもあります。

結露対策として急激な温度変化をさせない、結露が発生した場合はすみやかに対処する必要があります。(結露予防 参考:Canon公式

ジャンクションとは?

ジャンクション

ジャンクションとは、高速道路の別々の路線をつなぐ施設のことです。

元々は「結合」や「連結」「交差点」といった意味ですが、日本では主に高速道路の用語として使われています。

高速道路を繋いでいるため、立体的な構造になっているのが特徴。

夜でも走りやすいように外灯も多く設置されているため、夜に撮影するとライトにより迫力が増します。

橋・ジャンクション撮影に必要な機材

夜の橋

まずは、橋・ジャンクションの撮影に必要なカメラ機材を紹介します。

カメラ

橋・ジャンクションのような巨大な建造物を撮影する際は、近い距離でも全体を収められるように、広角レンズを使うのがおすすめです。

そのため、フルサイズのイメージセンサーを搭載したカメラが◎

フルサイズのカメラであれば、APS-C機より広い画角での撮影が可能。さらに高感度撮影でもノイズを抑えて撮影することができます。

レンズ

橋はある程度の距離を置いて撮影できる場合が多いですが、ジャンクションは近距離で撮ることが多い被写体です。

ジャンクションは非常に巨大な施設なので、標準レンズだと縦横無尽に伸びる高速道路が収まりきらないことがほとんど。

そのため、ジャンクションを撮影する際は、焦点距離が15mm前後~それ以下の超広角レンズがおすすめです。

巨大なジャンクションを間近でとらえ、迫力ある写真が撮影できます。もちろん、橋を撮影する際も活躍しますよ。

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三脚

夜景はスローシャッターで撮影するため、手ブレ防止のために三脚が必須です。

特に、橋・ジャンクションを撮影する場合は転落防止のフェンスが手前にあることが多々あるため、全高180cm以上の大型三脚を用意するのがおすすめ。

高さがあるので、カメラを操作できるように人が立てる踏み台も準備しておくと良いでしょう。

レリーズ

「レリーズ」とは、カメラに取り付けて、離れた場所からでもシャッターを切れるようにするアクセサリーです。

夜はスローシャッターで撮影するため、レリーズがあると便利。

その理由は、手ブレ防止になるからです。

スローシャッターで撮影する際、三脚を使用していてもシャッターを指で押すときのわずかな揺れで、手ブレが生じることがあります。

レリーズを使えば、このわずかな手ブレを防ぐことが可能。なお、カメラのセルフタイマー機能で代用できる場合もあります。

橋・ジャンクションを撮影する際のカメラの設定

ライトアップされた牛深ハイヤ大橋

次に、橋・ジャンクションを撮影する際の具体的なカメラの設定を解説します。基本的に夜景撮影と同様の設定です。

撮影モード

  • 絞り優先モード

夜の橋・ジャンクション撮影では絞り優先モードがおすすめ。

絞り優先モードとは、F値を決めるとシャッタースピードやISOなどをカメラが自動で設定してくれるモードです。

手前から奥までの広範囲にピントを合わせて風景全体を撮影したいときや、被写体の前後にボケを作りたいときに使います。

橋・ジャンクションの撮影は、全体にピントを合わせることが多くあります。

また、夜の撮影では、ISOやF値、シャッタースピードの細かい設定が必要です。そのため、慣れないうちは絞り優先モードを使いましょう。

ISO

  • 明るい場所:1000~1600
  • 暗い場所:1600~2500

「絞り優先モードがおすすめ」と前述しましたが、慣れてきたらマニュアルモードがおすすめです。

その際、ISOは比較的明るい場所で1000~1600、暗い場所で1600~2500を目安に設定しましょう。

ISOは上げれば上げるほど写真を明るくしてくれますが、画質が悪くなってしまいます。そのため、上げすぎないよう注意してください。

どうしても高感度で撮影しなければならない場合は、撮影後に編集ソフトで明るさを調整しましょう。

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F値

  • F8.0

夜の橋・ジャンクションの撮影では、F値(絞り)はF8.0程度がおすすめ。

全体的にピントが合った、シャープな写真に仕上がります。また、F値を絞ると、光芒(光の筋)を写せるのもポイントです。

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シャッタースピード

  • なるべく遅くする

夜の撮影ではたくさんの光を取り込む必要があるため、マニュアルモードで撮影する際は、シャッタースピードの調節が重要となります。

なるべく遅めに設定して、ある程度明るさを保った写真に仕上がるようにしましょう。

ただし、シャッタースピードを長くしすぎると、外灯や車のヘッドライトなど明るい部分が白飛びしてしまうので注意。

何枚か試し撮りをして、白飛びしない最適なシャッタースピードを探します。

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ジャンクションを撮影する際のコツ・ポイント

ここからは、ジャンクションを撮影する際のコツを6つ紹介します。

煽りで撮影する

煽りで撮影したジャンクション

ジャンクションの多くは歩道など下からの撮影が可能。しかし、ただ下から撮影するだけでは迫力に欠けてしまいます。

カメラを上向きの角度に固定して、煽るような画角で撮影してみてください。

いくつもの道路が交差する光景を、高速道路上を車で走る際には見られない角度から、ダイナミックにとらえられるはずです。

遠近感を強調する

ジャンクション

被写体の配置やフレーミングによって遠近感を強調するのもポイント。

たとえば、作例のように分岐している部分を奥に配置し、手前側に道路が広がるように撮影すれば、遠近感を強調できます。

「遠近感を出すには八の字の部分を狙う」と覚えると分かりやすいでしょう。

入り組んでいる部分を狙う

ジャンクション

ジャンクションならではの、入り組んでいる部分を狙うのも◎。

作例のように幾重にも重なっている部分を狙うことで、立体的で迫力のある写真に仕上がります。

都市部のジャンクションに多いので、試してみてください。

光芒を作る

光芒とジャンクション

外灯の光芒を、写真のアクセントにすることが可能。

メインの被写体はジャンクションですが、脇役として光芒を入れることで、より印象的な写真に仕上がります。

F値を絞ることで、光芒を作ることが可能です。一般的には、F値8~22が良いといわれています。

光跡を入れる

光跡とジャンクション

作例のように俯瞰で撮影できるジャンクションであれば、シャッタースピードを遅くすることで光跡をとらえることが可能。

下から撮影した重厚感のある写真とは異なり、彩りと躍動感のある写真に仕上がります。

また、ジャンクションを下から撮影する場合でも、一般道も入れて切り取ることで、光跡を入れることが可能。

すると、光芒と同じように光跡という脇役がジャンクション(主役)を引き立てます。

マジックアワーを狙う

マジックアワーに撮影した橋

マジックアワーを狙うと、真っ暗な時間帯に撮影した写真とはひと味違う雰囲気の写真に仕上がります。

マジックアワーとは、日の出や日没前後の空が染まるわずか数十分の時間のこと。

撮影の際は、作例のようにジャンクションから少し距離をとり、空が大きく入るように構図を整えましょう。

美しいグラデーションを背景にした巨大なジャンクションは圧巻なので、ぜひ狙ってみてください。

橋を撮影する際のコツ・ポイント

続いて、橋を撮影するコツを5つ紹介します。

橋のたもとから長く伸びる様子を撮影する

たもとから撮影した橋

ジャンクションの撮影と同じように、基点となる部分を画面の奥に配置して、手間側に橋が伸びてくるような構図で撮影しましょう。

角線を意識してフレーミングすることで、遠近感のある写真に仕上がります。

橋の真横から全景をとらえる

真横から撮影した橋

形が特徴的な橋は、真横から撮影して全景を収めたいところ。

作例のように巨大な橋を真横から撮影すると、上下に空間ができます。

より印象的な写真にするためにも、上下の空間に星空や海、町明かりなどの脇役を入れるのがポイントです。

橋のライトで光芒を作る

光芒が入った橋の写真

ジャンクションの撮影と同じように、橋の撮影でも光芒を作ることは有効です。

中には、外灯がカラフルだったり、橋の骨組みにライトが備わっていたりする場合もあります。

そのため、橋によって印象の異なる写真に仕上げることが可能。

F値を絞りながら、橋が最も美しく写る光芒を作ってみましょう。

車の光跡を入れる

車の光跡と橋

ジャンクションの撮影と同じように、車のヘッドライトの光跡を入れることも◎。

作例のように辺りが暗ければ躍動感のある写真に、都会のように明るい場所であればスタイリッシュな写真に仕上がります。

シャッタースピードを変えながら、美しいラインが写るように調節してみましょう。

橋のリフレクションも写す

橋のリフレクション

ライトアップされた橋が水面に反射する様子をとらえることで、幻想的で華やかな写真になります。

水面が波立っているときれいに反射しないので、無風の日を狙いましょう。

撮影におすすめなジャンクション2選

西新宿ジャンクション【東京都新宿区】

西新宿ジャンクション

西新宿ジャンクションは、アクセスのしやすさと撮りごたえを両立したジャンクションです。

都心のど真ん中にあり、都営新宿線「初台駅」からすぐの場所にあるため、アクセス良好。

夜の撮影では三脚などの荷物があるため、アクセスしやすいのは嬉しいポイントです。

もちろん、道路が3層に重なる様は文句なしの迫力。下を通る一般道も交通量が多いため、車の光跡をとらえるのも容易です。

西新宿ジャンクション【東京都新宿区】

住所東京都新宿区

アクセス

【公共交通機関の場合】 都営新宿線「初台駅」から徒歩2分

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周辺の宿泊施設

箱崎ジャンクション【東京都中央区】

箱崎ジャンクション

箱崎ジャンクションは、ジャンクション夜景の代名詞ともいえるスポットです。

3路線6本の道路が扇形に広がる様は圧巻の一言。

日本神話に登場する大蛇「ヤマタノオロチ」を連想させることから、別名ヤマタノオロチとも呼ばれています。

アクセスも良好で、東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」から歩いてすぐの場所です。

ただし、非常に巨大なジャンクションなので、標準レンズでは画角に入りきりません。

焦点距離10~15mmの超広角レンズが必要です。

箱崎ジャンクション【東京都中央区】

住所東京都中央区日本橋箱崎町

アクセス

【公共交通機関の場合】 東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」から徒歩すぐ

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周辺の宿泊施設

撮影におすすめな橋2選

神戸大橋【兵庫県神戸市】

神戸大橋

神戸大橋は、神戸市の中心部とポートアイランドを結ぶ赤色のアーチ橋です。

夜にはライトアップされ、夜景スポットとして人気を集めています。

特に、橋の四隅から空に向かって伸びる青い光の柱は一見の価値あり。

また、運が良いと豪華客船との共演も楽しめます。撮影は、橋の下に広がる「ポートアイランド北公園」が定番です。

神戸大橋【兵庫県神戸市】

住所兵庫県神戸市中央区

アクセス

【自動車の場合】 阪神高速道路「京橋IC」から約5分 【公共交通機関の場合】 神戸新交通「ポートターミナル駅」から徒歩すぐ

周辺のレジャー・体験スポット

【クーポン適用で最安値販売】神戸ポートタワー 入場券(展望フロア)

周辺の宿泊施設

渡月橋(とげつきょう)【京都府京都市】

渡月橋

橋には鉄製の橋だけでなく、木製の橋もあります。

渡月橋(とげつきょう)は、京都の嵐山にある木製の橋。

嵐山を代表するスポットで、毎年多くの観光客で賑わっています。

撮影は昼間でも良いですが、人が少なく、橋がライトアップされる夜もおすすめ。

橋全体を写すと、木製の橋の上下にできた空間に山と桂川が入り、趣深い写真に仕上がります。

渡月橋【京都府京都市】

住所京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町1-5

アクセス

【自動車の場合】 京都縦貫自動車道「沓掛IC」から約15分 【公共交通機関の場合】 ・京福嵐山線「嵐山」駅から徒歩5分 ・阪急嵐山線「嵐山」駅から徒歩10分 ・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩10分

周辺のレジャー・体験スポット

東映太秦映画村 入場券

周辺の宿泊施設

京都・嵐山 ご清遊の宿 らんざん

まとめ

橋

橋・ジャンクションを美しく撮影するコツや必要な機材、カメラ設定について解説しました。

橋・ジャンクション撮影では、被写体との距離や角度、カメラ設定を変えることで、さまざまな印象の写真を撮影することができます。

夜の撮影は難しいと思いがちですが、コツをつかめば意外と簡単。

ぜひこの記事を参考に、夜の橋・ジャンクション撮影にチャレンジしてみてくださいね。

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GOOPASS TRAVEL MAGAZINEライター Fujimoto

フリーのWebライター。2020年よりカメラを始め、2022年2月に「GOOPASS TRAVEL MAGAZINE」での執筆を開始。普段はPENTAX-KPを使い、風景や町並み、ポートフォリオなどを撮影している。他の分野では農業、地方創生、動画コンテンツ系の記事を執筆しており、かつては農業メディア「SMART AGRI」や「AGRI PICK」でコラムを連載していた。

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