写真展『透光』について

ーここからは写真展「透光」について伺っていきたいと思います。写真展のコンセプトについてご説明いただけないでしょうか。
高埜:「透光」というタイトルは、今回一緒に写真展を開催するAoki Nagisaさんと2人で考えて決めました。Aoki Nagisaさんはプロでウェディングやファミリーなどの撮影をされている写真家さんなんですけど、2人とも撮影するときに『光』を大切にしているという共通点があって…。ここでいう光は、例えば「木漏れ日」や、「水面に浮かぶ光の粒」、「人を縁取る光」など、「いろいろなものを通して透けて感じられる光」です。(2人の作品に含まれる)そういった感性を皆さんに見ていただくような場があればなと思って、写真展を企画しました。
あとはそうですね、光の美しさだけではなく、「四季折々の彩り」と、「季節によって変わる光の色や風の香り」も写真にした時に伝わるようお互い気にして撮っている方なんです。なので今回の写真展では、四季をテーマにした写真を春、夏、秋、冬の季節ごとに区切って展示をする予定です。
ーでは春〜冬のゾーンがあって、それぞれの季節を順々に見ていくような展示になるんですね。
高埜:そうです。
ー「季節によって変わる光の色や風の香り」とは具体的にどういう光ですか?
高埜:例えば、春だと「湿度のある光」夏は「透明で澄んでる光」、秋は「温かみのあるような光」が多くて、冬は「張り詰めたような光」とか……。
すごく言葉では表すのは難しいんですけど、撮っていて明らかに違うなって思うんですよね。
ー普段生活していてあまりそういった点を気にしていなかったですが、写真展後に日常生活で見えてくるものが変わりそうですね。楽しみです。
Aoki Nagisaさんとは、どんなきっかけで出会われたんですか?
高埜:元々Instagramだったと思います。ちょっと自分と写真に対する気持ちとかが近しい人なのかなって勝手に思っていて、何かのきっかけでSNS上でやり取りするようになったんですよね。それで、すぐに意気投合して「いつか一緒に写真展やりたいね」って言い合うようになりました。
ーInstagramは写真を投稿するSNSだから、フィードの写真で作風などを把握しやすいですよね。ちなみにいつ頃出会われたのでしょうか?
高埜:1年前とかだったような気がします。
ーAoki Nagisaさんのお住まいはどちらなんですか?
高埜:群馬を拠点にされてます。都内でも撮るとは思うんですけど、ウエディング、カップル、ファミリー、その辺りを扱われています。
ーそうやって離れた方でも、Instagramで出会って写真展が開けるのは今だからこそって感じがしますね。
高埜:ほんとに。SNSってこういうときにいいなと思います。
ー今までも写真展とかされてたと思うんですけど、そちらも合同展でしたか?
高埜:そうですね。今まで全部グループ展でした。
ーグループ展を選ぶ理由は何かありますか?
高埜:単純に個展ができるほどの実力がないっていうのがあって…。今までは既に企画があるものに誘っていただいて、それに飛び込むっていうのが主でした。今回のように、最初のコンセプト決めから2人で話し合って、組み立てたのは初めてです。あとは1年半ぐらい前に1回、別の写真家の方と2人で展示をしたことがあったんですけど、それもコロナが本当にひどい時期で、人を呼ぶのが難しくなってしまいWeb上での開催になってしまったんですよね。なので人を呼んで展示をするっていうこと自体もコロナ以降初めてのことです。




