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青山裕企インタビュー【写真家17歳、2度目の思春期。〜前編〜】 4ページ目

5歳(2010年/32歳)…写真集『SCHOOLGIRL COMPLEX』発売。

2007年に写真新世紀を受賞して、結構な環境の変化はありましたが、そこで爆発的に仕事が増えたわけではないんですよね。写真雑誌で紹介してもらったり、メディアから取材を受けたり…とかはあったんですけど。2009年の4歳で出した『ソラリーマン』っていう1冊目の写真集も僕にとってすごく重要な本ではあったんですけど、やっぱり5歳で出した2冊目の写真集『SCHOOLGIRL COMPLEX』の存在が大きかったですね。この5歳の時に、自分でいうのもアレなんですけど、ブレイクしたと思います。音楽に例えるなら、 2歳でメジャーデビュー、5歳でブレイク、みたいな感じです。

 ーバンド結成2年でメジャーデビューだとしたら、かなり順調ですよね。『SCHOOLGIRL COMPLEX』は、発売直後から爆発的にヒットしたんでしょうか?

そうですね。写真集自体は2010年に発売されたんですけど、『SCHOOLGIRL COMPLEX』で2007年の写真新世紀を受賞したので、発売前から知ってくださる、見てくださる方が多かったです。その翌年、2008年に『SCHOOLGIRL COMPLEX』の個展を開いて、その時に出版社の編集の方から「写真集を出しませんか?」と声をかけていただきました。そこから発売まで2年かかってるんですけど、その2年の間に『SCHOOLGIRL COMPLEX』をWebで公開していたので、Web上では発売前からザワザワっとなっていたみたいです。写真集を発売した2日後ぐらいに、アキバBlog(秋葉原の書店など各店舗を回っている人が毎日様々な情報を更新しているサイト)で取り上げてもらって、そこで火が点きました。そこからは、色々な書店とか、ヴィレッジヴァンガードとかに広がっていって。そういう点では、発売直後にヒットしたと言えると思います。でも、ここまで売れるとは思っていなかったです。『SCHOOLGIRL COMPLEX』を発売する頃も、やっぱりかなり狂ってたというか。何しろ、この時期が1番経済的にギリギリでした。正直この本が売れないとやばかったです(笑)。モデルさん手配して、スタジオとか場所借りて、衣装も買って……。後ろ盾も、何もないですから。全部1人でやってて結構大変でした。印税が入る直前は、クレジットカードの支払いもリボ!リボ!!リボ!!!みたいな(笑)めちゃくちゃやばい状態でしたね。

 −それは過酷な状況でしたね(笑)『SCHOOLGIRL COMPLEX』のヒットを受けて、当時のご自身に何か変化はありましたか?

青山:金銭的な部分はもちろんですけど、色々なところから声をかけられるようになって、仕事としての広がりがすごくありました。写真の雑誌の仕事とか、メディアのインタビューとか……。(写真家人生)2歳の頃に写真新世紀を受賞した時も大きかったですけど、『SCHOOLGIRL COMPLEX』の出版は大きく人生を変えた出来事でした。もうビフォーアフターでガラッと変わりましたね。

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この記事を書いた人

「こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASS」を展開するGOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『MARSH』の編集長として、企画・ディレクション・記事制作などを担当する一方で、フォトグラファーとしても活躍中。バスケットボール・ラッパー・プロバレーボール選手・フィットネストレーナーなど、スポーツ・ストリートシーンを中心に、スナップ・ポートレートなど幅広い撮影シーンを手がける。愛機はCanon EOS R6 MarkⅡと、FUJIFILM X100V。