愛犬と紫陽花を撮影する方法!カメラの設定・コツ・機材の選び方を解説

紫陽花は梅雨を彩る美しい花です。雨ばかりで、撮影の機会やワンちゃんとのお出かけが減りやすい梅雨の数少ない楽しみではないでしょうか。紫陽花は背丈が高すぎず、大ぶりで華やかなため、ワンちゃんと一緒に撮影する花としてぴったりです。
この記事では、ワンちゃんと紫陽花の撮影方法を紹介。撮影の方法だけでなく、カメラの設定やおすすめのレンズも併せて解説しています。ワンちゃんと紫陽花の撮影にチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
愛犬と紫陽花を撮影するためのカメラの設定

ワンちゃんと紫陽花を撮影するにあたって、知っておくべきカメラの設定方法について説明します。
撮影モードを『絞り優先モード(Av)』に設定する
絞り優先モードでは、設定された絞りに合わせて、カメラが最適なシャッタースピードやISO感度を決めてくれます。そのため、絞り・シャッタースピードを自分で設定しなくてはいけないマニュアルモード(M)に比べて手軽に撮影が可能です。また、絞りで表現を変えられるため、オートモード(P)よりも自分の理想とするイメージに近い写真を撮影できます。
紫陽花とワンちゃんを設定する時は、背景に据える紫陽花のボケ具合を自分の好みに調整すると◎。紫陽花をくっきりと際立たせたいのであれば絞りを絞ってF値を高く設定し、強くぼかしたい時には、F値を低く設定しましょう。
| メーカー名 | 撮影モード |
|---|---|
| Canon | Avモード |
| SONY | Aモード |
| Nikon | Aモード |
ドライブモードを高速連続撮影(連写)にして撮り逃しを防ぐ
ワンちゃんは、写真撮影中だからといって動きを止めてはくれません。特に元気なワンちゃんなら、カメラを前にしてもじっと座っていられないでしょう。また、コロコロと変わる表情や動きもワンちゃんの可愛さです。
ワンちゃんの動きをしっかり捕らえて撮り逃しを防ぐためには、連続撮影がおすすめ。連続撮影の枚数を調整するための設定であるドライブモードを、一番多くの枚数が撮影できる『高速連続撮影』に設定しておきましょう。連続撮影では撮影時にどのような画像が撮影されているか把握しにくいですが、自宅に帰ってから撮影した写真を確認すればOK。たくさん撮影した中からお気に入りのショットを選びましょう。
| メーカー名 | ドライブモード |
|---|---|
| Canon | 高速連続撮影+ |
| SONY | Hi+ |
| Nikon | 高速連続撮影(拡張) |
シャッタースピードは『1/500』以上に設定しておく
シャッタースピードは早ければ早いほど高速でシャッターが切れるため、ワンちゃんの動きがブレにくくなります。しかし、その分カメラに取り入れられる光の量が減ってしまうデメリットも…。そのため、闇雲に「シャッター速度は早いほど良い」訳ではないことを知っておきましょう。
走っているワンちゃんを撮影する時には、シャッタースピードを1/1000秒以上に設定するべき。しかし、紫陽花の撮影スポットで、ワンちゃんが自由に走り回るようなシーンを撮影することは少ないでしょう。さらに、天候や紫陽花の咲いている場所によっては明るさが十分ではない可能性があります。そのため、紫陽花とワンちゃんの撮影では、1/500秒程度のシャッタースピードを目安に設定すると良いでしょう。ワンちゃんがブレてしまう場合は、シャッタースピードを上げましょう。
絞り優先モードでは、カメラが撮影シーンに合わせたシャッタースピードを自動的に決めます。そのため、シャッタースピードが下がりすぎないよう、シャッタースピードの下限(ISOオートの低速限界)を設定しておきましょう。シャッタースピードの下限(ISOオートの低速限界)を1/500秒程度に設定し、絞り優先モードでもブレを防げるようにしてください。
愛犬と紫陽花を撮影するコツ

ワンちゃんとお花を撮影する場合、どうしても同じような構図になりがちです。以下では、いつもとはちょっと違った構図・撮影方法で、ワンちゃんと紫陽花の魅力をより引き出すコツを6つ紹介します。
その1.ボケ具合を自由に設定する

紫陽花をぼかしてふんわりとした印象のイメージに仕上げても良いですが、あえて紫陽花をぼかさずに、くっきりと花を浮き立たせるような撮影も良いでしょう。紫陽花とワンちゃんの両方にピントが合う位置にワンちゃんを置き、背景の草や景色をぼかせば、被写体がぐっと強調された写真に仕上がります。
その2.露出を調整し写真の雰囲気を変える

紫陽花の写真では、紫陽花のリアルな色味や梅雨時期のしっとりした雰囲気を表現しているような、露出を落とした暗めの写真を撮りがち。しかし、写真の明るさの調整である露出をプラス補正にすると、紫陽花の花びらが透き通り、可愛らしさを感じられる写真に変わります。
特にワンちゃんがダークカラーの毛色の場合は、ワンちゃんの目がはっきりと映らない場合が多いため、プラスの露出補正で明るく仕上げると良いでしょう。紫やブルーなど、色の濃い紫陽花を選ぶと、露出を上げても白飛びしにくくなります。
その3.望遠レンズの圧縮効果を使う
望遠レンズは遠くの被写体を撮るためのレンズという印象が強いですが、圧縮効果を楽しめるレンズでもあります。望遠レンズで撮影した画像は遠くにある被写体・近くにある被写体の距離感が少なくなるため、前後がぎゅっと圧縮されたような写真に仕上げられます。
この圧縮効果を紫陽花に応用すると、実際よりも紫陽花同士が密集している写真に仕上がるため、より紫陽花の鮮やかさが際立つでしょう。見頃の時期ではなく、少し花が少なめの時の撮影にも使えます。
その4.前ボケを活用する

写真のボケといえば、背景をぼかすことを思い浮かべるでしょう。紫陽花は淡い色が多いため、前ボケにも最適。カメラを実際に構えてみると分かりますが、濃い色の紫陽花を前ボケにしてしまうと、手前が重く見えてしまいます。前ボケにするなら淡い色の花がおすすめです。
手前からカメラ-紫陽花-ワンちゃん-紫陽花の順で並ぶよう、カメラを構え、手前の紫陽花をぼかしましょう。紫陽花とカメラの距離が近いほど紫陽花を大きくぼかせます。花を使って前ボケを作ると可愛らしい印象に仕上がるだけでなく、ワンちゃんが紫陽花に囲まれている様子を表現できるのもポイントです。
その5.マテが苦手なら同行者に協力してもらう

マテをしているのが苦手なワンちゃんもいます。特に子犬は、大人しくさせることが難しいでしょう。その場合は、同行者に撮影の寸前までワンちゃんをおさえてもらいます。シャッターを押すだけの状態までカメラの準備を整え、同行者には撮影の瞬間のみワンちゃんから離れてもらってください。それでも撮影が難しいようなワンちゃんは、初めから抱っこした状態での撮影を検討するのがおすすめです。家族と一緒に撮影するのも思い出になりますよ。
その6.雨上がりや朝露の残る時間帯を狙う
紫陽花は雨に濡れている姿も美しい花です。しかし、「雨が降っている中で撮影するのは嫌」という方も多いはず。雨降りの時間帯は狙わず、雨上がりのタイミングや朝露の残る時間を狙うと良いでしょう。濡れた紫陽花の写真は、しっとりとした空気が伝わるような写真に仕上がります。また、雨上がり・早朝は人気の少ないタイミングでもあるため、撮影がしやすいのも良い点です。
愛犬と紫陽花の撮影に重要なカメラの性能

- 重量・大きさ
- レンズ交換ができる
重量・大きさ
紫陽花が有名な撮影スポットでは、斜面に紫陽花が植えられているため、アップダウンの多い場所を歩きながら撮影しなければなりません。ワンちゃんは散歩と撮影を同時に楽しめますが、カメラが重く大きいと、撮影者は体力的に辛いと感じる場合もあるでしょう。特に体力に自信のない方は、なるべく軽く小さいカメラを用意することをおすすめします。ミラーレス一眼であれば、一眼レフカメラよりも軽量でコンパクトなので、持ち運びがしやすいでしょう。
レンズ交換ができる
紫陽花に限らずワンちゃんの撮影では、レンズを交換できる一眼レフやミラーレス一眼カメラが◎。レンズを交換することでさまざまな印象の写真を撮影できるからです。コンパクトデジタルカメラには、非常に軽量かつ防水加工がされているモデルも存在しますが、残念ながらレンズの交換ができないため、イメージ通りの写真を撮影するのは難しいかもしれません。
愛犬と紫陽花の撮影に重要なレンズの性能

- F値
- ズーム機能
F値
紫陽花とワンちゃんの撮影では、紫陽花を自分の好みにぼかすことが重要です。そのため、絞り値であるF値が低いレンズを選びましょう。
F2.8以下のレンズはふんわり柔らかくぼけてくれるため、ワンちゃんの撮影に最適です。さらに、F値が低いレンズは明るいレンズである点もポイント。曇りの日など、多少明るさが足りない場面でもシャッタースピードを下げずに撮影できます。
ズーム機能
ズーム機能のあるレンズをズームレンズ、ないレンズを単焦点レンズと呼びます。単焦点レンズは軽量で明るいという特徴があるものの、不要な背景を切り取れないというデメリットがあります。ズームレンズであれば、背景に含めるべきではない物がある、周囲の人が映り込んでしまう、被写体にこれ以上近づくことができない場合でも、理想の構図で撮影ができるでしょう。
まとめ

愛犬と紫陽花を撮影する際のカメラの設定や撮影のコツを紹介しました。紫陽花が最も美しく咲く時期である梅雨は雨が多いため、撮影のチャンスは限られています。貴重なタイミングを失敗写真で終わらせないために、事前にカメラの設定や撮影のコツを頭に入れておきましょう。
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