愛犬と桜を撮影するコツ!カメラの設定・撮影方法・機材の選び方を解説

春の風物詩である桜とワンちゃんと一緒に写して、季節感溢れる写真を撮りたいという方が多いのではないでしょうか。撮影と同時にお花見も楽しめることから、ワンちゃんとの思い出作りもできるでしょう。
しかし、桜が満開の期間は10日〜2週間前後と短く、天候によってはすぐに花が散ってしまうため、撮影のチャンスは何度も得られない可能性も…。限られた撮影チャンスでお気に入りの写真が撮れるように、ワンちゃんと桜の撮影方法を予習しておきましょう。
いつもワンちゃんだけを被写体にしていた方にとっては、被写体に桜が加わって難しくなるように感じるかもしれませんが、テクニックさえ覚えれば難しいものではありません。ぜひ、この記事を参考に桜を見ながら、春を楽しむワンちゃんの姿を写真に収めてくださいね。
愛犬と桜を上手に撮影するカメラの設定

ワンちゃんと桜を上手に撮影するためには、事前に知っておくべきカメラの設定があります。この設定さえマスターしてしまえば、「ワンちゃんは上手に撮影できたけど桜がボケ過ぎた」「桜の存在感が薄くていつもの写真と変わらない」というような問題を防げるでしょう。
撮影モードを『絞り優先モード(Av)』にして桜のボケ具合を調整
『絞り優先モード』とは、被写体以外の物のボケ具合を調整する『絞り』を自分で設定して、シャッタースピードとISO感度の設定をカメラに任せる※撮影モードです。
多くの場合、ワンちゃんにピントを合わせて桜をぼかすと思いますが「大きく桜をボカして可愛らしい仕上がりにする」「ワンちゃんと桜の両方にピントを合わせ、その場のリアルな雰囲気を写真に残す」など、撮りたいイメージに合わせて桜のボケ具合を変えられます。
絞り優先モードでは、あえて被写体であるワンちゃんの前面に桜を配置してぼかす「前ボケ」も簡単に作れるでしょう。
※ISO感度が自動になるのはISOオートに設定した場合
| メーカー名 | 撮影モード |
|---|---|
| Canon | Avモード |
| SONY | Aモード |
| Nikon | Aモード |
シャッタースピードの下限を『1/1000』以上に設定しておく
先ほどの『絞り優先モード』ではシャッタースピードが自動的に設定されるとお伝えしましたが、薄暗い曇りの日や夕方以降の撮影では、明るさが足りずにシャッタースピードが下がり過ぎて、ワンちゃんがブレてしまう恐れがあります。
シャッタースピードの下限(ISOオートの低速限界の設定)を設定しておくと、元気に動くワンちゃんの撮影でもブレを防げるでしょう。シャッタースピードの下限は、1/1000秒以上に設定してください。
人が少ない場所でロングリードなどを使用して、走るワンちゃんと桜を撮影したいのなら、1/2000秒以上までシャッタースピードを上げます。桜並木と元気なワンちゃんの姿を収めた躍動感のある写真が撮影できるでしょう。
ドライブモードの『高速連続撮影』を活用してシャッターチャンスを逃さない
ワンちゃんと桜の撮影に限らず、動物を撮影する際には『高速連続撮影』を利用するべきです。『高速連続撮影』では、1秒間に20枚など、連続で多くの写真を撮影できるため、コロコロと変わるワンちゃんの表情を撮り逃しません。また、突然吹いた風に舞う花びらも美しく写真に残せます。
| メーカー名 | ドライブモード |
|---|---|
| Canon | 高速連続撮影+ |
| SONY | Hi+ |
| Nikon | 高速連続撮影 |
露出補正で桜の花びらの色を再現
『露出』とは写真の明るさのことを指しており、露出補正はカメラが判断した最適な明るさを自分の好みに調整する機能です。プラスにすれば写真全体が明るくなり、マイナスにすると暗くなります。
本来、カメラは撮影シーンに合わせて自動的に露出を判断しますが、周りの環境や明るさによって上手く最適な露出が設定できない場合もあります。特に桜の撮影は「思っていたよりも桜が暗い」「桜の色が実物と違う」と感じることが多いでしょう。
ワンちゃんと桜の撮影では、レンズを上に向ける姿勢がメインになることから、空や背景の明るさ(桜)の影響を受けて写真全体が暗く写ってしまう可能性があります。それでは、せっかくの桜の華やかさが欠けてしまうので注意しましょう。
露出補正前

露出を+補正

特に晴れた日や逆光で撮影する場合は、露出を+0.3〜0.7に補正した方が良いでしょう。それだけで、鮮やかな桜を写真に残せます。
露出補正の加減は好みで問題ありません。しかし、無闇に+補正をし過ぎると、桜はもちろん明るい毛色のワンちゃんは白飛びしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
犬と桜を上手に撮影するコツ

次に、ワンちゃんと桜を上手に撮影するコツをまとめました。少しの工夫で写真の仕上がりが見違えるため、覚えておきましょう。
なるべく低い位置から撮影する
普段からワンちゃんの撮影をしている方は、自分が膝をつくなど、カメラを低く構え、ワンちゃんと視線の高さを合わせて撮影しているでしょう。しかし、ワンちゃんと桜を同じ構図に収めるためには、よりカメラを低い位置で構える必要があります。カメラを地面にすれすれの低い位置で構え、ワンちゃんと桜を見上げるローアングルで撮影すると良いでしょう。地面に近い位置からワンちゃんと桜を見上げるように撮影すれば、桜の幹が入らず花びらを背景にした写真を撮影できます。
低い位置に咲いている桜を探す
低い位置に咲いている桜であれば、ローアングルでなくてもワンちゃんと桜を同じ構図に納められます。ワンちゃんが桜に囲まれているような写真や、ワンちゃんが桜の匂いを嗅いでいる可愛らしい写真を撮影できるでしょう。桜の種類によっては低い位置に花がない場合もあるので、撮影スポットの事前調査が必要です。
ワンちゃんが小型犬なら、撮影協力者に抱っこしてもらったり、椅子や台に乗せたりする手段もあります。
黒い犬と桜を撮影する際はレフ板やストロボを活用する
黒いワンちゃんと桜を撮影すると、桜や背景の明るさにカメラが影響を受けてワンちゃんの顔が暗くなってしまいます。真っ黒なワンちゃんは目がどこにあるのか分からないほど、顔が真っ暗に写ってしまう場合も…。
ワンちゃんの顔を明るくするためには、先ほど紹介した露出補正を上げて対応するという手段もありますが、黒いワンちゃんと桜は明暗差が大きいため、「ワンちゃんに露出を合わせると桜が真っ白」「桜に合わせるとワンちゃんが真っ黒」になる可能性があります。
そんな時には、太陽の光をレフ板に反射させてワンちゃんに光を当てると良いでしょう。レフ板とは、太陽の光や照明の光を反射させて被写体に光を当てるために使用する機材です。折り畳み式で軽量かつ持ち運びが便利なものが多いですが、撮影協力者に持ってもらう必要があります。
レフ板

その他にもストロボを使って直接ワンちゃんに光を当てるという方法があります。ストロボはフラッシュのことで、カメラに内蔵のものと外付けのものが存在します。撮影協力者がいなくても黒いワンちゃんに光を当てられますが、ストロボが嫌いな子もいるため、利用には注意してください。
ストロボ

犬と桜を撮影するのに重要なカメラの性能

背面モニターが自由に動かせるバリアングル式・チルト式
バリアングル式・チルト式のカメラであれば、背面モニターを自由な角度に調整できるため、ローアングルの撮影が多いワンちゃんと桜の写真を、地面に這うような無理な姿勢にならずに撮影できます。
バリアングル式・チルト式というと、「自撮り撮影用」と感じられる方が多いかもしれません。しかし、ローアングルはもちろん自分の視線よりも高い位置からの撮影であるハイアングルの撮影も、しっかり構図を確認しながら行なえます。
スマホへの直接転送機能を使ってその場で写真を確認
カメラのモニターやファインダーでも撮影済みの画像を見られますが、スマホに撮影画像を直接転送すれば、より大きな画面で画像の確認がしやすくなり「上手に撮影できたと思っていたのに、帰宅後パソコンで写真を確認したらピントがズレていた」といったような失敗を防げます。また、すぐに撮影画像をSNSにアップしてリアルタイム投稿をすることもできるでしょう。
スマホやタブレットへの直接転送機能は「Wi-Fi機能」と呼ばれ、対象のカメラと対象のスマホやタブレットを用意する必要があります。カメラのWi-Fi機能を使いたい場合には、カメラだけでなく自分のスマホやタブレットのスペックも確認しておきましょう。
ワンちゃんの瞳にカメラが自動でピントを合わせてくれる動物瞳AF機能
シャッターを半押しするとピントを被写体に自動的に合わせてくれる機能であるAF(オートフォーカス機能)は、ほとんどのカメラに搭載されています。中でも、動物の瞳も対象としたAFは「動物瞳AF機能」と呼ばれ、ワンちゃんの撮影にオススメです。なぜなら、カメラがピントを自動的にワンちゃんの瞳に合わせてくれるから。動きの激しいワンちゃんでも、しっかりとピントを合わせて撮影できます。
| メーカー名 | 機種名 |
|---|---|
| Canon | EOS R5/EOS R6 |
| SONY | α1/α9/α9 Ⅱ/α7R Ⅵ/α7S Ⅲ/α7R Ⅲ/α7 Ⅲ/α7C/α6600/α6400/α6100 |
| Nikon | Z 7II/Z 7/Z 6Ⅱ/Z 6/Z 5/Z 50 |
犬と桜を撮影するのに重要なレンズの性能

手ブレ補正機能で写真のブレを防ぐ
撮影に慣れるまではシャッターチャンスを逃さないようにしようと思うあまり落ち着いてカメラを構えられず、ブレた写真ばかりになってしまう場合があります。しかし、手ブレ補正機能が搭載されたレンズを使えば、レンズが自動的にブレを予防してくれます。
手ブレ補正はほとんどのレンズに搭載されている機能ですが、その精度はモデルによって変わります。「絶対に手ブレを防ぎたい」と考えているのなら、より強力な手ブレ補正機能を搭載したモデルを選びましょう。手ブレ補正機能は「○段」と表現され、数字が大きいほど強力な補正機能が搭載されています。
ズームで思い通りの構図を形にする
ズームレンズを使えば、ワンちゃんを思い通りの構図で写せます。遠くの被写体が撮影できる望遠ズームであれば、ワンちゃんと一定の距離をとった撮影もできるでしょう。
満開の桜の時期には、桜の名所や桜の多い公園は混み合う可能性が高いですが、レンズのズーム機能を使えば自分が写真に収めたい部分のみを切り取れます。
軽量で持ち運びやすいレンズを選ぶ
屋外の撮影では長時間カメラを持ちながら移動することになります。ワンちゃんと桜の撮影ではカメラを持って移動する時間が長いため、重いレンズは避けるべきでしょう。
レンズの中にはカメラ本体よりも重く大きいモデルがありますが、軽量のレンズを選べばワンちゃんとの散歩を楽しみながら撮影が楽しめます。
まとめ

ワンちゃんと桜を撮影するときに最適なカメラの設定や撮影のコツとともに、おすすめのカメラとレンズの機能を紹介しました。桜が美しく咲いている時期は短く、撮影の機会が限られているため、事前にしっかりとした準備・イメージトレーニングをして撮影に挑むと良いでしょう。
ワンちゃんと桜の季節感溢れる写真が撮影できれば、その瞬間の思い出を写真を見る度に思い起こせます。あえて毎年同じ桜とワンちゃんを撮影して、思い出として残すのも良いでしょう。この記事を参考に、思い出がたっぷり詰まったワンちゃんと桜の写真を撮影してください。
撮影機材のレンタルならGOOPASS
カメラ・レンズからiPhone・Macbookまで、ラインナップは2,500種類以上!
購入前に試せる、失敗しない機材選び。
1泊2日1,188円〜、じっくり試すなら月額2,970円〜。



































