躍動感あふれる猫ちゃんのジャンプ写真の撮り方!カメラの設定・コツ・機材の選び方・注意点を解説

  • 2022.03.31
  • 2025.01.17
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猫ちゃんの身体能力は驚異的。なんと、体高の約5倍の高さまで跳べるジャンプ力の持ち主なのです。SNSなどで見かける猫ちゃんのジャンプ写真は、前足を大きく広げていたり体をくねらせていたりと、ユニークで目を引きますよね。「自分も愛猫のジャンプ写真を撮ってみたい」と思う飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。しかし、華麗な一瞬を上手に捉えるには、カメラの設定や撮り方のコツ・注意点を知る必要があります。

そこでこの記事では、猫ちゃんのジャンプ姿を撮影する方法を紹介します。素早く動く猫ちゃんを確実にカメラに収める設定方法や、おすすめのレンズも併せて解説。以下に記載しているカメラの設定や撮影方法を実践すれば、猫ちゃんが空中を浮遊しているような1枚が撮れるでしょう。ぜひ憧れのジャンプ写真に挑戦してみてください。

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ジャンプする猫を撮影するためのカメラの設定

スピーディーに動く猫を撮影するには、カメラの設定が重要です。撮影する前に、以下の設定を行いましょう。また、気ままな猫ちゃんはいつジャンプするか予想がつかないこともあります。いざというときにすぐ対応できるよう、以下の設定をカスタムボタンに登録しておくのがおすすめです。

この記事で紹介している設定項目は、Canonの一眼レフカメラ『EOS90D』の設定項目です。設定項目の名称や設定方法は、使用するカメラのメーカーや機種によって異なります。ご注意ください。

撮影モードは『シャッター優先AE(Tv)』に設定

ジャンプする猫ちゃんを撮影するときは、『シャッター優先AE(Tv)』に設定しましょう。シャッター優先AEは、シャッタースピードを好みに合わせて変更できる応用撮影モードです。絞り(F値)とISO感度は、カメラが自動で決めてくれます。

このモードを選んだら、シャッタースピードは『1/500以上』に設定しましょう。シャッタースピードを速くすることで、猫ちゃんの一瞬の動きを捉えることができますよ。

ただし、ピントを合わせた際、表示画面で絞り数値が点滅している場合は要注意。小さな絞り数値が点滅するなら露出アンダー(不足)、大きな数値ならオーバー(過度)です。アンダーでは暗く写ってしまうので明るい場所に移動したり、数値の点滅が止まるまでシャッタースピードを落とす、もしくはISO感度を上げて対応しましょう。逆にオーバーでは明るすぎて白飛びしてしまう結果に。このときはカーテンを閉めるなどして部屋の明るさを調節したり、数値の点滅が止まるまでシャッタースピードを上げる、もしくはISO感度を下げましょう。

メーカー名撮影モード
CanonTvモード
SONYSモード
NikonSモード

メーカーによって名称が異なりますが、機能は同じです。

ドライブモードを『高速連続撮影』に設定

ドライブモード(連続撮影の枚数を調整するモード)は、枚数を最も多く撮影できる『高速連続撮影』に設定しましょう。猫ちゃんの素早い動きを確実に撮るには、なるべくたくさんの枚数のシャッターを切ることが大切です。猫ちゃんが動き出す前からピントを合わせ、シャッターを押し続けて高速連続撮影しましょう。この際、猫ちゃんが飛ぶ方向をあらかじめ予測するとピントが合う確率がアップしますよ。

高速連続撮影をする場合、SDカード選びにも注意が必要。同じ容量のSDカードでも、書き込み速度が遅いと処理が追い付かず、連写がストップしてしまうことがあるからです。カメラの連写性能にもよりますが、途切れることなく撮影したいなら、書き込み速度が90MB/秒以上のものを選びましょう

基本的に猫ちゃんにはコマンドがきかず、飼い主さんの思い通りには動いてくれません。ジャンプ写真を1発で成功させるのは難しいといえます。何度も連写にトライして、「気に入った写真が1~2枚あればラッキー」程度の気持ちで臨みましょう。

メーカー名ドライブモード
Canon高速連続撮影
SONYHi+
Nikon高速連続撮影(拡張)

メーカーによって名前が異なりますが、機能は同じです。

AFモードは『AIサーボAF』に設定

AFモードは猫ちゃんの動きに応じてカメラが自動で追尾してくれる『AIサーボAF』に設定しましょう。AIサーボAFを選択すれば、シャッターボタンを半押ししている間、猫ちゃんにピントが合い続けます。そのため、初心者でも決定的瞬間を逃しにくいでしょう。

動物AF機能を搭載している機種なら、AF-Cから設定をオンにすればOK。ただし動きが激しいと上手く認識されないことがあります。ジャンプ写真にあまり向いているとはいえません。動物AFでピントが合いにくい場合は、設定をオフにして撮影し直してみてください。

メーカー名AFモード
CanonAIサーボAF(AI SERVO)
SONYコンティニュアスAF(AF-C)
NikonコンティニュアスAFサーボ(AF-C)

メーカーによって名前が異なりますが、機能は同じです。

AFエリアは広めに設定

AFエリアは動く猫ちゃんにピントが合わせやすいゾーンAFもしくはラージゾーンAFに設定しましょう。前述のAIサーボAFに設定している場合、ゾーンAFでは任意で選べる9点のAFフレーム内に猫ちゃんがいる限り、ずっとピントが合い続けます。ラージゾーンAFならさらにエリアが広いため、より猫ちゃんを捉えやすいでしょう。

メーカー名AFエリア
Canon測距エリア選択モード:ゾーンAF、ラージゾーンAF
SONYフォーカスエリア:ゾーン、ワイド
NikonAFエリアモード:ワイドエリアAF

メーカーによって名前が異なりますが、機能は同じです。

ジャンプする猫の撮り方のコツと注意点

ジャンプする猫ちゃんを撮影するコツを5つご紹介します。ちょっとした工夫で成功の確率が上がるので、ぜひトライしてみてください。

その1. 猫が遊びたがる時間帯を選ぶ

元気に走り回っていたと思ったら急に静かになってお昼寝するなど、スイッチのオンオフが激しいのが猫ちゃん。ダイナミックな動きのある写真が撮りたいなら、猫ちゃんが遊びたがる時間帯を選ぶのが必須です。おすすめは朝もしくは夕方。猫ちゃんは明け方と夕暮れ時に活発になる習性があるので、それを利用しましょう。

そして猫ちゃんの気分に合わせるのが鉄則。遊びたくないときに誘っても猫ちゃんはのってくれません。あまりしつこく追いかけるとカメラを嫌いになる可能性があるので、猫ちゃんが飽きたり嫌がったりしたらすぐに撮影を止めましょう。

個体差はありますが、一般的には仔猫から3歳くらいまでの若い猫ちゃんの方が遊びやジャンプに積極的です。ただし仔猫はあまり高く跳べないので、ジャンプ力を求めるなら1歳以上の成猫を被写体に選びましょう。

成熟した猫ちゃんはキャットタワーなど少し高いところから床へ飛び降りたり、隣の家具に飛び移ったりする瞬間を狙ったほうが効率がよいかもしれません。しかしシニアの猫ちゃんは足腰を傷める可能性があるので、無理をさせないでくださいね。

その2. 猫用おもちゃを使う

猫ちゃんの気を引くために、猫用おもちゃを使いましょう。持ち手やヒモ/糸が長いタイプのものだと動かしやすいですよ。おもちゃを上下に振ってジャンプを誘ってみましょう。できればカメラを撮る人とおもちゃを使う人の2人以上で撮影するのがおすすめです。

その3. 広角レンズを使用する

交換レンズは『広角レンズ』を使用しましょう。その理由はピントが合う範囲が広く、猫ちゃんが高くジャンプした場合もフレームに収めやすいから。家猫ちゃんの場合はかなり寄って撮れるので、最短撮影距離が非常に短い広角レンズが活躍します。少し引きで撮って構図に余裕を持たせ、トリミングするのもおすすめですよ。

その4. なるべく低い位置から撮る

カメラの位置はローアングルがおすすめ。猫ちゃんを見上げるように撮影すると、迫力ある絵に仕上がるでしょう。カメラが苦手な猫ちゃんなら、警戒心をやわらげる効果も期待できます。

床すれすれで構えたい場合、ファインダー撮影は難しいのでライブビュー撮影に切り替えましょう。この場合、モニターが稼働するチルト式液晶やバリアングル液晶のタイプが便利ですよ。

その5. ストロボ/フラッシュ発光は厳禁

猫ちゃんの瞳は薄暗い中でも獲物や敵が見やすいよう、光を取り込みやすい構造になっています。そのため、ストロボやフラッシュの強い光は刺激が強すぎ。猫ちゃんがびっくりしてしまうだけではなく、目に悪影響を与える可能性があります。繊細な猫ちゃんだと痙攣を引き起こすことも。猫ちゃんを撮影する場合、ジャンプ写真に限らずストロボ/フラッシュ発光の設定は必ずオフに。撮影場所の光量が足りないならISO感度を上げたりシャッタースピードを速くするなどして調整しましょう。

ジャンプする猫の撮影に重要なカメラの性能

連写性能

素早く動く猫ちゃんの決定的瞬間を捉えたいなら、高速連写性能を備えたカメラが必要。少なくとも7コマ/秒、できれば10コマ/秒以上の連写ができるのが理想です。高速連写することで、躍動感あるジャンプ写真をカメラに収めるチャンスが高まるでしょう。

また、体を不自然にくねらしたり、歪んだ表情だったりと、普段とは違う姿が撮影できることも。単にかわいい、カッコいいだけではなく、ちょっとブサイクな写真も猫好きにとってはたまらなく魅力的です。

高感度耐性

家猫ちゃんの撮影場所は基本的に室内。光量が十分にない場合もあり、ISO感度を上げて対応する必要があります。

しかし、ISO感度を高く設定した際に気になるのがノイズ。いくら構図のよい写真でも、ざらついていると台無しですよね。そこで重要なとなってくるのが高感度耐性です。高感度耐性に優れたカメラは暗所に強く、高ISO感度で撮影してもノイズが目立ちません

カメラの高感度耐性を見極めるには、常用ISOをチェックしましょう。最大ISO感度の数値が大きいほど高感度耐性も優秀ということになります。最大ISO25600以上を目安にするとよいでしょう。

AF性能

高速でジャンプする猫ちゃんの姿を確実に捉えるには、AF性能の高さが欠かせません。猫ちゃんが予想外の動きを見せてもカメラが自動的に追えるよう、AF性能はしっかりチェックしましょう。測距点の多い中級モデル以上の機種であれば、ピント合わせも楽といえます。

ジャンプする猫の撮影に重要なレンズの性能

  1. 焦点距離
  2. 明るさ

焦点距離

家猫ちゃんのジャンプ写真を撮影する場合、焦点距離35mm以下の広角レンズがおすすめです。その理由は撮り方のコツで説明したように、ピントが合う範囲が広くてボケにくいため。画角が広く、猫ちゃんが高くジャンプしてもフレームから出にくいというメリットもあります。

家猫ちゃんは至近距離で撮影できるので、12~24mm程度の超広角レンズも考えたいところ。コストパフォーマンスや携帯性を加味するなら24mmや35mmの単焦点レンズも候補に入れましょう。

明るさ

光量が限られている室内できれいな写真を撮りたいなら、明るいレンズが適しています。開放F値が小さいほど明るいレンズとなり、一般的にはF2.8以下が基準。部屋のなかでジャンプする猫ちゃんの姿も明るく写るでしょう。

ただし広角ズームレンズで開放F値の小さいものは総じて重く、高額なのが難点。焦点距離で説明したように手頃さや持ち運びやすさを重視するなら単焦点レンズを選ぶとよいでしょう。

まとめ

ジャンプする猫ちゃんの撮り方をご紹介しました。まずは、素早く動く猫ちゃんをブレずに捉えられるよう、カメラの設定をしましょう。そして猫ちゃんの気分に合わせておもちゃで気を引き、ジャンプする瞬間を見計らって高速連写してみましょう。猫ちゃんのジャンプ写真はなかなか難易度が高いですが、気長にトライすればきっと迫力あるジャンプ写真が撮れるはず。ぜひ、本記事を参考に、アクロバットな猫ちゃんの姿を追ってみてください。

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GOOPASS ANIMAL MAGAZINE編集部 木村

こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASSを展開するGOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GOOPASS ANIMAL MAGAZINE』の編集スタッフとして、記事制作などを担当する。カメラを使い始めたのは2020年から。愛犬2頭を美しい景色の中で撮影するのが好き。使用カメラは、Canon EOS R6。

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