コハクチョウ

西日本にもやって来る、優雅で愛らしい〝白銀の天使〟
- 撮影のしやすさ
-
- 渡りの種類
-
冬鳥
- おすすめの時期
-
11月中旬~翌3月頃(地域により異なる)
- おすすめのレンズ
-
150mm~400mm(餌付け場)
200mm~500mm(自然環境下)
コハクチョウは西日本まで飛来するハクチョウの仲間です。オオハクチョウより移動範囲が広く、関東より南の地域ではコハクチョウのほうが身近な存在。
コハクチョウの特徴は、ずんぐりした短めの首と黒が目立つくちばしです。
コハクチョウのくちばしは根元から鼻あたりが黄色く、半分以上が黒いので、慣れてくるとオオハクチョウと区別できます。
コハクチョウは、家族単位で行動し、水辺をねぐらにして昼間は田んぼなどで採餌。オオハクチョウとともに行動することも珍しくありません。
若鳥は灰色で、白い両親とともに活動。一日中水辺で水草を食べることもあります。

例年、コハクチョウは10月下旬頃から日本に飛来します。
繁殖地のシベリア北部・タイガからカムチャッカ半島を経由して、まずは北海道でひと休み。疲れが取れたら東北から中国地方の越冬地まで南下します。
コハクチョウは50年前までは飛来数が非常に少ない野鳥でした。保護活動などが実を結び、現在は全国に4万羽弱が飛来(2013年調査)。島根県の宍道湖(しんじこ)が南限といわれています。
コハクチョウは湖が凍結するとその場を離れ、さらに南に移動する習性があります。そのため、西日本ではコハクチョウのピークが北の地域より遅めです。
西日本の代表的な越冬地・滋賀県の琵琶湖のコハクチョウのピークは1月から2月頃。多くのハクチョウを撮影したい時は、事前に観察地の最新情報を確認しましょう。
また、北日本で大雪や湖面の凍結が続くと、南の地域にコハクチョウの群れが避難しに来ることもあります。平成18年度の豪雪では、琵琶湖でコハクチョウが905羽も確認できたそうです(例年は500羽前後)。
まれに、くちばしが真っ黒のコハクチョウに出会えることがあります。これはアメリカコハクチョウという亜種で、日本にはごく少数がコハクチョウとともに飛来するハクチョウです。
撮影に関するポイント

コハクチョウはオオハクチョウより弱く、同じ場所にいると隅に追いやられがち。餌付けされている地域でも、オオハクチョウに押されて遠目で眺めていることがあります。
コハクチョウの1日の動きは、オオハクチョウと同じです。早朝と夕方には水辺、昼間は畑などに移動します。
湖面がハクチョウで覆われた「白鳥の湖」が撮影したい時は早朝、できれば日の出前に出向きましょう。
夜明け前頃からコハクチョウたちは家族で鳴き交わし、活動を開始。日が昇ると家族単位で飛び立ちます。
朝日の中で優雅に羽ばたくコハクチョウの姿には感動することでしょう。餌付けされている場所で天候が良ければ、初心者でも気軽に撮影できます。
ただし、コハクチョウはオオハクチョウよりも臆病です。
餌付けされていない地域では距離をしっかり開けて(できれば100メートル以上)、コハクチョウが怯えないように心がけましょう。
日本で初めてハクチョウの餌付けに成功した瓢湖では、ハクチョウ観察のための待機小屋があります。撮影に慣れていない人は観察小屋のあるスポットを選ぶと◎。
白いコハクチョウ(オスの成鳥)が首を伸ばしてこちらを睨んでいたら、距離が近すぎる合図です。コハクチョウが首を引っ込める位置まで遠ざかりましょう。
昼間のコハクチョウは畑や田んぼ、水辺などで採餌をして、時には歩いて移動します。
のんびり歩くコハクチョウの群れはアヒルのような愛嬌があり、朝とは異なる魅力があります。
コハクチョウは大きく、動きがゆっくりなので、順光で撮影できる場所であれば、撮影は容易です。道路で撮影する際は、地元の方の邪魔にならないよう配慮しましょう。

撮影におすすめのスポット
- 瓢湖水きん公園(新潟県/阿賀野市)
- 大塚池公園(茨城県/水戸市)
- 湖北野鳥センター(滋賀県/長浜市)
コハクチョウの基本情報
- 生息環境
-
池 海岸 川 水田(昼間)
- 大きさ
-
約115cm~150cm
- 鳴き声
-
コホォー、コホォー
撮影機材のレンタルならGOOPASS
カメラ・レンズからiPhone・Macbookまで、ラインナップは2,500種類以上!
購入前に試せる、失敗しない機材選び。
1泊2日1,188円〜、じっくり試すなら月額2,970円〜。

































