マガモ

通称〝アオクビ〟冬のカモの代表格
- 生息環境
-
川 池 湖沼 海辺
- 大きさ
-
オス約59cm メス約50cm
- 鳴き声
-
ゲェー グェー ゲェー
マガモは日本に飛来するカモの仲間でいちばん多く(平成27年調査で約28パーセント)、冬になると全国各地で見られる身近な野鳥。冬の水辺の主役です。
マガモはトビくらいの大きさで、一年中見かけるカルガモより一回り小さいことでも見分けが可能。
オスは輝く緑の頭と白い首輪が美しく、池でよく目立ちます。赤茶色の胸と腰の青色(翼鏡・よくきょう)もポイントで、くるんと丸まった尾羽が特徴的です。
一方、メスは茶色のまだらな色合いで、目立たない色合いをしています。地味な色である理由は、カモの仲間はメスだけが子育てをするためです。

生息地
マガモの繁殖期は日本に飛来してくる冬。
マガモの多くはロシア極東やシベリアで過ごし、9~10月頃から日本に飛来します。飛来する時期は地域差がありますが、11月下旬頃までにはほぼ日本各地に飛来。
特に、日本海側に数多く飛来するといわれています。
また、北海道の釧路など、一部地域では一年中見ることができます。日本では珍しいマガモのヒナや、エクリプス(地味な羽のオス)のマガモなど、珍しい姿を観察可能。
本州では滋賀県の三島池などで繁殖します。
繁殖期には、オスが必死でメスを追いかけ回し、日本でカップルになります。
越冬地・日本でカップルを探すのは、繁殖地のシベリアは夏の期間が短いため。繁殖地で求愛すると子育てに間に合わないからと考えられています。
マガモを観察すると、メスやライバルのオスを追いかけたり、カップルでうたた寝をしたり、水面で餌を食べたりと、思い思いに過ごしています。

食性と特徴

食性と特徴
実は、マガモは夜行性。昼間は眠り、夜になると田畑に出向いて落ち穂や青草、タニシなど動物質のものを食べます。
水底の餌を食べるために、お尻だけ出してエサ食べる姿は愛嬌たっぷり。その姿を「タケノコ」と呼ぶ人もいます。
マガモは脂肪分が多く水に浮く力が強いため、ミコアイサのように水に潜ることは滅多にありません。
昼間はうたた寝をすることが多いため、撮影しやすい野鳥です。しかし、(都市の一部を除いて)警戒心が強く、少しでも危険を察知するとすぐに飛び立ちます。
飛び立つと観察できないと思う方もいるかもしれませんが、マガモの飛翔は水面に翼を叩きつけ、垂直に飛び上がる独特のスタイル。飛び立つ姿の美しさは格別です。
マガモは狩猟鳥のため、毎年11月(北海道は10月)の狩猟解禁にあわせてカモ漁が始まります。ハンターの方は主に、人里離れた溜め池などでカモ猟を行なうことが多いそうです。
誤射されるリスクを減らすためにも、人が少ない場所でマガモ撮影をする際は目立つ色の服装で出かけましょう。
狩猟区は各都道府県が公開する「鳥獣保護区等位置図」(ハンターマップ)で確認できます。
撮影に関するポイント

- 撮影のしやすさ
-
- 渡りの種類
-
冬鳥(北海道北部では留鳥)
- おすすめの時期
-
11月下旬頃~翌3月頃
- おすすめのレンズ
-
150~300mm(都市部)
200~500mm(地方)
知能が高く、安全な場所を見抜く力が強いマガモは一般的に警戒心が強いですが、都市部ではハンターに狙われないため比較的近くで撮影可能。
特に、水鳥の餌付けを行なう地域では間近で観察・撮影できます。
反対に、山林に囲まれた池などは非常に警戒心が強く、人の姿を見ただけで飛び立つことも珍しくありません。マガモを身近で撮影したいなら、都市部や禁猟区がおすすめです。
マガモは身体が大きく、逃げる時以外は動きがゆっくりしているので、撮影初心者にぴったり。
休む姿の撮影に慣れたら、採餌や仲間を追いかける姿も撮影してみましょう。喧嘩をしている姿は連写すると、迫力満点の写真に仕上がります。
警戒している時は首を上げて、あちこちを見まわしだすので、様子をよく確認しましょう。こちらに視線を向けていたら警戒している証拠。その場を離れて、さらに遠い場所に移動しましょう。
マガモはあちこちに移動するため、いつもはたくさんいる場所に一羽もいないことも…。そんな時は運がないと諦めてほかの野鳥を撮影するか、場所を移動すると◎。
なお、餌付け管理をする場所以外では、餌付けは禁止です。

おすすめの撮影スポット
- 鴨池公園(神奈川県/横浜市)
- 黒浜沼(埼玉県/蓮田市)
- 大山上池・下池(山形県/鶴岡市)
撮影機材のレンタルならGOOPASS
カメラ・レンズからiPhone・Macbookまで、ラインナップは2,500種類以上!
購入前に試せる、失敗しない機材選び。
1泊2日1,188円〜、じっくり試すなら月額2,970円〜。

































