『絆の強さが日本の強さ!#そろそろ打てや村上』【WBC2023 1次ラウンド第4戦:日本 vs オーストラリアレポート】

大の野球好きとして知られるお笑い芸人・バードフミヤa.k.a.ヤムチャさんによる、WBCを楽しむための短期集中連載『バードフミヤa.k.a.ヤムチャのWBCに繰気弾!』。
DBC(ドラゴンボール・キャラクター)のヤムチャが、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を独断と偏見で徹底解説!
第4回は、3月12日(金)に行なわれた日本-オーストラリア戦のレポートと、3月16日(木)に行なわれる次戦・日本-イタリア戦の見どころを紹介します!
よう、俺はこのGOOPASS SPORTS MAGAZINEさんを根城にするハイエナ、ヤムチャってもんだ。
野球の世界大会「WBC」についての短期集中連載の4回目だ。
あっという間に白目をむかせてやる…と言いたいところだが、白目ではコラムを読めないのでそのままで頼む。
目次
3月12日(日)日本-オーストラリア戦のレポート
https://www.youtube.com/watch?v=-4WnBfG7KmQ
日本にとっての1次リーグ最終戦は、POOL Bで1番の難敵・オーストラリア。
アメリカ・メジャーリーグでプレーする選手もいて、1次リーグここまでの試合では攻撃力を発揮して打ち勝ってきたチームだ。
そんな相手に対する日本の先発は「NPB最強投手」こと山本由伸。
4試合目で出てくるのがこの男というのが、日本の投手層の厚さを物語っている。
拮抗したゲームも予想されたが、試合は1回から大きく動く。
1回表、ヌートバー・近藤が共に出塁してチャンスメイクし、バッターは大谷翔平。
一昨日のチェコ戦で大谷から三振を奪った投手がそのボールを持って帰り周りに自慢していた事からも分かるように、もはや世界中の野球ファンそしてプレーヤー達から憧れられる存在となっている大スターがいきなり魅せた。
緩いカーブを一球見送った後の2球目。同じ緩いカーブが今度は少し甘いコースにきたのを見逃さなかった。
バットの真芯で捉えた打球は物凄いスピードで一直線に飛んでいき、自身の看板に直撃する推定140mの特大ホームラン。
あの打球の速さは、宇宙一のスピードと言われるバータに匹敵していたんじゃないか。
2回には日本のもうひとつの攻撃の形である『下位打線でチャンスを作り、上位打線で返す』がまたしても炸裂。
中野がヒットからの盗塁、中村悠平がバントで送り、簡単に一死3塁の形を作り相手投手を揺さぶると、
1回にはチャンスメイクをしたヌートバーと近藤が今度は連続タイムリー。
5-0となり、序盤で試合の大勢は決まった。
投げては山本由伸が4回を1安打8奪三振と全く相手を寄せ付けない圧巻のピッチング。
強打のオーストラリアを沈黙させると、その後は奥さんが板野友美でお馴染みの高橋奎二、今大会初登板 巨人の絶対的ストッパーでSNSを『#大勢はガチ』で盛り上げる大勢も素晴らしい内容で0点に抑える。
中盤に細かく追加点をした日本が最終的に7-1で勝利。4連勝でPOOL Bを1位通過。
準々決勝進出を決めた。
視聴率は全試合40%を越え、セルゲームに匹敵する注目度となっている。
総評
昨日のコラムで『ホームランは正義。球場の雰囲気を一変させるから』みたいなことを書いたんだけど、まさにその通りの事をオオタニサンがやってのけた。
初回の特大ホームランで球場の雰囲気はいきなり最高潮に。
投手は楽に投げれるし、チームも勢いに乗っていける最高の仕事を果たした。
そのホームランの後の一回裏オーストラリアの攻撃を、先発・山本由伸があまりにもあっさりと、簡単に抑えてしまうのを見て
『勝ったな…』と思ってしまった(笑)
こう油断すると、倒したと思ったサイバイマンの自爆でヤられてしまう訳だが、
侍たちは油断することなく5回までに7-0と大差をつけ、オーストラリアも心が折れたかその後は淡々と試合は終了まで進んだ。
日本とオーストラリアの大きな差に、投手の質と層の厚さがあるように見えた。
上述のように4試合目で登場するのが山本由伸という事も驚きだが、球数制限のある大会である以上もう1人長いイニングを投げられる「第2先発」が必要不可欠で、そこを任された戸郷・今永・宮城・高橋奎二と全員がしっかりと結果を出した。
リリーフ陣は固定せず柔軟に全投手を投げさせ、準々決勝以降ある程度誰をどの場面で登板させるかも決まったんじゃないかな。
(残念ながら抑え投手筆頭と見られていた栗林はコンディション不良で離脱が決定。名前が『クリリン』と読めるだけに思い入れも強かったのだが…)
逆にオーストラリアは3試合で3イニング以上投げた投手がゼロと、細かく継投を繋いでいた。
もちろん失点が多いのだから変えるしかないんだけど、それにしても『コイツがいれば!』という信頼を得た投手がいなかったんじゃないかな。
大一番である日本戦に先発したのも韓国戦にリリーフで登板した左のシェリフ。
日本の上位打線は左打者が続くから、ここをまず1イニング抑えてから先発投手にスイッチしよう、という奇襲だったのだろうが、日本のレベルの高い左打者がその思惑ごと打ち砕いた格好だ。
このレベルの質と層を備えているのは、やはり日本の強みなんだと再確認できた試合だった。
準々決、準決、決勝と、制限される球数が増えたり、試合間が数日空いたりと1次リーグとはまた違った戦い方になるかもしれないので、栗山監督がどんな投手起用をするか楽しみでワクワクすっぞ。
バードフミヤが選ぶMVP【投手】:山本 由伸(オリックス・バファローズ)
第4戦で先発し、4回無失点被安打1奪三振8の快投!!
— オリックス・バファローズ (@Orix_Buffaloes) March 13, 2023
さすがの活躍を見せた山本由伸投手!!#侍ジャパン#山本由伸#worldbaseballclassic #WBC#Bs2023 #プロ野球 #NPB #ORIX pic.twitter.com/aH3etEkZ1V
やはり山本由伸だろう。文句なし、圧巻のピッチングだった。
ちなみに試合中継を見ていて「あれ、去年までとフォーム変わってない…?」と思い調べてみたら、今年から新たなフォームにチャレンジしているそう。
フォームも変わり、ボールも普段の日本のプロ野球で使っているものとは違う。それでもこの投球をしてしまうのだから、その適応能力の高さは凄まじいものがある。
順調に勝ち進んだら、あと3試合。
先発は大谷・ダルビッシュ・佐々木朗希といるが、どこかでもう一度投げないのだろうか?
例えばアメリカラウンドになった時、気候や乾燥でまた感覚が変わるというが、この男はそれにもすぐに適応して120%のボールを投げてくれるはず。
監督の嬉しい悲鳴が聞こえてきそうだ。
バードフミヤが選ぶMVP【野手】:大谷 翔平(ロサンゼルス・エンゼルス/MLB)
#カーネクスト2023WBC東京プール
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) March 12, 2023
1次ラウンド プールB
オーストラリア vs 日本
初回に先制の3ランを放った #大谷翔平 選手!
▼侍ジャパン試合速報https://t.co/FxSlJcDQ3W#侍ジャパン #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/zgrmJzh43e
文句なし、大谷翔平。待ちに待った大谷のSHOW TIMEだ。
大谷は試合前の打撃練習から凄まじい飛距離の打球を連発し観客湧かせている。
そのおかげか、お客さんは1回からすごいテンションで試合にのめり込んでくれている。
セルゲーム前のミスターサタンの瓦割りとは訳が違うぜ。
そして特大ホームランの後も調子に乗る事はなく、四球でチームの為に打線を繋いでいく。
チームで1番の飛距離の男が、繋ぐ意識を持ち続けている。
まるで戦いが大好きで優しいサイヤ人じゃないか…頭にくるぜ…。
頑張れ大谷翔平、お前がナンバーワンだ!
3月16日(日)日本-イタリア戦の見どころ
日本の準々決勝の相手はイタリアに決まった。
サッカーやバレーボールが強いイメージがある国だが、侮るなかれこのチームは強い。
というのも、日本にヌートバーがいるように、国籍が違ってもその国にルーツがあれば代表選手になれるのがこのWBC。
サイヤ人のルーツがある孫悟空Jr.(悟空のかなり離れた子孫)が超サイヤ人に変身できるようなものだ。
そしてイタリアチームの大半を占めるのはアメリカのMLBやその傘下のマイナーリーグでプレーする『イタリア系アメリカ人』でMLBで活躍している選手も多い。
監督はマイク・ピアッツァだ。
知っている人も多いだろう、野茂英雄がアメリカに渡った際にドジャースの正捕手としてボールを受けていた事で有名なレジェンドだ。
コントロールが定まらなかった野茂に日本語で「ヒクメ、ヒクメ(低め)」と声をかけたという話は、絵本になってもいいくらいのエピソードだ。
そんなイタリアとの試合だが、日本の先発は登板間隔から大谷であるとみていいだろう。
MLBでプレー経験もある、マイナーリーグではかなり活躍してる、と言われても、
MLBで二刀流しながら15勝あげてる大谷は相手からみても畏怖を抱く存在であろう。
つまり、あまり怖がりすぎることなく、正々堂々、胸と胸を突合せて戦えば自ずと勝利は見えてくるだろう。
イタリアってどんなチーム?
POOL A で強敵と思われていたキューバとオランダを下して準々決勝に上がってきたが、逆に台湾とパナマには負けている。
ツボにハマれば強いが脆いところもある、という印象だろうか。
サッカーのイメージだと「カテナチオ」のようなガチガチに守りが硬い気がするが、特にそんなことはなく1次リーグでもかなり失点を喫している。
付け入る隙は大いにあるという事で、この試合のない3日間でスコアラー陣にはイタリアを丸裸にする事を期待しているよ。
イタリアの注目選手:デイビッド・フレッチャー(ロサンゼルス・エンゼルス)
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大谷と同じエンゼルスでプレーするフレッチャー内野手。大谷のことはよく知っているだろうし、逆に大谷もフレッチャーの事をよく知っているだろう。
昨日の山本由伸vsD・ジョージもかなりお互い熱いものを感じたし、この戦いも注目度したい。
ちなみにフレッチャーは兄弟で選ばれていて、兄のデイビッドが大谷と同僚で弟ドミニクは外野手、バッティングは弟の方が良い。
日本の注目選手:村上 宗隆(東京ヤクルトスワローズ)
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オーストラリア戦後、自身のInstagramを更新した村上宗隆。
そこに映っていたのは、本来共に侍として戦っているはずだったが怪我で辞退した鈴木誠也だった。
村上の元へエールの動画を送ってきたという事で、その動画を載せている。
鈴木誠也はかなり誇張したモノマネで凡退してしょげている村上を真似た後、「顔を上げて頑張れ」と一言。
鈴木誠也と言えば、一昨年の東京オリンピックの野球で全試合4番を務め、そして同じように不振で苦しんだ。
そんな誠也を下位打線から見ていた村上はこの動画に「すごく元気出ました💪」とコメント。
さらに「#そろそろ打てや村上 って言ってください」とまとめた。
自分の今の状態を受け止め、それでも前に進む覚悟を決めた一言だと思う。
誠也も出たかったに決まってるし、本来自分がいたはずの4番で若い侍が苦しんでいる。
ユーモア混じりの誠也のエールに、選ばれた者だけじゃない、長く戦い繋いでいる侍の絆のようなものを感じたよ。
これこそが日本の強みだと思うよ。
だから、#そろそろ打てや村上 。
侍JAPANにエール

最高の4連戦を見せてくれた侍JAPAN。
しかしここからは負けたら終わり戦いが始まる。
天下一武道会だ。
油断や驕りが致命的な失点を生むかもしれない。俺はそうして天下一武道会で敗退してきた。
足元がお留守にならないよう、自分たちの強みを生かしてたたかい、そして勝利を掴んで欲しい!
今、日本中が熱狂してるぞ!侍JAPAN!
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