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Yuriさんに学ぶ【お店の魅力を伝えるテーブルフォト】|Creator’s Style Vol.6

MARSH読者のみなさんこんにちは。
今回のCreator’s Styleは、Vol.1で「ふんわりかわいい風景ポートレート」を教えていただいたYuriさんに、カフェなどのお店の撮影方法を教えていただきました。

SNSで話題のおしゃれなカフェに来たけど、いざ撮ろうと思うとうまく撮影できないという方は多いのではないでしょうか…?
旅行先などでの思い出をとっておきの写真で残せるように、ぜひ最後までご覧ください。

▼Yuriさんに教えていただいた「ふんわりかわいい風景ポートレート」の撮り方は下記の記事よりチェック!

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Creator’s Styleとは…
「だいぶ写真撮影に慣れてきたけど、自分の作風がなかなか出せない」「自分が撮りたいイメージになかなか近づけられない」という悩みを持つ方は、きっと少なくないはず。

そんな読者の悩みを解決するべくスタートしたMARSHの新企画が、Creator’s Style(クリエイターズ・スタイル)。
撮影テクニックや作品表現に関するノウハウを、独自のスタイルを持つクリエイターにレクチャーしていただく、1ランク上のお勉強コンテンツです!
自分の色を出すための、自分の思い描く理想の作品表現に近づくための、とっておきのヒントがたくさん詰まっているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

フォトグラファー・Yuriさんについて

まずは、今回「お店の魅力を伝えるテーブルフォト」について教えてくださる、Yuriさんについてご紹介します。

Yuri

大阪府在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信。フォトグラファーとして、観光プロモーションやウエディング・家族写真、企業SNS等の撮影を手がける。記事執筆、写真セミナー講師など、幅広く活動中。

 

Yuriさんの作品

店内撮影時のマナー

Yuriさんに教えていただく前に、まずはお店を撮影する際のマナーを確認しておきましょう。

お店を撮影する際のマナー

・撮影前にお店の人に許可をとる
・ほかのお客さんや店員さんの迷惑にならないように配慮する
・お店の備品を無断で移動したり触ったりしない
・席を移動する場合はお店の人に許可をとる
・食べ切れるぶんのメニューを注文する

なかには撮影全般を禁止していたり、席を立って撮影することを禁止していたりする飲食店もあるため、撮影をしたい場合は事前にお店のホームページ等で確認するようにしましょう。

▼撮影ルールやマナーについて、詳しくは下記の記事をチェック

GOOPASS TRAVEL MAGAZINE
基本的な撮影のマナーと注意したいポイント | GOOPASS TRAVEL MAGAZINE 風景、ポートレート、動物など、さまざまなスポットでの撮影に共通した撮影マナーを紹介する記事です。撮影する際に注意したいポイントをまとめました。

機材

ここからはYuriさんに「お店の魅力を伝えるテーブルフォト」について教えていただきます!

カメラ

Yuriさん

カメラはNikon Z 6IIFUJIFILM X-T5を使い分けています。カフェやテーブルフォトの撮影の場合はNikon Z 6IIなどNikonのフルサイズ機を好んで使用していることが多いです。

レンズ

F値:4.5、シャッタースピード:1/640、ISO:100
belk:https://www.instagram.com/belk_/
Yuriさん

撮影の状況や場所にもよりますが、もっともよく使うレンズは50mm(NIKKOR Z 50mm f/1.8 S)。
仕事での取材や自宅/ホテルなど、立ち上がって距離を取りながら撮影する際は、85mmのレンズ(NIKKOR Z 85mm f/1.8 S)を使うことが多いです。

F値:2.2、シャッタースピード:1/4000、ISO:250
koyamame roastery:https://koyamameroastery.com/
Yuriさん

焦点距離が長めのレンズを選ぶことで、スイーツや料理の形をきれいに表現でき、余計なものを写さずに撮影できる点が魅力で、条件が許す時は85mm以上の焦点距離のレンズを使っています。

とはいえ、プライベートでカフェを訪れる際には、席を離れて撮影するわけにはいかないことも多いので、広すぎず狭すぎない画角で撮影できる50mmのレンズを愛用しています。

F値:2.8、シャッタースピード:1/80、ISO:320
S°(スド):https://www.instagram.com/cafe.sud/
Yuriさん

商品を複数入れたい場合や、手に商品を持って写真を撮る際には、35mm前後の焦点距離を選ぶこともあります。

撮影方法と設定

外観写真を撮る際のポイント

F値:1.4、シャッタースピード:1/2700、ISO:160
百日草:https://www.instagram.com/hyakunichisou_/
Yuriさん

まず外観でぜひ切り取りたいのが、お店の看板となる場所。特にロゴや店名が書かれている箇所はデザイン等が魅力的な場合が多いので、フォーカスして撮影するようにしています。ボケ感を入れたり、アングルを工夫したりすることで、外観からもお店の魅力を伝えられるよう意識しています。

F値:5.0、シャッタースピード:1/1600、ISO:250
伝泊 The Beachfront MIJORA/2 waters:https://den-paku.com/the-beachfront-mijora/
Yuriさん

また、建物を撮影する場合は、近くから広角レンズで見上げるように撮影すると建物が歪んで写ってしまう場合があります。その場合は、道路を挟んだ正面から少しズームして撮影してみると、きれいな形で残すことができます。

お店の正面がガラスの場合は、自分自身がガラスに写り込んでしまうことも。その場合は、少し角度を変えてカメラを構えることで解消されます。

内観写真を撮る際のポイント

Yuriさん

内観の写真はほかのお客様の迷惑にならないようにするためにも、クローズアップして雰囲気を切り取るように残すことがおすすめです。例えば、店内に入る光と影を切り取ったり、インテリアを撮影してみたり。

F値:1.8、シャッタースピード:1/4000、ISO:250
伝泊 The Beachfront MIJORA/2 waters:https://den-paku.com/the-beachfront-mijora/
Yuriさん

中望遠レンズを使って自席から撮影できる範囲でシャッターを切ってみてください。※インテリアは撮影NGのお店も多いので、気を付けてください。

テーブルフォト

席選びのポイント

おすすめは窓際の席。自然光がきれいに入り、フードやドリンクを美味しそうに見せることができます。

F値:1.8、シャッタースピード:1/2000、ISO:320
Yuriさん

テーブルの素材によっても、写真の印象は変わります。無垢材の木のテーブルは自然な風合いがあり、写真に温かみを与えてくれます。反射するタイプのテーブルは光が反射してテーブル部分が白っぽくなってしまうこともあるので、注意が必要です。自宅で撮影する場合は、木の板を使って、背景をテーブルっぽく表現する方法もあります。

F値:1.8、シャッタースピード:1/1250、ISO:250
koyamame roastery:https://koyamameroastery.com/
Yuriさん

木の緑や海の青など、外の景色を入れて撮影できる場所はその場所ならではの写真を撮ることも。

F値:2.8、シャッタースピード:1/900、ISO:800
S°(スド):https://www.instagram.com/cafe.sud/
Yuriさん

広めのテーブルを選ぶと、スイーツや料理との距離を取りやすくなるので、焦点距離が長めのレンズを使っても、余白を入れて撮影することができます。

光の選び方

F値:3.2、シャッタースピード:1/640、ISO:320
百日草:https://www.instagram.com/hyakunichisou_/
Yuriさん

被写体の斜め後ろから入る半逆光で撮影するとフードやドリンクが美味しそうに写ります。窓が横にある席で撮影すると、自然と半逆光~サイド光の光が入る状態となります。

F値:4、シャッタースピード:1/640、ISO:250
伝泊 The Beachfront MIJORA/2 waters:https://den-paku.com/the-beachfront-mijora/
Yuriさん

窓が正面にあるカウンター席は、逆光で写真が真っ暗になってしまうことも。その場合は、斜め前からカメラを構えることで、光が半逆光に変わり、被写体の色や質感を美しく表現することができます。

F値1.8、シャッタースピード:1/320、ISO800
1988 CAFE SHOZO:http://www.shozo.co.jp/
Yuriさん

お店の照明が強い場合は、照明を活かして撮影するようにしています。自然光を無理に入れると、光のバランスが崩れて写真の色味が不自然になることもあるため、照明の光が強い部分を上手に取り入れることで、お店の雰囲気に合う写真を撮るように心がけています。

切り取り方のポイント

F値:3.2、シャッタースピード:1/125、ISO:1000
cafe Tomiyama:https://vison.jp/shop/detail.php?id=56
Yuriさん

スイーツや料理を撮る時は、魅力を引き出すアングルを探すことが大切。例えば、パフェやアイスコーヒーなど縦に長い被写体の場合は、横からのアングルから撮影すると良いでしょう。一方、平皿のメニューの場合は上から俯瞰撮影をすると良いですね。メニューの様子がよく見えます。

F値:1.8、シャッタースピード:1/800、ISO:250
伝泊 The Beachfront MIJORA/2 waters:https://den-paku.com/the-beachfront-mijora/
Yuriさん

友人と一緒に訪れた場合には、動きを切り取ることもおすすめ。何かを注いでいたり、塗っているシーンを切り取ったり。動きを入れることで、臨場感のある写真を撮ることができたり、その時のストーリーを写真で表現することができます。

F値:4.0、シャッタースピード:1/320、ISO:250
Yuriさん

飲みかけ・食べかけの状態でも切り取り方によっては画になることも。時間の経過や美味しかった記憶などを表現することができます。

F値:3.3、シャッタースピード:1/500、ISO:320
Yuriさん

商品を手に持って撮影するシーンでは、背景の選び方が大事。緑や木漏れ日、かわいい壁など、ごちゃごちゃしておらず写真が華やかになるような背景を見つけてみてくださいね。よりボケ感を表現した写真を撮りたいのであれば、友人に持ってもらい、中望遠レンズで撮影するのも良いと思います。

レタッチ

F値:2.2、シャッタースピード:1/1600、ISO:250
koyamame roastery:https://koyamameroastery.com/
Yuriさん

私は普段、風景写真やお花写真を撮影する時は、「ふんわりかわいい雰囲気」を心掛けて編集していますが、カフェや料理、お店の写真を撮る時は、あまりふんわりとした雰囲気の写真にしすぎないように気を付けています。というのも、ふんわりとした雰囲気の写真はコントラストが低くなる傾向があり、写真全体が少しぼんやりとした印象になってしまうためです。カフェや料理・建物の写真は影が際立つことで美しさが表現されると考えているため、シャドウや黒レベル、トーンカーブで若干コントラストを付けることで、明るく鮮明な写真になるように心がけています。

まとめ

F値:1.8、シャッタースピード:1/8000、ISO:100
WIFE&HUSBAND :https://www.wifeandhusband.jp/
Yuriさん

今回は、カフェやテーブルフォト撮影のポイントについてお伝えしました。選ぶ機材や構図、光の選び方など、少しの工夫で写真の印象は大きく変わります。
お伝えした内容の中から撮影スタイルに合うものがあれば、ぜひ実践していただけると嬉しいです。また、本格的にテーブルフォトを楽しみたい方は、貸切のカフェやピクニック、お部屋で朝食を食べられる宿に行ってみることもおすすめ。望遠レンズを使って料理を撮影したり、時間を気にせず写真を撮ったりすることができるので、自分のペースでテーブルフォト撮影を楽しむことができますよ。そういったスポット探しも含めて、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。

Yuriさんの使用機材一覧

カメラ

レンズ

NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS

フジノンレンズ XF35mmF1.4 R

フジノンレンズXF16-55mmF2.8

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この記事を書いた人

大阪府在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信。フォトグラファーとして、観光プロモーションやウエディング・家族写真、企業SNS等の撮影を手がける。記事執筆、写真セミナー講師など、幅広く活動中。

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