うさぎを上手に撮影するコツとオススメの機材・カメラの設定を解説

  • 2022.03.23
  • 2022.03.23
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うさぎを撮影するなら、うさぎの大人しくしているときのぬいぐるみのようなかわいらしさと、ピョンピョンと跳ね回るエネルギッシュな様子の両方を写真に残したいですよね。しかし、自分で構図を考えてカメラを構えてみても、うさぎに想定外の動きをされてピンぼけしたり、思ったように仕上げられなかったりしてしまうものです。

この記事では、うさぎを撮影する際のカメラの設定やコツ・注意点をまとめました。これらの情報を知ることで、プロが撮影したようなうさぎの写真が撮れるようになります。うさぎの撮影が上手くできないと考えているのなら、ぜひ参考にしてみてください。

うさぎの撮影に最適なカメラの設定

うさぎの撮影が上手くいくカメラの設定を知っているだけで、撮影に失敗する確率を大きく減らせます。まずは、うさぎ撮影にオススメの一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラの設定をお伝えしましょう。

うさぎのエネルギッシュな動きを撮りたいのならシャッタースピード優先モード

シャッタースピード優先モードとは、撮影者がシャッタースピードを決めて、絞り(F値)とISO感度をカメラが自動的に調整してくれる設定※のことを指しています。シャッタースピードが速いほど動きの速い被写体をブレずに撮影でき、シャッタスピードが遅いほど被写体の動きが流れるように撮影できます。

具体的に説明すると、滝の流れを速いシャッタスピードで撮影したときは、目で見た一瞬と同じように水しぶきが上がる画像に仕上がります。反対に、遅いシャッタースピードで撮影すると、水の流れが線状に映る神秘的な写真に仕上がるのです。

シャッタースピードが速い

シャッタースピードが遅い

つまり、ピョンピョンとエネルギッシュに動き回るうさぎを撮影するには、シャッタースピードが速い方がうさぎの動きを捉えやすいということ。シャッタースピード優先モードでシャッタースピードを固定してしまえば、ブレの心配が大幅に軽減できます。

動き回るうさぎを撮る際にオススメのシャッタースピードは、1/500以上。うさぎがあまり早く動かないようなタイミングなら、1/250以上でも大丈夫です。

※ISO感度が自動になるのはISOオートに設定した場合

メーカー名撮影モード
CanonTvモード
SONYSモード
NikonSモード
メーカーによって名称が異なりますが、機能は同じです

じっとしているうさぎを撮影するのなら絞り優先モード

絞り優先モードは写真のボケ具合(絞り)を固定し、シャッタースピードとISO感度をカメラが自動的に決めていく設定※です。絞り優先モードを使えば、自分の狙うボケ具合の写真が撮影可能なため、背景をボカしてふんわりした雰囲気の写真が撮影できるでしょう。

背景を強くぼかしたいのであればF値を1.8など小さくし、背景までくっきりと写したいのならF8などの大きな数字を指定してください。

※ISO感度が自動になるのはISOオートに設定した場合

メーカー名撮影モード
CanonAvモード
SONYAモード
NikonAモード
メーカーによって名称が異なりますが、機能は同じです

連写設定でシャッターチャンスを逃さない

当たり前のことですが、うさぎは撮影者の思うように動いてくれません。特に動き回っている状態のうさぎはベストショットを一回のシャッターでは撮影できないでしょう。ドライブモード(Nikonはレリーズモード)でシャッターの切り方を高速連続撮影+に設定すれば、1秒間に20枚など連続で写真を撮影可能です。

体の動きに合わせて揺れる耳の動きや、ころころと変わる表情をバリエーション豊かに写真に残せるでしょう。その上、完全に手足が地面から離れた臨場感のある写真も撮影できます。あまり動きのないシーンでは連写をしなくて良いと考える方もいるかもしれませんが、連写だからこそ思わぬ表情が撮影できることもあるのです。

メーカー名ドライブモード
Canon高速連続撮影+
SONYHi+
Nikon高速連続撮影
メーカーによって名称が異なりますが、機能は同じです

AFエリアをゾーン設定にして動きの激しいうさぎにもピントを合わせやすくする

AFエリアとは、ピントを合わせられる範囲の設定のことです。うさぎのように動きが激しい被写体は、ピントを合わせられる範囲が広い「ゾーン」に設定しましょう。

さらに、瞳AF機能・動物瞳AF機能の搭載されているカメラであれば、うさぎにピントの合った写真を簡単に撮影できます。

メーカー名AFエリア
CanonゾーンAF
SONYワイド
NikonワイドエリアAF
メーカーによって名称が異なりますが、機能は同じです

ホワイトバランスをオートに設定して照明や天気に合わせた色味調整をカメラに任せる

ホワイトバランスは、文字通り「目で見る白色」を照明や天気の左右されずに「白色」に調整するための機能です。

たとえば赤みのある電灯の下で写真を撮影すると、白いお皿が赤っぽく見えてしまいますが、ホワイトバランスを調整することで実際のお皿の色に近づけられるようになります。ホワイトバランスとは、どのような光の下でも「白を白く」見せるための設定だと考えましょう。

また、ホワイトバランスの変更によって、赤みを強調した温かみのある写真や青みを強調した爽やかな写真など、写真の印象を思い通りに変えることもできます。

しかし、うさぎの撮影では被写体が撮影を待ってくれません。撮影時にじっくり設定を変えるのではなく、オートで撮影し編集で色味を変更した方が、せっかくのシャッターチャンスを逃さないでしょう。

うさぎを撮影するコツ

うさぎを撮影する際のカメラの設定について説明しましたが、カメラの設定以外にもうさぎを上手に撮影するコツがあります。ここではうさぎの撮影を成功させるコツをまとめました。

光が当たる向きを考える

写真撮影の際に部屋の明るさを意識する方は多いと思いますが、光の向きを考える方は少ないはずです。

うさぎの撮影に照明を使用しない場合でも、窓の位置・室内照明の向き・外であれば太陽の方向を変えるだけで、写真の印象を大きく変えられるでしょう。光の当て方にはいくつもの種類がありますが、順光と逆光を操るだけでも、プロのような写真が撮影できます。

順光はうさぎに正面から光が顔に当たっている状態。うさぎを順光で撮ると毛の色や柄をはっきりと写し出せます。一方、逆光はうさぎの後ろ側から光が当たっている状態。シルエットが強調された映画のワンシーンのような写真に仕上げらます。ただし、逆光撮影の場合はどうしても顔全体が暗くなってしまうため、露出を適度に上げてください。

うさぎが居心地の良い場所で撮影する

うさぎは人間よりもずっと音や匂いに敏感です。普段からうさぎを飼っている部屋の中であればうさぎが嫌がるものも少ないと思いますが、屋外や外出先での撮影を考えているのなら、撮影場所が「うさぎにとって居心地の良い場所か」を考えてあげましょう。

写真映えする景色をメインに撮影スポットを決めてはいけません。

うさぎを撮影する際の注意点

次に、うさぎを撮影する際に知っておくべき注意点を紹介します。注意点を把握していないと、うさぎが撮影を嫌いになってしまう恐れがあるため、気をつけてください。

フラッシュをオフにする

カメラのフラッシュはうさぎにとって大きなストレスです。フラッシュに驚いたうさぎはカメラを嫌いになってしまうかもしれません。暗い場所で撮影する際には定常光(白熱電球・LEDなど)を使うか、カメラの設定でシャッター速度を遅くする・絞りを開放する・ISO感度を上げるなどの方法を取り、フラッシュ以外で暗さに対応しましょう。

また、F値が小さい明るいレンズを使用して、室内撮影でも暗くならない工夫をするのもオススメです。F値はレンズによって変わりますが、単焦点レンズならF2.0以下、標準ズームレンズならF2.8以下を「明るいレンズ」と言います。レンズについては後の章で詳しく説明します。

カメラの機種によっては撮影モードがAUTOになっていると、光量不足時、勝手にフラッシュ撮影をしてしまうので、注意してください。

うさぎの視線が欲しいからと言って音や声を出さない

うさぎはとてもナイーブな生き物です。飼い主の声であっても大きい声にびっくりしてしまうこともあるため、大声・物音で注意を引くのは避けるべきでしょう。「こっちを向いて」と念を送りながら、うさぎのタイミングを待つのが一番です。

他の動物の撮影のように大きな声や身振り手振りで、うさぎを呼んだりしてはいけません。

うさぎが嫌がることをしない

うさぎにも性格がありますが、多くのうさぎは過度のスキンシップを好みません。撮影のために抱っこを強制したり、嫌がっている素振りを見せているのに撮影を強行したりすると、うさぎとの信頼関係にヒビが入ってしまう恐れがあります。

うさぎは新しい環境に慣れるまでに何ヶ月もの時間がかかるため、うさぎを飼い始めてすぐに理想の写真が撮りたいと考えるのは避けましょう。無理強いをせず、うさぎの様子を見ながら撮影を通じて信頼関係が強められるような状態が理想です。

長時間の撮影は避ける

撮影を始めると、ついつい時間忘れて熱中してしまうものですが、長時間の撮影はうさぎにとってストレスでしかありません。事前に撮影方法やイメージを考えておき、可能であればうさぎと似た色のぬいぐるみなどを使って練習をしておくと良いでしょう。うさぎの撮影は「本番のみ」と考えるようにすれば、うさぎが撮影で疲れてしまうこともありません。具体的には10分〜15分程度で撮影を済ませられるのが理想です。

うさぎの撮影にオススメの機材

うさぎの撮影にオススメの機材をまとめました。うさぎの撮影を成功させるためには、最適な機材選びが大切です。

カメラ

まずはカメラですが、撮影方法の設定で説明したような細かな微調整ができ、うさぎの動きをしっかり捉えられるカメラを紹介します。

カメラ初心者でもピントがしっかり合わせやすい、うさぎに対応した動物瞳AFがついている機種がオススメです。

一眼レフカメラ

一眼レフカメラには多様なラインナップがあり、カメラ初心者からプロ仕様のものまでさまざまなスペックのカメラが販売されています。

カメラ自体は、この後紹介するミラーレス一眼カメラに比べて重く大きくなる傾向がありますが、中には初心者向けの軽量が売りのカメラも存在します。選択肢が多いため、自分の希望通りの機種を見つけられるでしょう。

室内撮影や近所でうさぎを撮るのなら、あまり重さや大きさを気にする必要はありません。

ミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラは名前通りカメラ本体にミラーがなく、光の情報で画像を映し出すカメラのことです。一眼レフカメラと同等の性能がありながら、小型・軽量というメリットがあります。

ミラーレス一眼カメラは、一眼レフカメラに比べるとまだまだ歴史が浅く販売されている種類が少ないため、費用が高額になってしまう傾向がありますが、その分最新の高性能な点が魅力。「うさぎと旅行に行って写真を撮影したい」「少しでも軽いカメラが欲しい」という方は、ミラーレス一眼を検討しましょう。

レンズ

一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラは使用するレンズによって全く違った写真が撮れます。以下では、それぞれのレンズの特徴を紹介します。

望遠レンズ

うさぎは音に敏感なのでカメラの操作音を嫌がる場合や、飼い主であっても過度なスキンシップを嫌う場合があります。

望遠レンズがあれば一定の距離を保って撮影が可能で、無理にうさぎに近づく必要は無くなるでしょう。うさぎにカメラを意識させず、自然な様子を写真に収めることができます。

ただし、望遠レンズは室内利用時に望遠レンズを使った撮影に必要な距離が保てない可能性があります。室内撮影がメインなのであれば、望遠レンズ以外を選んだ方が良いでしょう。

単焦点レンズ

単焦点レンズとはズーム機能がないレンズのことです。自分自身がベストな構図を探すために動きながら撮影をする必要があります。単焦点レンズの特徴は、F値の小さい点です。

F値が小さくなるほど、明るい写真が撮れるので暗い場所での撮影に強くなります。そのため、夜の室内でも特別な照明などを用意せずにうさぎの写真が撮れるでしょう。

また、F値が小さければボケ感の強い写真が撮影できます。より背景をぼかしてふんわり可愛らしい写真を撮りたいという方にも最適でしょう。

標準ズームレンズ

標準ズームレンズは室内・室外どちらでも利用しやすく、万能なレンズが欲しい方に最適なレンズです。

「背景をボカしたい」「狭い部屋の中で撮影したい」「屋外である程度うさぎと距離を取って撮影がしたい」など、細かなニーズに応えられます。そのため、いくつものレンズを使い分ける自信がない、一つのレンズでいろいろ撮影したい方にオススメです。

リモコン・三脚

カメラを覗き込んで構図を確認しながら撮影ができれば良いですが、うさぎを撮影する場合は、カメラを覗いていると撮影者の顔が隠れて、うさぎが不安を感じてしまうかもしれません。

カメラ用のリモコンと三脚を使い、片手でうさぎと遊びながら別の手でリモコンのスイッチを押しシャッターを切れば、うさぎを楽しませながら自然な姿の撮影ができるでしょう。ただし、激しく動き回るうさぎを撮影するときには、カメラを固定してしまうとうさぎの動きが追いかけられないため要注意です。

まとめ

うさぎの可愛い仕草やエネルギッシュな動きを撮影するためのコツやカメラの設定方法・オススメの機材を紹介しました。これらの設定を知っておけば、ブレやピントが合わないなどの失敗を防ぎ、自分の思い通りの写真が撮影できるでしょう。

撮影の時間もうさぎとのコミュニケーションの時間だと考え、たくさんの思い出を形に残してくださいね。

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GOOPASS ANIMAL MAGAZINE編集部 木村

こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASSを展開するGOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GOOPASS ANIMAL MAGAZINE』の編集スタッフとして、記事制作などを担当する。カメラを使い始めたのは2020年から。愛犬2頭を美しい景色の中で撮影するのが好き。使用カメラは、Canon EOS R6。

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