夏に観察・撮影したい野鳥10選!オススメの時期やレンズも解説

夏は野鳥たちの子育てシーズン、真っ盛り。緑が深くなった自然の中で、野鳥たちはせっせとヒナを育てます。夏の魅力は青い空や光を受けてキラキラと輝く水辺で、活き活きした鳥たちの姿が見られる点。
ハスの花とカワセミ、水草の上を歩くバンなど、夏の花や風景とともに絵になるシーンを撮影したいところです。
そこで本記事では、夏に撮影したいオススメの野鳥を紹介します。住宅地や近くの公園など、市街地でも見つけやすい野鳥を中心に10種類の野鳥を選びました。
撮影にオススメの撮影時期やレンズの焦点距離なども紹介しているので、ぜひ本記事を参考に野鳥撮影に出掛けてみてください。
夏に野鳥を撮影する魅力

活き活きとした姿が見られる
夏の野鳥撮影には二つの魅力があります。一つ目は、自然の中で暮らす活き活きとした野鳥たちの姿に出会える点。鳥たちの多くが春から初夏にかけて繁殖期に入ります。
春に大きな声でさえずっていた野鳥たちは、子育てを始めると警戒心が強くなるため、茂った木に隠れてなかなか姿を見せなくなります。しかし、邪魔をせずじっくり構えていれば、エサを獲る行動や水浴びなど、自然な姿を撮影することが可能です。
爽やかな写真を撮影できる
二つ目は青い空や光を受けて輝く水面、眩しい新緑などを背景に夏らしい写真を撮影できる点。特に水辺やヨシ原、河口など開けた場所での撮影がオススメです。
夏は公園などにいる野鳥の活動も活発な季節。夏らしい風景と、ハツラツとした鳥たちを併せて撮影してみましょう。
夏に撮影したい野鳥10選
コサギ

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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5月下旬~7月中旬
- オススメのレンズ
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200~300mm
コサギは、本州から九州に広く生息するサギです。北海道では春~初夏にかけて飛来する夏鳥として見られます。全身の白い「シラサギ」の中では最も小型ですが、全長約61㎝、翼を広げると約98㎝ほどの大きさのため、見つけやすい鳥です。
池、川の浅瀬、水田などで一年中見られる野鳥ですが、5月から7月にかけての繁殖期には後頭部に特徴的な飾り羽が出ます。
また、レースのような美しい「蓑毛」(みのげ)を背中から腰にまとった優雅な姿や、「婚姻色」でピンク色に染まった目先など、夏ならではの姿が魅力です。
さらに、見つけやすく撮影しやすいのもコサギの良いところ。背景は単調にならないように、優雅さを引き立てるポイントを探しましょう。
公園の池などにいる個体は警戒心があまり強くないので、魚を獲るシーンを撮影したり、婚姻色に染まった顔をアップで狙ったりすると◎。白く大きな翼を広げて飛び立つシーンもオススメです。
撮影にオススメのスポット
- 善福寺公園(東京都/杉並区)
- 鶴見川中流(神奈川県/横浜市)
- 三島池自然公園(滋賀県/米原市)
コサギの基本情報
- 生息環境
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水田・湿地・河川・湖沼
- 大きさ
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約61㎝
- 鳴き声
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ゴアー、ガー
カワセミ

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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7月上旬~8月中旬
- オススメのレンズ
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300~500mm
一年を通じて見られるカワセミは全長約10cm、くちばしを含め17cmほどの大きさです。コバルトブルーの背とオレンジの腹が鮮やかなカワセミは、市街地の川や公園の池などでも出会えます。
野鳥愛好家に人気なのが、夏ならではの「ハスカワ」と称されるハスの花とカワセミの撮り合わせ。カワセミは水辺の杭などによくとまる習性があります。ハスのつぼみにとまる姿は一幅の絵のようです。
魚を獲る前に見せるホバリング(空中の1点に停止してはばたくこと)や飛ぶスピードの速い鳥ですが、とまる場所が決まっているため、同じ場所に繰り返しやってきます。じっくり観察して「ハスカワ」の撮影ポイントを探せば、初心者の方でも撮影しやすいでしょう。
開いているハスの花より、少し高く突き出たつぼみやハスの実が、カワセミの来やすいポイント。また、ハスの花の最盛期より始めの時期が狙い目です。水面が見えないほどハスの葉が茂ってしまうと、カワセミがハスの近くに来なくなることがあります。
時間帯は朝、ハスの花が開き始める頃がオススメです。
撮影にオススメのスポット
- 薬師池(東京都/町田市)
- 三渓園(神奈川県/横浜市)
- 小畔水鳥の郷公園(千葉県/川越市)
カワセミの基本情報
- 生息環境
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川・池、湖沼
- 大きさ
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約17cm
- 鳴き声
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チイー キキキ
バン

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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5月下旬~7月中旬
- オススメのレンズ
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300~400mm
バンはクイナの仲間で全長約32㎝、ハトほどの大きさの鳥です。全国に広く分布していて、川や湖沼、水田などに暮らしています。黒っぽい体に、夏は額の額板が赤くなってひと際目立ちます。
水辺を歩き回るのに適した特徴的な足をしていて、夏はハスの葉の上を歩く姿も見られます。公園の池などにいることも多く、親子連れで見られるときもあるでしょう。バンは夏の間繰り返し子育てを行なうため、子育てシーンの撮影チャンスの多い点が魅力。
バンは出会えれば撮影がしやすいのも特徴。水草の間をよく歩き回り、泳ぎますが、急に飛ぶことは少ないためです。公園の池などでは人からエサをもらっている個体も珍しくありませんが、基本的にはとても臆病な性格。
人やカメラが気になるとすぐに水際の草むらなどに入ってしまうので、大きな動作はしないようにしましょう。同じクイナ科のオオバンは似ていますが額が白く、バンよりも開けた水面を泳ぐことが多い鳥です。
撮影にオススメのスポット
- 三ツ池公園(神奈川県/横浜市区)
- 寝屋川公園(大阪府/寝屋川市)
作例写真



バンの基本情報
- 生息環境
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池、湖沼、水田
- 大きさ
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約32cm
- 鳴き声
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クルルッ
カイツブリ

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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6月上旬~8月上旬
- オススメのレンズ
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300mm~400mm
カイツブリは池や湖沼、緩やかな流れの川などに生息する水鳥です。全長26㎝、カモ類よりもずっと小型で、水面を泳ぎ回り、潜水をして魚などを捕えます。丸い体つきに黄色い目など、姿や動作がオモチャのような印象をあたえるユニークな鳥です。
1年を通して観察できますが、夏は頬から首にかけて艶のある赤茶色になるため、ユニークなルックスが引き立ちます。「キリキリキリ」と特徴的なけたたましい声で鳴くので見つけやすいのも良い点。
また、春から夏にかけて2回、3回と子育てを繰り返すため、子育ての様々なシーンを捉えるチャンスにも恵まれています。公園の池など、通いやすい撮影スポットを探しましょう。
カイツブリは背中にヒナを乗せ、「おんぶ」で子育てする習性を持っています。幼いうちのヒナはくちばしが赤く、顔の模様や背中の縞模様なども親と異なっています。小さなカイツブリが、さらに小さなヒナたちを背中に乗せて子育てに奮闘している微笑ましいシーンは、夏のカイツブリ撮影の醍醐味です。
カイツブリの撮影で難しい点は、すぐに潜水してしまい、水面のどこに出てくるか予想できない行動パターン。エサを盛んに獲ったあと、水面に浮かんで休むタイミングを待ちましょう。
撮影にオススメのスポット
- 三ツ池公園(神奈川県/横浜市)
- 滝頭公園(愛知県/田原市)
カイツブリの基本情報
- 生息環境
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池、湖沼、河川
- 大きさ
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約26cm
- 鳴き声
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キリキリキリ
コアジサシ

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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5月下旬~7月上旬
- オススメのレンズ
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500~800mm
海岸や河口の砂浜、砂利地などで繁殖するコアジサシ。体の大きさは全長約28㎝、翼を広げた翼開長は約53㎝、ひらめくように飛翔する細長い翼と体の白い色が、青空や水面に映える夏鳥です。
地域にもよりますが、6月頃から海岸沿いや河岸の砂地にコロニー(集団営巣地)を作って繁殖するため、そのような場所では多くのコアジサシを見ることができます。アジサシの仲間は上空から水面に向かって、矢のようにダイビングして魚を捕えるのが特徴です。
ダイビングの前に狙いを定めるため、ホバリング(空中の一点で羽ばたき移動しない飛び方)を行なうときが撮影のチャンス。
また、岩場や水辺の杭などに休息にやって来たときも狙い目です。干潮時は干潟や川の中州、満潮時は人が近づけない堤防や杭などに集団で(または他の種類の海辺の鳥たちと)休息していることが多い鳥です。
コアジサシは近年、数が減ってきています。保護活動が行なわれている生息地では、撮影やバードウォッチングに訪れる人々に注意が呼びかけられています。
コアジサシを驚かせたり、砂地にカムフラージュされた巣に気づかず、営巣地を荒らしてしまったりすることがないよう注意が必要です。繁殖地には車で乗り入れないなど、マナーを守って撮影しましょう。
撮影にオススメのスポット
- 新木場緑道公園(東京都/江東区)
- 夙川河口 御前浜公園(兵庫県/西宮市)
作例写真



コアジサシの基本情報
- 生息環境
-
干潟・海岸、河口、砂礫地
- 大きさ
-
約28cm
- 鳴き声
-
キリッキリッ
ケリ

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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6月上旬~8月上旬
- オススメのレンズ
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400~600mm
ケリは全長約35㎝で、日本にいるチドリ類の中では最も体が大きな留鳥です。くちばしとアイリングの黄色が目立つ顔、灰色の頭部と白い腹、くっきりとした黒い胸の帯という特徴的な配色をしています。また、よく目立つ黄色の長い足も特徴です。
ケリは関東から西に分布が多く、初夏には水田や河原、休耕地などで繁殖を行ないます。シックな配色のケリは、田植えのあとの水田にたたずむ姿が絵になります。また、はばたくと翼の白と黒が鮮やかなため、飛翔する姿も美しいと人気です。
ケリを見つけるのは難しくありませんが、水田は人間の姿を隠せる場所がないので近づけないこともあります。車の中から撮る、動作を小さくするなど警戒されない工夫をしましょう。人や車が通るタイミングを狙って「ケリが飛び立つシーン」を撮影するのも手です。
撮影にオススメのスポット
- 浮島ヶ原自然公園((静岡県/富士市)
- 見沼田んぼ(埼玉県/さいたま市)
ケリの基本情報
- 生息環境
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水田
- 大きさ
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約35cm
- 鳴き声
-
ケリッケリッ
セッカ

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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6月上旬~7月下旬
- オススメのレンズ
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600~800mm
セッカは全長12㎝、ヨシ原や草丈の高い草地に住む、スズメよりも小さな鳥です。本州から南の地域にいる留鳥ですが、草の中にいてなかなか近づくことができません。しかし、夏の繁殖期には特徴的な鳴き方で飛びまわり、縄張りを主張するので見つけやすくなります。
周囲よりも背の高い草や花穂の先に好んでとまるので、探してみましょう。セッカは飛ぶときに「ヒッヒッヒッ」と高い声で繰り返し鳴きながら上昇し、「チャッチャッチャッ」と鳴き方を変えて降りてきます。探すときは橋や堤防など広い範囲を見渡せる場所から、声を頼りにセッカの行動範囲を把握するのがオススメです。
「チャッチャッ」と鳴くのを聞きながら、セッカの降りそうな撮影ポイントで、動かずに待ちましょう。車から撮るなど、人影を見せない工夫をすると、セッカの警戒心を和らげられます。
セッカは体が小さく軽いので、とまった草花の揺れや傾きが少ないのが良い点。夏のヒマワリ、秋のススキなどと一緒に撮影できると絵になります。また、セッカは足が長いため、左右の足で別々の草を掴み、大きく開脚したユーモラスなポーズも撮影にオススメ。撮影は初夏の早朝が良いでしょう。
撮影にオススメのスポット
- 渡良瀬遊水地(栃木県/小山市)
- 北印旛沼(千葉県/成田市)
の基本情報
- 生息環境
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草地、河原
- 大きさ
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約12cm
- 鳴き声
-
ヒッヒッヒッ チャッチャッチャッ
オオヨシキリ

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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5月下旬~6月
- オススメのレンズ
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300~600mm
オオヨシキリは全長18㎝ほど、日本各地のヨシ原や水辺の草原へ夏鳥として飛来します。「ギョギョシ、ギョギョシ」と聞こえる特徴的な大声で、うるさいほどさえずるのが特徴です。
緑の草の先にとまって、大きく口を開けて歌っている姿がオオヨシキリの決めポーズ。赤い口の中が見えるアングルを狙いたいものです。オオヨシキリはさえずりを行なう「ソングポスト」を縄張りの中に数ヶ所持っていて、精力的に草原を巡回します。一度飛び立っても必ず決めた場所に戻ってくるので、じっくり待ってください。
オオヨシキリに出会える時期は5月から8月頃までと長めですが、ヨシ原が目の高さよりも伸びてしまうと葉が被りやすく、アングル的にも撮影しにくくなります。そのため、5月下旬から6月下旬が撮影にオススメです。草が揺れたり、さえずりの際にこきざみに体を動したりすることがあるので、シャッターは速い速度に設定しましょう。
オオヨシキリのいるヨシ原やススキの原には4、5㎝小さいコヨシキリもいることがあります。オオヨシキリよりも細い声で「カカ、チリリ、キョチキョチ」などど早口に長くソングポストでさえずり続けるのが特徴です。オオヨシキリより数は少ないですが、運が良ければ2種類に出会えることもあるでしょう。
撮影にオススメのスポット
- 東京港野鳥公園(東京都/大田区)
- 平城宮跡(奈良県/奈良市)
の基本情報
- 生息環境
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ヨシ原、ススキ・オギ原
- 大きさ
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約18cm
- 鳴き声
-
ギョギョシ、ギョギョシ
ヨシゴイ

- 撮影のしやすさ
-
- オススメの時期
-
6月下旬~7月中旬
- オススメのレンズ
-
400~600mm
ヨシゴイはヨシ原に住む、全長38㎝の小さなサギです。夏に、九州から本州にかけての湖沼・水田・河川などのヨシ原に飛来します。
繁みの中に暮らし、草の中にまぎれるように擬態をしたり、混みいったヨシの中を低い姿勢で歩き回ったりすることから、バードウォッチャーからは「ヨシ原の忍者」と呼ばれることも!
体形やしぐさに独特のユーモラスな雰囲気があります。繁殖期の6月から7月にかけては活動が活発になり、ハスの繁る池や沼などにも姿を見せるようになります。開けた水際のハスの繁みを観察し、少し不自然に揺れているハスがあったら、そこにヨシゴイがいるかもしれません。葉のすきまから忍者歩きをしているところをカメラに収めてみてください。
ヨシゴイは飛び立つシーンの撮影もオススメ。翼を広げると、淡褐色の体と黒い風切り羽根のコントラストが美しいためです。繁殖期のヨシゴイはヨシ原の上をよく飛びますが、初心者の方は飛んでいる姿を追って撮影するより、飛び立つ瞬間の方が撮りやすいでしょう。
サギ類は飛び立つ直前に首を伸ばし、わずかに体をかがめるようなアクションをします。シャッターチャンスのサインを逃さないようにしましょう。
撮影にオススメのスポット
- 瓢湖(新潟県/阿賀野市)
- 伊佐沼(埼玉県/川越市)
の基本情報
- 生息環境
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ヨシ原、湿地、湖沼
- 大きさ
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約38cm
- 鳴き声
-
オー オー ウー ウー
オオソリハシシギ

- 撮影のしやすさ
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- オススメの時期
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7月下旬~9月下旬
- オススメのレンズ
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500mm~800mm
8月は人間にとっては盛夏ですが、野鳥たちにとっては秋の渡りのシーズンの始まり。オオソリハシシギは全長41㎝、干潟や河口に集まってくるシギ・チドリの中ではやや大型で見つけやすいシギです。
特徴的なのは長く反ったくちばし。オオソリハシシギは、4月~5月頃と、7月から10月頃に日本へやってきます。春の渡りのときには、鮮やかな夏羽の姿を見せてくれますが、繁殖地への旅を急ぐので出会える期間は短めです。
7月以降になると羽根の色は落ち着いたトーンになりますが、渡りに備えてしっかり栄養を蓄えるため春より長めに滞在します。夏に生まれた、やや淡い色合いの若いシギもこの時期に見られます。
浜辺や干潟での撮影は、潮の干潮の時間を調べておく必要があります。撮影しやすいタイミングは潮が満ち始め、砂地が狭まり始める満潮時前の時間と、満潮から潮が引き始め砂地が現れる時。
鳥たちの姿が順光で撮れるポイントを見つけましょう。鳥たちの背景に、波が刻んだ砂の波紋や、白い波頭などを入れると趣きのある写真に仕上がります。
浜辺や干潟では多くのシギ・チドリが集まりますが、鳥たちに警戒されない距離を保ちましょう。一羽が飛び立つと一斉に他の鳥たちも飛んでしまいます。
撮影にオススメのスポット
- 三番瀬(千葉県/船橋市)
- 藤前干潟(愛知県/名古屋市)
オオソリハシシギの基本情報
- 生息環境
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干潟 河口 海に近い湿地
- 大きさ
-
約41cm
- 鳴き声
-
ケッケッ キッキッ
まとめ

夏にオススメの野鳥を10種類紹介しました。ハスの咲く池などでは鳥たちが子育てに精を出し、活発に活動する姿を撮影できます。カワセミやバン、カイツブリなどは同じ場所で出会えることも多いので通いやすいスポットを探しましょう。ぜひ本記事を参考に、夏の野鳥撮影を楽しんでください。
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