ペット写真家・中村陽子先生が教える!愛犬撮影のコツVol.5【ストーリー性編】

  • 2022.08.25
  • 2025.03.12
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(編集:GOOPASS ANIMAL MAGAZINE編集部)

カラフルなお花に愛犬が包まれている可愛い写真や、愛犬が笑顔で元気いっぱいに走る写真を撮影できるのは一眼カメラの醍醐味です。

ところが、「思ったように撮影できない」「なんだか愛犬が可愛く写らない」といった悩みを抱えた飼い主さんは多いはず。

そこで、ペット写真の第一人者として活躍している写真家・中村陽子先生に愛犬撮影のコツを伺いました。

今回のテーマは、【ストーリー性のある写真】

中村先生が撮影されるような、世界観のある写真を、どのように撮影するのか知りたいという方はぜひチェックしてみてください。

また、中村先生の記事では、毎回テーマに沿って撮影のコツを解説していきます。

写真家紹介

中村 陽子(なかむら ようこ)

大阪市生まれ。カナダ トロント市在住中に犬と暮らしをはじめたことをきっかけにペットの撮影を始める。(有)ドッグファーストとスタジオD1を設立。ペットや子ども撮影を得意とし企業広告や雑誌の表紙やグラビア撮影、写真講座講師を勤める。プライベートでは「愛犬と描く絵本の1ページ」をテーマとして写真撮影に取り組んでいる。

 

メッセージ性のあるポーズを撮るには?

EOS RP・RF50mm F1.2 L USM・F1.2・1/1600秒・ISO200・露出補正 :+0.7・モード : Av・測光:評価測光・ホワイトバランス:オート

カメラ目線はカメラ目線だけれど、犬をただ置いて正面を撮るのは避けたいなと思い、このポーズで撮影をしました。

犬が何かをしているところや、何かを想像させるようなメッセージ性のある視線をしてくれるように、撮影者が考えるのが大切です。

「ここの光がいいな」と思ったら、ここでこういうポーズをしてくれたらこういう風に見えるんじゃないかという想像をして、犬のポーズを考えましょう。

ポーズをさせる際は、できるだけ犬に自発的にやってもらうのがポイントです。そうでないと、結局、表情が曇ってしまいます。そう見える動きになるように、飼い主が犬をコントロールしましょう。

この写真を撮影している場所は、雪柳がトンネルのように生えている公園の中の一角。そこにちょっとだけ犬に入ってもらうことで、トンネル感を出しました。

向こうから光が差している場所を探して「トンネルの向こうに光があるから、一緒に行こうよ!」というメッセージ性を持って、ポージングしてほしいから、正面向きのお座りではつまらない。だから、犬には向こうを向いてもらっています。

撮影する際は、雪柳の向こうに飼い主さんやお友達に行ってもらうと良いでしょう。

最初は向こうを向いていて良いので、撮影する時に撮影者側が音を出したり、呼んだりすると◎。

音が気になってこっちを向いた一瞬を手早く撮影すると、作例のような写真に仕上がります。

この写真のイメージは「私についておいで!」。そのため、犬はニコニコ笑っていなくても良いと思いました。

ちょっと、惹きつけられるような感慨深い表情が合っているように思います。

ポージングをさせる際は、しっぽや耳も重要です。

しっぽは、でーんと下がっていないのが大切。そう見せたくても、しっぽが下がっていると、いまいちな写真に仕上がってしまいます。

しっぽや耳の表情など、犬のボディランゲージが、いい格好をしていると良いですね。また、犬のボディランゲージが良いと、ストーリー性が生まれやすいので、ぜひ意識してみてください。

撮影情報

カメラの位置・角度

ローアングル×ローポジション

アングルもかなり重要です。ローアングルすぎると地面がボケすぎて、気持ち悪く見える時があります。

撮影場所は、下の地面がU字のように、上の雪柳が逆U字のようになっている場所。この場所の良さを活かして、犬が包まれたように見えるアングルで撮るのがポイントです。

ボケすぎた前ボケが入りすぎると、かえって障害物になってしまうので、地面の配分やボケ加減には注意しましょう。

地面がボケすぎたものが写真の1/3以上を占めていると、障害物になってしまい、前ボケが逆にうるさくなってしまいます。

そのため、上下のバランスを考えてアングルを決めしょう。また、一歩引くのか、一歩入るのかでも写真の印象は変わります。

トータルで世界観が一番出るアングルや撮影位置を考えて撮れると、ストーリー性が生まれます。何も考えずにただ撮ると、ストーリー性は生まれません。

すごくシンプルだけれど、シンプルだからこそ難しい…。綺麗なところで綺麗に撮れるのは当たり前!なんてことないところで、素敵感を演出するのが重要です。

ボケ表現

前ボケ・後ろボケ

光・天気・時間帯

逆光

写真の奥には光があります。要は逆光状態です。逆光状態にならないと花が黒っぽく写ってしまうので、注意しましょう。

写真が暗くなりそうな場合は、露出補正を+に補正してください。カメラが決めた明るさより、若干明るく撮った方が、この場合は爽やかに見えました。

午後

14:00頃撮影しています。

使用したカメラ・レンズ

Canon EOS RP

キヤノンのフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラです。約485gと軽量かつ、文庫本より小さいサイズのため、フルサイズデビューにぴったりの1台です。

Canon RF50mm F1.2 L USM

RFマウント対応の単焦点レンズです。焦点距離50mmのため、屋内外問わず使いやすいのがポイント。RF50mm F1.8 STMに比べてAFが速く、Lレンズの美しい描写を楽しめる点も魅力です。

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そのほか撮影ポイント

一つ一つは簡単ですが、ストーリー性のある写真を撮りたいなら、考えないといけないことがたくさんあります。

撮影を手伝ってくれる人がいると撮影がしやすくなるはず。

みなさん自分の犬を撮りたいと思うのですが、1人で撮る時と手伝ってくれる人がいる時では違いますよね。

そのため、撮影は仲間で行くのが◎。安全の確保や犬を見てもらうこともできます。

撮っている時は、飼い主さんが目を離すことになるので、人に迷惑をかけないようにお互い声掛けしながら撮影できるというメリットもあります。

仲間と一緒に行くのも楽しいので、ぜひ仲間で撮影に出掛けてみてください。

焦点距離50mmのレンズは、望遠レンズに比べて広い画角で撮影できるので、外でもストーリー性を出すのにおすすめ。

ぼかすことで背景をごまかしたい時は85mmも良いでしょう。

動きのあるポーズを撮影するコツとは?

EOS R5・RF24-70mm F2.8 L IS USM(焦点距離:59mm)・F3.2・1/1000秒・ISO800・露出補正 : +1.0・モード : Av・測光:評価測光・ホワイトバランス:マニュアル

この写真は、犬が傘に手をかけているように見えるよう、その位置で犬にハンズアップ(オスワリした状態で前足だけ上げるポーズ)をさせた写真です。

犬が前足で、傘を持っているように見えませんか?

犬にハンズアップのポーズをとってもらうため、三脚とリモコンを使って撮影しています。犬と距離が離れると、犬がハンズアップをやめてしまうので、ある程度近い距離で指示を出しましょう。

また、横向きのポーズも重要です。カメラを向いて立つと、犬が何か分からなくなるので、横向きにしています。犬と私が向かい合っている状態で撮影しました。

横向きのポーズは、三脚とリモコンがないとできません。カメラ側でハンズアップをかけてしまうと、犬が正面を向いてしまうからです。カメラは三脚に据えて、リモコンでシャッターを切っています。

リモートでシャッターが切れるリモコンはあった方が良いですが、ない場合は、各メーカーのスマートフォンアプリに搭載されているリモート撮影機能を活用すると良いでしょう。

ただし、アプリはカメラから距離が離れてしまうと、接続しにくい場合も…。カメラから離れて撮影する場合は、無線タイプのリモコンがベストです。

三脚とリモコンがあると、目線を変えることが簡単にできるので、ストーリー性を出しやすくなります。

必ずしもカメラ目線である必要はなく、「この子がこういう絵本を自分で描いています。じゃあその表情は?」みたいなイメージをして、それを作り上げていくのが楽しいですね。

撮影情報

カメラの位置・角度

ローアングル×ローポジション

映り込みは、中央の黒い線から上が本物で、下が水面。アングルが間違っていると歪んで写ってしまうので、注意しましょう。

カメラは水たまりの反対側、水面ギリギリのところで三脚に据えています。

使用したカメラ・レンズ

Canon EOS R5

動物瞳AFが搭載されたフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラです。カメラが自動でワンちゃんの瞳を追うのでピント合わせが簡単にできます。

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

RFマウント対応の標準ズームレンズです。本レンズはキヤノン最高峰のプロ向けレンズ『Lレンズ』のため、ワンちゃんの毛の一本一本や、瞳の輝きまで繊細に描写してくれます。広角から標準域まで撮影できるので、使い勝手の良さも魅力です。

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撮影アクセサリー

三脚

三脚はLeofotoのミニ三脚と高さの高い三脚の2種類を主に使っています。ミニ三脚はLeofotoのMT-03。ポイントは蓄光のシールやゴムをつけていること。

蓄光シールとゴム

蓄光シールとは、明るい昼間に光をため込んで、夜間でも発光してくれるシールのことです。

夜に三脚に使うと、蹴ったり、蹴られたりすることがよくあります。また、落としてしまうと、三脚は真っ黒なので、見つけられなくなったり、間違って踏んでしまったり…。

そのようなことを防ぐために、蓄光シールを貼っています。

三脚の脚にはめているゴムは、実はペグマーカー。

ペグマーカーは、キャンプで夜間にペグや、ペグにかかっている紐にひっかからないようにする、目印のことです。こちらも蓄光タイプ。

ペグマーカーはMT-03の脚にぴったりはめられます。夜間でも蓄光シールなどがついていると、安心です。

ナットタイプ

レバータイプ

また、三脚を使い慣れていない人は、脚を留める部分がレバータイプの三脚がおすすめ。ナットタイプ(ナットを回して留める)の場合、緩んでいても目視ではそれが分からないからです。

ぴったり止めているつもりが緩んでいて、だんだんカメラが下がってきて、カメラごと倒れるといったことも…。

一方、レバータイプは締め忘れが分かりやすいのが良い点です。さらに、ナットタイプに比べて素早く絞められるので、撮影スピードも異なるはず。

また、MT-03のほかには、コンパクトなLeofotoのLS-223Cもよく使っています。こちらの方がMT-03より少し高さが高くなります。低さは同じくらい。MT-03よりしっかりしているので、不安な人はLS-223Cもおすすめです。

できれば、背の高い三脚もあると良いですね。ローアングルで撮影することは多いですが、アイレベルや見下ろして撮ることもあるから。

犬の撮影は、やっぱり低かったり高かったり、撮影の高さをいろいろと変えるからです。

また、背の高い三脚は、ライトをつけてライトスタンドのように使うこともできます。

背の高い三脚が欲しい方は、開脚できるタイプであるか(開脚できればローアングルで撮影できる)、センターポールがあるかチェックしてから購入しましょう。

写真下がセンターポール

センターポールがあった方が、アイレベルで撮影する際に、撮影する高さを調整しやすいのでおすすめ。センターポールがないと、3つの脚の高さを調整しないといけないので、大変です。

ローアングルだとセンターポールが地面に当たるので、センターポールが取り外しできるかも併せてチェックしましょう。

ただ、重い三脚だと持って行かないというのであれば、背の高い三脚はいらないかもしれません。

持っていても使わないのであれば、ミニ三脚を選ぶ方が良いでしょう。

ただし、花畑でバスケットを使って、犬に高さを出して撮影したいという人には、ミニ三脚はそもそも高さが足りないので向いていません。

車から降りてすぐそこのガーデンにしか行かないであれば、背の高い三脚だけで良いかもしれないですね。

ちなみに、背の高い三脚だと、LeofotoのLV-284C をよく使っています。

LV-284C は、センターポールが下まで抜けるタイプで、センターポールが自由雲台のように使えるのが特徴。

三脚の中心がレベリング(不整地で立てても雲台より下で水平を保てる)できるようになっていて、左右にもセンターポールが動かせる高機能な三脚です。

普通に使う分には、そこまで高機能である必要はないので、脚がレバータイプのLeofoto LSR-284Cが良いかもしれません。

レベリング機能こそありませんが、センターポールも付属しています。

雲台は好みがあるので、使いやすいものを選びましょう。

アプリ

ベストは無線のリモコンですが、各メーカーのリモート撮影ができるスマホアプリを使ってみるのも良いでしょう。

Canon Camera Connect

SONY Imaging Edge Mobile

Nikon SnapBridge

そのほか撮影ポイント

自分の犬を他の人に動かしてもらうのは難しいので、犬に動いてほしい場合は三脚が必要です。

手伝ってくれる人に目線を誘導してもらうことはできますが、自分でできた方がより簡単。

最初は難しいかと思いますが、慣れてくると撮りやすいはずです。

ただし、動物瞳AFが搭載されていないカメラだと、三脚とリモコンでの撮影は難しいかもしれません。

動物瞳AFだと瞳を追うので、ピントをカメラが合わせてくれますが、そうでないカメラだと上手くピントが合わないことも…。

EOS RやRP(動物瞳AF非搭載)だと、ピントをタッチで合わせて、物として追わせることはできましたが、カメラの前を誰かが通ると、ピントが他のものに持って行かれてしまっていました。

結局、ピントが合わず、上手く撮れないことがあったので、犬に動いてほしい場合は、動物瞳AF搭載のカメラを選びましょう。

三脚とリモコンを使用したシーン

EOS R5・RF85mm F1.2 L USM・F1.2・1/1600秒・ISO200・露出補正 : +1.3・モード : Av・測光:評価測光・ホワイトバランス:マニュアル

この写真も三脚を使って、高さ調整をしながら撮っています。高さのある三脚を使っていますが、アイレベルではありません。

ふたりが同時にぴょんと立ち上がっているのは、おやつをふたりの間に投げたから。おやつが欲しくて立った瞬間を撮影しました。

撮影イメージは、ダンス。夕日が当たっていて、さざんかの花の下で踊っているイメージです。

三脚とリモコンは、つい面倒くさいと思い、使わないかもしれません。

ただ、適当なものをたくさん撮ってもどうしようもないので、一枚でも良いものを撮ろうという意識で撮影できると◎。

いかに、自分の頭の中のイメージを絵にするかが、ストーリー性のある写真を撮るコツです。

次に何が起こるだろうと、次の瞬間を想像できる写真を目指していつも撮影しています。

不思議な写真を撮影するコツとは?

EOS R6・RF70-200mm F2.8 L IS USM(焦点距離:119mm)・F2.8・1/3200秒・ISO640・露出補正 : -0.7・モード : Av・測光:評価測光・ホワイトバランス:オート

この写真は、3匹が連なる瞬間を狙って撮っています。

最初に何回か走らせ、3匹のスピードを見て、3匹を離す順番を考えるのがポイント。3匹の距離がばらけるように、走らせるのが重要です。

撮影日は、何も見えないくらい、霧がすごく出ている日だったのですが、こういう写真を撮ったら面白いと思い、撮ったら良い作品に仕上がりました。

それぞれが違うポーズをとっていて、面白い絵になったと思います。

ちょうど陸地が途切れる場所で飛ぶのは分かっているので、この場所に犬が来るのを狙って撮影しています。ちなみに、三脚は使っていません。

走っているところを撮る場合は、シャッター速度を早めに設定してください。

Av(絞り優先)モードの場合、カメラの振りによっては露出が変わってしまうので注意しましょう。

思っているより速いシャッター速度を選ぶのがポイントです。Avモードの場合、シャッター速度が1/1000秒になるよう最初に設定していても、撮影時にあっという間にシャッター速度が1/500秒まで落ちていることも…(Avモードの場合、シャッター速度はISO感度で調整してください)。

また、霧が晴れてくると、かえって黒くなり、それをカメラが白くしようとして、シャッター速度が落ちることがあります。少し余裕を持ったシャッター速度になるような、ISO感度を選んで撮影しましょう。

ころころ光が変わる外で撮る時はAvモードを使うことが多め。ISO感度でシャッター速度を調整しています。

さらに、背景の明るさはカメラの振りによって大きく変わることもあります。明るさによってカメラがある程度露出を調整してくれるモードを使う方が安心です。

犬なので、いかに短時間で目的の写真を撮るかが重要。マニュアルモードで時間をかけて設定するなら、一番早く目的の写真を撮れる方法・モードを選ぶことが大切です。

カメラのことを知って、難しい設定を使いこなすことがすごいのではなく、賢くオートを使う方が大事だと思います。

また、カメラの腕に自信がないなら、性能の良いカメラを買った方が◎。連写の枚数は少ないより多い方が良いし、AFの性能も良い方が良いし、暗い所でのノイズも少ない方が良いですよね。

カメラが腕を助けてくれるので、性能の良いカメラを使った方が絶対に上手く撮れるはずです。

撮影情報

カメラの位置・角度

ローアングル×ローポジション

カメラは水面ギリギリに構えています。この場所は、手前が池で奥が湖。

池の反対側から撮影しています。風がある日は、映り込みが綺麗に写らないので、気をつけてください。

一方、海は波があるので、水面の映り込みは難しいですが、波が引いた瞬間を狙うと◎。薄く水が張っている状態を狙って撮ると、映り込みが入ります。

海での映り込み

EOS R6・RF24-240mm F4-6.3 IS USM(焦点距離:37mm)・F6.3・1/1250秒・ISO250・露出補正 : +1.0・モード : Av・測光:評価測光・ホワイトバランス:マニュアル

海は常に波打っているので、引いた瞬間を狙って撮るというタイミングが重要です。潮が完全に引いてしまい、干潟のようになると、水がないので写り込みが入りません。

海で撮影する際は、機材にも注意を向けましょう。気をつけないと、急に大きな波がきて、カメラがびしょ濡れになることも…。カメラが水没して壊れてしまう可能性があるので、要注意です。

また、海は砂がひどいので、歯ブラシを使って砂を払っています。布でごしごし拭くと傷ついてしまうので、気をつけてください。

ちなみにバリアングル液晶を使って、水面ギリギリから撮影しています。

光・天気・時間帯

曇り

霧が立ち込めた曇りの日に撮影しています。

正午

12:00頃撮影しています。

使用したカメラ・レンズ

Canon EOS R6

動物瞳AFが搭載されたフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラです。カメラが自動でワンちゃんの瞳を追うのでピント合わせが簡単にできます。

Canon RF70-200mm F2.8 L IS USM

RFマウント対応の望遠ズームレンズです。本レンズはキヤノン最高峰のプロ向けレンズ『Lレンズ』のため、ワンちゃんの毛の一本一本や、瞳の輝きまで繊細に描写してくれます。開放F2.8のため、ボケを活かした柔らかな写真を撮影できるのも魅力です。

GOOPASSなら月額33,880円(税込)でレンタル可能です。
※【新登場】1泊2日~レンタルできるワンタイムプランも利用可能

そのほか撮影ポイント

写り込みを利用したシーン

EOS R・EF70-200mm F2.8L IS III USM(焦点距離:95mm)・F2.8・1/500秒・ISO400・露出補正 : ±0・モード : マニュアル・測光:評価測光・ホワイトバランス:マニュアル

この写真も、奥が湖で手前が水たまりのような場所で撮影した一枚です。このような場所で撮影すると、不思議な写真を撮影できます。

この時はちょうど空が焼けたので、焼けた空のオレンジが入っています。撮影ギリギリまで大雨でしたが、霧もちょうど出て、とても幻想的な写真に仕上がりました。

また、それぞれの役割というイメージで撮りました。写り込みの良い加減を考えて、カメラの高さを決めたのもポイントです。

撮影の気になる疑問に中村陽子先生が回答

GOOPASS ANIMLA MAGAZINE 公式Instagramで集まった質問に中村先生が回答してくれました。今回は、記事のテーマである「《ストーリー性のある写真》を撮影する際の困りごとや疑問」についてです。

中村陽子先生

撮影時・編集時の困りごとにお答えします!

バリアングル式液晶ではないカメラ(チルト式液晶)を使っています。
縦位置かつローアングルで撮影しやすくするには、どうしたら良いでしょうか。
三脚や雲台など、おすすめの物があれば教えてほしいです。
中村陽子先生

三脚とスマホアプリを活用してみて!

チルト式だと縦位置で覗きにくいのが難点ですよね。三脚とリモートのアプリを使ってみると◎。

アプリなら、スマートフォン上で撮影画面が見えるので、使ってみるのはアリだと思います。

また、ミニ三脚を使うと、自分でローアングルからカメラを覗くよりは良いはず。

犬が「飼い主がこっちを見てないから動いちゃおう!」といったことも減ると思います。三脚を使ってみるのは一つの手です。

目線やポージングで意識すべきことは何ですか?
中村陽子先生

犬に自発的にやってもらえるよう工夫しましょう

無理やりやってもいい顔をしないので、自然にそう見えるしぐさをしてもらえるように意識しています。

「こういう風に見せたいからどうやったこういう風になるか」を探ったり、普段からそれを家で犬に教えたり…。

特に家で教えるのは大切。犬はその場で突然できないからです。

それから、ご褒美のタイミングもポイント。

「はい、お利口だったねー」と呼んでしまうと、犬が早くそこに行きたくなって待てなくなってしまうことも…。待っている場所に自分が行って、ご褒美をあげましょう。

犬が「これをやったら、おやつが出てきていいことがある」と理解できているのなら、呼んであげても良いのですが、理解できないうちは待っている場所に行ってあげてください。

そうでないと、待っている場所はバットポイント(嫌な場所)で、飼い主のいる場所はグッドポイント(良い場所)と覚えてしまい、待てなくなってしまいます。

犬には飼い主の言うことをやってあげたら、ご褒美がもらえるということを教えないといけない。

呼ばれたら行くと褒められる、待ったら褒められるがごちゃごちゃになってしまうと、飼い主のそばはおやつがもらえる場所、待っている時間は嫌な場所と覚えてしまいます。

最初は面倒くさくても犬のいる場所まで行ってご褒美をあげましょう。犬が分かってきたら、呼んであげてOKです。

撮影スポットの選び方のコツを教えてほしいです。
「この場所で撮ろう!」というのは、何をどう見て決めていますか?
中村陽子先生

光です!

光と撮りたいイメージを頭で描いて、ここで犬を置いたらこうなるかなとイメージする。でも、どんなに場所が良くても光が良くなかったらダメなので、光が大事です。

「あの光いいよね!じゃあこっちからこう撮ると今絶対いいはず」といった選び方をします。「ここいいな」と思ったら、帰りに撮ることはないですね。光は変わってしまうから。

写真は光が重要です。いい光を見つけたら、その時に撮りましょう。

愛犬を撮影する際の気になる疑問や困りごとを募集中!

次回の撮影テーマ

ライティング》のコツ

GOOPASS ANIMAL MAGAZINE 公式Instagramでは毎回、撮影テーマに関する中村陽子先生への質問を募集しています。次回の撮影テーマは《ライティング》。

「夕焼けと犬を撮りたいけれどライティングの方法は?」「ストロボやLEDなど、どんなライティング機材を選んだら良いの?」など、テーマに関する質問をお送りください。

宛先は、GOOPASS ANIMAL MAGAZINE 公式InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)です。GOOPASS ANIMAL MAGAZINE 公式Instagramをフォロー後、DMを送信してください。

※ただし、お送りいただいた全ての質問には回答はできませんご了承ください

\中村先生に直接質問できるチャンス/

ストーリー性のある中村陽子先生の写真

EOS R5・RF70-200mm F2.8 L IS USM(焦点距離:70mm)・F4.0・1/50秒・ISO800・露出補正 : -1.7・モード : Av・測光:評価測光・ホワイトバランス:マニュアル
EOS R・RF50mm F1.2 L USM・F1.2・1/160秒・ISO125・露出補正 : ±0・モード : マニュアル・測光:評価測光・ホワイトバランス:マニュアル

一枚目は、朽ちて放置された機関車で撮影した写真です。それぞれの役割みたいなものをイメージしました。

集合写真はストーリー性が出しにくいのですが、集合写真にもストーリー性を持たせたいと常に思っています。

また、綺麗に並べて真正面を向くより、並べてみんなで横を向かせることで意思を感じる写真に仕上がります(二枚目の写真)。

EOS R6・RF70-200mm F2.8 L IS USM(焦点距離:158mm)・F2.8・1/2500秒・ISO320・露出補正 :+0.3・モード : Av・測光:評価測光・ホワイトバランス:オート

動いているのも集合写真だと思っています。犬が動いていると、それぞれの個性や性格が出た写真が撮れます。

特に、マテをかけてOKを出した瞬間は、すごくかわいい瞬間が撮れるのでおすすめ。並べて座っているだけでも良いですが、集合写真もひとひねりすると、ストーリー性が生まれます。

EOS R5・RF50mm F1.8 STM・F1.8・1/5000秒・ISO250・露出補正 : -0.3・モード : Av・測光:評価測光・ホワイトバランス:マニュアル

楽しそうに乗っているように見せたい。だから、表情は明るくだと思い、撮影しました。ワクワク感のある表情を意識して撮っています。

カメラは草の間から。小さい草が大きくボケて入ることで、立体感を出しています。全体を写しつつ、ふんわり感を演出しました。

EOS-1D X・EF300mm F2.8L IS II USM・F2.8・1/640秒・ISO320・露出補正 : ±0・モード : マニュアル・測光:評価測光・ホワイトバランス:マニュアル

ただ突っ立ているより、何か見て手がぱっと上がったところが可愛いですよね。カメラ目線も好きですが、カメラ目線じゃない、何かをしようとしている瞬間も好きです。

テリアなのでしっぽがピンと上がっている瞬間を狙うと、テリアらしさが出て素敵な写真に仕上がります。その犬種らしさも重要です。

また、その子らしさを考えつつ、ストーリー性とうまくリンクさせるのがポイント。どういう表情で、どういうポージングが良いか考えて、その場でできる最大のことをしましょう。

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GOOPASS ANIMAL MAGAZINE編集部 木村

こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASSを展開するGOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GOOPASS ANIMAL MAGAZINE』の編集スタッフとして、記事制作などを担当する。カメラを使い始めたのは2020年から。愛犬2頭を美しい景色の中で撮影するのが好き。使用カメラは、Canon EOS R6。

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