大阪府でおすすめの登山スポット5選【登山ルートも紹介】

大阪府は市街地のエリアが大きいため、府外の方は「大阪で登山?」と不思議に思うかもしれません。
しかし、奈良県や京都府との境には名山が集中しており、登山やハイキングの愛好家はもちろん、風景写真マニアも唸らせる撮影スポットが盛りだくさんです。中には山頂付近に宿泊施設のある山もあり、じっくり腰を据えた撮影も楽しめます。装備さえ整えておけば初心者でも登れる山がほとんどなので、少し多めに機材を準備してもあまり負担にはならないでしょう。
ではさっそく、大阪の登山でおすすめの撮影スポット5選を紹介します。
※営業状況・営業時間・料金・イベント情報などは異なる場合があります。各スポットへ訪れる際は、事前に公式ページなどで詳細をご確認ください。
※記事内容は2021年6月17日時点の情報に基づきます。
素敵な旅先・おすすめスポットはいいカメラで写真を残したいですよね。
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目次
撮影前にチェックしたいこと
撮影を楽しむ際は、撮影のマナーをきちんと守り、様々な環境下で撮影を使用する際の注意点を知っておくことが大切です。
撮影マナー
下記の記事では、観光スポットをはじめとする公共の場所で撮影する際のマナーや、ジャンル別の基本的な撮影マナーを解説しています。
撮影が初めての方はもちろん、撮影マナーについてよく知らない方・不安のある方は、撮影前に必ずチェックしてください。
さまざまな環境で機材を使用する際の注意
特に、雨天時・冬季の撮影や、寒冷地・水中・砂埃の発生する場所などでの撮影。
通常とは異なるハードな環境下でカメラ機材を使用する際は、注意が必要です。
防水性・耐低温性・耐衝撃性・防塵性など、メーカーの保証範囲外で利用すると、カメラが故障したり不具合が発生したりする危険があります。
事前に、使用する機材の仕様を確認しましょう。
また、保証範囲内での使用であったとしても、結露の放置によりカメラが故障する可能性などもあります。
結露対策として急激な温度変化をさせない、結露が発生した場合はすみやかに対処する必要があります。(結露予防 参考:Canon公式)
大阪府でおすすめの登山スポットの特徴

ルートが豊富で初心者でもチャレンジしやすいのが、大阪の登山の特徴です。府境にある山がほとんどなので、京都や奈良方面からもアクセス可能。登山道もよく整備されています。観光スポットになっている山もあり、ツツジやススキなどの群生も見られるため、オールシーズンが撮り頃であるのも大阪の登山の特徴です。
大阪の登山でおすすめの撮影スポット一覧マップ
大阪府でおすすめの登山スポット5選
今回紹介する撮影スポットは大阪を代表する5つの名山です。
いずれも山頂付近が大きく切り開かれているため、ロケーションの良さでは決して期待を裏切らないでしょう。また、山頂までのルートにも歴史的な建築物や山岳コースならではの自然が多く、大阪でも指折りの撮影スポットです。
カメラや周辺機材はもちろん、服装やバッグなども準備万端でトライしてください。
スポット1.二上山

万葉の時代には「ふたかみやま」と呼ばれ、現在は「にじょうさん」の名で親しまれる美しい山です。大阪府と奈良県の境に位置し、2つの頂(いただき)を持つ双耳峰(そうじほう)ですが、なだらかな稜線が続くため優しい印象も与えます。奈良県側からみると、雄岳と雌岳の間に沈む夕陽が美しく、古くから神聖な山として山岳信仰の対象にもなっていました。
登山ルートは、大阪側からアクセスする場合は車の利用がおすすめ。二上山の南には「二上山万葉の森登山口」があり、近くには大きな駐車場も整備されています。登山口を入るとコースは2つに分岐していますが、整備が行き届き楽に登れるのが右側です。左側は傾斜のきつい岩場もありますが、途中に国史跡指定の鹿谷寺(ろくたんじ)跡もあり、見どころの多いコースです。
山頂まで右側1.5km、左側1.2kmと短い道のりですが、どちらを選んでも必ず滑りにくいシューズを履くようにしてください。コース途中にも展望台があり、富田林方面を一望できる素晴らしいロケーションです。ここで何枚か撮っておくのもおすすめ。山頂付近になるとトイレやベンチもあるので、本格的な撮影前に一息入れておくとよいでしょう。
雄岳山頂に到着するとロケーションは一気に広がり、大阪市街を一望できる眺めには思わず声が出るかもしれません。もちろん東側の奈良盆地も雄大な眺めですが、東西どちらにも開けているため、撮影にはじっくり時間を割きたいところですね。
体力や時間に余裕があれば馬ノ背を北方面に向かい、葛城坐二上神社や大津皇子二上山墓も訪れてみてください。木々が生い茂っているため見おろす撮影には不向きですが、休憩を兼ねて、千年以上続く歴史ロマンに浸ってみてはいかがでしょうか。
撮影を楽しんだ後の下山では、ライトなど十分な装備がない場合は日没までに登山口へ戻るようにしてください。

| 二上山 | |
|---|---|
| 住所 | 大阪府南河内郡太子町山田2021(登山口住所) |
| アクセス | 車:国道166号線から二上山万葉の森レストハウスを目標に登山口へ バス:近鉄長野線「喜志駅」から金剛バス利用 「山田バス停」から東方面へ徒歩30分程度 |
| 駐車場 | あり(有料) |
| 入山料 | 無料 |
| 標高 | 517m |
| URL | – |
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スポット2.岩湧山

ダイヤモンドトレイルと呼ばれる登山ルートの中継点であり、山頂からの大パノラマを楽しめるのが岩湧山(いわわきさん)です。ダイヤモンドトレイルとは、和泉市の槇尾山(まきおさん)から二上山までを結ぶ縦走路であり、岩湧山の3合目が通称ダイトレに合流しています。
岩湧山は新日本百名山の1つで、年間を通じてさまざまな草花や野鳥などを撮影できます。特に人気なのが山頂に広がるススキの草原。登山しやすい秋の風物詩であり、9月中旬から11月にかけては多くの写真愛好家や登山ファンが訪れています。岩湧山は金剛生駒紀泉国定公園内にあるため、登山道や休憩所の整備が行き届いており、女性や子供でも安心して山頂を目指せるでしょう。
おすすめは紀見峠駅から滝畑ダムを目指すルートであり、途中には五ツ辻や岩湧山頂など、撮影スポットが目白押しです。全長約17.5kmで所要時間は約5時間半ですが、撮影や休憩時間も含め、6時間程度かけてゆっくり進んでみましょう。紀見峠駅を出て左方向に向かい、さらに線路をまたいで右手に進むと岩湧山の道標が見えるので、そのまま従って歩きます。
傾斜のきつい坂もありますが、無理はせず越ヶ滝分岐を通過して3合目を目指してください。3合目から根古峰を通過し、しばらく進むと飲める岩清水の「錦明水」に到着するので、一息入れておくとよいでしょう。ここから岩湧山頂までは約40分なので、もうひと頑張りですね。
五ツ辻を通過して山頂に到着すると、ここまでの疲れが吹き飛ぶような大パノラマが広がります。山頂はほぼ全方向に開けているため、大阪湾を臨む雄大なロケーションや山々の連なりが織りなすグラデーションも楽しめるはずです。
ここからは滝畑を目指す下りルート。休憩も兼ねてしばらくは撮影に集中したいところですね。広角ズームや広角単焦点レンズがあると重宝します。
下りルートにもキキョウやヤマユリ、スミレなど四季の花々が咲いているため、景色を愛でながらゆっくりと下山しましょう。

| 岩湧山 | |
|---|---|
| 住所 | 大阪府河内長野市滝畑 |
| アクセス | 南海高野線「紀見峠駅」から約5時間半 |
| 駐車場 | 紀見峠駅からのルートにはありません 滝畑スタートの場合は1日1,000円で湖畔観光レストランの駐車場が使えます |
| 入山料 | 無料 |
| 標高 | 897m |
| URL | https://otent-nankai.jp/contents/iwawakisan/(南海電鉄) |
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スポット3.大和葛城山

金剛生駒紀泉(こんごういこまきせん)国定公園内にある大和葛城山の見どころは、何といっても一面を覆い尽くすヤマツツジの群生です。ロープウェイでアクセスできるため、春から初夏にかけての開花シーズンは多くの登山客が訪れます。秋の紅葉やススキの原野も人気であり、年間を通じて被写体には困らないでしょう。
大阪と奈良の間に位置する名山であり、山頂付近にはレストラン(白樺食堂)もあるなど、観光地としての機能も十分に整っています。キャンプも可能なので星景写真や天体写真にもチャレンジできますね。
大阪側には千早赤阪村からの登山ルートがありますが、公共交通機関の利便が悪く、車を停める場所も多くありません。そのため、今回はロープウェイを使ったルートを紹介します。葛城ロープウェイには近鉄御所駅から奈良交通バス、または車でアクセスでき、駐車場も120台近く駐車可能です。ロープウェイの乗り場には売店もあるので、ドリンク類など不足しているものがあれば買い足しておきましょう。
ロープウェイの降り口から山頂までは舗装されており、スニーカーでも問題ありませんが、雨上がりなどのコンディションが悪い場合は滑りやすいため、できればトレッキングシューズをおすすめします。白樺食堂が見えると山頂は目前で、カモ丼や草団子などの名物もあり、展望デッキから臨む奈良盆地は最高の眺めです。ここで食事を済ませ、奈良方面の街並みや田園地帯を撮影しておくとよいでしょう。
山頂には視界を遮るものがほとんどなく、どの方向にカメラを向けてもフォトジェニックな景観ばかり。広範囲に開けているので、少しずつ場所を変えながら全方向を撮影しておきたいところですね。帰りもロープウェイを使えば撮影時間を確保できるので、予備バッテリーや大容量の記録メディアを揃えておくと安心でしょう。

| 大和葛城山 | |
|---|---|
| 住所 | 大阪府南河内郡千早赤阪村/奈良県御所市 |
| アクセス | 電車・バス:近鉄「御所駅」から葛城ロープウェイ前行きバス(臨時バス)に乗車 終点で下車 葛城ロープウェイ:片道950円/往復1,500円(子供は480円/750円) |
| 駐車場 | 御所市観光協会駐車場(約120台) 普通乗用車1,000円、二輪車200円 |
| 入山料 | 無料 |
| 標高 | 959.2m |
| URL | http://www.katsuragikogen.co.jp/(国民宿舎 葛城高原ロッジ) https://www.kintetsu.co.jp/senden/katsuragisanropeway/(葛城ロープウェイ) |
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スポット4.金剛山

大阪府の最高地点がある金剛山は、リピーターの多い山としても知られています。春の桜や秋の紅葉、冬の樹氷など美しい景観が広がり、四季の彩を存分に味わえる名山です。ロープウェイで一気に山頂付近まで行きたいところですが、残念ながら現在(2021年6月)は運行を停止しています。
しかし、初心者から上級者まで楽しめる登山ルートがいくつもあるため、自分の体力に合わせて無理なく山頂を目指せるでしょう。大和葛城山と同じく山頂付近にはキャンプ場もあるため、装備を整えれば星空の撮影も存分に楽しめます。
今回紹介するのは大阪府の千早赤阪村から山頂を目指すルートであり、スタートは金剛登山口バス停(金剛バス)です。途中には千早城跡や千早神社があり、山頂には国見城跡もあるため、悠久の歴史に浸りながら登山を楽しめるでしょう。
千早本道登山コースにはブナの林が多く、ところどころに可愛らしい野の花も咲いています。難所の少ないコースなので初心者にも優しく、山頂まではぜひ森林浴を満喫してください。
約1時間30分のコースで、山頂に到着すると大阪湾まで一望できる素晴らしい眺望が広がっています。特に国見城址から臨む絶景は登山の疲れを癒してくれるでしょう。他にも山頂付近には転法輪寺など、歴史のロマンを感じる古刹もあり、少し険しいコースですが、近くにはリピーターに人気のカトラ谷もあります。4月~5月にはイチリン草の群生が一斉に開花し、山頂のお花畑として格好の被写体になるでしょう。
下りルートは折り返しもおすすめですが、奈良方面に抜ける場合は南東方向へ進み、一の鳥居を通過してダイヤモンドトレイルにも合流できます。他にも多くの登山道があるため、季節ごとに違ったルートを試すのもおすすめです。

| 金剛山 | |
|---|---|
| 住所 | 大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早 |
| アクセス | 車:近鉄「河内長野駅」周辺から国道310号線~府道705号線を経由で登山口到着(約25分) バス:近鉄「河内長野駅」から南海バスで「金剛登山口バス停」下車 |
| 駐車場 | 有(260台・乗用車600円・バス1,300円) |
| 入山料 | 無料 |
| 標高 | 1,125m |
| URL | https://osaka-info.jp/page/mount-kongo |
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スポット5.ポンポン山

何とも楽しそうな名前の山で、地元の通称かと思いきや、なんと正式名称。大阪府高槻市の北部に位置し、京都市西京区との境で、本来の名称は加茂勢山(かもせやま)です。
山頂付近を歩くとポンポンと音がするため、「ポンポン山」と呼ばれるようになりました。鍾乳洞で地中が空洞化しているなど、名前の由来には諸説あるようです。山頂からのロケーションは南側に大阪平野、東側には京都の街並みが広がり、壮観な風景を堪能できます。
大阪側からのコースは神峰山口バス停(高槻市営バス)からのスタートがおすすめ。神峯山寺(かぶさんじ)や本山寺などの古刹を巡りながら山頂を目指します。神峰山口バス停から南へ進み、ポンポン山への案内に従って左折すると、左手にみえる牛地蔵がポンポン山への登山口。鳥居をくぐってスタートしましょう。しばらく進むと見える神峯山寺は、毘沙門天を本尊とする1300年の歴史がある寺院であり、秋には紅葉の名所として多くの観光客が訪れます。
次のポイントである本山寺も1000年以上の歴史を誇る古刹であり、日本三毘沙門天の1つ。すぐ近くには大きな杉の木が2本並ぶ「天狗杉(高槻の古木)」もあるので、しばし休憩を兼ねて撮影タイムにするのもよいでしょう。
本山寺から約1時間でいよいよ山頂到着です。山頂のスペースは広いため、大阪から京都へと連なる雄大なロケーションが臨めるでしょう。ベンチやテーブルもあるのでランチタイムに丁度よく、食事の後はぜひ撮影を楽しんでください。どこでポンポンと音がするのか確かめてみるのもおすすめですよ。
下りのルートは、大阪方面へ戻る場合はそのまま折り返しになり、京都方面へ抜ける場合は西京区の善峯寺(よしみねでら)を目指すルートが整備されています。ただし、善峯寺近くのバス停は1時間に1本程度なので、あらかじめ時間を確認しておくとよいでしょう。

| ポンポン山 | |
|---|---|
| 住所 | 大阪府高槻市・京都府京都市西京区 |
| アクセス | 高槻市営バス「神峰山口バス停」からスタート |
| 駐車場 | なし |
| 入山料 | なし |
| 標高 | 678.9m |
| URL | https://osaka-info.jp/page/mount-pon-pon |
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おすすめの撮影モデルコース
今回紹介した撮影スポットは1つ1つが半日~1日がかりになり、天候にも左右されてしまいます。
スタート時は快晴でも、山頂到着のタイミングでガスが発生する場合もあるため、1日ですべてを撮り切ろうとは思わず、じっくり時間をかけて撮影するスタンスがよいでしょう。ポンポン山だけは他のスポットと離れているため、最初または最後の登山コースに選ぶとよいかもしれません。
できればダイヤモンドトレイルを集中的に歩きたいところですが、コンディションの悪い日は無理をせず、延期も検討するようにしてください。また、すべての撮影スポットが市街地から離れているため、下山後のバスや駐車場の営業時間もしっかり確認しておきましょう。
まとめ

大阪の登山は撮影スポットに恵まれており、季節や時間帯に合わせてさまざまな撮影が可能です。登山ルートもよく整備されているため、体力に自信のない方でもチャレンジできるでしょう。
ただし、麓と山頂の気温差や急な天候変化もあるため、服装には十分気を付けてください。ホコリなどの異物がセンサーに付着しないよう、レンズ交換も休憩所で済ませておきたいですね。
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