初心者必見!工場夜景の撮影方法とは?カメラの設定・有名な撮影スポットも紹介します

自然風景や街夜景とも異なり、独特の空気感と存在感のある工場夜景。モクモクと煙が立ち上がり、眩しいほどの光を放つ工場は、迫力満点です。カメラを始めてから、一度は工場夜景の写真に憧れたことがある方も少なくないはず。
とはいっても、夜間の撮影になることに加えて、被写体は大規模な工場です。特に初心者の方は、難易度が高く感じるかもしれません。そこで、本記事では工場夜景の撮影に必要なカメラ機材や、初心者の方でもできる基本的な撮影のコツを紹介します。記事の最後では、全国でも有名な工場夜景撮影スポットも紹介しているので、ぜひご覧ください。
※記事内容は2021年9月30日時点の情報に基づきます。
目次
工場夜景の撮影に必要な機材

カメラ
工場夜景の撮影にオススメのカメラは画素数の高いモデルです。ライトが多い工場は、工場全体を広く写すことで、ライトが強調されてキラキラした写真に仕上げられます。広い範囲を写す際、画素数の低いモデルを使用すると、工場の鉄骨など細かい部分の描写が甘くなりがち。そのため、画面の細部まで緻密に描写できる画素数の高いモデルを使用しましょう。
レンズ
工場夜景の撮影にオススメのレンズは、高倍率ズームレンズです。スポットにより距離感が大きく異なる工場夜景では、レンズ選びが難点。そのため、初めて訪れる場所には、様々な距離感に対応できる高倍率ズームレンズがオススメです。同じスポットに何度か訪れた後、お気に入りの画角が決まったら、単焦点レンズにも挑戦してみてください。ズームレンズに比べて描写が優れている単焦点レンズなら、よりキレのある写真が撮影できます。
三脚
工場夜景の撮影には三脚が必須です。手持ちでの撮影は十分なシャッタースピードが確保できないため、高感度で撮影する必要があります。写真がザラつき、画質が落ちる高感度撮影を避けるために、必ず三脚を使用しましょう。三脚は、使用するボディにあわせて選びますが、積載重量が5kgあればほとんどの機材を乗せて撮影できます。また、10kg以上の耐荷重を誇る三脚であれば、機材を触ったときのブレも小さく押さえられるため、より正確な撮影が可能です。
電子レリーズ
電子レリーズは無くても問題ありませんが、使用することでよりスムーズな撮影が可能です。三脚を立てて撮影を行なっていても、カメラ本体のシャッターボタンを押した際に微量のブレが発生します。レリーズを使用することで、カメラ本体に触れずにシャッターが切れるため、ブレを確実に防ぐことが可能です。レリーズがない場合には、カメラ本体のタイマー撮影を活用します。シャッターボタンを押して、2~5秒後にシャッターが切れるように設定しておくと良いでしょう。
カメラの設定

オススメの撮影モード
カメラの設定はマニュアルモード(Mモード)を使用しましょう。工場夜景は、静止している被写体なので、ゆっくりと設定を調整しながら撮影できます。設定が面倒な方は、シャッタースピード優先オートや、F値優先オートを使用すれば簡単に撮影できますが、ISO値は100~200の値に固定しておきましょう。暗い場所での撮影なため、ISO感度が上がりすぎると画質の低下に繋がるからです。
マニュアルモードで撮影する際の設定方法
| ISO | 100~200 |
|
F値 | 4~8 光をとげのような形にする場合は16付近 |
| シャッタースピード | 1~30秒 |
ISO値は100~200で固定しましょう。三脚を使用して撮影する際には、シャッタースピードで明るさを確保できます。F値は4~8。解像度が高くなる8付近がオススメです。絞る(F値の数字を上げること)と光が固く、とげのように鋭くなりギラギラした描写ができます。いくつかの設定で試して自分の好みの光の硬さを見つけてみましょう。シャッタースピードは、1秒以上の値から適切な明るさを見つけるのがオススメ。工場夜景はF値により表情を変える被写体です。マニュアルモードの場合は、F値に合わせて他の設定を変える必要があります。
工場夜景の撮り方

工場夜景を撮影する際のコツを紹介します。初心者の方でも下記のコツを意識すると、迫力のある1枚を収めることができるでしょう。
F値を絞って工場のライトを印象的に写す
工場夜景は煌々と輝くたくさんのライトが魅力です。そんなライトを活かすためには、F値を16前後まで絞り、シャッタースピードで明るさを確保します。また、ライトがたくさん写ることでより映えた写真に仕上がるため、広角レンズを使用して撮影すると良いでしょう。
煙や炎は長時間露光で迫力を出す
工場夜景の中には、煙や炎の出ている煙突があります。撮影する際のポイントは、長時間露光で迫力を出すこと。撮影する時間を調整することで、写真に写る煙の量や炎の明るさを調整できます。いくつか設定を変えて、好みの写真を撮影してみましょう。
工場夜景写真の編集方法

工場夜景の写真は、編集ソフトのLightroomなどで編集すると、よりクールでインパクトのある一枚に仕上げることができます。下記で、オススメの編集方法を解説するので参考にしてください
色温度を変える
色温度を編集することで写真の雰囲気を大きく変えられます。温度を上げるとオレンジがかった色味、逆に下げると青みがかった色味へと変化。工場夜景には、無機質でクールな印象なピッタリなため、写真が青くなりすぎない程度に色温度を下げるのがオススメです。
デティールを調整する
Lightroomなどの編集ソフトを使用して編集する場合には、写真のデティールを変更するのもオススメ。明瞭度・テクスチャ・シャープの項目でデティールを調整可能です。明瞭度はコントラストも含めた写真全体のメリハリ、テクスチャは描写、シャープは線の強さを変更できます。どの設定を変更するにも、線をはっきりとさせることが重要です。工場夜景特有の重厚感が引き立ちます。
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千鳥町 貨物ヤード前【神奈川】

一つ目の人気スポットは神奈川県川崎市にある「千鳥町 貨物ヤード前」です。
全国を代表する工場夜景の聖地ともいえる場所で、歩いて付近をまわると工場の様々な顔が見られます。
線路と工場を絡めて撮影すると、工場だけの写真よりもワンポイント魅力が増した撮影が可能です。
| 名称 | 千鳥町 貨物ヤード前【神奈川県川崎市】 |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県川崎市川崎区千鳥町 |
| アクセス | [電車やバスの場合] ・JR川崎駅東口から川崎市営バス「川04/05/07系」乗車 「日本触媒前」下車 徒歩8分 ・JR川崎駅東口から川崎市営バス「川04系」乗車 「市営埠頭」下車してすぐ |
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美の山公園にある展望台からは、秩父の街が一望できます。
盆地に街が密集した、見ごたえある夜景が楽しめる場所です。
この場所から撮影できるのが、巨大パイプが特徴の秩父市のセメント工場。
また、雲海が見られるスポットとしても知られているため、雲海×工場夜景が撮影できます。
| 名称 | 美の山公園 |
|---|---|
| 住所 | 埼玉県秩父郡皆野町皆野 |
| アクセス | [車の場合] 関越自動車道・花園I.Cから約40分 ※ 美の山公園への路線バスはありません |
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関西・中部で有名な工場夜景スポットです。
工場夜景の聖地といわれている三重県四日市市のなかでも特に人気があります。
巨大コンビナートを地上90mから俯瞰して撮影することが可能です。
| 名称 | 展望展示室うみてらす14 |
|---|---|
| 住所 | 三重県四日市市霞2丁目1-1 |
| アクセス |
[電車やバスの場合] |
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本記事では、工場夜景にオススメの機材やオススメのスポットについて紹介しました。自然風景や通常の夜景と比べて、非日常的でSFチックな写真が撮影できる工場夜景。動かない被写体のため、三脚を据えてゆっくりと撮影を楽しめます。初心者の方でも、各設定を調整しながらじっくりと撮影すれば、納得のいく1枚を残せるはず。初めての方も、本記事を参考にしながら、工場夜景の撮影に挑戦してください。
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GOOPASS MAGAZINE編集部 小泉
GOOPASS株式会社のライター。カメラ歴5年。得意とする撮影は風景写真で、写真とともにカメラそのものが好き。カメラの知識が豊富で様々な利用シーンに合わせた提案が得意。愛機はSIGMA fpとdp1 quattroとNikon D750。
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