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カメラ・シーン~Scenes through camera lenses~【19】リングサイドで頼れる!徹底的にタフなCanon EOS-1D X Mark III

【19】リングサイドで頼れる!徹底的にタフなCanon EOS-1D X Mark III

カメラを愛する皆さん、ごきげんいかがでしょうか。

今回のカメラ・シーンは井上京子選手率いるワールド女子プロレス・ディアナの後楽園ホール大会におじゃましました。10代の若手選手から60代の超ベテラン選手まで個性豊かなレスラーが揃うディアナ。リングサイドで激写となればここはやはりタフで頼れるフラッグシップCanon EOS-1D X Mark IIIの出番です。

後半のポートレートはアイドルグループ・夢みるアドレセンスの、船戸ゆきのさんに世田谷代田で写真モデルをお願いしました。

目次

今回選んだカメラ:Canon EOS-1D X Mark III

昔プロレス雑誌の編集長と話していたとき「たとえ他のジャンルで実績あるカメラマンでもプロレスのリングサイドで使いものになるには最低でも3年はかかるよ」と聞いたことがあります。この世界も”餅は餅屋”。リングサイド撮影の経験が少ない私としては素直に「助けてくれ!せめてカメラに頼ろう!」と思うわけで(笑)、どんな状況でも頼れてタフなフラッグシップCanon EOS-1D X Mark IIIを選んだのでありました!

レンズはできれば明るいF2.8といきたいところですが、今回の会場である後楽園ホールは明るいのでフットワークを優先しEF24-105mm F4L IS USMをメインに選択。万一離れたところから撮ることがあったらと予備的にEF70-300mm F4-5.6 IS II USMも選びましたが、結局70-300はポートレート編で活用しました。

カメラバッグはずっと報道の仕事で使ってきたドンケF-2、ストラップは少しでも首や肩への負担と重量感を軽減すべくJJCのネオプレン製カメラストラップを使用しました。

Canon EOS-1D X Mark IIIとは

キヤノンといえば自社開発・自社生産のイメージセンサーで知られますが、EOS-1D X Mark IIIには優れたS/N比とダイナミックレンジを備える有効画素数約2010万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載。常用で最高ISO102400(静止画撮影時)、最高約20コマ/秒の高速連続撮影、5.5K RAW動画、4K 60p動画などに対応とフラッグシップならではのハイスペックを実現しています。

もちろんその他にもEFレンズの解像力を効果的に引き出す新開発のローパスフィルターや前モデルEOS-1D X Mark IIのデュアルDIGIC 6+をはるかに凌ぐ映像エンジンDIGIC Xを搭載するなど、ボディ自体の耐久性と高画質・高スペックをすべて実現する非の打ち所がない完成度となっています。

Canon EOS-1D X Mark IIIの魅力

フラッグシップとしてのタフな筐体

光学ファインダーは視野率約100%、アイポイント約20mm、倍率約0.76倍(50mmレンズ・∞・-1m-1)。覗き方によって見え方が変化しにくく、激しい撮影にも心強い!

横位置でも縦位置でも違和感なく撮影できる操作系レイアウト。ボディ素材には高剛性で軽量なマグネシウム合金を前・後、上部・底部カバーに採用と強靭です。

耐衝撃性、電磁シールド性、放熱性をあわせ持ち、ミラーボックス、本体、電池室にマグネシウム合金を採用。重量は前モデルEOS-1D X Mark IIより軽量化。

耐候性に万全の配慮。外装カバーの合わせ部にシーリング材、多くのボタン部にシリコーンゴムブーツ、ダイヤルやレバーといった可動部にOリングなどを使用。

信頼性と画質が高次元でバランス

EFレンズの性能を最大限活かせるように設計されています。新開発のローパスフィルターは、センサーに届く光を16点に分離するなどの工夫で高い解像感を達成。

記録メディアはCFexpressメモリーカード(Type B対応)。最高約20コマ/秒(ライブビュー撮影時)の高速連続撮影や5.5K 59.94psのRAW動画記録などに対応。

バッテリーパックはLP-E19を採用。EOS R3EOS-1D X Mark IIなどとも共通です。LP-E4Nから約10%容量アップ、高速連続撮影に応える電池特性を備えます。

Canon EOS-1D X Mark III(プロレス)

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:8.0 SS:1/500 ISO:8000

この日デビューを飾った練習生・ミズキ改め香藤満月。先輩マドレーヌの胸を借ります。シャッターは1/500秒ですがそれでも微細なブレが出ます。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:6.3 SS:1/1250 ISO:12800

マドレーヌのオリジナル技バチボコバランサー。慌ててカメラを振りましたが24mmでギリギリ入りました。当たり前ですがズームじゃないと対応できません。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:8.0 SS:1/1600 ISO:20000

リングサイドでは先輩カメラマンが24-70mm F2.8を使っていました。105mmの視野を見せると「(撮影可能な距離が)のびますね。使えますね」と言ってましたよ。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:8.0 SS:1/200 ISO:10000

試合後はインタビューを撮るためバックステージに駆け足で移動。動画班もいるのでストロボは使わずに撮影。次の試合までには戻らないと(汗)! カメラマンも戦いです!

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:5.6 SS:1/1000 ISO:8000

マコトユマは6歳から高田道場でレスリングをしていました。紆余曲折ありましたが、先輩Himikoを相手にこの日ついにデビュー。もうね、この時点でカメラマンのおじさん(←私)、リングサイドとインタビュー行き来で息切れ状態(泣)。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:6.3 SS:1/800 ISO:8000

本間多恵の入場シーン。もともと舞台女優だった彼女、さすがの見せ方です。プロレス会場ではISO感度は高くなりがちですが、 EOS-1D X Mark IIIのノイズ耐性は良好。AFセンサーは測距輝度範囲も広く、暗い場所や被写体付近に強い光源があるシーンなども精度高く機能します。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:6.3 SS:1/800 ISO:6400

ご存知アジャコング。そのまま撮ると凡庸な写真になりそうだったので、あえてグローブにピントを合わせてみました。ファイトシーンはゾーンAFを多用しましたが、こういうシーンは極力1点AFに切り替えて撮影しました。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:6.3 SS:1/800 ISO:20000

場外乱闘の際に恥ずかしながら転んでしまい反射的にそのままシャッターだけは切り続けていたんですが、邪魔になるのですぐに退避しました(汗)。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:5.6 SS:1/1250 ISO:10000

プロレスリングWAVE所属の田中きずな。こういう場面は余裕があるので1点AFで撮影。EOS-1D X Mark IIIはファインダー撮影・ライブビュー撮影の両方でスポット1点AF、1点AF、領域拡大AF(上下左右)、領域拡大AF(周囲)、ゾーンAF、ラージゾーンAF、自動選択AFが設定可能です。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:5.6 SS:1/1250 ISO:6400

デボラK。とてもプロレスのうまい選手です。今回ゾーンAFで撮ることが多かったのですが、AFは爆速だし快適でした。ただどんなスポーツでも同じですが、そのスポーツを知らないと撮りどころがわからないので、初めて撮る場合に事前勉強は必須です。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:5.6 SS:1/1250 ISO:5000

尾﨑妹加。高校時代にウエイトリフティング全国大会を3度制覇。力強い感じで撮りたかったのでロープ際に近づいてくるチャンスを待って撮影。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:8.0 SS:1/1000 ISO:10000

井上京子(左)とブル中野(右)。プロレスファンなら知らない人はいませんね。こういう撮影では場面に合わせた最適な設定に切り替える余裕がなかったりするので、どんな設定でも大きくは外さない高性能なカメラを使うに限ります。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:8.0 SS:1/1000 ISO:10000

リングサイドの撮影で必要なのはいいカメラ・いいレンズはもちろん、膝サポーターと腰痛バンド(笑)。 いや真面目な話、ベテランのプロレスカメラマンのアドバイスで両方装着して撮影に臨んだのですが本当に助けられました。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:8.0 SS:1/1000 ISO:10000

井上京子の強烈なナックルにのけぞる3児の母レスラー・佐藤綾子(左)。ファイトシーンはゾーンAFで「次はこの辺にくるだろう」とアタリをつけて撮っています。AIサーボAF IVの被写体追従アルゴリズムは、さまざまなシーンで信頼性と安定性を発揮します。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:8.0 SS:1/1000 ISO:12800

佐藤綾子の苦悶の表情を望遠端で撮影。試合中の表情を捉えるのに105mmまであるのは便利でした。EOS-1D X Mark IIIは頭部検出も可能にしたEOS iTR AF Xを搭載。ディープラーニング技術を導入して開発されたアルゴリズムで、顔が頻繁に見え隠れするスポーツシーンでも優れた追尾性能を発揮します。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:8.0 SS:1/1000 ISO:20000

井上貴子がSTFで佐藤綾子を攻撃。これも望遠端105mmで撮影。この日の撮影を通じて感じたことは、強靭なボディに高機能が満載されたフラッグシップの安心感です。

Canon EOS-1D X Mark III作例写真(ポートレート)

Canon EOS-1D X Mark III / EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
F値:5.6 SS:1/200 ISO:200

望遠端300mmだとF5.6でもバックがボケますね。離れるのでポーズや表情などのリクエストはしづらいけど、事前にコミュニケーションができていればOKです。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:4.0 SS:1/400 ISO:500

望遠端105mmで撮影。新しいレンズではありませんが、風景からポートレートまで万能ですね。価格もLレンズとしてはリーズナブル。軽量で使いやすいです。

Canon EOS-1D X Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
F値:4.0 SS:1/125 ISO:100

写真モデルをお願いしたのはアイドルグループ・夢みるアドレセンスの船戸ゆきのさん。看護師からアイドルになった人です。

船戸さんの写真をご覧になりたい方は下記noteに続きがあります。

https://note.com/kojishiwa/n/n9a14183ce4cb

Canon EOS-1D X Mark IIIと過ごして

「どんなアクシデントがあってもこのカメラがあれば撮れないものはないだろう」という安心感は他の何ものにも代えがたいですね。実際リングサイドで転んじゃったりという失態があったわけですけど、頑丈なカメラなのでたとえどこにぶつけてもビクともしない感があります(幸いどこにもぶつけてませんが)。余計な心配をせず撮影に集中できるんですよね。この精神的な安心感は大きいですよ。

大きくて重いですから、普段持ち歩いて軽くスナップするなんて用途にはおすすめできませんけど、絶対に失敗したくない撮影でここ一番っていうときはやっぱりこういうカメラが威力を発揮します。

今回使用したカメラとレンズ

Canon EOS-1D X Mark III ボディ

EF24-105mm F4L IS USM

EF70-300mm F4-5.6 IS II USM

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この記事を書いた人

1962年11月生まれ。東京写真専門学校(現:東京ビジュアルアーツ)中退。フリーランスのフォトグラファー兼編集者として、これまで『夕刊フジ』をはじめ数々のメディア制作に携わった経験を持つ。現在は撮影の仕事とともに、ヤフーをはじめメディアのニュース記事制作を手掛けている。

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