野良猫を上手に撮るコツ!注意点からおすすめのカメラ、レンズまで徹底解説

猫好きにとっては外で見かける野良猫ちゃんにも心が躍るもの。出会いに感謝し、可愛い姿を写真に残したくなるでしょう。しかし、探している時に限って野良猫ちゃんに会えなかったり、警戒心が強い子が多くなかなか思い通りに撮れなかったりと、空振りに終わることも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、野良猫ちゃんを上手に撮影するコツをご紹介します。野良猫ちゃんの探し方やアプローチ方法、適切なカメラやレンズを知っておけば、失敗が少なくなるはず。ぜひ印象的な野良猫ちゃん写真に挑戦してみてください。
目次
野良猫の見つけ方

猫ちゃんにとって安全・快適なスポットを中心に探す
野良猫ちゃんはごく身近な存在。都市部でも地方でも、街のあらゆるところに出没します。もし野良猫ちゃんのいる場所に見当がつかない場合は、公園・神社・お寺・路地裏など猫ちゃんが潜めそうなところを探してみてください。野良猫ちゃんは危険を察知した時にすぐ身を隠せる場所や、安心してくつろげるスポットを好むからです。草むらの中や駐車してある車の下などにいることも多いですよ。
また、猫ちゃんは快適な場所を見つける天才です。夏なら風通しの良い日陰、冬なら寒さがしのげる日なたを覗いてみるのもよいでしょう。
住民が協力してエサやりや、不妊去勢手術を行なっている地域猫ちゃんの場合、公園などにエサを入れる容器が置かれていることがあります。それが目印です。地域猫ちゃんは毎日決まった時間にエサがもらえると知っているため、一定の時間になるとそこへ集まってきます。不妊去勢手術の済んだ地域猫ちゃんは耳の先端が花びら型にカットされているので一目瞭然。こうした地域猫ちゃんは「さくら猫」と呼ばれています。
猫ちゃんの活動が活発な時間帯を狙う

猫ちゃんは早朝および夕方に活動的になる習性があります。そのため、早朝や夕方に探すと野良猫ちゃんに出会う確率が上がるでしょう。
日中は休んでいることが多く、物陰などに隠れていてあまり見つかりません。同様に狩りに不向きな雨の日も見つけにくいので、覚えておいてくださいね。
同じ場所・時間帯に通う

猫ちゃんは縄張りを持つ動物。自分の縄張りの範囲内で、ルーティーンを守って生活しています。縄張りの安全を保てるよう、決まった時間にパトロールするのも猫ちゃんの習性。そのため、野良猫ちゃんと出会った場所と時間はぜひ覚えておきましょう。
一度野良猫ちゃんを見かけた場所であれば、別の日に出かけても会える可能性は高いはず。同じ場所に何度も通って顔見知りになれば、野良猫ちゃんと仲良くなれるチャンスも生まれます。
有名猫スポットに出掛ける

東京都・谷中銀座、神奈川県・江ノ島、宮城県・田代島、愛媛県・青島など、日本には全国各地に有名な猫スポットが存在します。
こうした場所の猫ちゃんは人間に慣れているため見つけやすく、撮影もしやすいでしょう。観光地となっている場所が多く、猫モチーフのグッズなどが販売されていることもあります。旅行がてらこうした猫スポットに遠征するのも楽しいですよ。ただし、猫ちゃんたちにストレスを与えたり、地域住民の迷惑になったりしないよう、マナーを守って撮影してくださいね。
野良猫ちゃんを撮影するコツと注意点
野良猫ちゃんを上手に撮影するためのコツと注意点を5つご紹介します。すぐに実践できることばかりなので、ぜひ参考してください。
警戒されないよう、ゆっくり静かに動く

野良猫ちゃんに出会うと嬉しくてつい興奮しがち。しかし野良猫ちゃんは警戒心が強い子が多いので、驚かさないようにまずは遠くから様子を見ましょう。
この時、猫ちゃんと絶対に目を合わさないこと。野良の世界では猫同士が目を合わせるのは威嚇・喧嘩を意味するためです。また、速く動くのも厳禁。猫ちゃんは動体視力が優れているので遠くからでも動くものがよく見え、警戒されてしまいます。
猫ちゃんを見つけたらゆっくりした動作で、可能であればしゃがんで姿勢を低くしましょう。好奇心が強い猫ちゃんなら向こうから近づいてきてくれることもあります。その場合は、低い位置から静かにカメラを構え、近づいてくる様子を撮影するとよいでしょう。
野良猫ちゃんが逃げるそぶりを見せないようなら、少しずつ近づいてみましょう。あまり近づき過ぎず、野良猫ちゃんが緊張しない距離感を保つのが鉄則。警戒して逃げてしまうこともありますが、その場合は追いかけないでくださいね。
野良猫ちゃんの機嫌は尻尾や耳の動きで判断

人に慣れている野良猫ちゃんは、近づいてくる時に尻尾をピンと上に立てていることがあります。これは猫ちゃんがご機嫌であるサイン。しかし、同じく尻尾を立てていても、毛が逆立って膨れていればびっくりしている、もしくは威嚇しているので要注意です。
尻尾を左右に大きくブンブンと動かしているのは、イライラしたり、怒ったりしている時。また、怖がっている時は尻尾を後ろ足の間に巻き込みます。
猫ちゃんの気持ちは耳にも表れます。わかりやすいのは耳を後や横に寝かせている場合。いわゆる「イカ耳」という状態です。警戒・不安・不愉快と感じている時に起こります。野良猫ちゃんがイカ耳をしていたら、それ以上ストレスを与えないよう、すぐにその場から立ち去ってください。
猫ちゃんが目の前まで近づいてきたら、いきなり触るのではなく、人差し指を猫ちゃんに差し出しましょう。猫ちゃんが指の先をクンクン嗅いでくれたら挨拶の第一歩。猫ちゃん同士は鼻と鼻を突き合わせて挨拶をする習性があり、人差し指は鼻の代わりです。
「鼻チュー」と呼ばれるこの猫ちゃん流挨拶の後、鼻や体をこすりつけてきたらあなたに警戒心を抱いていない証拠。触っても怒ることは少ないでしょう。
寝ていたり、くつろいでいたりする様子を撮影する

ハードルが高い野良猫ちゃん撮影ですが、寝ていたりくつろいでいたりする状態の時は狙い目。こちらが邪魔をしなければその体勢でいてくれるため、簡単に撮影できます。
猫ちゃんを起こさないよう、望遠レンズを使って離れた位置から撮るのがおすすめ。カメラの電子音とシャッター音をオフにして、静かに撮影しましょう。
風景と一緒に撮影する

望遠レンズで野良猫ちゃんそのものを大きく写すのもよいですが、少し引いて周囲の景色も入れてみましょう。
野外の背景や前景を写り込ませるのは、野良猫ちゃん撮影の醍醐味のひとつ。風景を一緒に撮ることで、野良猫ちゃんの生活の様子が伝わります。写真にストーリーが加わり、ワンランク上の作品に仕上がりますよ。
猫ちゃんを撮影する際の禁止事項
香水やフレグランスの使用は避ける
嗅覚が優れ、匂いに敏感な猫ちゃんは、強い匂いを嫌がります。野良猫ちゃん撮影に出掛ける際は、香水・フレグランスの使用は控えましょう。
ストロボやフラッシュは使用しない
ストロボやフラッシュの光は猫ちゃんの目に悪影響を与える可能性があります。ストロボ・フラッシュ発光の設定は、必ずオフにしておきましょう。また、LEDなどの補助光を当てるのも避けてください。
エサやりは禁止
仲良くなった野良猫ちゃんがいる場合、おもちゃを持参して一緒に遊んで気を引くのは構いません。しかし、エサやりは基本的にNG。猫ちゃんが食べ残した場合、腐ったり虫がわいたりと不衛生なので避けましょう。
詳しい撮影場所を公開しない
可愛い写真が撮れたらSNSでシェアしたくなるでしょう。しかし、その際、詳しい撮影場所の情報は載せないでください。これは野良猫ちゃんを狙った事件を防ぐため。スマホで撮る時も位置情報はオフにしておきましょう。
野良猫ちゃんの撮影におすすめの機材

カメラ
ミラーレス一眼カメラ
野良猫ちゃんの撮影には、ミラーレス一眼カメラがおすすめです。その理由はボディがコンパクトだから。大きな一眼レフカメラだと警戒心の強い野良猫ちゃんは怖がってしまう可能性があります。
また、一眼レフカメラより軽い点もメリット。屋外で持ち歩き、手持ちでの撮影を考えると、1日中使っても疲れにくいミラーレス一眼カメラが向いています。
ミラーレス一眼カメラの中でもバリアングルやチルト式の液晶モニター搭載モデルを選ぶとよいでしょう。野良猫ちゃんの目線に合わせて低い位置から撮影する時に便利です。
レンズ
望遠レンズ
野良猫ちゃんの中には人間が近づくのを嫌がる子も多いため、遠くから撮影できる望遠レンズがおすすめです。焦点距離70-200mmや80-300mmなど、中望遠域からズームできるモデルが良いでしょう。また、望遠レンズは背景を大きくぼかせるのもポイント。ふんわり可愛らしい写真を撮影できます。
標準ズームレンズ
ある程度近づける野良猫ちゃんを撮るなら、標準ズームレンズがおすすめです。広角側では猫ちゃんと周りの風景を、中望遠側では猫ちゃんを大きく写真が撮影できます。
屋外撮影なので、レンズの明るさは、さほど気にしなくてもOK。焦点距離は広角側で24mm前後、広角側で70mm前後のモデルを選ぶと使いやすいですよ。
まとめ

野良猫ちゃんを上手に撮るコツを紹介しました。早朝や夕方に公園や神社などを探し、猫ちゃんを見つけたら、驚かさないよう静かに撮影しましょう。野良猫ちゃんのペースに合わせ、何度も通うつもりで、気長にのんびり取り組むのが鉄則。小型軽量のミラーレス一眼カメラで、望遠レンズや標準ズームレンズを使うのがおすすめです。ぜひ、本記事を参考に、野良猫ちゃん撮影にトライしてみてください。
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