ラッコのいる水族館・動物園は日本で1ヶ所、2頭のみ!

  • 2022.10.24
  • 2025.01.21
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全身モフモフの毛に覆われ、小さな手で毛づくろいするラッコ。学校の遠足や家族旅行でラッコを観た事がある方も多いのではないでしょうか。

現在、野生のラッコは、乱獲や石油タンカー事故、気候変動などで絶滅の危機に瀕しています。

ひと昔前まではどこの水族館でも見られたラッコですが、身近で見られるのは全国で1ヶ所のみ(2025年1月17日現在)。

現在飼育されているラッコたちは全員高齢で、いつまで元気な姿を見られるか分かりません。

アメリカではラッコ保護のために輸出を禁止し、北海道の野生ラッコは保護動物のため水族館で飼育することができないからです。

この記事では、ラッコに会える水族館を解説しています。ラッコのお食事タイムやラッコの名前も併せて解説。

記事の後半では、ラッコを撮影するためのコツやおすすめの機材についても紹介します。

ラッコに限らず、水族館では生き物を飼育しているため、状況によって観覧ルールや撮影ルールが変わります。実際に訪れる際は、事前に公式サイト等を確認ください。
なお、この記事は2025年1月17日現在の内容です。

日本にいるラッコの数は2頭

ラッコ

「水族館や動物園の人気者」というイメージのあるラッコ。

日本で最初にラッコの飼育をはじめたのは静岡県の「伊豆・三津シーパラダイス」で、80~90年代にかけては100頭以上のラッコたちが日本の水族館・動物園を盛り上げました。

しかし2025年の現在、日本で飼育されているラッコは2頭しかいません。

主な理由は前述の通り、石油タンカー事故や環境変化、乱獲などでラッコの個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されたことが挙げられます。

それにより生息地である米国からの輸入ができなくなり、加えて国内での繁殖が成功せず、ラッコは2頭まで減ってしまいました。

残った2頭は、鳥羽水族館にいる16歳のキラと21歳のメイ(いずれもメス)。

いずれも人間ならば80歳越えの高齢ラッコです。

新しく赤ちゃんが生まれる可能性も低く、「日本でラッコを見るなら今しかない!」といわれるのも過言ではないのかもしれません。

ラッコに会える水族館・動物園は全国で1ヶ所

ラッコ メイ 鳥羽水族館

国内でラッコが撮影できる水族館は、次の1つしかありません。

鳥羽水族館(三重県)

唯一ラッコに会える水族館について、詳しく紹介します。

鳥羽水族館(三重県/鳥羽市)

ラッコのいるエリア

コーナー「極地の海」

ラッコの頭数

2頭(メス2)

三重県鳥羽市にある「鳥羽水族館」は、約1,200種の生き物たちが暮らす巨大な水族館です。

ラッコと同じイルカやアシカ、ジュゴンなどの海獣類が多い点が特徴。

鳥羽水族館は1984年、日本で初めてラッコの繁殖に成功しました。

そのほかにも、アフリカマナティーの展示やジュゴンの飼育など、いくつかの「日本初」を持っている水族館です。

そんな鳥羽水族館では、2頭のラッコが暮らしています。

鳥羽水族館生まれのメイ、2021年に和歌山アドベンチャーワールドからやって来たキラの2頭です。

お腹にフワフワの赤ちゃんを乗せたラッコの姿がヒットして、日本中にラッコブームが沸き起こりました。

現在、鳥羽水族館は複数のラッコが同時に見られる、日本唯一の水族館です。ラッコ2頭で追いかけっこ、手をつないで寝る、時にはエサを横取り…と、豊かな表情を見せてくれるでしょう。

ラッコの名前生年月日
メイ(メス)2004年5月9日
キラ(メス)2008年4月21日
※ラッコの寿命は約20年

鳥羽水族館のラッコ、メイとキラは2頭ともメスです。

メイは顔が白く鼻の真ん中に白い点があり、キラは顔が全体的にクリーム色なのが特徴。

よく見るとすぐに見分けが付くと思います。

見どころはラッコのお食事タイム

鳥羽水族館の見どころは1日3回行なわれる「ラッコのお食事タイム」。

ラッコの食事風景だけでなく、飼育員さんとの掛け合い、可愛い芸もたっぷり披露してくれます。

特にユニークなのは、次々と懐からオモチャを出す「メイのお宝お披露目」。

ラッコは気に入った石を脇のポケットに入れる習性があります。野生ではこの石を重りにして水中に沈みやすくするそう。

鳥羽水族館のメイは、石の代わりにお気に入りのオモチャをたくさん忍ばせています。

次々とオモチャを出しては飼育員さんに渡す姿は、まるでマジックショーのようです。

ほかにもハイタッチやドアをノック、旗持ちなど、お食事タイムの見どころは満載。

貝がらやオモチャで目の前のアクリルガラスを叩くパフォーマンスは、鳥羽水族館でしか見られません。

また、「イカ耳ジャンプ」も魅力の1つ。

飼育員さんが観客のいるアクリルガラスイカの耳(エンペラ)を吸いつけて、それをラッコが取ります。

イカ耳ジャンプは水槽に向かってジャンプする、普段はあまり見られないラッコの躍動感が撮影できる絶好の機会。

イカ耳ジャンプは朝と夕方しか見られないので、撮影したいなら朝一番に訪れたいですね。

場所

Iコーナー「極地の海」

開催時間・回数

1日3回。9:40~ 、13:00~、16:20~(13時は貝のみ)
体調により、時間の変更や中止となる場合があります。

観覧料

無料

参考写真

ラッコ メイ 鳥羽水族館
ラッコ キラ メイ

詳細情報

スポット名鳥羽水族館
住所〒517-8517 三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
アクセス【車】伊勢自動車道「伊勢I.C」より約30分
【船】伊勢湾フェリー「伊良湖」より約55分
【電車】JR・近鉄「鳥羽駅」より徒歩10分
営業時間9:30~17:00
(7/20~8/31は9:00~17:30)
休園日年中無休
入場料【大人(高校生以上)】2,800円
【小人(小・中学生)】1,600円
【幼児(4歳以上)】800円
駐車場あり(有料・1日1回800円)
URLhttps://aquarium.co.jp/

ラッコの撮影におすすめのカメラ機材

水族館でのラッコ撮影におすすめの機材を紹介します。

レンズ

ラッコのいるエリアは屋内プールのため、標準ズームレンズや中望遠レンズがオススメです。

標準ズームレンズは焦点距離24-70mm、または24-105mmのレンズなら全身、アップどちらも写せます。

中望遠レンズなら、焦点距離70~135mmが◎。

ラッコの全身を撮影したい時、近づいてきた時は24mm側、奥にいるとき、顔をアップで撮影したい時は70mmや105mm側で撮影しましょう。

撮影レンズは、できれば単焦点レンズがベスト。F2.8など、F値が低いレンズを選びましょう。

F値が低いレンズは光をたくさん取り込めるので、暗いラッコエリアでも鮮明な写真が撮影可能。

シャッタースピードを速くできるので、手ブレも防げます。

また、中望遠レンズは、アクリルガラスについた水滴や水アカをぼかして消せるので、おすすめ。

ラッコ撮影の特徴に「水面付近のアクリルガラスが曇る」問題があります。

水面の上は水滴や水アカが付きやすく、そのまま撮影すると視界が曇ってしまうことも…。

それを防ぎたいときは「70~135mmほどの中望遠レンズで、アクリルガラスにできるだけ近づいて撮影」するのが◎。

中望遠レンズで撮影すると、目の前の水滴がボケて目立たなくなります。

アクリルガラスに近づけない時は、水槽に対して斜め上から撮影すると水滴を避けて撮影可能。斜め上の角度からラッコを撮影すると水滴を避けられます。

鳥羽水族館の場合、ラッコエリアの後ろのスロープから撮影すると◎。スロープ上ではラッコに対して斜め上から撮影可能です。

ラッコエリアは人気でいつも人がたくさんいます。撮影できる場所に応じて、臨機応変に対処しましょう。

ラッコ メイ おめかし

PLフィルター

ラッコの撮影は、アクリルガラス越しの撮影です。

アクリルガラスは光の反射が抑えられた素材ですが、反射をゼロにすることはできません。

光の反射を抑えたいときはレンズにPLフィルター(偏光フィルター)を装着するのが◎。

ただしPLフィルターには「光量が落ちる」欠点があります。

その欠点を抑えるために、反射率が低いフィルターを選びましょう。

反射率1パーセント以下のフィルターなら、薄暗いラッコエリアでもシャッタースピードを下げずに撮影可能。

PLフィルターは、映り込みを避けたい時に活用したいアイテムです。

カメラ

ミラーレス一眼カメラ

一眼カメラの中でも、ラッコ撮影に最適なのはミラーレス一眼カメラです。

一眼レフカメラは大きく重いため、三脚が使えない水族館での撮影にはあまり向きません。

一方、ミラーレス一眼カメラは、軽量でありながら高性能なのが特徴。ラッコのベストショットを確実に撮影できます。

のんびりしているイメージがあるラッコですが、動くときは驚くほどアクティブに動き回ります。

食事タイムの芸は一瞬で終わることがあるので、ベストショットを撮影したいならAFが優秀で、高速連写が可能なカメラが必須です。

最新のミラーレス一眼カメラはピントを自動でラッコに合わせ、高速で連写できるため、ベストショットを逃しません。

また、ミラーレス一眼カメラは、手ブレをできるだけ抑えて撮影しなければならない、水族館撮影に向いています。

まとめ

ラッコ プール 浮く

子どもから大人まで、多くの人に愛されるラッコ。この記事では、ラッコに会いに行ってみたい方へ向けて、国内でラッコに出会える水族館やその特徴について紹介しました。

日本ではわずか1ヶ所の水族館でしか、ラッコに会えません。

鳥羽水族館(三重県)

現在、日本で飼育しているラッコは最年少のキラでも16歳(2025年1月17日現在)。

ひと昔前には多くの水族館で見られたラッコも、遠くない未来には二度と会えなくなるかもしれません。

残された貴重な瞬間を、ミラーレス一眼カメラなどの最高の機材で撮影してみるのも良いでしょう。

ぜひ本記事を参考にラッコに会いに行ってみてください。

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