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センチメンタルなひとり旅 #7

写真家アラーキーとその奥様である荒木陽子さんの愛の軌跡を辿るため、陽子さんの著書「愛情生活」をもとに二人が訪れた場所へ赴き、写真コラムを綴るこの企画。
(この連載の細かな企画内容については#1をご覧になっていただけますと幸いです。)

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仕事で京都へ長期滞在している。今日は久しぶりのちゃんとした休日。
天気がとても良かったので、カメラを持って出かけることにした。

カメラはNikon D800E。大学生のときにアルバイトをしてお金を貯め、一括払いで思い切って買った、とても思い入れのあるカメラだ。
発売されてからもう10年ほど経つが、今でも現役で頑張ってくれている。
画素数や機能がバランス良くとても気に入っていて、中古で予備機を購入し2台所有している。
今ではミラーレスカメラが主流になりつつあるけれど、たまに使ってみるとやはり一眼レフのミラーアップの音が心地いい。

そのカメラに、60mmマクロのNikon Dレンズをつける。
マクロレンズといえば90mmや105mmのものが多いが、60mmだとスナップにも使えて接写もできて、1本でいろいろな写真が撮れるので仕事でもプライベートでもよく使うお気に入りのレンズだ。
マクロレンズで接写ができるとなると、写真を撮る視点がまた少し変わってくる。
普段ではあまり気にしていなかった細かいところにまで意識が向かうようになる。

京都での新婚旅行の際に荒木夫妻が足を運んだという、京都国立近代美術館へと向かった。

美術館のまわりを散歩しながら写真を撮っていると、鳩と目があった。
写真を撮ると、鳩が瞬きをした瞬間だった。鳥の瞬きの写真を撮ったのは初めての経験だ。

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この記事を書いた人

1991年生まれ、東京都在住。 日本大学芸術学部写真学科卒業。セルフポートレートや 自己の体験を中心に作品制作を行う。

2020年12月に初の作品集『きっと誰も好きじゃない。』を刊行。