



横一列でスタートラインについた奥様方。
左右のライバルに目をやり、互いに牽制しあっています。
スターターの青いジャケットのお父様からもスタート前の緊張感が伝わってきます。


はい、いきなり店内ですみません。
ちょっとあたたかいコーヒーと素敵なminoriさんをどうぞ。






このminoriさんはラップしているわけではありません。


きれいやなぁ。
言葉が邪魔になりますね。


わたくしが店内で5万枚くらい撮りそうな勢いだったので、マネージャー兼編集長がそろそろ切り上げましょうかと退店を促してくれました。

はい、あまり長居してもあれですからね、そろそろみんな揃って出ましょうか。

ちょっとminoriさん、お願いがあります。
ヤラセでいいんで、お店を出たところでわたくしとのお別れを惜しんでいる悲しい顔をしていただいてもいいですか。

ええそうです。演出です。

というわけで、大変残念ですが、minoriさんとはここでお別れです。
いやぁ、痛恨の、お別れ写真を撮り忘れてしまって、このminoriさんの写真が今回の最後になります。
お別れ手振り写真マニアの方々ごめんなさい。
minoriさん、ここまでありがとうございました。
というわけで、わたくしはここからひとりで夜雨の三軒茶屋の街を軽くスナップをして帰ろうかと思います。
少しだけカメラ選びの参考にしてください。














こういう形で街の写真を撮っていると、写真というのは、限られた長方形の中にある瞬間の光景を定着させることが可能なメディアだということを再確認します。
当たり前ですが、写真はその瞬間にフレームからはみ出た部分は残せないわけです。写真には、そのフレームから漏れて写すことのできなかった実際のほとんどの世界に真実、事実があるという途方の無さがついてまわります。
したがって写真を提示する側、読む側どちらであれ、ある1枚の写真に対してひとりの傍観者として対峙した場合にはそのフレームから外れた、画面には写っていない膨大な世界をイメージできるようになっていたいです。
それには世界の事をより経験し知る必要があるでしょうし、それらの見聞を常に積層させてより幅広い想像、より豊かな解釈をできるよう自分を深めていきたいと思います。

ちなみにこのホッカイロはさんぽが始まるタイミングでminoriさんがわたくしとマネージャー兼編集長に渡してくださいました。
おかげでポケットに手を突っ込めば温もりを得ることができました。
気配りがすばらしいですね。
ありがとうございますminoriさん。

いや、じつはですね、全国のお別れ手振りカットマニアの方々の事を思うと、お別れカットを撮り忘れたのが心残りでして、後日マネージャー兼編集長と3人で企画の打ち合わせをした際に、神楽坂駅でお別れ手振りカットを撮ることに成功しましたので、そちらを掲載させていただきます。
この日もかわいらしかったですよ。
はい、というわけで、今回の東京さんぽみち三軒茶屋編はここまでです。
ありがとうございました。
今回のロケ地:三軒茶屋

三茶といえばビッグエコー。
以前からこの三軒茶屋界隈にはいわゆる表現者の方々が多く住んでいるイメージがあり、一種独特の文化が育まれている印象がありますが、私も若い頃などはこのあたりに住んでいる友人がいたものですから、呑みに行ったり呑みに行ったり、そして呑みに行ったりしてたんですが、もう記憶がほぼ残っていない上に街の景色ががらっと変わっているので、その店が今あるのかどうかもわかりません。
今となってはこうやって時折散歩する程度の関わりしかなくなってしまったこの街ですが、日常生活を送るにも、夜遊びしたりする中で様々な業種間で顔を広げたりするのにも、なにかと過ごしやすい文化はまだまだ残っているようですね。
今回使用したカメラ

今回、マネージャー兼編集長が同行してくれたおかげで、無事に「使用カメラをモデルさんに持ってもらうという、こういった企画では必須のカット」を忘れずに写真に収めることに成功しました。
※この写真の撮影カメラ GR2
SONYα7C
ソニー製品は三度目の使用です。



今回使わせていただいたこのカメラ。
記事中にも書きましたが、撮っていてとても気持ちいいです。
シャッター音、フィーリングは撮影時になかなか大事な要素になると思うのですが、最近私が使ったデジタルカメラの中ではとても心地いいです。編集部からこのカメラが届いて初めてボディを手にした時、なんとなくスナップに向いているんじゃないかなと感じたのですが、実際に街をスナップする場合にこのシャッター音がとても私のテンションを上げてくれました。
私自身、日頃からカメラ売り場などでカメラを触ったりしないものですから、最近の他製品のシャッター音と比較しているわけではないのですが、この音ひとつとってもなかなか所有欲、そしてとりあえずシャッターを押したいという欲とをしっかりとくすぐってくれます。この、耳から感じる音と、指から手のひらへわずかに伝わる振動の感覚が撮影対象を確実に捉えている実感を味わうことができます。
これで自分にとっての珠玉の一枚が生み出された時にはそれはもう気持ちいいでしょうね。
そして、出てくる画なのですが、私の手元に届いた状態の設定(おそらく出荷状態)のままですと、私の個人的な見方としては若干ところどころの色が必要以上に派手に出てきて、今回のような演色性の低い雨模様のシーンでは少しばかり違和感が発生しました。
今回は試していませんが、ボディ側に色々と色表現の設定があるでしょうし、各種現像、編集ソフトで動かすこと、もしくは最近の方ですとスマホ上で様々なフィルターをかけたりするでしょうから、そのあたりのことを考えれば大した問題ではありません。むしろ自分の好きな色表現を見つけ出すきっかけになってくれるかもしれません。
冒頭文で顔認識瞳AFや手ブレ補正機能をオフにしたと書きましたが、AFが狙った場所から外れないようにしたり、ブレを制御しようとしたりと、失敗の原因を減らすように機能を充実させようと技術発展させていくことは、写真や映像の制作現場において非常に大事なことですし、必要に迫られる場合は私も大いにそういった機能を利用させていただいておりますが、自分の私的な写真を撮影する際にはそういったカメラ側でコントロールしてくれる部分をあまり増やし過ぎないようにしています。
カメラ任せで上手く撮れてしまう部分が多くなればなるほど、いわゆる一般的な概念で言うところの「失敗写真」から発生するかもしれない「偶然性の美」みたいなものが見つけにくくなる気がするのです。
なので今回はその辺りの機能を外して使用させていただきました。ちなみにその辺りの機能も簡単にではありますが使ってみたところ、こんなにも技術は進んでいるのかと驚きました。
いずれにせよ、ボディも小さいですし、薄い単焦点レンズなどがEマウントにもしあるなら、このカメラ、ちょっと買ってしまいたくなる勢いに包まれております。ズームレンズで様々な画角で街を思うように撮り歩くのも楽しそうです。そんな調子ですっかり私このカメラが欲しくなってしまったので、いろいろと調べてみたらもうこのカメラ、なんとすでに新型が出てるんですね。
なぜ今回その新型ではないのかと編集長にぐちぐちと問いただそうと思っているうちに、あっという間に使用期間が過ぎ、一度は深く愛しかけたこのカメラも、惜しまれつつ私の手元から離れて行ってしまいました。
このカメラが既に3年ほど前の機種だとのことで、その新型のα7CⅡもおそらくは相当に素晴らしい出来でしょうし、今回使わせていただいたこちらの旧型含めて、まずは撮る楽しみを味わう為にも、読者の方々には是非とも使ってみていただきたいカメラのひとつでした。
これまでに私がMARSHで使用させていただいたソニー製品はフルサイズと1.0型なので、機会があれば次はその間をとったAPSサイズの製品とかも使ってみたいですね。
一緒に散歩した女の子:minoriさま(MARSH編集スタッフ)

■Instagram:@mironie_28
■minoriが書いた記事はこちら



あとがき
前編に続き、SONY α7Cで撮った甥っ子の子供(姪孫)の写真を載せさせていただいて最後にしようかと思います。

というわけで皆様。
いろいろとありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
相澤義和さん連載コラム『東京さんぽみち』バックナンバー
















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