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東京さんぽみち【第16回:三軒茶屋〜後編〜】 3ページ目

わたしはこういった駅に向かう道の光景が好きです。

この道でどれだけの物語が生み出されたことでしょう。

おにく屋さん。

全品国内産という品揃え。

以前はどこの街でもこういったお肉屋さんがありましたが、残念ながら我が街にあったお肉屋さんのうちのひとつは、店主がご高齢でお店を畳んでしまいました。

傘でここにいるよアピールをするマネージャー兼編集長。

minoriさんによると、こちらの奥に大変においしいお店があるとのことで、お店の前まで行ってみましょうということに。

営業中でしょうか。

残念ながら、準備中でした。

相「じゃぁ、今度一緒に行きましょうよminoriさん。」

minori「誰に口きいてんだよ下がってろ。」

というごきげんなやりとりの後、無事に松陰神社前駅へと戻ってまいりました。

あ、これですね、巷で話題沸騰のまねきねこペイント車両は。

いやー、かわいらしいですね。

かわいいですよね?

どうなんですかminoriさん、このねこペイントかわいいですよね?

「…。」

ちょうどほっぺたの辺りがヘッドライトになっております。

ねこもかわいいんですが、ここで更にかわいいminoriさんをどうぞ。

いや、それにしてもレンズのボケがいいですね。

普段レンズのボケ味なんて気にしないものですからあれなんですけど、優しいですよね、このレンズ。

柔らかい印象があるので、お好きな方も多いのではないでしょうか。

さぁ、例のごとく諸々都合よく端折りまして、三軒茶屋駅へ戻ってまいりました。

さすがにね、手足も冷え切ってしまったのでね、マネージャー兼編集長にお金を出していただいてあたたかいお茶でも飲みましょうかね。

うーん。

かわいい。

こんなにびしょびしょになるまで頑張ってくださってね、本当ありがたい限りですね。

そしてここへきて、この素敵な笑顔ですよ、素晴らしいでしょう。

全国のお父さんたち、見てますか。

今回の三軒茶屋編で、お父さんたちのやわらかハートはすっかり鷲掴みにされてしまったことでしょう。

ご本人がそんなところに需要があってもなぁ。と思っているかどうかはわたくしには知る由もありません。

世田谷線に乗る前にも見かけた子供用のダウンジャケット。

まだありました。

すっかり濡れてしまっております。

ちょっと薄暗い蛍光管を使った照明の商店街。

なにやら見つけた様子のminoriさん。

「相澤さん、被ります?選んであげましょうか?」

他人を傷つけない世代の筆頭である優しいminoriさんはそんなことを間違っても言いません。

三万か…。

衣装代で経費計上できるかな。

わたくしの事を知っている人たちに、ある日いきなりこれらの被り物をして登場したら皆いったいどういう顔をするのか。

これを被ったわたくしと一緒に歩いてくれるのか、待ち合わせして一番最初にどんな顔をしてくれるのか、撮った写真の表情を見てみたい気もします。

大笑いしてくれるのか、それとも終始気づいていないフリとかしてくれるのでしょうか。

優しさって、なんでしょう。

ちなみに全然どうでもいい情報ですが、わたくしこちらの新庄監督と同い年でございます。

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この記事を書いた人

1971年、東京都東久留米市生まれ。1996年、四谷スタジオ(現・スタジオD21)入社。2000年に相澤義和写真事務所を設立し、フリーランスとして独立。2019年に初写真集『愛情観察』を発行。2020年4月に2作目となる写真集『愛の輪郭』を、2022年4月には3作目となる写真集『愛情観察NEO』を発表している。