EP2:プレシーズンマッチ vs Bielsko!今季の戦力やいかに?【髙橋頌の欧州バレー挑戦記 SEASON3】

▲画像出典:KS Norwid Częstochowa公式Facebookページ
GOOPASS SPORTS MAGAZINEをご覧の皆さん、こんにちは!
ポーランド1部リーグ・KS Norwid Częstochowaに所属するバレーボール選手・髙橋頌(たかはししょう)です。
今日は今月初旬に行なわれたプレシーズンマッチの話をしたいと思います。
(編集・構成:GOOPASS SPORTS MAGAZINE編集部)
目次
プレシーズンマッチ vs Bielsko(ビエルスコ)

ホームのチェンストホバで、今季初のプレシーズンマッチが開催されました。
この日は計4セット行なったのですが、いわゆる絶対に負けられない真剣勝負というよりは、フレンドリーマッチのような位置付けで。
今シーズン初めての実戦形式・プレシーズンマッチだったので、スタメンも控えも関係なく、全員が平均して2セットずつ出場するような形で、色々な組み合わせを試しました。
土曜日の日中だったということもあるんですけど、お客さんもまばらで、100人も入っていなかったと思います。
ナイター開催だったらもう少し見に来る人が多かったと思うんですけど。
Bielsko(ビエルスコ)というチームについて
今回のプレシーズンマッチで対戦したのは、昨シーズン1部リーグに在籍した、Bielsko(ビエルスコ)です。
去年のリーグ戦成績は1部最下位で、ウチのチームと入れ替わる形で、今季から2部リーグに自動降格してしまいました。
去年の成績を見る限り、ウチと比べてそんなに力の差が大きくあるわけではないというか、同じぐらいの力を持ったチームです。

試合結果・自身のパフォーマンスについて
結論から書くと、セットカウント上では、2-2の引き分けでした。
勝敗にこだわりすぎず、貴重な実践形式の練習で色々な組み合わせを試していた印象です。
僕は4セット中3セット出場しました。
1セット目はディグとレセプションの両方出て、3、4セット目はレセプション時だけの出場です。
相手サーブがそこまで強くなかったこともあるのですが、レセプション成功率は、ほぼ100%だったと思います。
でも、Plus Ligaのサーブはこんなモンじゃなくて、もっと速くて強烈な豪速球サーブが、しかも厳しいコースに飛んで来るので、この日くらいのサーブだったら全部返さないといけないですね。
本当は1セット目だけ出るつもりだったのですが、2セット目以降に控えのリベロが狙われて(レセプションを)乱されてしまって、本当は3・4セットを出ない予定だったんですけど……さすがに出ないとまずいっていう状況になってしまって。
チームから、レセプションだけ出てくれ、と言われて急きょ出場することになってしまいました。
プレシーズンマッチで印象に残った選手

実験的な意味合いの試合でしたが、今回のプレシーズンマッチで印象に残った選手を、相手チームのBielskoと自チームに分けて紹介します。
Bielsko(ビエルスコ)で印象に残った選手:Szymon Romać(OP)
Bielskoで印象に残ったのは、中心選手のOP(オポジット)、Szymon Romać(サイモン・ロマック)です。
元々、僕もいたLublin(ルブリン)や、柳田(将洋/東京グレートベアーズ)さんや関田(誠大/ジェイテクトSTINGS)さんがいた Lubin(ルビン)など、長らくPlusLigaでプレーしていた、今年31歳の代の経験豊富な選手です。
今年は2部リーグに移籍しましたが、都落ち感というか、選手としてのピークが落ちてしまった印象は全くありません。
2部の上位クラブと1部の下位クラブは、そんなに大差ないですし。
今季も1部PlusLigaでプレーしてても全然おかしくない選手です。
チャンピオンズリーグにも、2017-18シーズンに出場経験があります。
プレースタイルは、日本代表の西田選手よりは宮浦選手に近いタイプです。
思い切り決めにいくっていうよりは上手くいなして、満足ではない体勢だったらブロックアウトにしたりとか、巻いて落としたりとか……。ベテランっぽいですね。
サーブもミスも少なくて、真ん中から打ってくるんですけど、左利き特有のカーブで巻いたり、かと思えばシュート回転をかけて逆方向を狙ったり……。テクニシャンなサウスポーです。
困った時はこの選手にトスが集まっていました。敵ながら頼りになる選手ですね。
自チームで印象に残った選手①:Tomasz Kowalski(S)
逆に、ウチのチームで良かった選手は、Kowalski(コバルスキー)という、去年から在籍しているセッターでした。
やっぱり安定してるな、っていう印象です。
昨シーズンから、コバルスキーがチームの正セッターを務めています。
たとえば、サーブ時の前衛に良いブロッカーが揃っていた場合は、無理にサーブを攻めるのではなく、前衛のMBに取らせてクイックを潰して、サイドからのスパイクを(リード気味の)ブロックでシャットして……みたいに頭を使う、冷静に考えてプレーできる選手です。
ちゃらんぽらんな感じじゃないというか、「ゲームの時だけ頑張ればいいやウェーイ」みたいな感じじゃなくて、 ちゃんと練習から考えて、真面目に取り組んでるっていう選手ですね。
バレーボールに対する姿勢とか、バレーボールの向き合い方とか……そういうところを尊敬していますし、結構気が合うなと思います。
練習前は結構入念にストレッチやウォームアップしてたり、1人で体動かしたりしていますし。
海外の選手って、自分が主役というか、自分が中心に回ってるみたいな考えの人がいるんですよ。
でも、コバルは、自分のトスが納得いかないと「今のトス悪かった?」「もう少し高く上げた方が良い?」とか、1回1回細かく確認してくれるんです。
僕ともレセプション時に、 「もっともう少し前にした方が良かったね」とか色々と話し合っていて、「ショウのそういうところ、めっちゃいいじゃん!」と去年からずっと言ってくれていたので、多分お互い気が合うんでしょうね。
コバルスキーは現在32歳で、ちょっと年齢は離れてるんですけど、 信頼関係は築けていると思います。
若い頃はU-19ポーランド代表に選出されたことがある、U-19世界選手権にも出場経験がある実力者です。
自チームで印象に残った選手②:Dawid Dulski(OP)
今シーズン新加入のOP(オポジット)・Dawid Dulski Polska(デイビッド)も、プレシーズンマッチで存在感を示していた選手の1人です。
元々U-25ポーランド代表にも招集されていた、ポーランドがユニバーシアードで世界2位になった時の選手で、身長は210cm(!)。
パワー系というよりは、高さで勝負するタイプです。
昨シーズンは、かつて古賀(太一郎/東京グレートベアーズ)さんも在籍していた、Zawiercie(ザビエルチェ)でプレーしていました。
デイビッドとポジションを争う、もう1枚のOP・Rafał Sobański(ラファエル)も、平均的な攻撃力が高い選手です。
ラファエルは僕と同じく昨季からチームに在籍していて、今季はキャプテンに就任しました。
多分、監督もどちらを起用すべきか悩んでると思います(笑)
プレシーズンマッチを1試合終えたばかりの現段階では、どちらがスターターになるのか、まだはっきり見えてこないですね。
チーム内で良い競争が起こっています。
昨シーズンからの変化
デイビッドなどの加入によって、昨シーズンと比べると、チーム全体の攻撃力は上がった印象です。
まだ連携不足・調整不足な部分はあるんですけど、身長の高い選手やジャンプ力のある選手がいるので、そこが上手くハマった時は、昨シーズンにはない爆発力があります。
僕とコーギー(Damian Kogut、守備的OH)のレセプションから攻撃に展開できたら、多分Plus Ligaの相手とも上手いこと戦えるし、格上相手にジャイアントキリングできる可能性も十分に出てくると思います。
きっとコーチは、そういうチーム編成・組合せを考えてると思うんですよね。
個人的には、攻撃力のある選手がチームに加入したことで、日々の練習から昨シーズン以上に強いスパイクをチーム練習で受けられるので、練習のクオリティが上がったと感じています。
プレシーズンマッチで対戦予定のライバル選手
今回のBielsko戦を皮切りに、プレシーズンマッチが続々と組まれています。
ほぼ毎週、9月は残り6試合、10月は5試合の予定です。
その中でも、対戦を楽しみにしている選手(チーム)を紹介します。
Benjamin Diez(ベンジャミン・ディエズ)/Belchatow (ベウハトフ)
9月21日(木)に、Belchatow(ベウハトフ)というチームと試合があります。
フランス代表のリベロ・Benjamin Diez(ベンジャミン・ディエズ)が在籍する名門クラブです。
この選手は、今シーズン宮浦(健人)選手がプレーする強豪Paris Volley(パリバレー)に在籍していたこともあります。
ディグもレセプションも、どちらも上手い選手です。
何か因縁があるわけじゃないのですが、この選手には絶対負けたくないですね。
PlusLigaでトップのリベロになるには、避けて通れない相手です。
Luke Perry(ルーク・ペリー)/Zawiercie(ザビエルチェ)
デイビッドが昨シーズン在籍していたZawiercieとも、プレシーズンマッチを行なう予定があります。
Zawiercieのリベロ・Luke Perry(ルーク・ペリー)は、去年のPlusLigaでレセプションランキング1位に輝いた選手です。
この選手だけには、レセプションでもディグでも繋ぎでも、全ての面で負けたくないと思っています。
現在のオーストラリア代表は決して強豪とは呼べませんが、「ルークはPlusLigaで1番のリベロだ」と言われるほどです。
ベンジャミン・ディエズ同様、超えなければいけない選手だと思っています。
ルークは身長174cmで同じくらいのサイズで、今27歳で同じくらいの年齢で、過去に僕も在籍していたフィンランドのPerungan Pojatでプレーした経験を持つ、因縁というか、縁がある選手です。
シーズン開幕前にワールドクラスのリベロ2人と戦うことで、PlusLiga No.1リベロまでの距離が、何となく測れるのかなって思っています。
今から対戦が楽しみです。次回のコラムでは、彼等2人と対戦した感想などを綴りたいと思います!
チームメイト紹介:Oskar Espeland(オスカー・エスペランド)


今シーズンのコラムから始まった、チームメイトを紹介するコーナー(笑)
第2回は、ノルウェー代表のOH(アウトサイドヒッター)・Oskar Espeland(オスカー・エスペランド)です。
22歳と若手の選手なんですけど、この選手はめちゃくちゃジャンプ力があります。
カンガルーみたいにジャンプして、練習中のスパイクは、ほぼ全部ブロックの上から真下に叩きつける。
ちょっと意味が分からないですね(笑)
身長も196cmとそれなりにあって、ジャンプ力は桁違いで……。
オフェンス力は、チームの中でも頭ひとつ抜けている印象です。
去年はオスカーやデイビッドみたいに爆発的な攻撃力を持つ、オフェンスに特化した選手がいなかったんですけど、今年はどんなチームができあがるか、コーチ陣は良い意味で頭を悩ませていると思います。
髙橋頌さんが使用しているカメラ

RICOH GR III

GR III
コンパクトでポケットにも入るサイズですごく軽いのに、カメラとしての性能がとても良いのが魅力的です!
またカメラにそこまで詳しくない僕でもRICOH GR IIIは簡単に使いこなせるので、このカメラが一台あればもう安心です!
RICOH GR Ⅲの作例写真


GoPro HERO9 BLACK CHDHX-901-FW

HERO9 BLACK CHDHX-901-FW
以前GoPro HERO8 BLACKを長く愛用していたのですが、GoPro HERO9 BLACKは前面にモニターがあり、自撮りをする時には映像が自分で確認できるのですごく使い勝手がいいなと思いました!


▼過去シーズンのコラムはコチラ



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