プロバレーボーラー・髙橋頌(たかはし・しょう)さん帰国後インタビュー

ーまずは2021-2022シーズンお疲れ様でした。
髙橋:ありがとうございます。
ー波瀾万丈なシーズンだったと思いますが、どんな1年でしたか?
髙橋:1回コロナで欧州挑戦が途絶えかけてしまって、なんとか首の皮一枚繋がったなと。次に繋げるために、自分でセルビア・ベルギーのクラブチームにに練習生として参加して、なんとか繋げられたシーズンでした。
ー100点満点でいうと何点のシーズンでしたか?
髙橋:当初の目標が『直接外国に渡って契約を掴み取る』だったので…60点、65点くらいですかね。
ー足りなかった35点はどのような部分でしたか?
髙橋:(そこまでレベルの高くない)フィンランドで契約した点が大きいです。(比較的レベルの高い)セルビア・ベルギーでは知り合いを通じて周囲のチームにあたったりしたんですけど、そこで選手契約を獲ることができませんでした。
選手登録の枠も決まっているので、もちろん自分の実力・行動だけではどうにもならない部分ではあるのですが…なんとか食い込みたかったですね。
あとは、フィンランドでの所属先で、そこまでチーム状況が良くなかったところも減点要因だと思っています。

ーフィンランドではレギュラーシーズンを終えてレセプション(サーブレシーブ返球率)ランキングで1位でした。
個人として最低限の結果は残せましたが、チームで目標にしているPLAYOFFに進出できなかったので、その点は悔しかったですね。
ー自分自身を評価できる、ポジティブな点があれば教えてください。
バレーボーラーとして、3ヶ国を経験できたことです。セルビアのトップチームなどで練習できたことで、イタリアのプロリーグ・セリエAにも顔が知られているコーチ・選手など、どんどんネットワークが広がっていきました。その後フィンランドで選手契約を勝ち取って、自分のプレーを評価してくれる人が現れたので…今はまだ実っていないかもしれませんが、コネクションを作れたっていうのは、後々自分がステップアップしていく上で大きいと思っています。
ーフィンランドリーグでのキャリアを振り返って、一番印象に残っている試合はありますか?
印象に残っているのは、やっぱり自分がスパイカーとして出た試合ですかね(笑)中学・高校の時は打ってましたし、元々スパイクには自信があるんですよ(笑)しかも、その時の対戦相手がたまたま野瀬さんのいるチームという…(笑)スパイカーで出るのが決まったのは、試合の1週間くらい前でした。チームメイトがコロナや風邪で離脱して、登録選手が7人しかいなくなってしまったんです。でも自分の中では、「久しぶりに試合でスパイクが打てる!」というワクワク感があって、「自分のスパイクやサーブがどこまで通用するんだろう?」と、楽しみにしていました。
ーなるほど(笑)今はリベロ1本でやられていますが、元々スパイクを打つのは好きだったんですね!
好きですね(笑)実際にその時は調子が良くて、試合が終わった後は「もっと自分にトスを上げてくれれば、この試合勝てたかもしれないのに(笑)!」と思ってました(笑)
ーフィンランドリーグで印象に残った選手はいますか?
1人います。イラン人のOP(オポジット)で、代表経験があるかは分からないんですけど、OPなのにスパイク決定率で上位にランクインしてたり、自分でレシーブしてそのままスパイクを打てたりと、面白い選手でした。
たしかまだ若かったので、いずれ国際試合の舞台に姿を表すかもしれません。これからが楽しみな選手ですね。

フィンランドリーグ1部レギュラーシーズンでは、堂々のレセプションランキング1位を獲得(写真出典:@HeikkiKiiskinen)

GOOPASS SPORTS MAGAZINE編集部フォックス
GOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GOOPASS MAGAZINE』『GOOPASS SPORTS MAGAZINE』の編集長として、企画・ディレクション・記事制作などを担当する一方で、フリーランスのフォトグラファーとしても活躍中。バスケットボール・ラッパー・プロバレーボール選手・フィットネストレーナーなど、スポーツ・ストリートシーンを中心に、スナップ・ポートレートなど幅広い撮影シーンを手がける。愛機はCanon EOS 5D MarkⅣと、FUJI FILM X100V。
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