日本人4人目のNBAプレーヤー、河村勇輝(メンフィス・グリズリーズ)に迫る!

  • 2024.12.11
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日本人4人目となるNBA選手であり、日本人初のBリーグ経由NBA選手となった河村勇輝(メンフィス・グリズリーズ所属)。

チームのエースであるジャ・モラントに気に入られ、代名詞のノールックパスで目の肥えた本場のファンを沸かせ、ホーム・フェデックス・フォーラムで『We want yuki』の大合唱が起こるなど、海を超えて愛される河村勇輝の、これまでのキャリアや今後の可能性などについてお伝えします。

監修:ANDO1(NBAファン歴20年)

河村勇輝のプロフィール

氏名(読み方)河村勇輝(かわむら・ゆうき)
生年月日(年齢)2001年5月2日(23歳)
ポジションPG(ポイントガード)
身長172cm
体重72kg
出身校福岡第一(福岡)→東海大学中退
シャッターチャンスクラッチショット、ノールックパス
X(Twitter)@KawamuraYuki
Instagram@kawamurayuki_8

河村勇輝のキャリア

河村勇輝は、福岡第一高校と東海大学で全国制覇を成し遂げる一方、学生のカテゴリを飛び越え、国内プロバスケットボールリーグ・Bリーグでも特別指定選手として活躍を収めました。

その後、東海大学を中退してBリーガーとしてプロ契約を結び、日本代表活動を経て、現在は史上初となる『Bリーグ経由のNBAプレーヤー』として、メンフィス・グリズリーズ所属の2WAYプレーヤーとして海外挑戦を続けています。

高校時代(福岡第一高校)

同級生である小川麻斗選手(千葉ジェッツ/B1リーグ)・内尾聡理(ファイティングイーグルス名古屋/B1リーグ)神田壮一郎(ファイティングイーグルス名古屋/B1リーグ)と共に、ウィンターカップ2連覇など、4度の全国制覇を経験。

また、福岡第一高校在学中にB1リーグ・三遠ネオフェニックスに特別指定選手として加入し、B1史上最年少出場を記録したデビュー戦(vs千葉ジェッツ)で、当時の史上最年少得点記録を更新しました。

  大学時代(東海大学)

特別指定選手としての活動を終了後、福岡第一高校時代の先輩・松崎裕樹らが在籍する東海大学へ進学。

大学1年

新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中止になったものの、大学日本一を決めるトーナメント戦“インカレ”では、主力選手として優勝を成し遂げ、3pt王のタイトルを獲得しました。

インカレ終了後には、特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズ(B1リーグ)に入団。2020-21シーズンの16試合に出場し、平均21.2分の出場で、6.0得点、2.3リバウンド、3.4アシストを記録しました。

大学2年

関東大学一部リーグを制覇したものの、連覇を賭けて臨んだインカレでは、決勝で松下裕汰(現:レバンガ北海道/B1リーグ)率いる白鴎大学に敗れて準優勝。

インカレ後には昨シーズン同様、横浜ビー・コルセアーズに特別指定選手として入団。2021-2022シーズンの32試合に出場し、平均23.6分の出場で、10.0得点、2.9リバウンド、7.5アシストを記録し、昨年のスタッツを上回る活躍を見せました。

3年次への進級を控えた2022年3月3日、東海大学を中退することを発表。特別指定選手として入団していた横浜ビー・コルセアーズとの特別指定選手契約を2021-22シーズン終了まで延長し、2022-23シーズンのプロ契約を締結したことを発表しました。

  Bリーガー時代(横浜ビー・コルセアーズ)

2022-2023シーズン

プロバスケットボール選手として迎えた2022-2023シーズンは、スタメンPGに定着し、平均28.2分の出場で、19.5得点、3.4リバウンド、8.5アシストと活躍。チームを創設以来初となるCHAMPIONSHIPに導きます。

試合開始直後は司令塔としてアシストに徹するものの、点が欲しい場面では森井健太(現:横浜ビー・コルセアーズ)に司令塔を託して、漫画SLUM DUNKの仙道彰さながら次々と得点を重ねるスコアラーに豹変。他チームがクラッチタイムで外国籍のエース選手にボールを託すのに対して、横浜ビー・コルセアーズは河村にボールを託す場面が多く見られました。

ポストシーズンでは、レギュラーシーズン途中に負った怪我の影響もあり、SEMI FINALS(準決勝)で琉球ゴールデンキングスに惜しくも敗北。しかしながら、レギュラーシーズンの活躍が認められて、シーズン終了後のB.LEAGUE AWARD SHOWでは、リーグMVP・ベストファイブ・アシスト王・新人賞などの個人賞を獲得しました。

2023-2024シーズン

プロ2年目の2023-2024シーズンは、外国籍選手の入れ替わりなどもあり、河村にかかる負担が激増します。キャリアハイとなる1試合42得点を記録するなど、平均30.4分の出場で、20.9得点、3.0リバウンド、8.1アシストのスタッツを記録したものの、チームはCHAMPIONSHIP出場を逃してしまいました。

シーズンオフには2024年パリオリンピックに日本代表メンバーとして参加。予選リーグで敗退となりましたが、開催国のフランスを相手に29得点・7リバウンド・6アシストを記録して世界中に大きな爪痕を残しました。

NBA挑戦(メンフィス・グリズリーズ)

2024年9月、NBAのメンフィス・グリズリーズとのエグジビット10契約に合意し、横浜ビー・コルセアーズの退団が発表されました。

河村勇輝が所属するメンフィス・グリズリーズとは?

テネシー州メンフィスを本拠地とするメンフィス・グリズリーズは、ウェスタン・カンファレンス、サウスウェスト・ディビジョンに所属するチーム。2018-2019シーズンには渡邊雄太選手が同じくツーウェイ契約を締結し、NBAデビューを果たしており、日本人にとって馴染み深い球団といえるでしょう。

2023-2024シーズンはウェスタン・カンファレンスで15チーム中13位に沈んでいるが、2024-2025シーズンはエースのジャ・モラントが完全復活し、11月末日時点で15チーム4位に付けています。

河村勇輝のNBAデビューまでの流れ

 エグジビット10契約

2024年9月6日に、河村勇輝はメンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を締結します。

エグジビット10契約とは、給与保証のない契約形態で、シーズン開始前やシーズン中に解雇された場合、以後の給与は支給されません。

ただし、エグジビット10契約を締結とした選手は、ツーウェイ契約に切り替えることが可能です。

河村勇輝選手と同じく2024年のパリオリンピックに出場した富永啓生も、NBAインディアナ・ペイサーズとイグジビット10契約を締結しています。

ツーウェイ契約

2024年10月19日に、河村勇輝はメンフィス・グリズリーズとツーウェイ契約に合意します。

ツーウェイ契約とは、下部組織・Gリーグに選手登録・出場して試合経験を積みながら、NBAの試合に最大50試合まで出場できる契約のこと。

NBA経験3年以下の選手が対象で、各チーム最大3名まで締結することが可能です。

また、ツーウェイ契約を締結した選手は、NBAのロスター15名には含まれない追加選手枠として登録されます。

河村勇輝は、メンフィス・グリズリーズの下部組織であるメンフィス・ハッスルの登録選手としてGリーグに出場する傍ら、メンフィス・グリズリーズの一員としても最大50試合に出場することができます。

メンフィス・グリズリーズでは、河村勇輝のほか、コリン・キャッスルトンとカム・スペンサーの2名がツーウェイ契約を締結中。

尚、ツーウェイ契約は通常1年単位の契約ですが、NBA契約と同様、チームはいつでも解雇することが可能です。

河村勇輝が本契約を結べる可能性は?

既にメンフィス・グリズリーズはロスター枠15名の選手と契約を締結しているため、選手が解雇されない限り、今シーズン中に本契約を結ぶことはできません。

また、現状はガベージタイムでの出場が主となっており、現在の成績では来季もNBA本契約を勝ち取ることは難しいでしょう。パスなどアシストでは一定の評価を得ているものの、サイズでは圧倒的なハンデを負っているため、課題である3ptシュートの成功率向上が求められます。

その一方、Gリーグではダブルダブルの活躍を見せるなど一定の数字を残しているため、NBA予備軍を相手に経験を積んで、シュート精度などスキルを磨いて、NBAの舞台でインパクトを残すことができれば、チャンスはあるかもしれません。

河村勇輝が所属するグリズリーズのNBA・Gリーグ 2024-2025シーズン試合日程

NBAメンフィス・グリズリーズの試合日程は下記リンク(外部サイト)よりご確認ください。

Gリーグメンフィス・ハッスルの試合日程は下記リンク(外部サイト)よりご確認ください。

河村勇輝のスタッツ(NBA 2024-2025シーズン)

11月29日時点における河村勇輝のスタッツは、平均3.0分の出場で、0.9得点、0.2リバウンド、0.6アシストです。

詳細は下記リンク(外部サイト)よりご確認ください。

まとめ

生まれ育ったBリーグを経由して、日本人4人目となるNBA選手になった河村勇輝。

現在なかなか試合に絡めず苦しい状況が続いていますが、得意のノールックパスで本場・アメリカのオーディエンスを沸かせ、課題である3ptシュートの精度を磨いて、来季はNBA本契約を勝ち取ってほしいところです。

YUKI KAWAMURAの挑戦に、今後も目が離せません。

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