モータースポーツの撮影テクニックを紹介!流し撮りで躍動感ある写真を

  • 2025.06.30
  • 2025.06.30
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モータースポーツの撮影に挑戦してみたいと思ったことはありませんか。

疾走するマシーン、サーキットに響くエンジン音……。

その臨場感を写真で残せたら素敵だと思う反面、どのように撮影すれば良いのか分からず、ハードルが高いと感じてしまう方がいるかもしれません。

実際に、動きの速い被写体を撮影するには、シャッタースピードやAF(オートフォーカス)設定、背景とのバランスなど、基本的な撮影技術や工夫が必要です。

とはいえ、コツさえ押さえれば、初心者でも迫力ある写真を撮影することができます。本記事では、モータースポーツを撮影する方法やコツを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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モータースポーツの撮影テクニック4選!

モータースポーツ撮影の醍醐味は、疾走感と迫力を写真で表現することにあります。モータースポーツならではの撮影テクニック「流し撮り」をはじめ、サーキットならではの特徴を活かした構図や、露出の調整など、押さえるべきポイントがあります。

ここでは、4つの重要なテクニックについて詳しく解説します。

①流し撮りは被写体と背景にスピード差をつけることがポイント

バイクレースの流し撮り

流し撮りとは、疾走感を引き出す撮影テクニックです。カメラで走行中の車やバイクを追いかけながら撮影することで、背景にブレを生み出し、スピード感を演出します。ポイントは、被写体をクリアに捉えながら、背景との速度差を意識的に作り出すことです。

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シャッタースピードは1/125秒から1/30秒

モータースポーツの流し撮りに適したシャッタースピードは、1/125秒から1/30秒の間です。背景に適度なブレを与えつつ、被写体を鮮明に捉えることができます。

1/30秒では背景のブレが強調され迫力が出ますが、被写体がブレやすくなります。まずは1/125秒から始め、技術が向上したら徐々にスピードを落としましょう。

状況に応じてNDフィルターを活用する

シャッタースピードを遅くすると、写真は明るくなります。意図的にシャッタースピードを落とす流し撮りは、晴天時に露出過多で白飛びしてしまう場合も。そんな時は、NDフィルターを装着してレンズから入る光量を制御します。NDフィルターは、黒やグレーの薄いフィルターで、サングラスのような役割を果たすものです。

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②サーキット感を撮影するには縁石をうまく使う

サーキットの縁石

縁石は、サーキットを象徴する重要な要素です。縁石を画面に取り入れることで、モータースポーツならではの臨場感を演出できます。

特にコーナリング時の車両を縁石越しに捉えることで、ダイナミックな走りの表現が可能です。車両が縁石にせまる瞬間は、見逃せないシャッターチャンスとして覚えておきましょう。

③蛍光色やメタリック塗装の車は露出アンダーで撮影する

蛍光色やメタリック塗装の車両は、露出過多になりやすい特徴があります。意図的に露出を抑えめにすることで、本来の鮮やかさを引き出すことが可能です。特に逆光シーンでは、ハイライト部分に露出を合わせることで、色彩の劣化を防げます。

初心者でも簡単!モータースポーツの撮影4つのコツ

モータースポーツの撮影は一見ハードルが高そうに感じますが、基本的なポイントを押さえるだけで、迫力のある写真を撮ることができます。

①撮影ポイントを逃さないためにコース全体を把握しておく

鈴鹿サーキットのコース

サーキットでの撮影は、まずコースの形状や特徴を理解することから始まります。

良いアングルやシャッターチャンスを得るには、撮影に適したポイントを見つけることが大切です。コーナー、ストレート、縁石の配置などを事前に確認し、撮影プランを練ることで、狙い通りの一枚が撮れるでしょう。

 たとえば、コーナー出口では車両が減速から加速に移行する瞬間を捉えることで、マシーンの動きをダイナミックに切り取ることができます。

②AF設定は自動追尾モードに設定

レース場を高速で移動するマシーンにピントを合わせるのは至難の技です。そこで活躍するのが、AF自動追尾モードです。

メーカーによって呼称は異なりますが、CanonならSERVO(AI SERVO AF)、NikonやSONYなら(AF-C、コンティニュアスAF)と表記されています。

AF自動追尾モードは、カメラが自動的に動く被写体を追従し、常にピントを合わせ続けてくれる機能です。連写機能と組み合わせることで、初心者でもスピーディーなモータースポーツ撮影の成功確率を上げてくれます。

③構図を工夫する

構図の選び方一つで、写真の魅力は大きく変化します。車両を単に中央に配置するだけでなく、手前に縁石やスタンドを入れることで、より豊かな奥行きが生まれます。また、ローアングルからの撮影では、マシンの存在感とスピード感を一層引き立てることが可能です。

背景選びも重要なポイント。雑多な背景は写真の集中力を損ないますが、緑地や縁石などサーキットならではの要素を活用することで、「何を写したいのか?」という撮影意図が明確に伝わる一枚に仕上がります。

④レンズはフェンスに近づけて撮影する

フェンス越しの撮影

安全確保のため、サーキットではフェンス越しの撮影が基本となりますが、フェンスが写り込むと写真の質が低下します。そんな時は、レンズをフェンスにできるだけ密着させることで、フェンスの存在を目立たなくすることが可能です。

レンズが直接接触しないように、レンズフードを装着することをお忘れなく。

モータースポーツの基本的な露出設定

望遠レンズでの撮影

モータースポーツ写真の出来映えを大きく左右するのが、露出設定です。ダイナミックな走りの表現には、シャッタースピード、F値、ISO感度の適切な組み合わせが欠かせません。

以下では、理想的な露出設定のポイントを詳しく解説します。

シャッタースピード優先モード

モータースポーツ撮影の基本となるのが、シャッタースピード優先モードです。シャッタースピード優先モードでは、撮影者が決めたシャッタースピードに合わせて、カメラが最適な露出値を自動調整してくれます。 

流し撮りでは遅いシャッタースピードで背景にブレを加え、静止画では速いスピードで瞬間を切り取ります。撮影意図に応じた柔軟な露出コントロールが可能なのが、シャッタースピード優先モードの強みです。

静止画のシャッタースピードは1/200秒から1/1000秒

静止画撮影では、1/200秒から1/1000秒前後の速いシャッタースピードが効果的です。走行中の車両をブレなく捉えることができます。

特に速いスピードを選択すれば、ボディの細部や塗装の輝きまでクリアに描写できます。高速で駆け抜ける車両の撮影にも十分対応できるでしょう。

また、前述の通り流し撮りを行う際は、シャッタースピードを1/125〜1/30に設定しましょう。

ISO感度はオートでOK

モータースポーツ撮影を始めたばかりの方は、ISO感度のオート設定を活用しましょう。周囲の明るさに応じてカメラが最適なISO感度を選択してくれるため、露出ミスを防げます。 

ただし、思い通りの露出が得られない場合は、マニュアル設定への切り替えを検討しましょう。その際は、ノイズの発生を抑えられるISO100から400の範囲を目安に設定すると、クリアな画質が得られます。

モータースポーツを撮影するときの注意点

バイクレースの撮影

モータースポーツの撮影は迫力ある写真を撮れる楽しさがありますが、サーキットでのルールやマナーを守ることが重要です。

ここでは、撮影時に気をつけるべき注意点を紹介します。

望遠レンズの使用が禁止なサーキットもある

サーキットによっては、安全上の理由から望遠レンズの使用が禁止されている場合があります。特に、観客席からの撮影では、周囲の観客に配慮する必要があるため、事前にルールを確認しておくことが大切です。

撮影前には必ずサーキットの公式サイトや案内板を確認し、カメラやレンズの持ち込みに関する規制がないかを確認しましょう。

また、レンズの制限がなかったとしても、特に流し撮りに挑戦する際など、周囲の人に当たることがないか、十分なスペースが確保できているか、しっかり確認した上で撮影を行なってください。

ルールやマナーを守って一脚・三脚を使用する

モータースポーツ撮影など重量のある超望遠レンズを用いる際は、一脚や三脚を使用することで、ブレにくく安定した写真が撮りやすくなります。

ただし、密集した観客席など周囲の迷惑になる場所で三脚を使用することはNGです。

また、大会やレース場によっては、そもそも三脚の使用を禁止されている場合があるので注意しましょう。

また、一脚は三脚に比べて周囲の邪魔になりにくいため、使用可能なサーキットやシチュエーションが多いようです。三脚同様事前にルールなどを確認して、安全とマナーを守った撮影環境を意識しましょう。

モータースポーツの撮影に関するよくある質問

モータースポーツの撮影について初心者が抱きがちな疑問を解決します。ここでは、カメラ選びやスマートフォンでの撮影の可能性について詳しく解説しますね。

初心者におすすめなモータースポーツ撮影向けのカメラは?

スピード感を捉えるためには、高速連写機能や追尾型のオートフォーカス機能を備えたカメラが最適です。

具体的には、エントリーモデルのミラーレス一眼カメラがおすすめです。たとえば、Canon EOS Rシリーズ・Nikon Zシリーズ・SONY α6000シリーズは、高速連写とAF自動追尾モードを備えているモデルがあり、初心者でも扱いやすく人気があります。

これらのカメラに望遠ズームレンズを組み合わせることで、モータースポーツ撮影の成功確率が高まるでしょう。

モータースポーツの撮影はスマホでも可能ですか?

結論から述べると、マシーンが高速走行するモータースポーツを、スマートフォンで撮影するのは至難の業です。

被写体が眼前を一瞬で通り過ぎるので、どうしても写真はブレてしまいます。

また、光学ズームが搭載されていないスマートフォンの場合(デジタルズームを使用した場合)、ズームすると写真の画質が劣化してしまうので、モータースポーツの撮影には不向きです。

ただし、マシーンの動きに合わせてスマートフォンを動かしながら撮影することで、理論上は一眼カメラと同様に流し撮りすることができます。

まとめ〜モータースポーツの撮影テクニックを掴んで躍動感のある写真を撮ろう〜

モータースポーツ撮影は、基本的なカメラの知識と撮影テクニックとさえ把握していれば、初心者にも挑戦しやすい分野です。

また、流し撮りなど1ランク上の撮影技法をマスターすれば、マシーンの動きをより躍動的に捉えることができますよ。シャッタースピードやF値、ISO感度といった基本的な露出設定を調整することで、思い通りの仕上がりに近づけることができるでしょう。

次回の観戦ではカメラを手に取り、スピード感あふれるモータースポーツの魅力を写真に残してみてはいかがでしょうか。

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