髙橋頌の欧州バレー挑戦記【第11回:2021年の振り返り&2022年の目標】

  • 2022.01.05
  • 2026.08.28
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(写真:ゲント中心地の観光スポット)

新年あけましておめでとうございます。髙橋頌です。

本年もよろしくお願いいたします!

今回のコラムでは、2021年の振り返りと2022年の目標について書きたいと思います。

 

 

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ヨーロッパで上を目指すため、海外挑戦を開始したのは2019年4月でした。

今シーズン(2021-22)はまだヨーロッパのクラブと契約出来ていない状況ですが、2021年8月20日から”自ら契約を勝ち取るため”セルビアのとあるクラブへ直接練習参加し始めたり、2021年11月からはベルギーのクラブへ練習生として参加したりと、『ヨーロッパのトップリーグでプレーするために』今自分が出来る最大限の行動をしてきたつもりです。

ただ、これまでに練習生として参加してきたヨーロッパのクラブは、すでに選手が揃っていてリベロはいらないということもあり、今シーズンの契約が難航していました。

それでも、直接ヨーロッパへ行き、練習生として色々模索する中で、行動でしか得られなかったご縁や、繋がり、そして今後に向けてのチャンスがしっかり見えてきました。

今の段階でまだ形になっていなくても、自分自身で『今後の目標に必ず繋がる』という確信がありました。

今回の記事では、この数ヶ月の行動を色々と思い出しながら今年の出来事を深掘りしていき、そして2022年の目標も含めて話していこうと思います。

2021年1月〜7月


私はヨーロッパのクラブと契約するため、日本の様々なクラブに練習参加させていただいたりしていました。

基本的に関東付近のクラブに練習参加したり、体育館を借りてそこで自主トレを行っていたりしました。

そして、夏が近づいてきて暑くなったら、ビーチバレーをトレーニングの一環として取り入れたりもしていました。

砂の上で動くことによって、今までと違った身体の使い方も出来ますし、砂で動いた後インドアでプレーすると土台がしっかりとするというか、しっかり地面を踏めてる感覚になるので、これは取り入れた方がいいなと思いました。

7月〜海外渡航を決意

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セルビア(クラグイェバツ)の中心地

2021年7月頃まで、私は上に書いた通り、関東のチームや自分で体育館を確保して練習したり、夏にはビーチバレーをトレーニングとして取り入れたりして、ヨーロッパのクラブからのオファーに備えていました。

海外契約自体は、大体シーズン終了(3,4月頃)からシーズン開始(9月頃)までにオファーが動いていることが多いです。(もちろん海外では、それ以外の期間で契約が動くことはよくあります)

そんな中、エージェントからはコロナ禍ということもあり、今この状況でヨーロッパのクラブと契約するのは相当厳しい、もしオファーが来たとしてもまだ先のことだろう、そして契約条件も期待しない方がいい、そのような会話を2021年7月下旬頃にしていました。

一度決めた海外挑戦、日本でプレーしていくのではなく、海外のヨーロッパを拠点に上を目指したいということで、強く決断しました。

たとえどんな条件であっても、今までの自分の後悔をすべてヨーロッパの挑戦にぶつけたい、レベル高いリーグで自分を試したい、その気持ちは今も強まっています。

そこで見てきた景色、直接肌で感じたポーランドリーグの雰囲気、自分はこの地で上を目指したい、そう思いました。

しかし、ポーランドリーグもコロナウイルスの影響で一番大事なプレーオフも、今後の試合自体もすべて無くなった。

一度途切れかけた海外挑戦だったが、自分はこのまま待っていてはオファーが来る可能性は低いし、自分から行動するしかない。

そのような思いで、とある方にセルビアのクラブを繋いでいただき、すぐに8月20日の成田空港発、セルビアのベオグラード行きの飛行機のチケットを取りました。

8月〜セルビアへ渡航

高台から見たセルビア(クラグイェバツ)の景色

セルビア渡航が正式に決まったのは、8月上旬頃。

正直このセルビアのクラブに練習生として参加する話が無くても、今まで出会ってきたヨーロッパのクラブ関係者だったり、お世話になった方々に繋いでいただいて、なんとしてでもどこかの国のクラブへ8月から9月ごろにかけて、まずは練習生として参加していたと思います。

そうして8月21日にはセルビアに到着して、すぐに練習生として参加していました。

そのクラブはセルビア1部に所属していて、練習内容などたくさんの事を吸収出来る環境でした。

ただ、今シーズンについてそのクラブはすでにリベロが揃っていて、しかもセルビア代表のリベロNevenがこのクラブでプレーするというのを聞いた時は、かなり驚きました。

練習生として参加し始めた最初の数ヶ月は、このクラブはすでにリベロが揃っていると聞いていて契約出来る可能性は一切ないというのは聞かされていたのですが、最初の時期はクラブには自分を除いて一人しかリベロがいなかったので、誰が来るのか知りませんでした。

彼のプレーから学ぶこともたくさんありましたし、ヨーロッパでリベロとして戦っていくために必要な事が、短期間でしたが直接肌で感じれたと思っています。

練習生としてセルビアのクラブに練習生として参加しながら、国内の他クラブを当たったりもしました。

しかし、セルビアはその9月中旬頃にはすべてリベロも揃っていて、もう少し早く他のクラブを当たっていたら…のようなことも言われましたが、せっかく練習生として参加したクラブにすぐ「他のクラブを紹介してほしい!」なんて身勝手な行動も出来なかったですし、こうしてまずは練習生として受け入れていただけたことに本当に感謝しています。

まずは目の前の事を大事に進んでいきたいですし、それは後悔したってしょうがないと思います。

それより、こうしてセルビアのクラブの選手、スタッフ、と直接繋がれたのは今後ヨーロッパで上を目指していく上で、『行動などでしか得られなかった』大きな財産だと強く思っています。

セルビア滞在中に、今シーズンの契約を結ぶことは出来ませんでしたが、今後の自分のヨーロッパでのキャリアにかなりプラスになっていると感じます。

10月〜移動を決断

ベルギー(ゲント)中心地

セルビアに滞在して約3ヶ月が経過しようとしていました。

その滞在時には、VISAが無かったため3ヶ月を超えると違法滞在になってしまいます。

そのため、必ずセルビアを出なければいけませんでした。

選択肢としては二択、日本に帰国してヨーロッパのクラブからのオファーを待つ、または別のヨーロッパの国へ行きそこからチャンスを作る、その二つがありました。

自分の考えとしてはヨーロッパで上を目指すために海外挑戦を開始していますし、こんなところで海外挑戦を途切れさせてたまるか、という気持ちでヨーロッパ(EU)の他の国へ移動することにしました。

そこで選んだ国は『ベルギー』です。

ただ練習生としてプロクラブに参加するというのも、このコロナ禍で簡単に参加出来るわけではないです。

それに、ベルギーのクラブとしては、もう選手は揃っているので契約の可能性は一切ないということ、練習中は感染防止に努めること、その条件の中ようやく練習参加することが許されました。

11月〜ベルギーで練習開始

高台から見たベルギー(アントワープ)の景色

2021年11月1日、こうして無事にベルギーに到着し、隔離期間も終えて11月中旬から練習参加を開始しました。

練習参加前にベルギーの監督とメッセージでやり取りしていたのですが、正直恐い方だと思っていました。笑

しかし、練習開始から1週間くらいしてから、すごく親切に接してくれたのはびっくりしました。

そして、ベルギーのクラブではまず自分の持てるプレーをすべて出し切ろう、そして契約出来ないとかは関係無しに、とにかく選手やスタッフと仲を深めていこうと考えました。

目先の『今すぐ契約をつかまなければいけない』という部分に目を向けながら練習に取り組むのではなく、今こうして一緒に練習できている事、そしてスタッフにも自分のプレーを知ってもらう良い機会、という部分に焦点を当てて毎日取り組んでいきました。

そうしていると、SNSにてベルギーのクラブ関係者だったり、その周りのクラブ関係者と連絡を取らせてもらうようになりました。

というのも、『まだ契約が決まってない日本人のリベロがベルギーで練習生として来てるよ』というような話をしてくれたのかどうかは分かりませんが、今シーズンの契約について心配してくれたり、各国のクラブ関係者と連絡を取るようになりました。

しかし時期は11月下旬。

どの国もリーグが開幕していて、選手はほとんど揃っているところが多いです。

ですが、シーズン途中であっても様々なポジションの契約(オファー)が飛び交ったり、選手が怪我をして入れ替えをしたりと、そのようなことが頻繁に起きることは知っていました。

そのため今自分にできる事としては、練習で自分のプレーを評価してもらうということ、そして信頼関係が出来たと判断したら、『今シーズンのクラブを探したいため』誰かを紹介してもらう。

まずは目の前のことに全力で取り組まなければ、その先も見えてこないですし、自分なりに必死にもがいていれば、誰かが必ず見てくれます。

そのような気持ちでベルギーの練習に毎日取り組んでいました。

先のことより、まずは目標のために目の前を大事にする、そこから少しずつ道が開けてくる、そういったような出来事を身をもって体感しました。

2021年に掲げた目標

ベルギー(ゲント)中心地で撮影

常に目標を口に出していく。

まずは実践してみる、ということで海外挑戦中いつから始めたのかは分からないが、InstagramやTwitterで『 #すべてはヨーロッパのトップリーグでプレーするために 』というハッシュタグを付けています。

これは今自分が目標にするところです。

ということで、毎回投稿にこの言葉をハッシュタグで付けています。

目標のために自分で様々な事を感じて行動しながら、色々試行錯誤することはすごい大事だと痛感しました。

自分の見えるところで言葉を置くことで、常に自分の方向性や行動を修正していけますし、苦しい時期でもこの言葉を見た時に、今は目標のための”過程”であって、どんなにトライして失敗してもそれは目標のための通り道に過ぎないんだと思っています。

少し大袈裟に言い過ぎましたかね。笑

ただ、成功まで挑戦して試行錯誤していく、というのが一番大事なんだという事を行動で示していきたいと思います。

2022年の目標

ベルギー(ゲント)中心地の街の様子

まずは、ヨーロッパのクラブと契約を結ぶ。

そこで今シーズンを戦い切る。

それが今まで行動してきてセルビア、ベルギーで出会ってきた方への感謝の気持ちとして”形”で表すことが出来ますし、それがきっと良い形で次のステップアップに繋がると思います。

そして何より今年は『来シーズン(2022-23)に向けて良いスタートダッシュを切ること』ここに向かって突き進んでいきたいと思います。

コロナ禍によって狂わされようが、何かパンデミックのようなものが起きようが、自分の出来るベストに尽くして、その目標に向けてひたすら進むのみだと思っています。

そのためにまずは目の前のことに意識を置いて、そしてその間にも目標のために必要なことにもアンテナを張りながら、毎日一歩ずつ進んでいきたいと思います。

2022年が皆さんにとってより良い一年になりますように。

髙橋頌さんが使用しているカメラ

"カメラのサブスク"GOOPASSを手がけるGOOPASS株式会社は、欧州に海外挑戦する髙橋頌さんをサプライヤーとしてバックアップしています。本記事内で使用している写真は、実際に髙橋頌さんが撮影したものです。

GOOPASS SPORTS MAGAZINEは、GOOPASSで取り扱っているカメラなど撮影機材をレンタルし、YouTube動画やTwitter・InstagramなどSNSの投稿をはじめとする、メディアを通じたセルフプロデュースをサポートします。

FUJIFILM X100V

X100Vは、FUJIFILM(富士フイルム)の人気コンパクトデジタルカメラシリーズ・X100シリーズの最新モデルです。コートのポケットにすっぽり収まる428gの軽量・コンパクトなボディに、FUJIFILMの最新技術が惜しみなく詰め込まれています。その1つが、フィルムシミュレーション。FUJIFILM独自の画像設計技術により、撮影したデジタル写真を、LightroomやPhotoshopなどの編集・加工ソフトを使うことなく、フィルム写真のように仕上げることができる機能です。フィルターの数は、前モデル「X100F」から2種類増えた全17種類。Velvia・PROVIA・ACROSなど、世界中で愛されているフィルム写真のような世界観を再現できます。カメラ本体と一体になったレンズには、F2の23mm単焦点レンズをセレクト。主戦場となるストリートスナップはもちろん、ボケを活かしたポートレート撮影など、幅広いシーンで活躍が期待できる1台です。

カラーバリエーションはシルバーとブラックの2色です。

FUJIFILM X100Vのスペック

製品名FUJIFILM X100V
タイプコンデジ
撮像素子23.5mm×15.6mm(APS-C)、X-Trans CMOS 4(裏面照射型)
画素数/動画サイズ2610万画素
焦点距離35mm
開放F値F2
最短撮影距離10cm(標準)
デジタルズームクロップのみ
常用感度ISO160~12800(通常)/ISO80、100、125、25600、51200(拡張)
シャッター速度1/32000~4秒
本体の重さ428g

FUJIFILM X100Vをレンタルする

■購入する場合は、136,500円(税込)(2021/2/1現在 カカクコム調べ)となっているようです。
まずはレンタルして試してみる(ブラック)
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GOOPASS(グーパス)とは、カメラ・レンズなど撮影機材のレンタルサービスです。

Canon、SONY、Nikon、FUJIFILM、RICOH、SIGMA、TAMRONなど人気メーカーの新製品をはじめ、初心者向けのエントリー機からプロ向けのハイスペック機まで、2,500〜種類の機材を取り扱っています。

会員登録は無料。機材をレンタルする際に利用料金が発生する仕組みです。

レンタル期間は1泊2日からOK。コスパの良い月更新・サブスクリプション形式のプランもあります。

返却期限はなし。気に入った機材を、数ヶ月間じっくりと自分の物のように使い込むも良し。スポーツの開幕シーズンに合わせて、数週間・月単位で機材を入れ替えても良し。

使い方・楽しみ方は自分次第。GOOPASSでスポーツ観戦・撮影を、存分にお楽しみください。

髙橋頌

埼玉県さいたま市出身の28歳。欧州を中心に活動しているプロバレーボール選手。ポジションはリベロ。春日部共栄高校、大東文化大学を経て埼玉アザレア(V2リーグ)でプレーする。その後、2019-2020シーズンからプロバレーボール選手として海外挑戦をスタートさせた。モンゴル、ブルガリア、ポーランド、フィンランドと日本を含めて5ヶ国を経験。 今年2023-24シーズンは、世界最高峰リーグの一つポーランド1部リーグ『Plus liga』で奮闘中。欧州バレー挑戦記にて海外挑戦の日々を綴っていきます。

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