髙橋頌の欧州バレー挑戦記【第22回:プロバレーボール選手の契約について〜日本と海外の違い〜】

GOOPASS SPORTS MAGAZINEをご覧の皆さん、ヨーロッパリーグでプロバレーボール選手としてプレーしている高橋頌です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
まず近況報告をさせてください。
前回の投稿でお伝えした通り、シーズンが終了して、このようなご時世ですが、無事に日本へ帰国することができました。
隔離期間を終えて、現在はスポンサー様への挨拶回りなどを行なっています。
突然ですが、皆さんは日本と海外のバレーボール選手がどうやってクラブと契約して、プレーしているか知っていますか?
今回は、皆さんが気になるであろう日本と海外のバレーボール界の『契約事情』などについて(書ける範囲で)書いていこうかと思います。
これからVリーグを目指したい人だったり、ヨーロッパなどの海外プロリーグへ挑戦したい、という方などにこの記事を目を通していただいて、少しでもバレーボール選手としての将来の夢や目標など、現実的に考えるキッカケになってもらえたら嬉しいです。
もちろん書けない部分についてもあるので、そこは察していただけると助かります……笑
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目次
日本のVリーグについて
▲プロバレーボールチームとして、堺市に根ざした地域密着の活動を行なう堺ブレイザーズ(V1リーグ所属)
日本のVリーグでプレーしている選手は私が思うに、大まかになりますが『社員契約』と『プロ契約』の二つに分けられると思っています。
社員契約
まず社員契約とはなんなのか簡単にまとめると、現役中は競技に集中できる環境を整えてもらい週に何度か出勤をして、引退後はその企業で働けるような契約体制です。
この社員契約のメリットとしては、やはり引退後も企業で働けることがある程度約束?されている部分もあるので、その面ではとても安心しますね。
こうした『社員契約』も現役中や引退後にどのくらい給料が貰えるのかというのは、人それぞれ違ってくると思いますし、クラブによっても様々な形があると思います。
そして試合の日や移動日については、『社員契約』のため有給をとって休みを確保しなければいけないという心配もなく、現役中はそのバレーボールに集中するためサポートしてくれるクラブがほとんどだと考えてます。
社会人とバレーを両立する選手
その社員契約というものがある一方で、普通の社会人と同じく働きながら、Vリーグでプレーしている選手もたくさんいます。
メリットとして、やはり現役でプレーしている時から自分で仕事を持てる(職場内で役割が与えられる)という点もあるので、現役中も引退後も変わらず職場の人たちとの関係を築けるという点はすごい良いと思います。
なぜなら現役選手としての期間と、引退後から定年くらいまでを比べると、もちろん皆さんも分かる通り圧倒的に引退後の方が長いです。
デメリットとしては、仕事を優先しなければいけない時期などもあるため、競技に少なからず影響が出てくるという点です。
そして、社会人として働いているため選手としてVリーグでプレーしている収入はなくて、個々の仕事からの収入がメインになるかと思います。
プロ契約
プロ契約というのは、簡単に説明すると選手として活動していく上で、どのくらいの年俸、期間、待遇、など様々なものをその選手に見合った条件をお互いが了承のもと、契約書にサインするものになっています。
もちろん引退後の保証というものもなく、現役選手として結果を求めていく中でクラブと話し合い決めていくものです。
メリットとして、契約社員などと比べると待遇は良いかと思います。
ただあくまでコートでプレーすることが仕事なので、怪我したり現役中にトラブルが起きた時など、多少なりともリスクはあります。
日本のVリーグまとめ
日本のクラブすべてがプロクラブというものでもなく、様々な形があり今のVリーグが作られていると思います。
『社員契約』をするのか、または引退後のことも想定して『社会人として仕事をしながらプレー』するのか、または多少なりともリスクを取ってでも挑戦していくため『プロ契約』を結ぶのか。
この日本のVリーグでは、柔軟に選択できることも大きな強みだと思っています。
もちろん形に囚われずどの選択をしてどのように進んでいくかは個人の自由だと思いますし、人それぞれ色んな道があります。
海外リーグについて
海外はプロ契約がメイン
ヨーロッパなどの海外リーグでは、基本的にプロリーグとして成り立っています。
そのため選手との契約は『プロ契約』がメインで、日本のように『社員契約』というものはあまり存在しないように思えます。
もちろん国によって日本のように『契約社員』という形が主流の国もありますが。
あまり多くは見かけませんが、今までヨーロッパの様々なリーグを見てきて、普通に働きながらクラブに属してユニフォームを着ている選手もいます。
そして、プロ契約がメインなので、コート上で結果を残していくことが仕事で、自分のキャリアが積み上がっていくほど待遇も良くなってくるものです。
海外のクラブとの契約ってどういうもの?
基本的に1年ずつ(1シーズン毎)契約していくのが普通かと思います。
そして、クラブ毎によって条件はかなり変わりますが、基本的に家、食事、車(クラブによって)、航空券など、クラブの資金面などによって環境はかなり変わってくると思いますが、バレーボールに集中するための環境は揃っていると思います。
それとは別に、1シーズン分の年俸が支払われます。
ただ、こうした条件なども自分からクラブ側に要求していったりしないと、相手の言いなりになってしまうことも考えられるので、自分からも交渉していくのが必要かと思います。
日本と海外(ヨーロッパ各国)の比較
▲今シーズンの所属先・フィンランド1部リーグのPerungan Pojat。
どっちが良いとか悪いとかではないと思います。
あくまで個人的な考え方なのですが、日本のVリーグは引退後も面倒を見てくれるという部とても良いことですし、クラブによって色々な選択肢があるのは強みかと思います。
そして海外リーグでは、ほとんどがプロ契約選手ということで、それなりにバレーボールに集中する環境は整っていると思います。
ただ今の日本のVリーグには実力があるのにコートに出れていない、という選手がかなり多くいると見ていて感じます。
確かに海外のリーグに日本人が飛び込む時には、今まで日の丸を背負っていたことがあったり、Vリーグ内で注目されている選手など、こうした肩書きなどがないと、海外では全く相手にされないことも多々あります。
それでも、私はコートに出れていなくてくすぶっている日本人Vリーガーが海外に行けば、活躍出来る可能性は大いにあると思っています。
日本のサッカー界のように、Vリーグと同じく海外でプレーする選手が増えてくれば、自然と日本のバレーボール界のレベルも上がってくると信じています。
自分が描く理想

自分の目標とかではなく、日本のバレーボール界がこうなって欲しいという願望です。
先程も言った通り、日本から海外のプロリーグに挑戦していく選手が増えてくることです。
ただ、プロとして活動していく中で、経済的にも環境的(言語など)にも、色々な問題が生じてくると思います。
日本みたいにしっかりしてない部分もあるので、給料の支払いが遅れるということもよく聞きます。
それでも、日本人選手が様々な国で挑戦していき、日本人選手としての価値が上がるにつれて、もっと挑戦しやすい環境で出来てくると考えています。
ある程度リスクがあろうとも、挑戦しなければ何も始まらないし、行動していかないと前にも進めません。
今まで海外挑戦してきた日本人選手の方々が築き上げてきた『道』に感謝し、自分も目標に向かって突き進むと共に、今後の海外挑戦していく選手に何かを残していけるよう精進していきます。
髙橋頌さんが使用しているカメラ

"カメラのサブスク"GOOPASSを手がけるGOOPASS株式会社は、欧州に海外挑戦する髙橋頌さんをサプライヤーとしてバックアップしています。本記事内で使用している写真は、実際に髙橋頌さんが撮影したものです。
GOOPASS SPORTS MAGAZINEは、GOOPASSで取り扱っているカメラなど撮影機材をレンタルし、YouTube動画やTwitter・InstagramなどSNSの投稿をはじめとする、メディアを通じたセルフプロデュースをサポートします。
FUJIFILM X100V

X100Vは、FUJIFILM(富士フイルム)の人気コンパクトデジタルカメラシリーズ・X100シリーズの最新モデルです。
コートのポケットにすっぽり収まる428gの軽量・コンパクトなボディに、FUJIFILMの最新技術が惜しみなく詰め込まれています。
その1つが、フィルムシミュレーション。FUJIFILM独自の画像設計技術により、撮影したデジタル写真を、LightroomやPhotoshopなどの編集・加工ソフトを使うことなく、フィルム写真のように仕上げることができる機能です。
フィルターの数は、前モデル「X100F」から2種類増えた全17種類。
Velvia・PROVIA・ACROSなど、世界中で愛されているフィルム写真のような世界観を再現できます。
カメラ本体と一体になったレンズには、F2の23mm単焦点レンズ(35mm判換算:約35mm)をセレクト。
主戦場となるストリートスナップはもちろん、ボケを活かしたポートレート撮影など、幅広いシーンで活躍が期待できる1台です。
FUJIFILM X100Vのスペック
| 製品名 | FUJIFILM X100V |
| タイプ | コンデジ |
| 撮像素子 | 23.5mm×15.6mm(APS-C)、X-Trans CMOS 4(裏面照射型) |
| 画素数/動画サイズ | 2610万画素 |
| 焦点距離 | 35mm |
| 開放F値 | F2 |
| 最短撮影距離 | 10cm(標準) |
| デジタルズーム | クロップのみ |
| 常用感度 | ISO160~12800(通常)/ISO80、100、125、25600、51200(拡張) |
| シャッター速度 | 1/32000~4秒 |
| 本体の重さ | 428g |
FUJIFILM X100Vをレンタルする
■購入する場合は、136,500円(税込)(2021/2/1現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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