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センチメンタルなひとり旅 #8

写真家アラーキーとその奥様である荒木陽子さんの愛の軌跡を辿るため、陽子さんの著書「愛情生活」をもとに二人が訪れた場所へ赴き、写真コラムを綴るこの企画。
(この連載の細かな企画内容については#1をご覧になっていただけますと幸いです。)

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およそ2ヶ月におよぶ京都出張も、そろそろ終わりが近づいてきた。

マンスリーマンションでの生活にも飽きてきていたし、帰京する前にホテルに泊まって観光客らしい過ごし方をしてみることにした。
ホテルは、荒木夫妻が大阪での仕事の際に立ち寄ったという京都ホテルを選んだ。

京都ホテルといっても、ホテルオークラ京都と、少しカジュアルなからすま京都ホテルの2つがあり、どちらも京都ホテルグループが経営している。
お二人が宿泊されたのはどちらか著書中に記載はされておらず、ただ時期的にも恐らくホテルオークラ京都の方なのだろうなと思いながらも、私のお財布と相談した結果からすま京都ホテルを予約した。
いつか特別な日に特別な人と、ホテルオークラ京都に泊まれたらいいなと思う。

からすま京都ホテルの方が格下かのような書き方をしてしまったけれど、こちらのホテルもとても素敵な場所だった。
新しい建物のように見えるけれど、中の装飾はとても華やかだった。
以前に立ち寄ったワインショップからも近く、部屋で飲む為のワインを1本購入した。

昼間は街の中心地のギャラリーで展示をみたり、鴨川あたりを散策したりして過ごした。
まだ真夏だというのに、古着屋さんで秋冬物のジャケットを買ってしまった。

部屋に戻り、大きくてふかふかのベッドに寝転がる。
今まではマンスリーマンションのうすくて硬いベッドでずっと寝ていた為か、その日はとてもよく休めた。

熟睡しすぎてしまい、チェックアウト時刻の11時前ギリギリに起き、ホテルを後にした。
そして本日の目的地である、にしんそば松葉へと向かう。
そこは“にしんそばと言えば松葉”というぐらい有名なお店で、にしんそば発祥のお店でもあるそうだ。
行こうとしていた北店はあいにくお休みだった為、すぐ近くの本店の方へ伺った。

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この記事を書いた人

1991年生まれ、東京都在住。 日本大学芸術学部写真学科卒業。セルフポートレートや 自己の体験を中心に作品制作を行う。

2020年12月に初の作品集『きっと誰も好きじゃない。』を刊行。