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東京さんぽみち【第1回:駒場東大前〜後編〜】

こんにちは。写真家の相澤です。

前回、映画細雪のことを少しだけ書きましたが、今回は小説「細雪」についてちょっとだけ。

読んだことがある方はわかると思うのですが、とても長い、1000ページくらいある物語なのですが、終始ほとんど四姉妹の三女の見合い話を中心とした家族内の出来事を、たらたらたらたらと書いてある小説です。
これといって大きな刺激も、事件も、大恋愛もなくぬるっと進んでいきます。
だけども、これが意外なほどするすると読めてしまいます。
読んでいて飽きて止まるようなことにならないし、途中で忙しくて読まずに数日空いたとしても、読み始めるとまたすすっとその世界に戻れる。
極めて日常的な光景(かなりお金持ちの家庭ではありますが)を谷崎潤一郎の持つ特別な文章力で飽きさせないように書いているんでしょうが、刺激だけを求めがちな世において、やはりああやって日常に価値を見出して、それを魅力的に描き出していく力はとてもすばらしいものだと読むたびに毎度思います。
若かった頃の私もいつかこれに通じるものを写真で見せることができたらなと思ったものでした。

はい、というわけでGOOPASS※さんの在庫機材を使用してお散歩スナップをするというこの企画、第一回の石神澪さんと駒場東大前を歩くの最終巻となる、後編です。

※MARSHの運営元・GOOPASS株式会社が提供する、カメラ・レンズなど撮影機材のサブスクリプションサービス。

目次

駒場東大前のさんぽ写真

いや、しかしいきなりかわいいですね。

これだけかわいければ、どこで撮っても誰が撮ってもいいでしょう。

こういったとき、ポーズなどを求めることはほぼありません。

言うとしても「だいたいその辺に居てもらって」くらいでしょうか。

なんでもいいので、好きなようにしてもらうのがいいですね。

なんとなくそれっぽいことを言いますと、もうこの後編は最初から薄暗い中での撮影となっていて、絞り優先モードで撮っているとおよそシャッタースピードが1/30sとか1/15sとかそんな感じだったと思います。

ブレたらブレたで、このコラムの場合はそれをお見せすればいいかなと思ってたんですが、いいのかわるいのか、あまりブレてる写真なかったです。

いつもどんな内容の話をしてるんだと訊かれますが、いつも本当に他愛もないごく普通の話ばかりしています。

この場所なんか好きでした。

「写真にどう写るか」ってことは正直どうでもよくて、その場所が気持ちいいか、そこで同行している人がそこでなにを思い、なにをするか、そんなことを私は優先して撮るようにしています。

薄紫のランタナ(たぶん)が壁一面にとても綺麗に咲いていました。

花が咲いてると一緒に撮りたくなりますね。

いや、いつもかわいくて夢中になるもんでね、街のスナップを撮り忘れて息抜きの写真が足らない事態になると思うんですが、そんなことも含めて今後ともよろしくお願いします。

今回のロケ地:駒場東大前

総括

駒場東大前、公園あり、高低差あり、たいやき美味しで、スナップするにはとてもいい街でした。

次はどの街にしよう。また次回をお楽しみに。

一緒に散歩した女の子:石神澪

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: LINE_ALBUM_211118_211119_20-1024x683.jpg

■Instagram:@leipooon

今回使用したカメラ・レンズ

FUJIFILM GFX 50R ボディ

このなかなかなサイズ※のカメラ。もちろん日常生活に即したカメラというよりは、しっかりと腰を据えて構えるカメラなんだろうと思います。なので使う前は三脚必須だろうと思っていました。これまでコンパクトデジカメでやってきたような散歩写真と同等のラフな撮り方をしたらブレ連発だろうなと覚悟して臨みました。ところが、やってみるとブレたカットがあまり見られません。もちろん室内の暗いシーンなどでは多少気を使ってシャッターを押しましたが、それ以外はかなり雑に撮っています。そうですね、1日使って欠点らしい欠点は重量、そしてAFスピードくらいでしょうか。ちょっと遅いけど、この大きな身体では無理もありません。タイミングに慣れればなんとでもなりそうです。あ、そうそう、バッテリーも700枚くらいは撮れました。

※幅×高さ×奥行き:160.7mm×96.5mm×66.4mm/質量:約775g(バッテリー、メモリーカードを含む)

フジノンレンズ GF50mmF3.5 R LM WR

35mm換算で40mmくらいでしたっけ。被写体との距離感がちょっとだけ遠くなり、少しだけお相手を祭り上げることができる気がします。以前はこの焦点距離は初めて顔を合わせる相手とかに意識して多用してたりしました。

FUJIFILM X100V [ブラック]

このカメラ、普段使ってるんで、今更使用感とか聞かれてもちょっと照れるんですが、なにしろファインダーの仕様が好きで使ってます。あとはダイアルなどで統一されたアナログ的な使用感でしょうか。これはフイルム世代にはとても使いやすい。でもシャッター音をなんとかして気持ちいい感じにして欲しいです。

あとがき

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: LINE_ALBUM_211118_211119_22-1024x683.jpg

これとか、もう渋谷に移動しちゃってるんですけど、既に夜。

街の明かりだけでもまぁ一応撮れてしまう。
この頃にはすっかり腕がひくひくしていたんですが、そんなことをすっかりと忘れて、このコラムを書いているうちにこのカメラどんどん欲しくなってきました。

だれか買ってください。

相澤義和さん連載コラム『東京さんぽみち』バックナンバー

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この記事を書いた人

1971年、東京都東久留米市生まれ。1996年、四谷スタジオ(現・スタジオD21)入社。2000年に相澤義和写真事務所を設立し、フリーランスとして独立。2019年に初写真集『愛情観察』を発行。2020年4月に2作目となる写真集『愛の輪郭』を、2022年4月には3作目となる写真集『愛情観察NEO』を発表している。

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