黒猫ちゃんを上手に撮影する方法!コツ・注意点・カメラの設定・おすすめレンズまで徹底解説

どこかミステリアスで気品を感じる黒猫ちゃん。気位が高くてツンケンしているのかと思いきや、穏やかでフレンドリーな性格の子が多く、ベタベタに甘えてくることも珍しくありません。そんな見た目とのギャップが黒猫ちゃんの大きな魅力です。その一方、写真では可愛さがなかなか伝わらなくて悩んでいる飼い主さんや黒猫ちゃんファンも多いのではないでしょうか。
この記事では、黒猫ちゃんを上手に撮影するコツをご紹介します。黒猫ちゃんの撮影が難しい理由や、おすすめのカメラの設定方法とレンズも解説。ぜひ本記事のコツを使って、黒猫ちゃんの愛らしさを引き出した写真を撮影してみてください。
目次
黒猫ちゃんの撮影が難しい理由
暗いところで撮ると黒いかたまりのように写ってしまう
黒猫ちゃんを撮るのが難しい最大の理由は、全身の毛がフラットに写ってしまいがちなこと。特に暗いところで撮ると黒いかたまりのように見え、どこが足でどこかしっぽなのかよくわかりません。丸まっていたり、香箱座り※をしていたりする時も同様です。また、本来なら可愛い寝姿も、目も鼻も口も目立たないため、黒いのっぺらぼうのような写真に…。さらに、ダークトーンの背景だと埋もれてしまって体型さえ判別しにくくなります。
※ 四肢を体の下に折りたたんで、お腹を地面につける座り方。リラックスしているときに多い

明るすぎる場所では茶色く写ってしまう
「暗いのがダメなら明るい場所で撮ればよいでは?」と思うかもしれません。ところが、それが当てはまらないのが黒猫ちゃん撮影。直射日光など、強い光をダイレクトに浴びると、黒い毛が反射してしまうからです。結果、黒い毛が白っぽくなり、茶色い猫のように写ってしまいます。
また、明るい場所では猫ちゃんの黒目が小さくなる点にも注意しましょう。細い目の猫ちゃんもかっこいいですが、怖い印象に写ってしまうのは否めません。

ピントが合いにくい
黒猫ちゃんは色のコントラストが弱く、AFの測距エリアを広げるとカメラがピント合わせを迷ってしまうことがあります。そのため、全く違う場所にピントが合ったり、ピントがなかなか合わずにシャッターが切れなかったりすることも…。一瞬のシャッターチャンスを逃してしまいがちなのも、黒猫ちゃん撮影が難しい理由の一つです。

露出補正が難しい
黒猫ちゃんを撮る際、露出をカメラ任せにしておくと写真が暗いと判断して露出オーバー(明るく写りすぎてしまうこと)になる可能性があります。これが黒猫ちゃんの周囲が白飛びしたり、黒い毛が白っぽくなったりする原因です。逆に露出をアンダー(写真を暗くすること)にしすぎると黒く潰れてしまい、毛の質感を表現できません。黒猫ちゃんがいる場所の光の強さや当たり方をよく考えて、露出を決定する必要があります。
黒猫ちゃんを撮影するコツ
猫ちゃんを上手に撮影するためのコツを7つご紹介します。すぐに実践できることばかりなので、ぜひ参考してください。
その1.目にキャッチライトを入れる

目に白いキャッチライトを入れると、フラットに写りがちな黒猫ちゃんの顔を印象的に見せられます。キャッチライトが入っていないと、目に覇気がない怖い印象になってしまうので要注意です。キャッチライトを入れるには、光のある方向へ猫ちゃんの顔を向けるだけでOK。名前を呼んだり、おもちゃを見せたりして気を引いてみましょう。
その2.白い背景を選ぶ

ビロードのように美しく光沢のある黒猫ちゃんの毛並みを際立たせるなら、白い背景を選びましょう。黒猫ちゃんのシルエットがくっきりと浮かび上がり、存在感が増します。周囲が白いと、光が反射しやすいため、レフ板の役割も果たしてくれます。そのため、黒猫ちゃんの顔や体が明るく写るのもメリットです。
その3.やわらかい自然光で撮る

黒猫ちゃんの魅力である艶のある毛並みを表現したいなら、やわらかい自然光で撮るようにしましょう。黒猫ちゃん本来の美しさが引き立ち、光の向きで陰影ができるのでメリハリのある写真に仕上がります。ただし強すぎる光はNG。室内なら薄いカーテン越しに撮影、屋外なら日陰で撮影してみてください。ふんわり可愛らしい雰囲気で撮影できる、逆光で撮るのもおすすめです。
その4.起きている時に撮る

寝ている時の黒猫ちゃんは、目がどこにあるかわかりにくいため、撮影には不向き。座ったり、丸まったりしている時は黒いかたまりのように見えてしまいます。これを避けるには、黒猫ちゃんが起きている時に撮影すること。黒猫ちゃんはシルエットがきれいなので、顔のアップだけでなく、全身を撮るとよいでしょう。
その5.黒目が大きい時を狙う

黒目が大きい時の黒猫ちゃんは、あどけない顔立ちに見えるため、可愛く写ります。逆光で撮る、ハウスやトンネルに入っている際に撮る、おもちゃにロックオンした瞬間を撮るなど、黒目が大きくなる時を狙いましょう。
その6.カラフルなアイテムを入れて華やかさを演出

黒猫ちゃんはビビッドな原色とも相性が抜群。鮮やかな赤や青などを背景に入れると、遊び心のあるおしゃれな写真に仕上がります。黒猫ちゃんの美しい毛の色も引き立つでしょう。
その7. 加工アプリでシャドウ部分を上げる
露出を暗めにして撮影し、加工アプリで修正するのもおすすめです。この時に便利なのは「シャドウ」。影になった部分の明るさを調整する機能です。
単に明るくするだけなら「露光量」を上げるのもアリですが、そうすると全体が明るくなってしまい、周りが白飛びしてしまいます。「シャドウ」なら黒猫ちゃん自体が明るくなり、周りは多少明るくなる程度で済むので、違和感なく仕上がるでしょう。



黒猫ちゃんの撮影におすすめのカメラの設定

測距エリアは1点AFにする
黒猫ちゃんをAFで撮る場合、カメラがピント合わせを迷うことがよくあります。これを防ぐには測距エリアを任意選択できる1点AFに絞ること。その1点を使い、黒猫ちゃんの目にピントを合わせましょう。
動物瞳AF搭載の機種であれば、そちらを利用するのもおすすめです。ただし黒猫ちゃんの場合、AFが目を見つけにくいこともあります。
| メーカー名 | 測距エリア選択モード |
| Canon | 1点AF、スポット1点AF |
| SONY | フレキシブルスポット[S] |
| Nokon | シングルポイント |
露出は適正よりも少しマイナスに
露出はマニュアル操作で少しマイナスに設定しましょう。オート露出のままだとカメラが黒猫ちゃんを暗いと判断し、露出オーバーにしてしまうからです。かといってマイナスにしすぎると黒く潰れてしまうため、少しだけマイナス寄りにするのがおすすめ。周囲の光の状況などでも変わるので、できれば露出の段階を変えて数枚撮り、最適な露出を決めるとよいでしょう。
黒猫ちゃんの撮影におすすめのレンズ
明るい単焦点レンズ
黒猫ちゃんを撮るには明るい単焦点レンズが適しています。開放F値が小さいほど明るいレンズで、一般的にはF2.8以下が基準です。光量が限られている場所でも光を取り込んで明るく撮れるため、ISOを過度に上げる必要がありません。ISOを上げすぎるとノイズが入り、黒猫ちゃんの毛並みが荒く潰れてしまいます。できれば、カメラ本体も暗所に強いモデルを選ぶと◎。
焦点距離
焦点距離は室内で撮るなら、35mm判換算で24mmや35mm程度がオススメです。狭い場所でもある程度猫ちゃんに近づいて撮影できます。屋外でも撮りたいなら50mm~85mmを目安にするとよいでしょう。焦点距離が長い分、よくぼけるので、お花との撮影など、外でふんわりした写真が撮りたい方に最適です。
まとめ

黒猫ちゃんを上手に撮るコツをご紹介しました。黒いかたまりに写らないよう、黒猫ちゃんが起きている時にやわらかい自然光で撮影しましょう。背景は白がおすすめですが、ビビッドな原色とも相性抜群。黒目を大きく写し、キャッチライトを入れるとより印象的な写真に仕上がります。また、ピントが合うよう、測距エリアは1点に絞り、適正より少しマイナスに露出補正すると◎。ぜひ、本記事を参考に、黒猫ちゃんを可愛く撮影してみてください。
GOOPASS ANIMAL MAGAZINE 編集スタッフ Chino
こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASSを展開するGOOPASS株式会社のライター。自社Webメディア『GOOPASS MAGAZINE』などの、ディレクション・記事制作などを担当する。数年のブランクを経て、2014年にカメラを再開。 風景・星景をはじめとする自然物の撮影が中心で、季節感のある写真を好む。使用カメラはCanon EOS 6D、SONY α7RⅢ。
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