千葉県のローカル線、小湊鉄道とは?魅力や撮影スポットを紹介します

千葉県のローカル線として有名な小湊鉄道(こみなとてつどう)。
春に咲く一面の菜の花畑のなかを走る列車の姿が有名で、毎年多くのカメラマンが訪れる人気のスポットです。
房総半島の中央部を走る小湊鉄道ですが、路線は長く撮影スポットもたくさん。
どこを訪れれば小湊鉄道の魅力を存分に味わえるのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、小湊鉄道の魅力や、菜の花と桜を撮りたい人向けのおすすめスポットを紹介します。
※営業状況・営業時間・料金・イベント情報などは異なる場合があります。各スポットへ訪れる際は、事前に公式ページなどで詳細をご確認ください。
※記事内容は2023年6月27日時点の情報に基づきます。
目次
撮影前にチェックしたいこと
撮影を楽しむ際は、撮影のマナーをきちんと守り、様々な環境下で撮影を使用する際の注意点を知っておくことが大切です。
撮影マナー
下記の記事では、観光スポットをはじめとする公共の場所で撮影する際のマナーや、ジャンル別の基本的な撮影マナーを解説しています。
撮影が初めての方はもちろん、撮影マナーについてよく知らない方・不安のある方は、撮影前に必ずチェックしてください。
さまざまな環境で機材を使用する際の注意
特に、雨天時・冬季の撮影や、寒冷地・水中・砂埃の発生する場所などでの撮影。
通常とは異なるハードな環境下でカメラ機材を使用する際は、注意が必要です。
防水性・耐低温性・耐衝撃性・防塵性など、メーカーの保証範囲外で利用すると、カメラが故障したり不具合が発生したりする危険があります。
事前に、使用する機材の仕様を確認しましょう。
また、保証範囲内での使用であったとしても、結露の放置によりカメラが故障する可能性などもあります。
結露対策として急激な温度変化をさせない、結露が発生した場合はすみやかに対処する必要があります。(結露予防 参考:Canon公式)
小湊鉄道とは

小湊鉄道は、千葉県にあるローカルな鉄道路線です。
市原市の「五井駅」から夷隅郡大多喜町の「上総中野駅」までを結んでおり、全長は39.1km、全18駅から成り立っています。
大正時代から続く歴史ある鉄道で、房総半島中央部を流れる養老川流域の地主たちを中心に計画されたのが始まりです。
駅舎や車両などに古くからの雰囲気を残しているのが特徴で、週末を中心に運行される「トロッコ列車」は大きな見どころ。
線路沿いに広がる自然の景観も相まって、首都圏にありながらどこか懐かしい雰囲気を味わえる人気のローカル線です。
小湊鉄道の魅力

小湊鉄道の一番の魅力は、「菜の花畑のなかを優雅に走る列車」を撮影できること。
例年3~4月頃になると線路沿いが菜の花で真っ黄色に染まり、多くの人々の目を楽しませています。
特に、3月下旬頃からは桜の開花時期でもあるため、タイミングが合えば桜と菜の花の美しいコラボレーションを楽しむことも可能。
美しい花に囲まれた風景のなか、レトロでかわいらしい外観の列車が走る様子は、ぜひ一度はカメラに収めたい光景です。
また、開業当時の姿を残しながら現在まで使い続けられている駅舎も小湊鉄道の魅力の1つ。
半分以上の駅舎が無人駅であり、ノスタルジックな雰囲気と落ち着いた空気感を味わえます。
首都圏からのアクセスも良好なので、都会の生活に疲れたときは癒やしを求めて小湊鉄道を訪れてみるのはいかがでしょうか。
小湊鉄道へのアクセス

| 住所 | |
| 五井駅(始発駅) | 千葉県市原市五井中央東一丁目1-2 |
| 上総中野駅(終点駅) | 千葉県夷隅郡大多喜町堀切61 |
始発駅である「五井駅」はJRとの共同使用駅のため、東京方面からのアクセスが◎。
終点側の「上総中野駅」から乗車する場合は、同じく千葉県内にあるローカル線「いすみ鉄道」からの乗り換えが必要です。
また、五井駅周辺には民間の駐車場が複数あるため、車でアクセスして電車に乗り換えることも可能。
小湊鉄道の各駅はすべてに駐車場があるわけではないので、直接訪れる際は事前に駐車場の有無を調べておきましょう。
横浜駅や羽田空港からは直接アクセスできる高速バスも運行しています。バスの詳細は以下の公式ページを参考にしてください。
小湊鉄道の運行状況

小湊鉄道は、区間によって運行本数に違いがあるので注意しましょう。
五井駅~上総牛久駅区間は1時間あたり1~3本程度運行していますが、上総牛久駅~上総中野駅の区間は1~2時間に1本程度しか運行していません。
また、平日と土日・休日ではダイヤが異なります。
訪れる際は、事前に公式ホームページで時刻を確認しておくのがおすすめです。
小湊鉄道のトロッコ列車とは?

小湊鉄道は、特別運行車両である「房総里山トロッコ」も見どころです。
客車をレトロな外観のディーゼル機関車「DB4型」が引いており、見た目のインパクトは抜群。
DB4型は、かつて小湊鉄道で実際に活躍していた「愛称4型車」を、現代の環境に対応したクリーンディーゼル技術で再現した車両です。
倉庫で眠っていた大正時代の汽笛をそのまま搭載しており、懐かしい音色も楽しめます。
煙突からは発煙装置による煙がでるため、撮影するときはぜひ狙ってみてください。
4両の客車は天井がガラス張りで、そのうち半分の2両は窓を取り去って開放しているのが特徴。
心地よい風を感じる開放感のなか、房総半島の豊かな自然を思いきり感じられます。
トロッコ列車の運行は五井駅〜養老渓谷駅間のみで、乗車時間は片道2時間ほどです。
運航日は土・日・祝日が中心ですが、平日に運行していることもあります。
詳しいスケジュールは、公式ページをチェックしてみてください。
撮影におすすめの時期は?菜の花畑と桜が楽しめる時期

小湊鉄道を撮影するなら、菜の花畑と桜を楽しめる春がおすすめ。
美しい花のなかを、ファイアーオレンジとモーンアイボリーのかわいらしい列車が走る姿を撮影できます。
菜の花畑は、例年3月中旬~4月中旬が見頃。桜が咲く3月下旬~4月上旬であれば、タイミングによっては桜と菜の花をまとめて楽しむことも可能です。
夏にはひまわり畑、秋には紅葉も見れるので、春以外の季節も要チェックです。
小湊鉄道のおすすめ撮影スポット
小湊鉄道のおすすめ撮影スポットを3ヶ所紹介します。
美しい写真を撮りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
石神の菜の花畑

一面に広がる菜の花畑を撮影するなら「石神の菜の花畑」は外せません。
石神の菜の花畑は、上総大久保駅~養老渓谷駅の区間に広がる花畑で、多くのカメラマンが訪れる人気のスポットです。
近くには駐車場が完備されているため、車で訪れやすいのも嬉しいポイント。
徒歩で訪れるなら、養老渓谷駅から15分ほど歩きます。
線路周辺が菜の花で埋め尽くされ、まるで黄色い絨毯の上を列車が走っているような風景を撮影できます。
この区間はトロッコ列車が運行しているので、時間を合わせて訪れるのがよいでしょう。
日中に撮影するのも良いですが、夕暮れもぜひ狙ってほしい時間帯です。
山々に沈んでいく西日に照らされた、美しい菜の花畑の絶景を楽しめます。
撮影の際は広角~標準の画角で、一面に咲き誇る菜の花の広がりを切り取るのがおすすめです。
飯給駅(いたぶえき)

飯能駅では、駅手前の田んぼに張られた水に反射する、駅舎や列車の美しいリフレクションを撮影できます。
桜の開花時期であれば、ピンクに染まった桜の反射もあわせて楽しめます。
多くのカメラマンで混雑する人気スポットのため、可能であれば早めに場所取りをしておくのがおすすめ。
また、飯能駅は昼だけでなく夜のライトアップも見どころです。
夜桜が水面に反射する幻想的な風景は、圧巻の一言。
ライトアップされた列車、桜、駅舎のコンビネーションを美しく切り取ってみてください。
夜に撮影するなら、三脚を準備しておくと便利です。シャッター速度を落としても被写体がブレないので、細部まで精細に切り取れます。
田んぼの水やライトアップは、地元の方のご厚意によるものです。
撮影の際は感謝の気持ちを忘れずに、まわりの人と譲り合って景色を楽しみましょう。
月崎駅(つきざきえき)

月崎駅も、菜の花と桜を楽しめる人気のスポットです。
周辺の線路沿いには桜の木が植えられており、春になると菜の花との美しいコラボレーションを楽しめます。
月崎駅周辺には多くの桜と菜の花が植えられていますが、おすすめの撮影場所は駅の北東側から駅に向かって撮影するスポット。
緩やかなカーブを描いて走る列車と菜の花、桜を一度に収めることができます。
また、月崎駅を訪れるなら、「森ラジオステーション」というアート作品も要チェック。
小湊鉄道の保線員が詰め所として使用していた小屋を苔や山野草でおおった作品で、写真映え間違いなしのスポットです。
季節によって外観が変化するので、桜や菜の花の時期以外も楽しめます。
久我原駅~東総元駅(いすみ鉄道)

小湊鉄道まで来たのなら、ちょっと足を伸ばしていすみ鉄道に乗車するのもおすすめです。
小湊鉄道終点の「上総中野駅」から乗り換えて、3駅先にある久我原〜東総元区間は定番の桜撮影スポット。
線路の両側が桜に囲まれており、桜の間を走り抜ける列車の姿を撮影できます。
小湊鉄道とカラーの違う黄色いいすみ鉄道の列車は、桜のピンクと相性バッチリで華やかな雰囲気の写真に仕上がります。
この区間は線路がカーブしているので、遠くから望遠レンズで列車を狙うのもおすすめ。
シャッター速度を落として、真横から流し撮りするのにも向いているスポットです。
小湊鉄道を撮影するカメラ機材の選び方
カメラ
移動速度の速い列車を撮影するため、連写性能が高いカメラがおすすめです。
ミラーレスカメラは電子シャッターに対応しているため、一眼レフよりも連射速度が早い機種が多く、列車の撮影に最適。
秒間10コマ以上撮影可能な機種であれば、列車が画角内を通ったときに、狙った瞬間を切り取りやすいのでおすすめです。
飯能駅でのライトアップや、夕暮れ時の薄暗い風景も撮影したいなら、センサーサイズの大きいフルサイズカメラを選びましょう。
暗所に強くノイズも少ないため、夜間でもきれいな写真を撮影できます。

カメラ愛好家の中でも、特に人気なジャンルの1つである「鉄道写真」。 普段の生活でも、列車の撮影を好む「撮り鉄」と呼ばれる方がホームや線路の脇から撮影している場面を...
GOOPASS TRAVEL MAGAZINEレンズ
小湊鉄道の撮影には、万能に使える24〜70mm程度の標準ズームレンズがおすすめです。
広角側では広がりのある菜の花畑と列車をあわせて撮影でき、望遠側では列車を主役に切り取る画角で撮影できます。
また、20mm以下の広角レンズなら、房総半島の大自然を思う存分切り取れます。
地面に広がる菜の花に近づいて列車と山々ををまとめて写したり、高めの視点から田園風景の雄大な景色を収めたりできますよ。
シチュエーションや主張したい題材にあわせて、画角を調整してみてください。

鉄道は、1年を通してさまざまな写真を撮影できます。 望遠レンズで車両のみをカッコよく切り撮るのはもちろんのこと、桜や紅葉のシーズンになれば広角レンズで美しい景観を...
GOOPASS TRAVEL MAGAZINE小湊鉄道の撮影におすすめなカメラとレンズのセット
GOOPASS(グーパス) Canon ステップアップにオススメ! 万能ズームレンズセット EOS R6 ボディ + RF24-105mm F4L IS USM

EOS R6は、Canonが2020年に発表したフルサイズミラーレス一眼です。
画素数を下げることで、高感度性能が上昇し、常用ISOは102400に到達。
暗所でもノイズが発生しにくく、高感度とは思えない滑らかな仕上がりが実現しました。
AFの速度0.05秒は世界最速。
電子シャッター使用時には、最高約20コマ/秒という高速高速連続撮影も可能です。
列車など高速で動く被写体も的確に捉え、一瞬の動きも逃さず捉えることができます。
レンズの焦点距離は24〜105mmで、撮影場所ごとに列車との距離感が異なる場合でも柔軟に対応可能です。
GOOPASS(グーパス) Nikon Z 6II & 万能ズームセット Z 6II ボディ + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

ニコンZ 6の後継モデルとして2020年11月に発売されたZ 6IIは、静止画、動画共に安定した撮影が実現する、ハイブリッドフルサイズミラーレス一眼。
デュアル高速エンジンEXPEEDを2基搭載した高い画像処理で、AF/AE追従で連続撮影速度は14コマ/秒という高速化が実現。
連続撮影可能コマ数は124コマに増加しました。
ピントを合わせてから電源を落としてもフォーカス位置が記憶できるAF機能が備わり、シャッターチャンスを長く待つ列車の撮影に最適です。
焦点距離24〜20mmのレンズによって、列車との距離が近い場所から、ある程度距離のある場所などでの撮影まで叶えてくれます。
まとめ
小湊鉄道の魅力や、おすすめの撮影スポットを紹介しました。
どこかノスタルジックな景観を楽しめる小湊鉄道は、春に訪れるのにぴったりの観光スポット。
レトロでかわいらしい列車に乗って楽しむのもよし、外から美しい風景を撮影するのもよしのおすすめローカル線です。
写真が好きな人や鉄道が好きな人、自然の風景に癒やされたい人は、カメラを片手に小湊鉄道を訪れてみてはいかがでしょうか。
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