SONY α6600を夜景写真家が実写レビュー!手持ちで夜景スナップが楽しめる

今回は初めてSONYのカメラを使い撮影に行ってきました。
普段使っているカメラがNikonなので、操作ボタンの位置や設定方法などの違いや、写真の仕上がりが変わってくるなど撮影するのに心配なことが多くありましたが、なかなかほかの機材を使える機会はないので楽しく撮影出来たらと思います。
素敵な旅先・おすすめスポットはいいカメラで写真を残したいですよね。
撮影機材は購入する以外にも、まずはレンタルして試してみるという方法もあります。
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目次
はじめに
著者プロフィール,Dai

ー普段の使用機材ー
カメラ:Nikon Z6II、Nikon D810
レンズ:SIGMA 12-24mm F4 DG HSM、SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
茨城県出身。30歳。都市夜景やストリートスナップ、風景などを中心に撮影。作品を投稿している自身のInstagram(m_dada_i)は、フォロワー4万人以上。趣味の旅行が転じて、今では写真を撮るために各地を訪れている。カメラ歴は4年。夜景撮影にハマったきっかけは、横浜みなとみらいの夜景を撮影したこと。
SONY α6600とは
SONYが2019年に発売した、APS-Cセンサー搭載のミラーレス機「α6600」。
強力な手ブレ補正、高性能AF、従来機の2倍に及ぶ大容量バッテリーなど、ハイスペックな性能を備えた1台です。
今回、「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」が付属する、高倍率ズームレンズキットを使用して夜景撮影しています。
▼レンズのレビューはこちら
SONY α6600をレンタルしてみる
ボディ
■購入する場合は、167,305円(税込 ※2022/10/18現在 カカクコム調べ)となっているようです。

α6600 ILCE-6600 ボディ
高倍率ズームレンズキット
■購入する場合は、189,890円(税込 ※2022/10/18現在 カカクコム調べ)となっているようです。

α6600 ILCE-6600M 高倍率ズームレンズキット
α6600の作例写真
強力な手ブレ補正とコンパクトなボディで、瞬時にシャッターを切りたい夜景スナップに向いていると思いました。
今回の作例写真はすべて手持ちで撮影しています。

model/Ayu 焦点距離:25mm、SS:1/80、f4、ISO:640
SONY α6600の良かった点
画質
スマホやコンデジと比べると、間違いなく画質は良いですね。
近年のスマホにある夜景モードでも、数秒間止めておかないと手ブレしますし、画質も良いとはいえないので。
それを考えると、APS-Cでこれだけ撮れるんだったら、全く問題ないと思います。
むしろ、キットレンズでよくここまで表現できるなって驚きました。
とはいえ、私がいつもフルサイズ機を使っているのもありますが、上級機と比べてしまうと物足りなさというのはあります。
ただ、私がカメラをはじめたての時に使っていたら、普通に満足していたと思うんですよね。
フルサイズ機と比較すると…
同じ条件でフルサイズ機で撮影した写真と比較してみました。
SNSに載せたり、スマホなどで見る分には違いが分からないレベルだと思います。
ただし、細部の描写は、同じ50mmでもフルサイズ機で撮影したものと比べると結構違いますね。
拡大すると正直、α6600とキットレンズの描写力はいまいちだなと思う部分があって…。ノイズが目立ってしまうんですよね。
ノイズがでないラインを攻めようと思って、どのくらいから出始めるのか確認してみたんですけどISO800あたりからノイズはでてきました。
そうなると、キットレンズなのでF3.5より明るくできないし、かといってシャッタースピードを遅くすると人が流れちゃうので。なので、ノイズがでないギリギリにすると、ちょっと暗くなっちゃいますね。
とはいえ、三脚を使ってシャッタースピードを稼げるのであれば、ISO100とかでノイズも目立たずに、両者の差は目立つほどでないと思います。
上記は、シャッタースピードを長くしてISOを500に抑えて撮影しました。
シャッタースピードを長くしたので明るく撮れているし、駅舎の輪郭もしっかり解像できているかなと。
コンパクトなボディ&しっかりとしたグリップ
グリップ
グリップは撮りやすさもあるんですけど、しっかり握れると手ブレも防げるので、全部に繋がってきますね。
落とす不安も少なくなりますし、ブレないように脇締めて撮ることもできるので、結構重要な部分です。
α6600のグリップは、私的にはほかと比べても、いいなと満足できるレベルでした。
太さと深さなど丁度よくて、以前使っていたNikonのAPS‐C機よりも良かったです。
横幅は、ボディのサイズに対してNikonの方が長くはありますが、α6600の薄さと全体的なサイズ感にも関わらず、十分な長さがあると思います。
私が普段使っているNikon Z6IIはグリップの深さなど自分的に丁度いいんですが、それに近い感じはありました。
使って3回目くらいで片手で撮って回れましたね。
コンパクトさ

model/Ayu
本当に軽かったです。ボディもレンズも。
首から下げても全然疲れませんでした。フルサイズ機とかは、首がもげるんじゃないかって思うこともありますよ(笑)
ナナニッパ(70-200mmf2.8のレンズ)とかを付けてると重いし大きいしで首から下げれないし、瞬間的に撮りたいってなった時にもたついちゃってタイムラグがあるんです。
それに対して今回のα6600のレンズキットは、ずっと首からさげて電源入れたまま撮影していました。
この身軽さで135mmまで寄れるので、おもちゃなのか?みたいな感じで、簡易化されている割には本当に優秀です。
ちなみに、バッテリーのもちもよくて、夜に3回撮影へ行ったんですけど1回も充電しないで行けましたね。
普段は1回の撮影でだいたい半分くらい充電がなくなります。
AFの速さ

model/Ayu 焦点距離:18mm、SS:1/125、f3.5、ISO:640
今回はじめてしっかりしたポートレートを撮ってみたんですけど、瞳を検出する速さと、追従する精度にびっくりしました。
Nikonの瞳AFを使ったことは何度かあって、SONYは凄いという話は聞いていたんですけど、実は信じてなかったんですよね(笑)
実際使ってみると、本当に早かったですね。フォーカスを推した瞬間に緑色の枠で反応してくれました。
夜景で100~135mmあたりの望遠で撮るときに通常のAFを使うとたまに迷うんですけど、夜景でも広角~標準域や、明るい場所で使う分には、迷わず早かったです。
上記の渋谷を撮影したときは、広角18mmから徐々に望遠135mmまで撮ったんですけど、最後の135mmだけAFが迷いました。
望遠でも明暗差のある場合に迷っていた印象です。
なのでマニュアルでピントをある程度合わせて、最後にAFで補正する形でした。
AFだけだと心もとないのは望遠側のときくらいですね。
それ以外は本当に優秀で、なんならサブ機として欲しくなっちゃいました。軽いですし。
手ブレ補正の強さ
手持ちでシャッタースピード1/8秒で撮ってみました。
一部を切り撮ってブレていないか確認してみたんですが、輪郭もブレていなくてしっかり撮れていましたね。
レンズの手ブレ補正もあるので、かなり強力だった印象です。
操作ボタンのカスタム
ボタンの割り振りを変えて、使い勝手の良いように自分好みでカスタムできる幅が広かったのも良かったです。
※91項目の機能から、好きなものを最大11個のボタンに割り当てることが可能
やりやすいようにカスタムしてしまえば、スピード感のある撮影ができると思います。拡大とかも早いですし。
背面のダイヤル部分にISOのボタンがあるんですけど、私は撮影中に調整しやすいように、上部にあるC2やC1のボタンにISOを割り振っていました。
SONY α6600の微妙だった点
操作ボタンの位置
Nikonのボディには正面のレンズ装着部分脇にボタンが付いていて、グリップを握っている指でそのまま押せるようになっているんです。
それがα6600にはなかったんですよね。SONYのほかのミラーレス機にもないですね。
私の場合、普段その部分に重要な機能を振り分けていたので、少し不便に感じました。
恐らく、SONYの上部にあるC1、C2(上記写真の赤枠内)などが、Nikonには全面(下記写真の赤枠内)についています。
ここにボタンがあることで、親指を使わずに片手だけで撮影できるので、結構便利なんですよね。
シャドウの描写
夜景で明暗差が激しい場合、明るい部分を暗い部分に合わせて撮ろうとすると、明るい部分が白飛びしちゃうんですね。
なので、白飛びをしないように基本は明るい部分に合わせて撮影します。
そして、暗い部分を後から編集で明るくする形です。
α6600で撮影したものを編集したところ、明るさを持ち上げた場所にノイズが入っているのと、描写があいまいになっているなという印象でした。
それもあって、今回それを目立たせないために明るさを持ち上げすぎず、全体的に暗く仕上げています。
たとえば、上記の写真上部、H&Mの右側あたりとか、暗い部分を少し持ち上げているんですけど、結構ノイズが入っていて、個人的には凄く気になっちゃいましたね……。
空の部分が多いと、より気になるかなと思います。建物のノイズを消すような設定もできるんですけど、それをするとノペッとした写真になっちゃうので。
撮り方で上手くカバーしたつもりです。
なので写真展やポスター用に引き延ばしたりする場合は、あまり向かないですかね。SNSにアップしたり、自分で楽しむ分には気にならないと思うんですけど。
液晶の画質
液晶の画質ですが、Nikonと比べると、滑らかさがあまりないと思いました。
いつもは、撮影した後に液晶で写りを確認して「おぉ!」となることがあるんですが、そういった感動があまり感じられなかったというか、写しているだけという印象でした。
もちろん、ピントがあっているかとかの確認はできるんですが、液晶をみて綺麗に撮れたなとか思うことはあまりなかったと思います。
親指AF
カスタムで親指AFを振り分けできます(写真赤枠内)。
ここを親指で押してシャッターを切ることで、シャッターボタンの半押しでAFを行なうよりもピント合わせが早く行なえるんですよね。
このボタンが、若干押しづらいのが気になりました。
なので、最終的にはシャッターボタンの半押しの方が使いやすいと思っちゃって、使わずにいましたね。
グリップを握った状態で押す際の位置も気になりました。ボディが小さいのもあると思うんですが、自分の指にはC3のボタンあたりに親指AFのボタンがあると丁度良かったです。
あとがき
今回実際に使用してみて、写真の仕上がりはAPS-C機として抜きん出てすごいという印象はなかったですが、ボディの持ちやすさとAFの速さに驚きました。
コンパクトで軽いボディだがグリップが大きくて片手でも安定して撮影することができて、AFもしっかりと働いてくれるので瞬間的な撮影にも役に立ちました。
常に首から下げながら撮影して回れるので普段からカメラを持ち歩きたいという方にはおすすめしたいです。
SONY α6600の外観
ボディ
キットレンズ装着時

model/Ayu

model/Ayu
SONY α6600の詳細
キットレンズ
- ボディのみの場合:キットレンズなし
- 高倍率ズームレンズキット ILCE-6600M:E 18-135mm F3.5-5.6 OSS
付属品
- リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100
- ACアダプター AC-UUD12
- ショルダーストラップ
- ボディキャップ
- アクセサリーシューキャップ
- アイピースカップ
- マイクロUSBケーブル
SONY α6600のスペック
| SONY α6600 | |
| センサーサイズ | APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm) |
| 有効画素数 | 約2420万画素 |
| ISO感度 | ISO100-32000 (拡張:下限ISO50、上限ISO102400) |
| 測距点数 | 425点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) |
| シャッタースピード | 1/4000秒~30秒、バルブ |
| 手ブレ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) |
| 重量 | 約503g(バッテリーとメモリカードを含む) |
α6400、α6500との比較
α6600の強み
- 瞳AFの検出精度・速度が向上
- 安定感のある大きなグリップ
- 動画リアルタイムトラッキングの搭載
- 自撮りが簡単にできる(検出精度・速度が向上)
- 動物瞳AFに対応
- 上級機α9と同様の大容量バッテリーを搭載(α6500の2.2倍の容量)
| α6600 | α6500 | α6400 | |
| 発売日 | 2019年11月1日 | 2016年12月2日 | 2019年2月22日 |
| 撮像素子 | APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)Exmor CMOSセンサー | APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)、Exmor CMOSセンサー | APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)、Exmor CMOSセンサー |
| 有効画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 | 約2420万画素 |
| ISO感度 | 静止画撮影時:ISO100-32000(拡張:下限ISO50、上限ISO102400)、AUTO (ISO100-6400、上限/下限設定可能) 動画撮影時:ISO100-32000相当、AUTO(ISO100-6400相当、上限/下限設定可能) |
静止画撮影時:ISO100-25600(拡張:上限ISO51200)、AUTO (ISO100-6400、上限/下限設定可能) 動画撮影時:ISO100-25600相当、AUTO(ISO100-6400相当、上限/下限設定可能) |
静止画撮影時:ISO100-32000(拡張:上限ISO102400)、AUTO (ISO100-6400、上限/下限設定可能) 動画撮影時:ISO100-32000相当、AUTO(ISO100-6400相当、上限/下限設定可能) |
| 測距点数 | 425点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) | 425点(位相差検出方式)/169点(コントラスト検出方式) | 425点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) |
| シャッタースピード | 1/4000秒~30秒、バルブ | 静止画撮影時:1/4000-30秒、バルブ | 静止画撮影時:1/4000-30秒、バルブ |
| 手ブレ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) | なし |
| 瞳AF | [静止画] 人物(左右瞳選択可)/ 動物、[動画] 人物(左右瞳選択可) | 対応 | 人物(左右瞳選択可)/ 動物 |
| バッテリー | リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100 | リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50 | リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50 |
| 静止画撮影可能枚数/時間 | ファインダー使用時:約720枚 液晶モニター使用時:約810枚 (CIPA規格準拠) |
ファインダー使用時:約310枚 液晶モニター使用時:約350枚 (CIPA規格準拠) |
ファインダー使用時:約360枚 液晶モニター使用時:約410枚 (CIPA規格準拠) |
| 重量(バッテリーとメモリカードを含む) | 約503g | 約453g | 約403g |
| サイズ | 約120.0(幅) x 66.9(高さ) x 59.0 (奥行き)mm(グリップからモニターまで) | 約120.0(幅) x 66.9(高さ) x 53.3 (奥行き)mm (グリップからモニターまで) |
約120.0(幅) x 66.9(高さ) x 49.9 (奥行き)mm(グリップからモニターまで) |
| 価格(2022/10/18カカクコム調べ) | 167,305円(税込) | 中古 79,700円(税込) | 110,000円(税込) |
SONY α6600がおすすめな人
| おすすめな人 | |
| カメラのレべル | 初心者~中級者(初心者寄り) |
| 撮りたい写真 | 静止している被写体よりも動体(昼夜問わず)、スナップ系(手軽に撮れる) |
| カメラ選びの理想 | 初めてのカメラが欲しい、スマホよりも綺麗に撮れてできるだけ予算を抑えたい |
| 悩み | カメラのメーカーでの違いがわからない |
この記事を書いた人

写真家.Dai
茨城県出身。30歳。会社員。都市夜景やストリートスナップなどを撮影。フォロワー4万人を超えるInstagramで作品を投稿。
■Instagram: m_dada_i
■Twitter:Dai
作品モデル
■Instagram:Ayu
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