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京都が舞台の国際写真展、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」が開催!

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭です。

一千年の長きにわたって伝統を守りながら、その一方で先端文化の発信地でもあり続けてきた京都。その京都がもっとも美しいといわれる春に開催されます。日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、ときに伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭です。

2024年は、生命、コミュニティ、先住民族、格差社会、地球温暖化など、10カ国・13アーティストの多様な視点による12プログラムが開催されます。

※以下の掲載内容は、KYOTGRAPHIEのプレスキットからの引用です。

目次

THEME OF 2024 “SOURCE”

源は初めであり、始まりであり、すべてのものの起源である。

それは生命の創造であり、衝突が起きたり自由を手に入れたりする場所であり、何かが発見され、生み出され、創造される空間である。

人生の分岐点にかかわらず、私たちは岐路に立っており、原点に戻るか、新しいことを始めるかの間で揺れ動いている。

生命、愛、痛みのシンフォニーが響き渡るのは、この神聖な空間からなのだ。

その源で、無数の機会が手招きし、何か深い新しいものを約束してくれる。

2024年、KYOTOGRAPHIE は12の会場で13の展覧会を展開し、SOURCEを探求し、オルタナティブな未来を望む。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭
共同創設者/共同ディレクター
ルシール・レイボーズ&仲西祐介

メインプログラム

※全てのプログラム内容・展覧会名・会場・スポンサーの情報は2023年12月12日時点のもので、 予告なく変更になる可能性がございます。

クラウディア・アンドゥハル「The Yanomami Struggle」

Claudia Andujar, Susi Korihana thëri, Catrimani, 1972–1974.
Mineral pigment print from infrared film. (68.5 x 102.5 cm). Instituto Moreira Salles Collection

クラウディア・アンドゥハルは、1931年にスイスで生まれ、トランシルバニアで育った後、自身のユダヤ系親 族のほとんどが絶滅させられたホロコーストを逃れて、1946年にニューヨークに移住した。1955年にブラジルに移住し、写真家としてのキャリアをスタートさせた。1971年、ブラジルの雑誌「Realidade」の仕事でヤノマミ族(ブラジルのアマゾンに住む最大の先住民グループのひとつ)と出会う。そしてその出会いは彼女の人生を大きく変える。アンドゥハルは50年以上にわたって、ヤノマミ族の権利と主権を守るためにヤノマミ族と共に活動を続けてきた。本展覧会ではクラウディア・アンドゥハルの作品、ヤノマミのシャーマンであり人々の代弁者であるダビ・コペナワの言葉、ヤノマミ族のアーティストたちによるドローイングや映像作品を通して、この共同作業の物語が語られる。また、先住民族以外の脅威や暴力から彼らの社会を守るための、ヤノマミ族としての世界観や政治も紹介する。

In collaboration with Instituto Moreira Salles
キュレーター:チアゴ・ノゲイラ
セノグラファー:おおうち おさむ(nano/nano graphics)

会場:京都文化博物館 別館

バードヘッド「Welcome to Birdhead World, 2024 Kyoto」

Birdhead, Breeze
© BIRDHEAD Studio

バードヘッド(Birdhead)は、2004年に結成された宋涛(ソン・タオ/1979年生)と季炜煜(ジ・ウェイユィ/1980年生)の2人によるアートユニット。彼らが拠点とする上海で、現在も進行中の都市再開発を記録した広大な写真クロニクルで注目を集める。20年に及ぶ活動を通じ、自分たちを取り巻く世界に声を上げ、批評し、また称賛するため にカメラを向け続けている。初期の作品は、すべてを飲み込むような急速な都市化の経過を記録したものであったが、近年は、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024のテーマにも共鳴する、写真というメディウムの「源」、とりわけ光と時間の関係に立ち返って創作を行っている。伝統的な写真技法やその実践の限界を試すことで、表現と抽象の微妙なバランスを追求している。

Presented by CHANEL NEXUS HALL
キュレーター:フィリップ・ティナリ
セノグラファー:小西啓睦(miso)

会場:誉田屋源兵衛 竹院の間、黒蔵

ヴィヴィアン・サッセン「PHOSPHOR: Art & Fashion 1990–2023」

Viviane Sassen, Eudocimus Ruber, from the series Of Mud and Lotus, 2017
© Viviane Sassen and Stevenson
(Johannesburg / Cape Town / Amsterdam)

1972年、アムステルダム(オランダ)生まれ、同地在住。ファッションデザインを学んだ後、ユトレヒト芸術大学(HKU)とアトリエ・アーネムで写真を学ぶ。彼女の作品は大規模な個展の対象となっており、「Lexicon」、Foto Kunst Stadforum(インスブルック、オーストリア、2017年)、「Umbra」、Deichtorhallen(ハンブルク、ドイツ、2017年)、Museum of Contemporary Photography(シカゴ、アメリカ、2017年)などがある。サッセンは数多くのグループ展にも参加しており、2017年にピューリッツァー芸術財団、アムステルダムのライクスミュージアム、 2018年に中国のCAFA美術館、2020年にサンフランシスコのマッケヴォイ芸術財団、2022年にヴィンタートゥールのフォトミュージアムなどがある。また、彼女の作品は2013年の第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ のメイン展示「The Encyclopedic Palace」で紹介された。2011年にはニューヨークの国際写真センター(ICP)のインフィニティ賞(応用/ファッション/広告写真部門)を受賞。2015年にはドイツ写真アカデミーからダヴィッド・オクタヴィウス・ヒル・メダルを授与された。また、出版物でも数々の賞を受賞している。

Presented by DIOR
In collaboration with the MEP – Maison Européenne de la Photographie, Paris
キュレーター:クロチルド・モレット
セノグラファー:遠藤克彦建築研究所

会場:京都新聞ビル地下1階(印刷工場跡)

ティエリー・アルドゥアン「Seed Stories」

Thierry Ardouin, FABACEAE — Medicago arborea L.
Moon trefoil
© Thierry Ardouin / Tendance Floue / MNHN

写真家集団Tendance Floueの共同設立者でもあるフランスの写真家ティエリー・アルドゥアンは、人間とその環境とのつながりをテーマに活動している。本プロジェクト「Seed Stories」でアルドゥアンは、科学機器を用いて限りなく小さなものに取り組んだ。彼が撮影した種子のポートレートは、その魅力的な形の多様性と美しさを浮かび上がらせ、「偉大な旅人」である種子の歴史を描き出している。世界中の様々な種から、野生、または栽培されたこれらの種子のほとんどは、パリの国立自然史博物館の所蔵品である。細心の注意を払って選ばれ、照らされ、額装されたこれらのポートレートは、鑑賞者である私たちの主観を揺さぶることだろう。すなわちそれは、単なるありふれたイメージからかけ離れて、私たち の知覚や私たちの起源との関係に疑問を投げかける記号となりうる。1万年以上前の農業の出現から、今日のハイブリッド種子が提起する問いまで、文化や時代を超えた種子の存在の解明を通じて、「Seed Stories」は多様性への挑戦を探求する。

Presented by Van Cleef & Arpels
キュレーター:ナタリー・シャピュイ(Atelier EXB)
セノグラファー:緒方慎一郎(SIMPLICITY)

会場:二条城 二の丸御殿 台所・御清所

ルシアン・クレルグ「Gypsy Tempo」

Lucien Clergue, Little gypsy girl in the Chapel, Cannet 1958
© Atelier Lucien Clergue

ルシアン・クレルグ(1934–2014)は、南仏のアルルで育った。フィンセント・ファン・ゴッホがいくつもの傑作を生み出したアルルという街の存在は、写真や音楽において功績を残したクレルグの芸術活動の根底にあった。10歳のときに経験した戦争による破壊と貧困は、彼の人生に深い影響をもたらした。1948年、食料品店を営んでいた母親からボックスカメラを贈られる。彼女は息子が芸術家になると考え、彼はヴァイオリンを学び、のちに写真に興味を持つようになった。1953年にはアルルの戦場跡の子どもたち、凍てつくカマルグ(南仏)の湿地での動物の死体、そして闘牛を撮影した写真作品群で画家パブロ・ピカソのお墨付きを得ることとなる。波打ち際のヌードのシリーズは、1970年代、西洋の解放された性の時代に彼を有名にした。1969年にはアルル 国際写真フェスティバル(les Rencontres Internationales de la Photographie d’Arles)を立ち上げ、プロやアマチュアの写真愛好家たちが集う、年に一回の世界的な写真祭となった。同じ頃彼は、間もなく世界的に有名になる、ロマ族のギタリスト、マニタス・デ・プラタ(後に出てくるフラメンコ・ギター・バンド、ジプシー・キングスのメンバーの父であり、叔父でもある)を見いだし、彼の興行主となった。またこれがきっかけとなって、カマルグの重要なロマ族コミュニティと親密さを築き、長きに渡って多くの写真を収めることとなった。2006年、クレルグは写真家として初めてアカデミー・デ・ボザール(フランス学士院)の会員となり、2008年には芸術文化勲章コマンドゥールの称号を授与され、2015年にはパリのグラン・パレで大規模な回顧展が開催された。

キュレーター:フランソワ・エベル

川田喜久治

Kikuji Kawada
Helio-spot and a Helicopter, Tokyo, 1990
From the series The Last Cosmology
© Kikuji Kawada, Courtesy PGI

1933年茨城県生まれ。1955年、新潮社に入社。1959年に新潮社を退社しフリーランスとなる。奈良原一高、 東松照明、細江英公、佐藤明、丹野章らと共に写真エージェンシー「VIVO」(1959-61年)を設立。敗戦という歴史の記憶を記号化するメタファーに満ちた作品「地図」を1965年に発表し、以来現在に至るまで、常に予兆 に満ちた硬質で新しいイメージを表現し続けている。自身の作品を「時代の中の特徴的なシーンと自分との関係をとらえて表現し、その時の可能な形でまとめ上げ、その積み重ねから一つのスタイルが生まれてくる」と語る。近年はインスタグラムにて写真への思考を巡らせながら、日々作品をアップし続けている。

Supported by SIGMA
キュレーター:高橋 朗(PGI)
セノグラファー:おおうち おさむ(nano/nano graphics)

会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊 2階

柏田テツヲ

©︎ Tetsuo Kashiwada

1988年生まれ。旅をしながら自然や人に出会い、そこで感じた疑問や違和感に目を向ける。自然と人間の 関係性、共存と分断そして環境問題をテーマに作品を制作している。主な受賞歴に「YPF PHOTO AWARDS 2022 最優秀賞」、「JAPAN PHOTO AWARD」(2021)、第43回写真新世紀 佳作(2020)などがある。主な展示に「屋久島国際写真祭」(2022)、「OFF GRID Indipendent Photo Festival Wien」(2022)などがある。KYOTOGRAPHIEインターナショナルポートフォリオレビューの参加者より受賞者が選ばれる「Ruinart JapanAward2023」を受賞し、2023年の秋にフランスを訪れルイナールのアート・レジデンシー・プログラムに参加した。ルイナールでは葡萄畑やルイナールの森など毎日自然と向き合い対話しながら滞在制作に取り組んだ。KYOTOGRAPHIE 2024では自然をモチーフに写真作品やインスタレーションを中心に環境問題、 歴史、自身が滞在した証などを織り交ぜながら作品発表を予定している。

Presented by Ruinart
Ruinart Japan Award 2023 Winner
セノグラファー:小髙未帆(APLUS DESIGNWORKS)

ジェームス・モリソン「Where Children Sleep」

Nirto, Dadaab Refugee Camp, Kenya, from the series Where Children Sleep
©︎ James Mollison

ケニア生まれ、イギリス育ち。ニューポート・スクール・オブ・アートで映画と写真を学んだ後、イタリアに渡り、ベネトンのクリエイティブ・ラボ、ファブリカで働く。現在ヴェネツィア在住。社会的・文化的テーマに独自のコンセプトを適用した作品を発表している。KYOTOGRAPHIE 2024で発表する「WhereChildrenSleep」は世界中の子供たちとその寝室をテーマにした進行中のプロジェクトで、子供たちの生活の複雑な現実を探求している。2010年 に第1巻、2023年に第2巻を出版。これまで刊行した写真集に、『Playground』(子どもたちが遊ぶ校庭の風景写真)、『The Disciples』(コンサートの前後に撮影された音楽ファンのパノラマポートレート)、『The Memory of Pablo Escobar』(「史上最も裕福で最も凶暴なギャング」の驚くべき物語を、モリソンが集めた何百枚もの写真で語る)、『James and Other Apes』(類人猿の「パスポート」写真)などがある。これらのプロジェクトは、世界中の美術館やギャラリーで広く展示されている。

Supported by FUJIFILM
セノグラファー:小西啓睦(miso)

会場:京都芸術センター

Iranian citizen and photographers You Don’t Die The Story of Yet Another Iranian Uprising

Students from the Faculty of Art at Azad University in Sohanak organize a performance to show their anger against
the murders perpetrated by the regime. Tehran, October 10, 2022. Anonymous author.
ソハナクにあるアザド大学芸術学部の学生たちが、政権による殺人に対する怒りを示すパフォーマンスを行う。
テヘラン、2022年10月10日。匿名の撮影者。

2022年9月13日、22歳のマフサ(ジナ)・アミニはシンプルな黒のコートに黒のヒジャブを着用していた。しかし、彼女はその服装が不適切だと判断され、道徳警察に逮捕される。この若い女性はイラン北西部のクルド人の町サッケズに住んでおり、テヘランを訪れるために家族とともに旅行に来ていたところだった。拘留中、マフサ・アミニは昏睡状態におちいる。頭部への打撃が原因であったことは間違いない。そして彼女の死は、国中に衝撃を与える。インターネット接続は遮断され、WhatsApp やインスタグラムはブロックされる。しかし、イランでは、人々は追 跡されないようなソフトウェアを使ってインターネットに接続していた。それは、街頭で抗議する人々にとってリスク が大きく、処刑される恐れさえもあった。本書に収録された写真とビデオのコレクションはもともと、ル・モンド紙が 2022年の蜂起を報道するために製作されたもので、その後2023年2月15日、蜂起5ヶ月を記念してこの本が 出版された。これらの写真(ほとんどがソーシャルメディアからの引用)の撮影者は、その多くが匿名を希望するイラン 市民だ。写真集『You don’t die』は、フランス・ペルピニャンで開催された第35回国際フォトジャーナリズム・フェス ティバル「Visa pour l’Image」での展覧会「Tu ne meurs pas」に合わせて出版された。

In collaboration with Le Monde
キュレーター:マリー・スマラ、ガザル・ゴルシリ

ヨリヤス(ヤシン・アラウイ・イスマイリ)「Casablanca Not the Movie」

©︎ Yoriyas (Yassine Alaoui Ismaili)

ヤシン・アラウイ・イスマイリ(アーティスト名:ヨリヤス)は、モロッコの写真家、振付師。プロのブレイクダンサーとして注目を集めた後、2015年より写真家としての活動を開始。ヨリヤスは国際的な評価を受け、近年ではニューヨークタイムズ紙が発表する注目すべきアーティストの一人として選ばれた。パフォーマンスから写真まで、彼の作品は、人が都市や公共空間の中でどのように暮らし、馴染んでいくのかということについて焦点を当てている。モロッコ、特に自身が住んでいるカサブランカやアフリカの日常生活を撮影し、その地での様々な社会的変化について提示している。ありのままの現実を捉えた作品の数々は、彼の直感の力や特に色へのこだわりによって特徴付けられている。ヨリヤスは、新たな視点を提案するために、自身の振付師としての経験を取り入れている。また、瞬間的に切り取られた光景は、空間や動きを素晴らしく捉えていることを示唆している。数学とチェスに関心があることもあり、彼の作品には、様々な構想を含みながらも、バランスが取れた複雑な構成を見てとることができる。アフリカ写真賞(CAP)(2018年)、アラブ世界研究所の若手現代創作賞(2019年)、マルケ・マラケシュのコンテンポラリー・ダンス・フェスティバルのタクリフ賞(2023年)など、数多くの賞を受賞 。エルメス財団(パリ)、836m Gallery(サンフランシスコ)、写真研究所(リール)など、国際的な機関での展示やパフォー マンスを多く開催。モロッコ国立写真美術館の開館記念展覧会「Sourtna」(2020年)をキュレーションし、ワシントンの世界銀行(2022年)に巡回。

Supported by agnès b.

会場:ASPHODEL

ヨリヤス(ヤシン・アラウイ・イスマイリ)KYOTOGRAPHIE African Residency Program

©︎ Yoriyas (Yassine Alaoui Ismaili)

2020年、DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Spaceの出町桝形商店街でのオープンを機に、KYOTOGRAPHIE はアフリカの若手の現代アーティストをアーティスト・イン・レジデンスに迎え、京都のローカルな商店街と多 様性のあるアフリカをダイレクトにつなげ、新作を作らせている。今年はモロッコのアーティスト、ヤシン・ア ラウイ・イスマイリ(ヨリヤス)を招聘した。ヨリヤスはプロダンサーとして世界を転戦中の2013年に、膝の大怪我によりダンサーとしてのキャリアを断念。これをきっかけに、自己表現の手段として写真という新たな芸 術的アプローチを体得し、フィジカルな表現を写真にも昇華している。ヨリヤスは2023年11月に京都に数週間滞在した。京都・鴨川周辺の人々や風景、ストリートの若者、出町桝形商店街の人々を撮影し制作した作品を、 KYOTOGRAPHIE 2024で発表する。

会場:出町桝形商店街、DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Space

A dialogue between 川内倫子&潮田登久子

Untitled, from the series “as it is”, 2020
©︎ Rinko Kawauchi

1972年、滋賀県生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2023年にソニーワールドフォトグラフィーアワードのOutstanding Contribution to Photography(特別功労賞)を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行う。主な著作に『Illuminance』(2011)、『あめつち』(2013)、『Halo』(2017)など。近刊に写真集『やまなみ』(2022)『橙が実るまで』(2022、田尻久子との共著)がある。2022-2023年に東京オペラシティアートギャラリーと滋賀県立美術館で個展「川内倫子:M/E –球体の上 無限の連なり」を開催した。

Tokuko Ushioda
From the series My Husband
©Tokuko Ushioda, Courtesy PGI

東京都生まれ。1963年、桑沢デザイン研究所リビングデザイン研究科写真専攻卒業。同研究所で写真家・大辻清司の指導を受け、写真家の道に進む。1966年から1978年まで桑沢デザイン研究所及び東京造形大学で写真の講師を務める。1975年頃よりフリーランスの写真家として活動を始める。代表作にさまざまな家庭の冷蔵庫を撮影した『冷蔵庫/ICE BOX』、書架に在る書籍を主題とした『本の景色/BIBLIOTHECA』などがある。2018年に土門拳賞、日本写真協会作家賞、東川賞国内作家賞、2019年に桑沢特別賞受賞。2022年、写真集「マイハズバンド」がParis Photo–Aperture PhotoBook Awards、審査員特別賞受賞。

Supported by KERING’S WOMEN IN MOTION
セノグラファー:小髙未帆(APLUS DESIGNWORKS)

会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊 2階

ジャイシング・ナゲシュワラン「I Feel Like a Fish」

My portrait of my father, P Nageswaran
© Jaisingh Nageswaran

タミル・ナードゥ州ヴァディパッティ村(インド)出身。独学で写真を学ぶ。労働者階級で育ったという生い立ちを乗り越えるように祖母から教育を受ける。社会から疎外されたコミュニティの生活を写し取ることに重点を 置き、ジェンダー・アイデンティティやカースト差別、農村の問題をテーマとした作品を発表している。パンデ ミックの中では自身のルーツに立ち返り、幼少期の記憶や4世代にわたる家族の歴史を記録しながら、ダリット(ヒンズー教のカースト制度の最下層民)のレジスタンス(抵抗)とレジリエンス(回復)に焦点を当てている。の作品は個展やグループ展で世界中で紹介され、Serendipity Arts Foundation の助成金やアルル国際写真祭の助成金を受けている。またマグナム財団のPhotography and Social Justice Fellowshipにも選出 されている。2023年には第13回アフリカ写真ビエンナーレでプロジェクト「I Feel Like a Fish」が紹介され、KYOTOGRAPHIEでKG + SELECT 2023グランプリやフランスのケ・ブランリ美術館の Jacques Chirac写真賞などを受賞している。

KG + SELECT 2023 Winner
キュレーター:パスカル・ボース

開催概要

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」

会期:2024年4月13日(土)〜 2024年5月12日(日)

主催:一般社団法人 KYOTOGRAPHIE

公式サイト:https://www.kyotographie.jp/

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この記事を書いた人

『MARSH(マーシュ=沼)』。2021年末にサイトローンチした写真とカメラのWebメディア。カメラ・写真沼の住人を満足させるべく、人気写真家による連載フォトコラム、第一線で活躍するフォトグラファーによる機材レビュー記事などを鋭意更新中。

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