MENU

【開催終了】内倉真一郎による個展「忘却の海」が10月4日より京都のギャラリーPURPLEにて開催

©︎Shinichiro Uchikura

海辺に漂着し、打ち棄てられたものたちのラストポートレート

写真集の出版を記念し、内倉真一郎による個展「忘却の海」を開催します。
地元 宮崎の海岸を歩き、そこに打ち棄てられたものたちを掬い上げ、白い布上にひとつひとつ繊細に組み合わせ撮影された「忘却の海」。この声なき声を聞くような内倉の営みは、社会を映し出し、万物が負う時間を描き出します。

PURPLE

私は宮崎県に住み制作をしている。どこを見渡しても海に囲まれた町だ。行政やボランティアの清掃の手が行き渡った海水浴場には、美しいビーチが続く。しかしそこから少し離れた海には、正反対の世界が広がっている。漂着物や不法投棄物が打ち棄てられて忘れ去られ、誰も立ち入ることさえなくなった、現代社会のありのままの海辺の姿。

ゴミと化した色鮮やかさが虚しいプラスチック、手袋、おもちゃ、魚や鳥などの死骸。遠く離れた場所から時間の波にもまれ、太陽光で干からび新たな姿に変容していくものたち。現世のものとは思えぬ異様な感覚をも想起させる、人間がかつて関わっていた痕跡。

私は夢中で、下ばかり見ながら、一つ一つの残骸を集める。打ち棄てられた物たちは私に語りかけるように感じる。誰かが作り、誰かの手元にあり、波とともに砂浜へ。そして私と出会う。このシリーズは、その最後の在りようを記録したラストポートレートだ。

内倉真一郎

忘却の海 概要

会期: 2023年10月4日[水]-10月22日[日]
時間:13:00-20:00[水・木・金] 11:00-19:00[土・日]
会場:PURPLE
休廊: 月曜・火曜
協力:KANA KAWANISHI GALLERY
住所:〒604-8261 京都市中京区式阿弥町122-1 式阿弥町ビル 3階
アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」出口4-1より徒歩7分
     京都市営地下鉄東西線「二条城前駅」出口2より徒歩4分
     京都市営バス9・12・15・50・67・101系統「堀川御池」より徒歩3分
https://purple-purple.com/exhibition/uchikura-2023/

内倉真一郎|Shinichiro Uchikura

1981年、宮崎県生まれ。日本写真映像専門学校(大阪)卒業後独立し、現在は宮崎県にて活動。

主な個展に『忘却の海』(2023年、GALLERY NEUTRAL、京都 [KG+ pick up] /2022年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京/2022年、BLOOM GALLERY、大阪)、『浮遊の肖像』(2022年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京/2022年、BLOOM GALLERY、大阪)、『私の肖像』(2020年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京/BLOOM GALLERY、大阪)、『十一月の星』(2018年、EMON PHOTO GALLERY、東京)、『犬の戦士団』・『十一月の星』(2018年、居藝廊G.GALLERY、台湾・台北)、『PORTRAIT』(2017年、BLOOM GALLERY、大阪)など。

主なグループ展に『東京写真月間2022:地域との共生』(2022年、写真の町 東川町文化ギャラリー、北海道)、『第8回大理国際写真祭』(2019年、中国・大理)、『My Body, Your Body, Their Body』(2019年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『第2回寧波市国際写真祭』(2017年、中国・寧波)、『YP』(2017年、清里フォトアートミュージアム、山梨)など。

主な受賞歴に第41回キヤノン写真新世紀優秀賞 (2018年澤田知子選)、 第33回・34回・36回キヤノン写真新世紀佳作 (2010年清水穰選、2011年大森克己選、2013年椹木野衣選) 、第7回EMON AWARDグランプリ (2018年)、Wonder Foto Day キュレーター賞(2019年Kana Kawanishi選、2018年Joanna Fu選)、KONICA MINOLTA フォトプレミオ受賞(2016年)、Nikon Juna 21(2008年)など多数。

2023年8月に赤々舎より『忘却の海』を刊行のほか、主な作品集に『私の肖像』(2020年、赤々舎刊)、2022年KANA KAWANISHI GALLERYより『Early works 1: Street』『Early works 2: Portrait』『佳子』『犬の戦士団』『十一月の星』『Collection』の全6タイトルを連続刊行。

©︎Shinichiro Uchikura
©︎Shinichiro Uchikura
©︎Shinichiro Uchikura

引用:https://purple-purple.com/exhibition/uchikura-2023/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASSを展開するGOOPASS株式会社の自社Webメディア『GOOPASS MAGAZINE』のディレクション・記事制作などを担当する一方でフォトグラファーとしても活動中。東京カメラ部などのコンテスト受賞歴あり。

物撮りやポートレートなどのインドア撮影が中心だが、GOOPASS入社をきっかけにアウトドアでも撮影をスタート。使用カメラはSONY α7ⅲ、FUJIFILM X100F。過去には、Canon EOS 5D Mark III 、FUJIFILM XT2も愛用。