MARSH読者のみなさまこんにちは。エディターのまどかです。
コチラで予告した通り韓国ソウルへ移住しました。
到着して1ヶ月は色々大変だったのですが、なんとか体調崩さず肌荒れだけで耐えております。
(ニキビはあまりできない体質でしたが、大きなニキビが2個できました)

こちらは本当にもう寒すぎるのと円安で、「なんで今来たんだろ」という考えを巡らせる日々でございます。
暑さよりも寒さに弱いんですよね。なのに東京より寒さの厳しいソウルに住むのは何故でしょうか。
自分でもよく分かりません(笑)
さて、今月から「韓国写真通信」と題しまして、月に1回くらいのペースで、韓国の写真やカメラ事情について綴っていこうと思います。
実は私も全く韓国の写真業界のことやカメラのことを知らないんですけれど、お勉強したことをMARSHでアウトプットさせていただくことになりました。
もし韓国の写真事情について精通されている方いらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
UNLIMITED EDITIONとは

第1号は韓国のアートブックフェア「UNLIMITED EDITION」に関してレポートしようと思います。
「写真とあんま関係ないテーマだなぁ」と思った方、いらっしゃるでしょうね。申し訳ございません。
開催が10/28〜10/30だったので、タイミング的に一発目になってしまいました(汗)
数年前(私が大学生の頃ぐらい)から、アートブックフェアが話題に上がるようになりましたが、日本でもTOKYO ART BOOK FAIR(通称TABF)などが開催されてますよね。
アートブックフェアを簡単にご説明しますと、クリエイターが一堂に会し、製作したZINE(※)などを販売するイベントです。デザフェスとかコミケと少し似てるかもしれません。
ただ基本的には「本」にまつわるイベントなので、本やZINEを販売している方が多いです。
そしてUNLIMITED EDITION(以下UE)は、2010年からソウルで毎年開催されているアートブックフェアです。
今年はUE14だったので14回目の開催で、前回と同様に北ソウル美術館で開催されました。
UEは韓国の有名なリトルプレスであり書店の「YOUR-MIND」さんが主催しております。こちらの書店には何度か足を運んだことがありますが、店内にねこちゃんが居てとても癒される空間でした(今は移転したのでいないかもしれません)。旅行の際は是非お立ち寄りください。
UEの特徴としては個人での出店よりも、リトルプレスがたくさん集結しているところでしょうか。一部イラストレターなどのクリエイターの方が個人出店している場合もあるのですが、基本的にはリトルプレスが多いみたいです。
ではでは早速レポートしてゆきます〜。
※ZINE…個人で制作した冊子
会場に潜入!UE14巡回レポート
それでは早速UE14のレポートをしていきます。
実は私、2019年に一度行ったことがあるんですよね。その時はコロナがなかったので結構混んでた気がします。
北ソウル美術館はその名の通り、ソウルの北側にあります。正確にいうと東北側です。私は南西側に住んでいるので1時間以上かかりました。
以前ここから比較的近い場所に住んでいたのですが、最寄駅から2駅くらい手前の駅「テルンイッグ」という場所が、個人的にとても気に入ってる場所です。
特に何があるわけではないのですが、きれいな公園とその周辺におしゃれなカフェが多くて、週末のんびりするためによく行ってました。

さて、最寄駅につきました。「하계」という地下鉄7号線の駅になります。写真をよく見ればわかりますが、「ハゲ」と読みます。
一緒に行った友人と「하계は日本語で禿げ頭って意味なんだよ。ワハハ。」と小学2年生の会話をして盛り上がりました。
皆さまも北ソウル美術館へ行く際には、ぜひこのネタで盛り上がってください。
ちなみに韓国語でハゲは「デモリ(대머리)」でございます。

こちらが北ソウル美術館でございます。そこまで広くない中規模くらいの施設です。
人の入りはそこそこな感じでしょうか。
本日は愛機であるCanon EOS 6Dとやって来ました。レンズは24-70mmのズームレンズです。
こういう人が多い場所は単焦点をあれこれ持っていくより、ズームレンズが汎用性高いと思います。

入場するとこちらの袋を無料でいただけます。会場で撮るのを忘れてしまったので、家で撮影しました。
大きさが分かるよう大好きなエッセイ『もものかんづめ』(さくらももこ著・集英社文庫)を並べてみました。
毎年デザインが変わるので、コレクションするのも楽しいですね。以前貰ったものは、旅行時に衣類を仕分ける袋として活躍してます。
買った本をこのバッグに入れてくださいねということなんだと思うのですが、出店する側も袋を用意する必要がないし、この袋目当てに来る人もいると思うので、粋なアイデアだなと思いました。
そうそう今回は「新居に飾る来年のカレンダー」を買うのを密かな目標としておりました。

こんな感じで小さなブースがあって、クリエイターやプレスが各々の作品をズラリと並べております。
ブース1つ1つが小さいので、押しの弱い私のような人間は、人気で人の多いブースになかなか割って入っていけません。少し後方で空くのを待ってから突撃します。

東京にあるブックギャラリー・ポポタムさんのブースも発見!海外のブースもあるのですが、コロナ前よりは日本からの出店は少なかったかもしれません。
ちなみに日本人の方も2名ほど見かけました。私とは違い、とても積極的に出店者の方に話しかけていらっしゃいました。
私は日本にいるときでもそうですが、こういった場面でできるだけ人と関わりたくないと思ってしまいます。
韓国語は留学経験から人並み以上にはできるのですが、気持ちが追いつきません。

UEでは毎年、トークショーなどのさまざまなプログラムも開催されます。私はまだ聞き取りに自信が無いので、参加は見送りましたが、来年あたりには普通に参加できるようになりたいです。


ここからは、個人的に気になった写真集を手がけているリトルプレスを紹介していきます。
まずは「MARTIAN STORY」さんです。東京から成田空港までを撮影したソ・ミンギュさんの『Tokyo – Narita, 2004. 2』や、2019年のチリで起こった大規模デモの様子を写したパク・ピオさんの『18 DE OCTUBRE, LA PRIMAVERA』など、主にスナップの写真集が多かったです。
東京を撮影した写真集は会場でチラホラ見かけたのですが、韓国人が見る東京をとても新鮮に感じました。


続きまして、「Storage book and film」さんです。この写真なんやねんと思った方すみません。混み合っており、きちんと写真が撮れませんでした。
イ・ジュンボムさんと、togofotoさんの海外のスナップ写真集が素敵でした。


最後にThe pollack と写真家のイ・ジュンシク(이모씨)さんの合同出店です。
イ・ジュンシクさんはインスタのフォロワー6万人の人気フォトグラファーで、北海道の札幌を写した写真集など主にスナップを中心に作品制作されている方です。プロのカメラマンとしても活躍されているので、ぜひインスタグラムを見てみてください!


他にもイラストレーターなどのグッズ販売も充実しており、カレンダーもたくさんありました!
ハングルのグッズとかかわいいんですよね…。爆買いスイッチが入らないようにしないと非常に危険な空間であります……。


ブースを見る際は、テーブルの上だけでなく壁にもご注目!出店者が工夫を凝らしてポスターやグッズなどをディスプレイしています。
私はこの日、新居への引っ越しを目前にしており、まだ部屋のイメージが固まっていなかったのでカレンダー以外は買うのをやめました。来年は爆買いしたいですね。
UEは韓国のアートカルチャーが一堂に会す神イベントだった!

ざっとUE14の巡回レポートをいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
会場は1〜2階の2フロアあり、大体1〜2時間程度あれば十分見て回れる規模でした。
韓国のカルチャーが注目されている昨今ですが、本もどんどん盛り上がっていきそうな予感!
まだまだ発展途上な韓国写真業界ですので、写真家さんを発掘するのがなかなか難しくもあります。
ただ、こういうイベントは出店者とお話ししながら、写真家や写真集についてのエピソードを聞くことができるので、写真好きにはもってこいのイベントなのでは!と感じました。
来年秋、韓国へ旅行しに行く際には、ぜひUE15へ足を運んでみてください!
おまけ

購入したカレンダーはこちらです。
もっと派手なものもあったのですが、部屋イメージを考えて控えめなデザインのものにしました。
買った当時は全く気づかなかったのですが、日付の下にある小さい数字は何でしょうか…?
月毎に色の組み合わせが変わるのですが、カレンダーはなぜか自分の誕生月のデザインが気になりますよね。
私の生まれ月は茶色と緑でした。




