祐徳稲荷神社|写真撮影スポットレビュー祐徳稲荷神社

GOOPASS TRAVEL MAGAZINEをご覧の皆様、こんにちは。
佐賀県在住のフォトグラファー兼ライターのやまもとです。
現在フリーランスとして地元九州を中心に、人物・建物・商品・サービスなど幅広く撮影させて頂いています。
私が今回ご紹介するのは佐賀県鹿島市にある「祐徳稲荷神社」です。
貞享4年(1687年)に建立された九州でも有数の歴史深い神社で「日本三大稲荷」に数えられています。
衣食住・技芸上達・福徳円満・交通安全などを司る神様が祀られており、年間300万人もの参拝客が訪れています。
パワースポット・観光地としてはもちろん、近年ではインスタなどのSNS映えするフォトジェニックスポットとしても人気です。
今回は紅葉とのコラボを狙い、11月にカメラ片手に祐徳稲荷神社へと足を運びました。
相棒のカメラは「FUJIFILM X−T4」。
そしてレンズは「TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」と「フジノンレンズXF56mmF1.2 R」です。
この組み合わせで少し芸術的な写真を意識して撮ってみたので是非ともご覧ください。
素敵な旅先・おすすめスポットはいいカメラで写真を残したいですよね。
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目次
祐徳稲荷神社の作例写真
祐徳稲荷神社の象徴のひとつとも言える御本殿を、迫力満点に真下から煽るように撮影しました。
紅葉の隙間から差し込む光をよりドラマチックに演出する為に、F9まで絞り光芒を出してみました。

焦点距離:55mm、F値:f /2.8、シャッタースピード:1/1000s、ISO:80
続いては、鮮やかな紅葉越しに御神楽殿の屋根を俯瞰で撮影しました。
御本殿に登る階段の中腹あたりからの景色ですが、このアングルで神社の建造物を撮れるなんてことはなかなかありません。
祐徳稲荷神社だからこそ撮れる1枚です。

焦点距離:63mm、F値:f /2.8、シャッタースピード:1/500s、ISO:360
御本殿を間近で撮影。紅葉の間から見える外壁も絢爛豪華で思わず写真に収めたくなります。
広角から望遠までカバーしたズームレンズだとテンポよく撮影が出来るので、行楽地や観光地ではやはり重宝します。
御本殿を更に登って行くと「奥の院」と呼ばれる社(やしろ)があり、その往路・復路には無数の鳥居が至る所に建てられています。
白亜の通路に鮮やかな朱色、差し込む斜陽がとても印象的。ここでは整然と並ぶ鳥居を中望遠の単焦点で撮影しました。
圧縮効果と豊かなボケでより奥行き感のある雰囲気になりました。

焦点距離:70mm、F値:f /2.8、シャッタースピード:1/125s、ISO:250
祐徳稲荷神社の隣接した日本庭園。
鯉が遊泳する池に架かる橋をメインの被写体に、紅葉を盛大に前ボケにしてみました。
奥には緑も見えるなど色彩豊かな情景です。
撮影機材
カメラ

X-T4 ボディ[ブラック]
FUJIFILMのフラッグシップモデルXシリーズの4代目となる「X-T4」。
搭載されているのはAPS-C規格のX-Trans CMOS 4センサーで有効画素数は約2610万画素。
ボディ内には最大6.5段の手ブレ補正機能も搭載しているので、今回の様な三脚が使用できない場面でも心強さがあります。
また防塵防滴仕様で耐久温度は-10℃〜40℃と、多少自然に弄ばれる環境でもシャッターを切り続けられるタフさもあるカメラです。
FUJIFILM機の魅力である多彩なフィルムシミュレーションに加え、フィルム調の粒子感を再現したグレインエフェクトや高彩度部分に豊かな階調をもたらすカラークロームエフェクトも搭載。
さらにはトーンカーブや明瞭度まで調整可能な為、JPEG撮って出しをより楽しむ事ができます。
後継機も出ているので少し古いモデルとなりますが、まだまだ第一線で活躍できるカメラです。
レンズ①

17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070) [フジフイルム用]
今回メインで使用したのは、サードパーティレンズでお馴染みのTAMRONから出されているXマウントズームレンズ「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」です。
焦点距離はフルサイズ換算26〜105mm相当と幅広くカバーし、ズーム全域でF2.8通しを実現しています。
さらには高速AF・手ブレ補正搭載・簡易防滴仕様・軽量設計のまさに「全部載せレンズ」です。
開放F2.8のボケを活かした凝った絵作りも可能なうえに、撮影最短距離はワイド端で0.19m、テレ端で 0.39m と簡易マクロ的な撮影も出来るのも魅力的です。
類似レンズはFUJIFILM純正の「XF16-55mm F2.8 R LM WR」とSIGMAの「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」があります。
それぞれ違った魅力があるので、FUJIFILMユーザーにとってはどのレンズにするのか嬉しい悩みではないでしょうか。
レンズ②

フジノンレンズ XF56mmF1.2 R
「フジノンレンズ XF56mm F1.2 R」はFUJIFILMが誇るポートレートレンズで、開放からシャープに解像するピント面とアウトフォーカスのとろけるようなボケ感から「魔法のレンズ」と称されています。
開放F1.2の豊かなボケは人物撮影だけではなく、風景写真や物撮りでも表現の幅を広げてくれます。
最短撮影距離は0.7mと被写体との距離を取る必要がありますが、フルサイズ換算84mmの中望遠なのであまり不便に感じることはありませんでした。
後継レンズには防塵防滴仕様のXF56mm F1.2 R WRがあり、その他に特殊フィルターを搭載したXF56mm F1.2 R APDが存在します。
写真撮影のコツ
今回は敷地が広く階段も多い為、持ち出す機材は最小限にすることを意識しました。
選んだ2本のレンズは両方とも軽量コンパクトなレンズで小さなショルダーバッグに収まるので軽快に動き回る事ができました。
祐徳稲荷神社には楼門・御神楽殿・御本殿・奥の院など、とにかく美しく迫力のある建造物が多いので広角〜望遠をカバーできるレンズがあれば安心です。
そしてここぞと言う時の為に標準〜中望遠の単焦点レンズを用意しておくと、より撮影を楽しむ事が出来ます。
オススメの撮影時期
今回は紅葉の美しい11月に撮影しましたが、祐徳稲荷神社は四季折々の情景を楽しむ事ができます。
天候に関しても快晴はもちろん、空に雲がかかる日も雨の日も雪の日もそれぞれ違った雰囲気を収めることができるでしょう。
また11月という事もあり七五三のお参りで賑わっていましたので、お子様のいらっしゃる方は紅葉に染まる祐徳稲荷神社でお参りと記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。
イベントなども盛んに催されており、6月から秋口にかけてまでは絵馬の代わりに短冊に願いを綴った無数の風鈴を飾る「しあわせ風鈴」や、秋ごろに「狐の嫁入り」をテーマにしたライトアップなどもされていますので、季節ごとのイベントを事前にチェックしておくと良いでしょう。
オススメの撮影時間帯
観光地としてもかなり人気のスポットなので、人の写り込みを気にせずじっくりと撮影されたい方は早朝〜朝方にかけては比較的空いているので、その辺りの時間帯を狙うと良いかも知れません。
季節・天候同様に朝から夜にかけてそれぞれ違った表情を見せてくれるので、お好みの時間帯でもそれぞれの美しい写真が撮れるかと思います。
しかし夜間は撮れるバリエーションが限られてくるので、時間帯に迷う方は朝〜夕方の間であれば撮影もしやすいと思います。
オススメの撮影ポジション
魅力的な建造物が立ち並ぶ祐徳稲荷神社ですが、高い位置に建てられている御本殿は特に迫力があります。
写真作例1枚目の様に御本殿を支える多くの太い柱を画角に入れて、ダイナミックに下から煽って撮影するのがオススメです。
また階段が多く高い位置まで登る事が出来るので、広大な境内を俯瞰で撮影する事が可能です。
さまざまなアングルや構図での撮影が楽しめるので、散策しながら色んな視点でファインダーを覗いてみてください。
祐徳稲荷神社で写真撮影する際の注意点
フォトジェニックスポットとして楽しむ事が出来る場所ですが、神社は神聖な場所なのでルール・掟をしっかり守りましょう。
時間帯によっては御神楽殿などで祈祷中の場合があるので、その際は無闇にカメラを向けないなどのマナーにも気を付ける必要があります。
中には関係者以外は立ち入り禁止の領域もあるので注意が必要です。
隣接する日本庭園も苔や小川などは綺麗に手入れがされているので誤って踏み荒らしたりしない様に心掛けましょう。
祐徳稲荷神社は日本でも有数の稲荷神社なので連日に渡り参拝客で賑わっています。撮影をする際は他の参拝客の迷惑にならない様に配慮も必要です。
境内は基本的に三脚は使用せず手持ちでの撮影を推奨します。
また奥の院へは小高い山を登っていく必要があります。遊歩道がある程度整備されていますが、勾配や難所があるので動きやすい服装と歩きやすい靴を着用して行きましょう。
今回は出来るだけ軽装備を意識していたので広角〜望遠をカバーしたズームレンズと中望遠の単焦点レンズだけという組み合わせで臨みました。
おかげで風景からスナップ、ちょっと凝った絵作りを意識した写真も撮れたのでこの組み合わせは結構オススメです。
場合によっては自分好みの単焦点レンズを組み合わせるのも良いでしょう。
営業時間については、基本的に神社での参拝は24時間可能ですが、隣接する日本庭園の営業時間は9:00〜16:30なので時間には余裕を持って行くのをオススメします。
料金関係については駐車場の一部有料の他、日本庭園では入園料1人200円が必要ですので参拝用のお賽銭とは別で現金を用意しておくのが良いでしょう。
また境内はバリアフリー化も進んでおりエレベーターも完備しています。
こちらも300円の有料にはなりますが、利用券を購入という形になるので購入したその日であれば何回でも利用可能です。
祐徳稲荷神社の基本情報
| URL | https://www.yutokusan.jp/ |
| 住所 | 〒849-1321 佐賀県鹿島市古枝乙1855 |
| アクセス | 【車】 ・長崎自動車道「武雄北方IC」または「嬉野IC」から鹿島方面へ約40分 【電車・バス】 ・JR長崎本線「肥前鹿島駅」で下車後、祐徳バス「祐徳稲荷神社 行き」で約10分 |
| 入場料金 | 無料 ※ただし、日本庭園は1人200円 |
| 入場時間 | 24時間営業 日本庭園9:00〜16:30 |
周辺のレジャー・体験スポット
【佐賀・武雄】北方I.Cより約10分・電動ろくろ陶芸体験(60分)
周辺の宿泊施設
フェアフィールド・バイ・マリオット・佐賀嬉野温泉
まとめ
祐徳稲荷神社は日本三大稲荷のひとつとして歴史深い神社である一方で、今回の様な芸術的な写真も撮れる素晴らしいフォトジェニックスポットです。
自然豊かな場所にある為、四季折々の風景や草花なども楽しむ事ができるので、さまざまな作風の写真が撮れます。
また前述にもある通り、深い歴史を感じられる神事・行事はもちろんの事、様々な層の参拝客を楽しませてくれる面白いイベントを催しているのも魅力です。
神社前には「祐徳稲荷神社門前商店街」もあるのでお土産はもちろん、ご当地グルメに舌鼓を打つ事も出来ます。
この商店街もかなり昔ながらの雰囲気ある景観なので、散策しながらのスナップ撮影していくのも楽しいと思います。
最後に祐徳稲荷神社は建造物の美しさと自然の広大さなど古き良き日本の風景を存分に味わうことが出来る場所です。
今回私が撮った写真以外にも、色んな視点で眺めると更に新しい発見があるかも知れません。
是非ともその目で見た感動の景色・風景をカメラに収めては如何でしょうか。
著者プロフィール

山本 孝司(ヤマモト コウジ) 佐賀県在住。
1988年生まれのフリーランスフォトグラファー。
「写真で広げるコト・ヒト・モノの魅力」をテーマに九州を中心に人物・建物・商品・サービスなど幅広く撮影。 屋内外ともにライティング撮影を得意とし、日々写真を魅力的に演出する光と影の研究をしている。
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