相撲を上手に撮影にする方法

「相撲」といえば誰もが知る日本の国技であり、昔からファンが絶えません。
恰幅のよい男性同士が土俵でぶつかり合う様は迫力満点で、写真上でも大いに映えます。
カメラ愛好家の中には、ぜひ撮影に挑戦してみたいと思う方がいる一方で、設定や撮り方がわからず一歩が踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は設定や構図、オススメ機材を含めた「相撲を上手に撮影にする方法」をご紹介します。
撮影機材は購入する以外にも、まずはレンタルして試してみるという方法もあります。
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目次
相撲の撮影にオススメな機材

まずは相撲撮影に適したオススメの機材をご紹介します。
カメラ
最もオススメなカメラの種類は「ミラーレス一眼カメラ」です。国技館は席の形状上、三脚を立てると他の観客の迷惑になるため、手持ち撮影しかできません。
小型・軽量のミラーレス一眼カメラであれば、長時間手持ち撮影をしても腕への負担は軽いため、体力に自信のない方でも相撲撮影を楽しめます。
もちろんスペック的には「一眼レフカメラ」もオススメです。
一眼レフカメラを選ぶ場合、ハイエンドモデルは重いものが多いので、センサーサイズがAPS-Cのカメラを選ぶなど、機材の軽量化を図りましょう。
レンズ
レンズは、基本的に「望遠ズームレンズ」や「超望遠ズームレンズ」がオススメです。
目安として望遠端の焦点距離が200mm以上あれば、ある程度離れた観客席であっても力士の全身を撮影できます。
また、取組は短時間で終わり、かつ動きが激しいので、ズームレンズを使って状況の変化に対応するのがオススメです。
相撲の撮影にオススメな設定

続いては撮影時の設定を紹介します。以下の4項目について基本を押さえ、臨機応変に変更しましょう。
F値(絞り値)
F値の設定は、切り取り方によって変わります。広い画角で会場全体の雰囲気を写したい場合は、F8以上にして写真全体がボケないように設定しましょう。
力士単体を撮影する場合は、F2.8-F5.6あたりに設定しておくのがオススメ。
屋内の暗めな環境でもISO感度を抑えて、ノイズの少ないきれいな画質で撮影可能です。
ボケを意識してF1.8などに設定したくなるかもしれませんが、特に望遠レンズではピント面の「被写界深度」が浅くなりすぎてピンボケする可能性があります。
そのため少し絞り込み、ピント面を確保して撮影するのが無難です。
シャッタースピード
シャッタースピードは、基本的には高速シャッターに設定しておくのがオススメです。
あまり遅いシャッタースピードにすると、取組の際に被写体ブレが起きてしまう可能性があります。
目安として1/500以上に設定しておくとよいでしょう。
ただし、高速シャッターに設定しておくとISO感度が上がりやすくなります。そのため、土俵入りなど力士がゆっくり動くシーンでは1/100など遅めに設定しておくのも有効です。
ISO感度
ISO感度は、できる限り低めに設定しておきます。
ただし、屋内という暗めの環境で高速シャッターに設定しなくてはならないため、ある程度上がるのは許容しなくてはなりません。
機種ごとの高感度耐性にもよりますが、ISO800-3200程度であれば、そこまで画質が荒れずきれいに写ります。
ご自身でノイズを許容できる値を見極めて設定しましょう。
AF(オートフォーカス)
オートフォーカスは、動く被写体を自動で追尾してくれる設定にしておくのが基本です。
力士は土俵上では常に動いているので、AF固定に設定してしまうと、絞り込んでいない限りピントズレが起きてしまいます。
AF-CやトラッキングAFなどメーカーによって名称は異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、顔認証AFなどがあると撮影しやすいため、カメラ初心者の方は事前に搭載された機種を選ぶのもオススメです。
相撲のシーン別オススメ撮影方法

相撲には、土俵入りから取組まで一定の所作があります。
これらを覚えておくことで状況に応じて撮影方法や設定を変更可能です。ここでは、それぞれに応じたオススメの撮影方法を解説します。
土俵入り
腰に化粧廻しを締めた力士が続々と紹介されるのが「土俵入り」です。
通常、力士は土俵に上がったら円形に整列します。そのため、全身・バストアップ・表情のみなど落ち着いて切り取ることが可能です。
また、一人一人デザインやカラーが異なる化粧廻し単体を切り取るのもオススメ。
その際は、しっかりと被写体に寄れるように望遠端の焦点距離300mm以上の望遠レンズを用意しておきましょう。
塩まき
取組前に土俵に入ってきたら、力士はまずお清めの塩をまきます。豪快に塩をまいた瞬間がシャッターチャンス。
全身、もしくは腰から上を撮影する「バストアップ」の構図にしておき、塩が手から離れる瞬間をしっかりと見て、高速連写で対応しましょう。
高画素機であればバストアップから少し画角を広めに取っておいて後からトリミングをするという方法も、撮り逃しがなくなるのでオススメです。
四股踏み(しこふみ)
塩まきと同時に、力士は土俵上で四股を踏みます。
四股踏みは思い切り足を振り上げて力強く土俵を踏み込む、迫力のある動作です。シャッターチャンスは、足を上げきったときと踏み降ろしたとき。
どちらも動きを意識して全身を撮影するのがオススメです。
蹲踞(そんきょ)
塩まきと四股踏みを終えたら、いよいよ仕切り線で蹲踞の姿勢を取ります。
力士がお互いの呼吸を合わせ「立合い」をする前段階です。
そのため、非常に気迫のこもった、あるいは緊迫感のある表情が撮影できます。
ただし、この後すぐに取組に入り激しく動くため、基本的には全身を撮影できる画角にしておいた方が対応しやすくオススメです。
取組(とりくみ)
呼吸が合って「立合い」をしたら、いよいよ取組が開始され、ぶつかりあいます。
相撲は土俵の中であれば自由に移動できますが、基本的には「立合い」から真正面にぶつかるため、前後の移動がほとんどです。
そのため、土俵の横や斜め方向から見ている場合は、横位置の全身、またはバストアップの構図にしておくのがオススメ。
力士に対して真正面に見ている場合は、手前の力士をボカして奥の力士の表情を際立たせる表現をすると、おもしろい写真に仕上ります。
相撲の撮影にオススメなレンズキット
ここからは、GOOPASSでレンタルできる相撲撮影にオススメなレンズキットをご紹介します。
Canonプロ仕様ボディ & 大口径望遠ズームレンズセット EOS R3 ボディ + RF70-200mm F2.8 L IS USM

ベストショットを逃さず最高レベルの画質で撮影できるレンズキット。
「EOS R3」は、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。
回路を高速化した裏面照射積層CMOSセンサーをEOSシリーズで初めて採用したことにより、秒間30コマ連写を実現。
ISO感度も最大102400となり、屋内で高速シャッターに設定したい相撲撮影でもノイズの発生を抑えます。
縦位置グリップ搭載型ボディなので、構図の入れ替えも素早くできて、目まぐるしく変わる戦況に瞬時に対応可能です。
キットレンズの「RF70-200mm F2.8 L IS USM」は、開放F2.8の明るさを誇るフラグシップ望遠ズームレンズです。
2022年4月5日時点、同クラスレンズの中で世界最短であり、他の観客に対して迷惑をかけることなくズームレンズ最高レベルの画質で撮影できます。
| 製品名 | EOS R3 |
|---|---|
| マウント | キヤノンRFマウント |
| センサーサイズ | フルサイズセンサー |
| 有効画素数 | 2410万画素 |
| 常用ISO感度 | ISO100~102400 |
| 高速連写 | 電子シャッター時:最高約30コマ/秒 電子先幕・メカシャッター時:最高約12コマ/秒 |
| 幅×高さ×奥行き | 150×142.6×87.2mm |
| 重量 | 1015g |
| 製品名 | RF70-200mm F2.8 L IS USM |
|---|---|
| マウント | キヤノンRFマウント |
| 対応センサーサイズ | フルサイズセンサー |
| 焦点距離 | 70-200mm |
| F値 | F2.8 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 |
| フィルター径 | 77mm |
| 最大径×長さ | 89.9×146mm |
| 質量 | 1070g |
■購入する場合は、ボディ688,856+レンズ337,000=1,025,856円(税込 ※2023/3/1現在 カカクコム調べ)となっているようです。

Canonプロ仕様ボディ & 大口径望遠ズームレンズセット EOS R3 ボディ + RF70-200mm F2.8 L IS USM
Nikon 気軽に楽しめるフルサイズ & 高倍率ズームセット Z 5 ボディ + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

合計1kgで長時間の手持ち撮影が負担にならないレンズキット。
「Z 5」は、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。
撮像画面の約90%を273点もの測距点が埋め尽くし、正確なオートフォーカスが可能。
また、動いている被写体も補足し続ける「瞳AF」を搭載しているため、カメラ初心者の方でも簡単に相撲撮影を楽しめます。
キットレンズの「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」は、光学8.3倍ズームを誇る高倍率ズームレンズです。
広角で相撲観戦の記念撮影や国技館内の撮影、望遠で力士の撮影と、レンズ交換なしであらゆるシーンに対応できます。
また、こちらのレンズキットはボディ・レンズ合計で約1kg程度の軽さしかないのも嬉しいポイント。
気軽に持ち歩いてカジュアルに相撲撮影を楽しみたい方に最適です。
| 製品名 | Z 5 |
|---|---|
| マウント | Zマウント |
| センサーサイズ | フルサイズ |
| 有効画素数 | 2432万画素 |
| 常用ISO感度 | ISO100~51200 |
| 高速連写 | 高速連続撮影:約4.5コマ/秒 |
| 幅×高さ×奥行き | 134×100.5×69.5mm |
| 重量 | 約675g |
| 製品名 | NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR |
|---|---|
| マウント | Zマウント |
| 対応センサーサイズ | フルサイズ |
| 焦点距離 | 24-200mm |
| F値 | F4-6.3 |
| 絞り羽根枚数 | 7枚 |
| フィルター径 | 67mm |
| 最大径×長さ | 76.5×114mm |
| 質量 | 570g |
■購入する場合は、ボディ153,000+レンズ=109,800円(税込 ※2023/3/1現在 カカクコム調べ)となっているようです。

Nikon 気軽に楽しめるフルサイズ & 高倍率ズームセット Z 5 ボディ + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
SONY α9 ポートレートズームセット α9 ILCE-9 + 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD

小型・高性能のハイエンドモデルとボケの美しい大口径ズームレンズのキット。
「α9」は、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。
600g程度の小型・軽量ボディながら、2420万画素・最大ISO51200・高速連写20コマを誇り、全体的にバランスのよいハイエンドモデルに仕上がっています。
動く被写体の追従性が高く、オートフォーカス時の顔優先を入れておけば、自動的に顔や瞳の情報を検出してくれるため、カメラ初心者の方でも簡単に相撲撮影が可能です。
キットレンズの「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058) 」は、サードパーティーレンズメーカー「TAMRON(タムロン)」の大口径ズームレンズ。
F2-2.8の明るさを誇りボケを楽しめるのはもちろん、ISO感度の上昇を抑えることもできます。
望遠端が150mmしかないため、土俵に近い位置からの撮影がオススメです。
| 製品名 | α9 |
|---|---|
| マウント | ソニーEマウント |
| センサーサイズ | フルサイズ |
| 有効画素数 | 2420万画素 |
| 常用ISO感度 | ISO100~51200 |
| 高速連写 | Hi:最高約20コマ/秒(AUTO/電子シャッター時) Hi:最高約5コマ/秒(メカシャッター時) |
| 幅×高さ×奥行き | 126.9×95.6×63mm |
| 重量 | 約673g |
| 製品名 | 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058) |
|---|---|
| マウント | ソニーEマウント |
| 対応センサーサイズ | フルサイズ |
| 焦点距離 | 35-150mm |
| F値 | F2-2.8 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 |
| フィルター径 | 82mm |
| 最大径×長さ | 89.2×158mm |
| 質量 | 1165g |
■購入する場合は、ボディ345,000+レンズ109,800=454,800円(税込 ※2023/3/1現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SONY α9 ポートレートズームセット α9 ILCE-9 + 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
まとめ

相撲を上手に撮影するコツとオススメのカメラ機材を紹介しました。
相撲撮影は事前に力士がどのような動作をするか把握して適した設定をしていれば、ゆっくりと動くシーンも多く撮影は難しくはありません。
ただし、国技館の環境や観客席の位置は時々によって変わるため、経験も必要になります。ぜひ、何度も挑戦してベストショットを撮影してください。
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