元Vリーガー、海外挑戦中の松尾敬介選手との対談!日本・海外リーグの違い、日本の新リーグについて

  • 2024.05.13
  • 2024.05.13
シェアする

GOOPASS SPORTS MAGAZINEをご覧の皆さん、こんにちは!

ポーランド1部リーグ・Exact Systems Hemarpol Częstochowaに所属するバレーボール選手・髙橋頌(たかはししょう)です。

ポーランドのトルン市内で撮影した桜

今回の記事では、過去にVリーグの大分三好ヴァイセアドラーに所属していて、現在は海外を拠点にしている松尾選手と対談形式で『日本と海外リーグの違い』や『日本の新リーグ』について色々と話し合っていきたいと思います!

今回の対談形式が好評であれば、またこうした対談記事をこれから出そうと思っているので、是非コメントください!

松尾敬介選手

右が松尾選手、左がイタリアでプレーしていた谷口選手(本人より写真提供)

佐賀県出身。ポジションはリベロ。

2019-2021シーズン 大分三好ヴァイセアドラー (日本) → 2021-2022シーズン Hapoel Yoav Kfar Saba (イスラエル) → 2022-2023シーズン Savo Volley (フィンランド) → 2023-2024 Khari Bulbul Shusha VC (アゼルバイジャン) → 2023-2024 ZABEEL (ドバイ)

松尾選手の今までのバレーボール人生や海外挑戦について書かれている記事を見つけたので、ご覧ください。

日本リーグと海外リーグの違いなど

2022-23シーズン、フィンランドでプレーしていた時の松尾選手(本人より写真提供)

高橋「まず(アゼルバイジャンでの)今シーズンはどんな感じだったの?」

松尾選手「チャレンジカップの試合があって、その後すぐにクラブの都合でシーズンが終わってしまったので、それからドバイ行ったんですよ。」

高橋「おお、そうなんだ。。ドバイではどんなリーグだったの?」

松尾選手「(リーグ戦形式ではなく)トーナメント戦でした。同じクラブにフランス代表だった選手もいたり、日本でプレーしていたトーマス・エドガーもいたりしました。」

高橋「いろいろな選手がドバイリーグに来てたんだね!面白いリーグだね。ドバイリーグの環境はどうだったの?待遇とか良かった?」

松尾選手「いや(苦笑い)ドバイリーグでは文化の違いからか、トップの方と働く人(選手)の差をすごく感じました。(立場上の違いなどで)」

高橋「それは大変だったね。。」

(話題変更)

高橋「ところで日本と海外のバレーボールの環境などの違いとか何か結構感じてたりする?」

松尾選手「やっぱ色々違いますね。そういえば、海外で言い合い(喧嘩)になったことがあります。笑」

高橋「それは言葉の壁とかで?」

松尾選手「言葉の壁では無いです。海外だとアタッカーとかがリベロやセッターのみに文句を言ってきたりして、それに対して自分でリバウンド取れや、って思ってそれから喧嘩に。笑」

高橋「それはめっちゃ分かる。海外だと(いい意味でも)自己中心的な選手も多くて、自分のミスでも他人のミスにしたり、セッターやリベロに文句を言ってくる口だけの選手もたくさんいるよね。笑」

松尾選手「そうですね。日本だと(雰囲気良くするために)みんなで次!次!って切り替えたりするじゃないですか。だけどそれがあまり感じられなくて。海外だとプレー毎に点を決めてオー!って迫力あるのは良いんですが、コート内での雰囲気を良くしようと話し合ってても、そういった(日本での雰囲気)ものを感じられなくて。」

高橋「めちゃくちゃ分かるわ。海外だとたとえ自分のミスでも他人のミスにしたりする人をよく見かけるけど、日本だと自分に矢印を向けている人が多いって感じるよね。それでも海外で活躍してる選手だと責任感のある選手が多いと思うんだけど、どう思う?」

松尾選手「確かにそうですね。過去にセルビアの選手と一緒にプレーしていたことがあるんですけど、その選手もとても良い選手でした。もちろんセッターへの要求も言ったりしますが、自分でやることをやって責任感があるので、そうゆう部分はすごいと感じてました。」

高橋「なるほどね。ところで日本リーグと海外リーグどっちが居心地良い?(生活面としても)」

松尾選手「海外ですね!日本のように周りの目を気にしなくても良いですし、快適です。」

高橋「それはめちゃくちゃ分かるし俺もそう思う!海外の方が住みやすいよね。」

松尾選手「はい、今もイスラエルにいるんですけど、皆が平等というか、とにかく優しい人が多いですし、イスラエルはめちゃくちゃ快適ですよ!」

高橋「イスラエルに行ったことないからめちゃくちゃ行きたいわ!」

(話題変更)

2023-24シーズン、イスラエルでのトレーニング中の松尾選手(本人より写真提供)

高橋「海外挑戦してから松尾君の中で何か変わったこととか、自分にとってプラスになったこととかある?」

松尾選手「人に対して寛容になったことですかね。例えば日本で生活してる時、電車が遅れたりすると少し怒ってしまうこともあるじゃないですか。でも、海外に来てからそうゆう電車の遅延などは普通によくありますし、当たり前のように起きますからね。笑」

高橋「確かに。海外だとそんなこと毎日起こるよね。笑」

松尾選手「あとは色んな文化(様々な国のバレーボール選手とも)と触れ合えることですかね。」

高橋「確かに!バレーボールを通じて、色んな国の文化の人と触れ合えることはいい経験だよね。」

日本の新リーグなどについて

2023-24シーズン、イスラエルでのトレーニング中の松尾選手(本人より写真提供)

高橋「来シーズンから日本がSVリーグのように新リーグを作ることについて何か(海外挑戦している立場から)感じることあったりする?」

松尾選手「(SVリーグは)外国人枠も増えますよね。なので日本人選手の出場機会も減ってしまうこともあるのかなって感じます。」

高橋「まさにそうだよね。日本人選手が海外に出ていくことは増えると思う?」

松尾選手「そうですね!増えてくると思います!あと日本リーグは、ライトアップなどで演出を派手にして盛り上げている部分はすごく良いなと思います!」

高橋「確かそうだよね!ところで今後はどこでプレーしたいとか希望あるの?」

松尾選手「フランスとか挑戦してみたいなって思います。」

高橋「いいね!日本に戻る(プレーする)予定はあるの?」

松尾選手「(今のところ)ないですね。ヨーロッパの方が心地良いんで。笑」

高橋「確かにそれは間違いない。笑」

高橋「海外でプレー中の松尾君から、今後海外挑戦したい日本人選手に向けて一言お願いします!」

松尾選手「僕は沢山の人に出会って、沢山の人に助けてもらって、海外でバレーボールする事が出来ています!そしてこんな無名な自分でも自分を受け入れてくれるチームが世界のどこかにはあるし、日本代表男子チームの活躍のおかげで日本のバレーの評価がとても高くなっていて、知り合いの監督からも日本人の選手を探してる!と相談される事があるので今の時期は日本人にとってとてもチャンスがあると思います!」

高橋「素晴らしい!ありがとう!そして、日本にいるファンの皆さんへ一言お願いします!」

松尾選手「日本を離れてからもいつもメッセージなどありがとうございます!!日本代表選手以外でも沢山の選手が、海外リーグで活躍しています!海外バレーだと、どうしても日本代表選手がいるチームしか取り上げられませんが、是非代表選手以外の選手達にも注目して下さい!!!」

高橋「松尾君、対談ありがとうございました!」

松尾選手「ありがとうございました!」

対談を終えて

ヴロツワフ(ポーランド)中心地の様子

松尾選手はとてもフレンドリーで謙虚な選手で、対談を通してたくさんの事に気付かされました。

松尾選手が「人に対して寛容になった」という部分に私はすごく共感しています。

海外では人の目を気にすることなく、ありのままの自分でいれます。

というのも変に周りの目を気にすることなく、自然体の自分でいれて、変に自分を取り繕うこともなくなります。

そして、世界では色んな国の文化があり、有難いことにバレーボールを通じて様々な価値観の人たちと出会います。

もちろんそれは良い人だけでなく、悪い人とも出会います。

その中で、今まで日本にいた時の自分は「こうしなきゃ」や「こうあるべき」という固定概念のようなものがあったと感じます。

人それぞれの人生観や価値観があるのに、今まで自分や他人に対してとても視野が狭かったんだな、と海外で生活し始めてから感じたのを覚えています。

もちろん日本という国は世界から信用のある国ということは間違いないですし、日本食など世界に誇れるものがたくさんあります。

海外で生活していて、「どこの国から来たの?」と聞かれて、「日本だよ」と答えると「日本大好き!」と色々な国の方から言っていただけます。

それは今までの日本人が築き上げてきた信頼でもあると強く感じています。

それと同時に、私も今後海外で生活する日本人にとって良いものを残していき、次に繋げていきたいと考えています。

トルン(ポーランド)の街並み

松尾選手の話を聞いていてもそうですし、海外という地で生活することによって選手だけでなく人間としても成長できる部分が大きくあると思います。

それは、海外で住むことによって自分がマイノリティーな存在になり、孤独感も感じる時期もありながら、出会った身近な人達に支えられて、そうして他人に対して寛容になるんだと私は考えています。

一つ例を挙げるとすれば、私もVリーグでプレーしていたことがあり、その時に外国人選手がいたこともあったのですが、今改めて自分が外国人選手の立場になってみると、あの時の外国人選手達はとても孤独で常に周りと溶け込もうと努力してたんだと強く感じます。

これは自分がマイノリティーな存在にならないと気が付かなかったことでもありますし、あの時の自分だと「知らない外国人がやってきた」というように、少なからず彼らを部外者扱いしてしまう自分もいたと思います。

こうした経験というのは、選手としてだけでなく、人間としてもさらに成長していける要素でもあると信じてます。

今回対談させていただいた松尾選手は、常に優しい口調で謙虚ながらも、海外生活を通して辛いことなどたくさんのことを経験し、優しい口調の中からも松尾選手なりの強い信念や生き方というものが見れた貴重な時間でもありました。

ヴロツワフ(ポーランド)市内の様子

こうした対談形式が好評であれば、海外や日本でプレーする日本人選手とどんどん対談をしていきたいと考えています!

是非SNSなどでコメントやタグ付けでシェアなどしていただけたら嬉しいです。

GOOPASSでスポーツ撮影向け機材をレンタルしよう!

GOOPASS(グーパス)とは、カメラ・レンズなど撮影機材のレンタルサービスです。

Canon、SONY、Nikon、FUJIFILM、RICOH、SIGMA、TAMRONなど人気メーカーの新製品をはじめ、初心者向けのエントリー機からプロ向けのハイスペック機まで、2,500〜種類の機材を取り扱っています。

会員登録は無料。機材をレンタルする際に利用料金が発生する仕組みです。

レンタル期間は1泊2日からOK。コスパの良い月更新・サブスクリプション形式のプランもあります。

返却期限はなし。気に入った機材を、数ヶ月間じっくりと自分の物のように使い込むも良し。スポーツの開幕シーズンに合わせて、数週間・月単位で機材を入れ替えても良し。

使い方・楽しみ方は自分次第。GOOPASSでスポーツ観戦・撮影を、存分にお楽しみください。

髙橋頌

埼玉県さいたま市出身の28歳。欧州を中心に活動しているプロバレーボール選手。ポジションはリベロ。春日部共栄高校、大東文化大学を経て埼玉アザレア(V2リーグ)でプレーする。その後、2019-2020シーズンからプロバレーボール選手として海外挑戦をスタートさせた。モンゴル、ブルガリア、ポーランド、フィンランドと日本を含めて5ヶ国を経験。 今年2023-24シーズンは、世界最高峰リーグの一つポーランド1部リーグ『Plus liga』で奮闘中。欧州バレー挑戦記にて海外挑戦の日々を綴っていきます。

シェアする

撮影機材のレンタルならGOOPASS
カメラ・レンズからiPhone・Macbookまで、ラインナップは2,500種類以上!

購入前に試せる、失敗しない機材選び。
1泊2日1,188円〜、じっくり試すなら月額2,970円〜。

会員登録