Nikon(ニコン) Z fc 実写レビュー 【ガール・ミーツ・カメラ。】

 機材提供:株式会社ニコンイメージングジャパン

帰省もできない、夏フェスにも行けない、友達と気軽に遊ぶこともできない。退屈なはずだった、24歳の夏休み。ワタシは、Nikon(ニコン)のミラーレス一眼カメラ・NIkon Z fcに出逢った。

持ってるだけで、気分がアガるデザイン。

「うわ〜、オシャレなカメラだな……」それが、ワタシのNIkon Z fcに対する第一印象だった。ファッションの一部として溶け込むカメラというか、首から下げているだけでファッションセンスが1ランクアップする気がするというか……。

これまでの【カメラ=電化製品】というイメージは、NIkon Z fcにない。子どもの頃に、お父さんが運動会に持ってきたようなゴツいカメラとは違う。とにかく、スタイリッシュ。

グリップ部分は革製で、高級感があって可愛い。クラシックなデザインは、今流行りのフィルムカメラみたい。カジュアルで、メカメカしくなくて(この表現、伝わりますか……)。このカメラを褒め称える言葉が次々と出てくる。

きっと、街中でNIkon Z fcを持った人とすれ違ったら、「うわ〜、オシャレな人だな……」って思うんだろうな。ひょっとして、ワタシもそう見られているのかも。そう考えると、なんだか背筋が伸びてしまうな……(笑)。でも、NIkon Z fcを持っているだけで気分がアガる。お気に入りのファッションアイテムみたい。

身体に馴染む、445gのボディ。

実は、スマホでしか写真を撮ったことがないワタシ。いわゆるカメラ初心者、いわゆる”カメラ女子予備軍”というやつです。

だから、初めてNIkon Z fcを首から下げた瞬間は、肩にずっしりとした違和感を覚えた。なんていうか、「本物のカメラだなあ」って。でも、外を歩いているうちに、その重さはだんだん気にならなくなって、どんどん身体に馴染んでいく。メガネは身体の一部だ、と主張するメガネっ子の気持ちが少しだけ分かる気がする。数ヶ月後にはワタシも「NIkon Z fcは、ワタシの身体の一部です!」なんて言ってるかも。

ちなみに、後で調べたら、NIkon Z fcの重さは、レンズ※とバッテリー込みで580g位しかなかったみたい。ほとんどペットボトル1本分と変わらないってすごい!

※本記事では、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR [シルバー]を使用しています。

撮りたくなる、ASMRなシャッター音。

まずは、この音を聴いてください。『カシャ』っていう、耳心地の良いレトロな音がするでしょ。ASMRというやつですね。

4年前に地元の写真館で成人式の前撮り写真を撮った時、こんな感じの音を聴いた気がする。どこか懐かしくて、昔の記憶をくすぐられる、NIkon Z fcのシャッター音。この音が聴きたくて、つい多めにシャッターを切ってしまう。

ワタシを表現する、20種類のエフェクトフィルター。

NIkon Z fcには、Instagramでいうところのフィルター機能が付いている。その名も、『Creative Picture Control(クリエイティブピクチャーコントロール)』!

【ドリーム】、【モーニング】、【ポップ】、【サンデー】、【ソンバー】、【ドラマ】、【サイレンス】、【ブリーチ】、【メランコリック】、【ピュア】、【デニム】、【トイ】、【セピア】、【ブルー】、【レッド】、【ピンク】、【チャコール】、【グラファイト】、【バイナリー】、【カーボン】……。全20種類のフィルターの中から好きなエフェクトを選ぶだけで、撮影した写真を自分好みの作風に仕上げられちゃう。ワタシみたいなカメラ女子予備軍にピッタリの機能だ。

個人的なお気に入りは、【ドリーム】!フィルム写真っぽさが、愛読している雑誌『GISELe(ジゼル)』に似た雰囲気で、かっこいい。

▲撮影時の設定[A]オート ※Creative Picture Control(クリエイティブピクチャーコントロール)なし

▲[01]ドリーム

▲[08]ブリーチ

▲[09]メランコリック

▲[12]トイ

オートモードで、カメラ女子デビュー。

 

NIkon Z fcと過ごす初めての夏休みは、生憎の天気で、雨ばっかり。日中は家でカメラや写真の勉強をして、雨が上がった夕方〜夜に、隙を見て出かけることが多かったな。全体的に暗い写真が多いのは、全部天気のせいです(決してワタシが根暗なわけではありません。たぶん……)。

ちなみに、これからお見せする写真は全部オートモードで撮りました(絞り・シャッタースピード・ISO感度などを調整するマニュアル撮影は、現在絶賛勉強中です……!)。『Creative Picture Control(クリエイティブピクチャーコントロール)』は設定していないので、ほとんど無加工の状態です。

それでも、NIkon Z fcで撮影した写真は、とにかく画質が良い!カメラ女子予備軍のワタシでも、こんなに綺麗な写真が撮れるんだ、と思わずニンマリしてしまいました。

それでは、ちょっと恥ずかしいけど、ワタシが初めて撮影した写真をご覧ください。

記念すべきマイ・ファースト・ショット。井の頭公園にて。

誰も乗らないスワンボートが寂しそう。

久しぶりに晴れた日!ただキツいだけの歩道橋も、撮影という目的があれば乗り越えられちゃう。

なんて良い眺め!綿飴みたいな雲と、どこまでも続きそうな線路と。

いつか、このお店でベタを買おうと思った。カメラの練習にもなりそうだし。

配色がツボで、なんとなく気になって撮影してしまったショップ。右はどんなお店なんだろう。

たまには女の子らしく、道端の花壇で咲いていた花をパシャリ。

こちらもパシャリ。簡単そうで、意外と難しかったです……。

あいにくの天気だけど、雨の日が、少しだけ好きになりました。

夜の横断歩道は何だかセクシー。

NIkon Z fcと一緒に、新宿にあるカメラ屋さん『北村写真機店』へ。聖地巡礼してる気分。

少しでも夏休みらしいことがしたくて、映画館へ。最終回の上映後は、売店が閉まってた。

一席空けて観た久しぶりの映画、やっぱり格別でした。

今年は帰省できなかったけど、来年帰省する時はカメラを持っていこう。それまでに、東京を撮っておこう。できるだけ、たくさん。

誰もいない新宿駅のホーム。優しい、黄色い灯りに、ただ癒された日。

誰もいないアーケード。世界で独りきりになった気がした。

寂しく光る赤提灯。早く世の中が平和になりますように。

ワタシの世界を変えた、一台のカメラ。

NIkon Z fcと過ごした、24歳の夏休み。首からNIkon Z fcを下げて、散歩に出かける。たったそれだけで、見慣れたはずの街並みが違って見えた。お気に入りの道が、もっとお気に入りになった。道路標識、交差点、昔ながらの商店、線路……。普段だったら、足を止めてスマホのカメラで撮影することはなかったかも。でも、NIkon Z fcを持って歩いていると、普段何気なくスルーしていた日常的な風景が、気になって仕方ない。愛おしくて仕方ない。つい、シャッターを押してしまう。

正直、これまでは「スマホのカメラと何が違うんだろう?」って思ってた。でも、NIkon Z fcに出逢って、【カメラを持って撮影すること自体に意味がある】んだって気づいた。見た目も良くて、長時間持ち歩いても疲れなくて、シャッター音も良くて、簡単に自分自身の世界を表現できて、カメラ初心者でもオートモードで簡単に綺麗な写真が撮れる、魔法のカメラ。ファインダーを覗くと、ありふれた日常が、輝いて見えるから不思議。

今回はお散歩中のスナップ撮影がメインだったけど、もっと慣れてきたら、家の中で過ごす、何気ないおうち時間も撮影したいな。そうだ。今度友達がウチに泊まりに来たら、いつもより少しだけ時間をかけて、凝ったゴハンを作ろう。調理中の真剣な表情を撮ろう。出来たてホヤホヤの料理を(冷めないうちに)撮ろう。美味しそうに食べているあの子の表情を撮ろう。洗い物が終わったら、練習中のギターを弾いている様子も撮ってもらおう。もう少し世の中が平和になったら、福岡に住んでいるおじいちゃん・おばあちゃんに会いに行こう。

公式サイトによると、NIkon Z fcのキャッチフレーズは、”わたしの世界を変えたモノ”らしい。どこにも遊びに行けない、退屈だったはずの夏休み。どうやらワタシも、NIkon Z fcに世界を変えられてしまった一人みたい。

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Nikon Z fcのスペック

画像出典:株式会社ニコンイメージングジャパン

Nikon Z fcスペック
発売日 2021年7月23日
タイプ ミラーレス一眼カメラ
センサーサイズ APS-C
総画素数(有効画素数) 2151万画素(2088万画素)
ISO感度 100〜51200
シャッタースピード 1/4000~4秒
手ぶれ補正機構 あり
AF測距点 209点
動画記録性能 4K(3840×2160)、30p
幅x高さx奥行き 約134.5×93.5×43.5mm
重さ 約445g (バッテリーとメモリーカードを含む)
その他 Wi-Fi、Bluetooth標準規格 Ver.4.2 など