2021年におすすめの広角レンズ12選!ビギナー向けの選び方から注意点まで紹介

おすすめの広角レンズ。選び方も詳しく解説【一眼レフ・ミラーレス】

スナップ撮影や星景写真でも重宝される広角レンズは、ソニー・ニコン・キヤノンなど大手メーカーはもちろん、シグマ・タムロン・トキナーなどのサードパーティでも人気の定番レンズのひとつです。

ここでは、一眼レフ・ミラーレスで使える、広角レンズ・広角ズームレンズの種類や選び方を詳しく解説。

さらに広角レンズのおすすめレンズも紹介します。

広角レンズの魅力・特徴

広角レンズはどのような撮影に使われるレンズなのでしょうか。また、どんな種類があるのかも見ていきましょう。

目に見える範囲〜それより広い範囲を撮れるレンズ

広角レンズとは、名前のとおり”広い角度”の景色を写すことのできるレンズです。被写体との距離がとれない狭い空間での撮影や、大きな建築物の撮影、天の川など夜空を広く撮影する”星景撮影”にも用いられます。

〜35mmの広角レンズは星景撮影にも使われます

〜35mmの広角レンズは星景撮影にも使われます

ただ、必要に迫られてというよりは、人間の視野より広い範囲を撮影できる表現の面白さを狙って使われることも多く、”遠近感の誇張”や、全体にピントの合う”パンフォーカス”など、広角レンズならではの写りが愛されてきたレンズでもあります。

広角レンズは遠近感とピントの合う範囲がポイント


広角レンズは他の種類のレンズよりも遠近感を強調できるほか、ピントの合う範囲が広いというメリットがあります。

たとえば、普通のレンズではピントの合う範囲が狭く、大きな建築物などの全体像では一部分だけボケてしまうなんてことがありますよね。広角レンズを使えば広い範囲をクリアに撮影することができるので、ダイナミックな表現をするのに適しています。

線路や電車の遠近感を強く演出できるので、鉄道写真などにもぴったりです。空間表現を得意としているのが広角レンズと覚えておきましょう。

広角レンズの歪みやすさには注意


広角レンズは人間の視覚や通常のレンズとは違ったパース表現が得意ですが、それだけに被写体が歪んでしまうことがあります。

撮影時は何の違和感がなくても、撮影したデータを確認してみると、地平線にたいして建物の水平ラインが傾いていたりなどです。空気感や構図の演出がうまくできていても、歪みは写真に違和感を与えてしまいます。

では、広角レンズは使わないほうがいいの?と思うかもしれませんが、歪みは後から加工ソフトを使って編集できるので問題ありません。ひと手間加えて自分のイメージ通りに仕上がったときの喜びは計り知れないでしょう。

うまく使いこなせば豊かな表現力を与えてくれるのが広角レンズです。

単焦点もズームもあるが、超広角ズームは少ない

広角レンズの焦点距離は、だいたい10mm〜35mm程度。さらに、広角レンズの中でも特に写る範囲の広い10〜21mm程度までのレンズを「超広角」と呼んでいます。(焦点距離は35mmフルサイズの場合)

広角レンズにはズームレンズと単焦点レンズがあるものの、超広角域のズームレンズは多くありません。また、10mmや12mmという極端な超広角となるとズームレンズはなく、単焦点レンズのみとなっています。

レンズ 焦点距離目安(35mmフルサイズの場合)
超広角 10mm〜21mm
広角 24mm〜35mm

広角レンズの選び方

では、広角レンズはどのように選べばよいのでしょうか。具体的な写り方の特徴を知って、ぴったりなレンズを見ていきましょう。(焦点距離は35mmフルサイズの場合です)

使いやすい定番レンズなら28mm・35mm

広角レンズで撮るものが決まっていなかったり、初めて広角レンズを使うなら、まずは28mmや35mmのレンズがおすすめです。

28mmは人間が景色を見たときの範囲に近いといわれており、35mmは多くのスマホカメラとだいたい同じ画角なので、それぞれすんなり馴染めるはずです。

28mmや35mmは違和感なく使える

人間の視野に近い28mm、スマホカメラに近い35mmは使いやすい画角です

また、このくらいの焦点距離であれば設計の難易度が高くないため、ズームレンズ、単焦点レンズともにリーズナブルな価格で手に入ります。レンズ自体もコンパクトなことが多いので、持ち運びも苦になりません。

あたりの景色がすべて撮るなら”超広角レンズ”

人間の視野を超えて広い範囲を写せるのが超広角レンズの特徴です。その範囲は、21mmレンズで約81度、14mmレンズだと約104度、10mmレンズでは121度に及びます(すべて水平画角)。

また、ピントの合う範囲が広く、写真全体にピントが合ったように写ります。これを”パンフォーカス”とよび、とくにスナップ撮影で重宝されています。反対に背景をボカすことはほとんどできません。

遠近感や広がりが超広角の魅力

目で見た景色とは異なる遠近感や広がり感が超広角レンズの魅力

また、超広角レンズは画面の端が外側に引っ張られるように写ります。例えば円形のボールが画面の端にあれば、外側に引っ張られてラグビーボールのように歪みます。それにより遠近感が極端に誇張されて、独特の写りとなるのです。

非日常の景色が撮るなら”フィッシュアイ(魚眼)”レンズ

広角レンズのなかでも特殊なのが「フィッシュアイ(魚眼)」レンズです。超広角レンズの一種なのですが、”あくまで直線を直線として写す”ように設計されている超広角レンズに対し、フィッシュアイは直線が弓状に大きく歪んで写ります。

デフォルメされた写りが楽しいフィッシュアイレンズ

デフォルメされた写りがフィッシュアイレンズの特徴です

現実からかけ離れたデフォルメされた写りのため、正しい描写を求められる撮影には向きません。ほとんどの場合、フィッシュアイにしかできない表現を使った、写真作品作りに使われています。

広角レンズを選ぶときの注意点

それでは、実際に広角レンズを検討する際、どんな点に注意すればよいか見ていきましょう。

広角レンズは意外と大きい!重さを必ずチェック

見るからに大きな望遠レンズとは違い、広角レンズはバズーカーのようには大きくありません。ですが、特に超広角ズームレンズは設計が複雑で、20枚近いレンズを使って作られていることもあり、重さが1kgを超える製品もあります。

広角レンズは意外と大きいので、重さ・大きさはチェックしましょう

広角レンズには意外と大きいものもあります。重さ・大きさは要チェックです

反対に、100g〜200g台のかなり軽量な単焦点レンズもあります。軽量な広角ズームレンズもあるのですが、F値が大きく暗いところでの撮影が苦手な場合も多いので、場合によっては単焦点レンズを2〜3本持つ方がコスパがよいかもしれません。

フィルターが装着できないものもあるので要確認

超広角レンズやフィッシュアイ(魚眼)レンズの中には、いちばん前のレンズが大きく出っ張っていて、レンズ保護用などのフィルターが装着できないものがあります。レンズの傷は写りに直結するので、フィルターがつけられないのは痛手です。

いちばん前のレンズが出っ張っている場合、フィルターがつけられないものもあるので要注意

いちばん前のレンズが出っ張っていて、フィルターがつけられないことも

また、広角レンズの場合、フィルターが装着できてもフィルターの直径がかなり大きいレンズも見受けられます。フィルターは直径が大きければ大きいほど高価です。

購入するレンズの候補がいくつかある場合は、フィルターが装着できるか、できるなら直径が何mmかも検討の材料にしましょう。

▼超広角レンズ用のフィルターについて書いた記事はコチラ▼
【2021年最新版】角型フィルターの使い方とは?おすすめメーカーも紹介します!

サードパーティ製はズームリングの回転方向に注意

ズームレンズの場合、本体の「ズームリング」を回して焦点距離の調整を行いますが、この回転方向がメーカーごとに違います。カメラメーカー純製ではなく、レンズメーカー(サードパーティ)製のレンズを選ぶときは注意が必要です。

主なカメラメーカー レンズメーカー
時計回り ニコン・ソニー・ペンタックス・パナソニック・富士フイルム タムロン・トキナー
反時計回り キヤノン・オリンパス シグマ

数本レンズを持っていて、一本だけ逆方向に回す必要があるというのは決して使いやすいものではありませんし、違和感もあるはずです。見逃しがちな点ですが、必ず確認しておきましょう。

広角レンズおすすめ12選

ここからはGooPassがおすすめする、広角レンズをご紹介していきます。

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)

使い勝手のよさが光る、フルサイズ対応の人気レンズ

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

  • 一般販売価格:92,800円(税込)※2020/8/31現在 カカクコム調べ
  • レンタル価格:10,780円(税込)※月額入れ替え放題サービス

17-28mm F/2.8 Di III RXDの最新在庫をみる

ミラーレスカメラに設計を最適化し、小型・軽量化を行ったレンズが、この「17-28mm F/2.8 Di III RXD」です。異常低分散レンズなどの特殊レンズを使用し、従来の超広角ズームレンズのイメージを覆すコンパクトさに仕上げています。

フルサイズ対応の超広角レンズは直径が大きいことが多いのですが、このレンズは67mmという小さなフィルター径を実現しています。これは同シリーズの標準ズーム「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と共通なので、フィルターを共用でき出費を抑えられます。

最短撮影距離も短く、もっとも望遠側の17mmで被写体に19cmまで近寄って撮影できるので、テーブルの上の料理などを撮るのにも便利です。使い勝手への細やかな配慮はタムロンの美点。バランスのよさがウケて人気のレンズになっています。

製品名 17-28mm F/2.8 Di III RXD
対応カメラ ソニーα(ミラーレス)
対応センサーサイズ フルサイズ・APS-C
手ブレ補正機構 なし
フィルター径 67mm
重さ 420g

SONY E 10-18mm F4 OSS SEL1018

超広角ズームとしては超軽量でサイズ重視ならコレ!

SONY E 10-18mm F4 OSS SEL1018

  • 一般販売価格:61,000円(税込)※2020/8/31現在 カカクコム調べ
  • レンタル価格:6,380円(税込)※月額入れ替え放題サービス

E 10-18mm F4 OSS SEL1018の最新在庫をみる

ソニーのミラーレス一眼「αシリーズ」のAPS-Cセンサー搭載機用のレンズで、フルサイズに換算すると「16mm〜27mm」という超広角ズームです。ズーム全域でF値が固定されているので、自分で撮影設定を行う方は特に使いやすいレンズです。

大きくなりがちな超広角ズームレンズですが、このレンズはセンサーの小さいAPS-Cのメリットを最大に生かして、わずか225gの超軽量に仕上げています。軽さは持ち運びやすさに直結するので、写真をよく撮る人にとって大きなメリットです。

肝心の写りは、どの焦点距離でもシャープで、出来のよくないレンズに見られる”歪み”もないと好評です。価格が特段安いわけではありませんが、軽量で性能がよい超広角レンズは貴重。対応したカメラをお持ちなら、ぜひ検討をおすすめします。

製品名 E 10-18mm F4 OSS SEL1018
対応カメラ ソニーα(ミラーレス)
対応センサーサイズ APS-C
手ブレ補正機構 あり
フィルター径 62mm
重さ 225g

SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GM

1ランク上の表現を生み出すGMシリーズ最新作

  • 一般販売価格:32,4843円(税込)※2020/8/26現在 カカクコム調べ
  • レンタル価格:32,780円(税込)※月額入れ替え放題サービス
  • Weekレンタル:19,580円(税込)1週間

FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GMの最新在庫をみる

SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GMは、ソニーEマウント対応の広角ズームレンズです。ズーム全域で開放F2.8を実現する大三元レンズの中では、世界最広角となる12mmをカバーします。

レンズ構成は、14群17枚。3枚の『超高度非球面XA(=Extreme Aspherical)レンズ』と1枚の非球面レンズを贅沢にあしらい、諸収差を最小限に抑えることに成功しました。尚、製品名に含まれる「GM」とは、SONYが開発した、ミラーレス一眼カメラ専用レンズ「G Master」の略称です。G Masterシリーズは、解像力・ボケ味・AF性能など、SONY最高レベルの品質を誇るレンズシリーズのこと。G Masterシリーズ最新作となる今作・FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GMも、GMの名に恥じない圧倒的な描写力を誇ります。

中でもオススメしたいのが、風景写真や星空写真などのアウトドア撮影。静止画撮影・動画撮影を問わず、これまでに体験したことのない、1ランク上のダイナミックな表現を生み出してくれるはずです。

製品名 SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GM
対応マウント ソニーEマウント
最小絞り F22
開放絞り F2.8
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 0.14倍
レンズ構成枚数 14群17枚
フードタイプ 花形固定式
最大径 × 長さ 97.6 × 137mm
質量 約847g

Tokina AT-X 12-28 PRO DX

超広角〜準標準域までカバーする使いやすさが魅力

  • 一般販売価格:27,800円(税込)※2021/5/17現在 カカクコム調べ

カメラ周辺機器やレンズを作っているケンコー・トキナーのレンズブランドのひとつが「Tokina(トキナー)」です。この「AT-X 12-28 PRO DX」は、2012年の発売以来、トキナーの定番レンズとして多くの写真愛好家から支持されています。

APS-C機専用ですが、フルサイズ換算で約18mm〜42mmという普段使いしやすい焦点距離や、ズーム全域でF値4固定というスペックにも関わらず、他社製品よりリーズナブル。本体やフィルター径がやや大きいですが、価格を考えれば譲れる部分です。

歪みを抑えるP-MO非球面レンズを使用しており、写りはズーム全域で破綻なく、画面の隅まで歪まずきっちり描かれていると評価されています。キヤノン・ニコンのAPS-C一眼レフユーザーなら、検討する価値のある高コスパのレンズです。

製品名 AT-X 12-28 PRO DX
対応カメラ キヤノンEOS(一眼レフ)、ニコンDシリーズ
対応センサーサイズ APS-C
手ブレ補正機構 なし
フィルター径 77mm
重さ 530g

Canon EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

超広角の楽しさを手軽に味わえる高コスパレンズ

EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

  • 一般販売価格:35,999円(税込)※2020/8/31現在 カカクコム調べ
  • レンタル価格:6,380円(税込)※月額入れ替え放題サービス

EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMの最新在庫をみる

キヤノンのAPS-C機専用の超広角レンズです。EOS Kissなどコンパクトな入門モデルに装着した際のバランスがよく、価格も安いため初心者用と思われるかもしれませんが、その写りのよさや満足度の高さは価格以上のものだと評判です。

APS-C機に装着した場合の焦点距離は、フルサイズ換算で約16mm〜約29mm。28mm前後の使いやすい画角から、広角レンズらしい写りを楽しめる超広角域までをカバーします。オートフォーカスは高速かつ静かで、動画撮影にも向いています。

EOS Kissなどの入門モデルをレンズキットで買った人が、次の一本として購入するにも最適ですし、いつもカメラバックに入れておける軽量な超広角レンズを探している人にもおすすめです。このレンズなら、超広角の楽しさを気軽に味わえます。

製品名 EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
対応カメラ キヤノンEOS(一眼レフ)
対応センサーサイズ APS-C
手ブレ補正機構 あり
フィルター径 67mm
重さ 240g
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