2021年におすすめの広角レンズ11選!ビギナー向けの選び方から注意点まで紹介

おすすめの広角レンズ。選び方も詳しく解説【一眼レフ・ミラーレス】

スナップ撮影や星景写真でも重宝される広角レンズは、ソニー・ニコン・キヤノンなど大手メーカーはもちろん、シグマ・タムロン・トキナーなどサードパーティでも人気の定番レンズです。

本記事では、一眼レフ・ミラーレスで使える、広角レンズ・広角ズームレンズのメリット・デメリットや選び方を詳しく解説します。また、編集部がオススメする、各メーカーの広角レンズも紹介するので、ぜひご覧ください。

広角レンズのメリット

広角レンズを使用するメリットを解説します。

人の視野よりも広範囲を撮影できる

広角レンズとは、名前のとおり”広い角度”の景色を写せるレンズです。人の視野よりも広範囲を写せるのが、広角レンズ最大のメリット。被写体との距離がとれない狭い空間・室内や、大きな建築物、天の川など夜空を広く写す星景にも用いられます。

肉眼で見るのとは異なる広い景色を写し出すため、表現の面白さを狙って使われることも多々。写真に面白みが欲しいときに、オススメしたいレンズです。

〜35mmの広角レンズは星景撮影にも使われます

〜35mmの広角レンズは星景撮影にも使われます

遠近感を強調できる

手前と奥にある被写体の遠近感を、肉眼で見るよりも強めて写すことができる点もポイント。手前の被写体をしっかり強調させることで、メリハリのある写真に仕上げられます。

線路や電車の遠近感を強く演出できるため、鉄道写真などにもぴったり。空間表現を得意としているのが広角レンズと覚えておきましょう。

広範囲にピントを合わせられる

ピントの合う範囲が広い点もメリットです。

通常のレンズはピントの合う範囲が狭く、大きな建築物などの全体像では一部分だけボケてしまうことがあります。一方で、広角レンズは写真の隅々にピントを合わせて、被写体をクリアに撮影することが可能。壮大な風景などを、迫力たっぷりに表現したい場合に適しています。

広角レンズのデメリット

写真が歪みやすい

広い範囲を写せる広角レンズでは、被写体が歪んで写ってしまうことがあります。

撮影時は違和感がなくても、撮影したデータを確認してみると、地平線にたいして建物の水平ラインが傾いてるといったことが発生しがち。空気感や構図の演出がうまくできていても、歪みは写真に違和感を与えてしまうので注意が必要です。

「では、広角レンズは使わないほうがいいの?」と思うかもしれませんが、後から加工ソフトを使って歪みを補正することができます。とはいえ、水準器を使うなどして、なるべく水平を保ち、極力歪みを抑えることをオススメします。

単焦点もズームもあるが、超広角ズームは少ない

広角レンズの焦点距離は、10mm〜35mm程度。さらに、広角レンズの中でも、特に写る範囲の広い10〜21mm程度のレンズを「超広角」と呼びます。(35mmフルサイズの場合)

広角レンズにはズームレンズと単焦点レンズがあるものの、超広角域のズームレンズは多くありません。また、10mmや12mmという極端な超広角となると、ズームレンズはなく、単焦点レンズのみです。

レンズ 焦点距離目安(35mmフルサイズの場合)
超広角 10mm〜21mm
広角 24mm〜35mm

広角レンズの選び方

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

では、広角レンズはどのように選べばよいのでしょうか。具体的な写り方の特徴を知って、自身に最適なレンズを選びましょう(焦点距離は35mmフルサイズの場合です)。

使いやすいさを重視するなら「焦点距離28mm・35mm」の広角レンズ

広角レンズで撮るものが決まっておらず、初めて広角レンズを使うなら、まずは28mmや35mmのレンズがおすすめです。

28mmは人間の視野に近いといわれており、35mmは多くのスマホに搭載されたカメラとほぼ同じ画角なため、それぞれ馴染みやすいはずです。

28mmや35mmは違和感なく使える

また、この程度の焦点距離であれば、設計の難易度が高くないため、ズームレンズ・単焦点レンズともにリーズナブルな価格で手に入ります。レンズ自体もコンパクトなモデルが多いので、持ち運びも苦になりにくいでしょう。

より広範囲を写したいなら「焦点距離24mm以下」の超広角レンズ

人間の視野以上に広い範囲を写せるのが、超広角レンズの特徴です。その範囲は、21mmレンズで約81度、14mmレンズだと約104度、10mmレンズでは121度に及びます(すべて水平画角)。

また、ピントの合う範囲が特に広く、写真全体にピントが合ったように写せます。これを”パンフォーカス”とよび、とくにスナップ撮影で重宝されています。反対に背景をボカすことはほとんどできません。

遠近感や広がりが超広角の魅力

また、超広角レンズは、画面の端が外側に引っ張られるように写る点もポイント。たとえば、円形のボールが画面の端にあれば、外側に引っ張られてラグビーボールのように歪みます。それにより遠近感が極端に誇張されて、独特の世界観を表現することが可能です。

非日常的な景色が撮りたいなら、フィッシュアイ(魚眼)レンズ

広角レンズのなかでも特殊なのが「フィッシュアイ(魚眼)」レンズ。超広角レンズの一種ですが、”あくまで直線を直線として写す”ように設計されている超広角レンズに対して、フィッシュアイレンズは直線が弓状に大きく歪んで写ります。

デフォルメされた写りが楽しいフィッシュアイレンズ

現実からかけ離れたデフォルメされた写りのため、正しい描写を求められる撮影には向きません。ほとんどの場合、フィッシュアイにしかできない表現を使った、作品作りに使われています。

広角レンズを選ぶときの注意点

実際に広角レンズを選ぶ際、注意するべき点を解説します

重さを確認する

見るからに大きな望遠レンズとは異なり、広角レンズはそれほど大きくありません。ですが、特に超広角ズームレンズは設計が複雑なため、20枚近いレンズを使って作られていることもあり、重さが1kgを超える製品もあります。

特に、旅行先に持ち出したい方や、移動の多い方は、レンズの重量が持ち運びの負担にならないかチェックしておきましょう。

フィルターが装着可能か否かを確認する

超広角レンズやフィッシュアイ(魚眼)レンズの中には、レンズが大きく出っ張っており、レンズ保護用などのフィルターが装着できないモデルがあります。レンズの傷は写りに直結するので、フィルターがつけられないのは痛手です。

いちばん前のレンズが出っ張っている場合、フィルターがつけられないものもあるので要注意

また、広角レンズの場合、フィルターが装着できてもフィルターの直径がかなり大きいレンズも見受けられます。フィルターは直径が大きければ大きいほど高価です。

購入するレンズの候補がいくつかある場合は、フィルターが装着できるか、できるなら直径が何mmかも検討の材料にしましょう。

▼超広角レンズ用のフィルターについて書いた記事はコチラ▼

【2021年最新版】角型フィルターの使い方とは?おすすめメーカーも紹介します!

サードパーティ製はズームリングの回転方向を確認する

ズームレンズの場合、本体の「ズームリング」を回して焦点距離の調整を行ないますが、この回転方向がメーカーごとに違います。カメラメーカーの純製ではなく、レンズメーカー(サードパーティ)製のレンズを選ぶ際は注意が必要です。柔軟な撮影を叶えるためにも、自身の使いやすい回転方向であるか、あらかじめ確認しておきましょう。

主なカメラメーカー レンズメーカー
時計回り ニコン・ソニー・ペンタックス・パナソニック・富士フイルム タムロン・トキナー
反時計回り キヤノン・オリンパス シグマ

広角レンズおすすめ11選

ここからはGooPassがおすすめする、広角レンズをご紹介していきます。

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

使い勝手のよさが光る、フルサイズ対応の人気レンズ

ミラーレスカメラに設計を最適化し、小型・軽量化を行なった「17-28mm F/2.8 Di III RXD」です。異常低分散レンズなどの特殊レンズを使用し、従来の超広角ズームレンズのイメージを覆すコンパクトさに仕上げています。

フルサイズ対応の超広角レンズは直径が大きいモデルがほとんどですが、本レンズは直径67mmのコンパクトなフィルター径を実現。これは同シリーズの標準ズーム「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と共通なので、フィルターを共用することもできます。

最短撮影距離も短く、望遠側の17mmで被写体に19cmまで近寄ることが可能。そのため、テーブルの上の料理などにも最適です。使い勝手への細やかな配慮はタムロンの美点。バランスの良さで評価を集める、人気のレンズです。

製品名 17-28mm F/2.8 Di III RXD
対応カメラ ソニーα(ミラーレス)
対応センサーサイズ フルサイズ・APS-C
手ブレ補正機構 なし
フィルター径 67mm
重さ 420g

■購入する場合は、92,800円(税込)(2020/8/31現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額10,780円(税込)でレンタル可能です。

SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GM

1ランク上の表現を生み出すGMシリーズ最新作

SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GMは、ソニーEマウント対応の広角ズームレンズ。ズーム全域で開放F2.8を実現する大三元レンズの中では、世界最広角となる12mmをカバーします。

レンズ構成は、14群17枚。3枚の『超高度非球面XA(=Extreme Aspherical)レンズ』と1枚の非球面レンズを贅沢にあしらい、諸収差を最小限に抑えることに成功しました。尚、製品名に含まれる「GM」とは、SONYが開発した、ミラーレス一眼カメラ専用レンズ「G Master」の略称です。G Masterシリーズは、解像力・ボケ味・AF性能など、SONY最高レベルの品質を誇るレンズシリーズのこと。G Masterシリーズ最新作となる今作・FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GMも、GMの名に恥じない圧倒的な描写力を誇ります。

中でもオススメしたいのが、風景写真や星空写真などのアウトドア撮影。静止画撮影・動画撮影を問わず、これまでに体験したことのない、1ランク上のダイナミックな表現を生み出してくれるはずです。

製品名 SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GM
対応マウント ソニーEマウント
最小絞り F22
開放絞り F2.8
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 0.14倍
レンズ構成枚数 14群17枚
フードタイプ 花形固定式
最大径 × 長さ 97.6 × 137mm
質量 約847g

■購入する場合は、32,4843円(税込)(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額32,780円(税込)でレンタル可能です。

Canon EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

超広角の楽しさを手軽に味わえる高コスパレンズ

キヤノンのAPS-C機専用の超広角レンズです。EOS Kissなどコンパクトな入門モデルに装着した際のバランスが良いのが魅力。価格も安いため、初心者用と思われるかもしれませんが、描写力や満足度の高さは価格以上のものと評判です。

APS-C機に装着した場合の焦点距離は、フルサイズ換算で約16mm〜約29mm。28mm前後の使いやすい画角から、広角レンズらしい写りを楽しめる超広角域までカバーします。オートフォーカスは高速かつ静かで、動画撮影にも最適です。

EOS Kissなどの入門モデルをレンズキットで購入した方が、次の一本として購入するにも最適。常にカメラバックに入れておける、軽量な超広角レンズを探している方にもオススメです。

製品名 EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
対応カメラ キヤノンEOS(一眼レフ)
対応センサーサイズ APS-C
手ブレ補正機構 あり
フィルター径 67mm
重さ 240g

■購入する場合は、35,999円(税込)(2020/8/31現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額6,380円(税込)でレンタル可能です。

Nikon AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR

Nikon AF-P DX NIKKOR 10-20mm f_4.5-5.6G VR

リーズナブルで、超広角入門にぴったり!

ニコンのAPS-C一眼レフ専用の、軽量な超広角ズームレンズです。フルサイズに換算すると、焦点距離は15mm〜30mm。超広角ならではの広々とした写りを堪能できる焦点距離ながら、極めてリーズナブルに作られているのが特徴です。

手ブレ補正機構を搭載しており、非球面レンズを3枚使うことで、歪みの少ない美しい写りを実現。コストを下げるため本体はカメラとの接続部である”マウント”も含めプラスチック製ですが、その分230gという軽さを実現しました。

写りはニコンらしくシャープで、逆光にも強いと評判です。もちろん、10万円を超えるような高価なレンズには叶わない部分があるものの、その写りのよさは価格以上で、ニコンユーザーの超広角入門に最適なレンズです。

製品名 Nikon AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR
対応カメラ ニコンDシリーズ
対応センサーサイズ APS-C
手ブレ補正機構 あり
フィルター径 72mm
重さ 230g

■購入する場合は、35,999円(税込)(2020/8/31現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額6,380円(税込)でレンタル可能です。

Nikon NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

世界最短・最軽量!絞り開放から、圧巻の解像力。

2020年にNikonから発売された最新モデル「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」。Nikon Zシリーズに対応する、大口径超広角ズームレンズです。本レンズで特筆すべきは、世界最短・最軽量※のボディ。小型・軽量化が難しい、大口径超広角レンズでありながら、全長約124.5mm、重量約650gを実現しました。これにより、持ち出すには不便な重量・サイズであった14mm前後のレンズを、気軽に持ち出すことができます。

もちろん、携帯性の良さが魅力だけではありません。レンズは、EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚を採用。それにより、絞り開放から高い解像力を発揮するため、星空や夜景など暗所での撮影で重宝するでしょう。また、超広角レンズでは期待されないボケの表現も、本レンズならお手のもの。優れたレンズ群により、大きなボケで被写体を浮かび上がらせます。

製品名 Nikon NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
対応カメラ Nikon Zシリーズ
対応センサーサイズ フルサイズ
手ブレ補正機構 なし
フィルター径 112m
重さ 650g

■購入する場合は、273,000円(税込)(2021/9/29現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額26,180円(税込)でレンタル可能です。

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