1961年の創業以来、独自の製作を続けてきたSIGMA(シグマ)。

カメラマンなら一度は使いたくなる一眼レフ用レンズのメーカーとして知られていますが、実はデジタルカメラが登場する以前のフィルム時代には、カメラ本体も製造していました。

現在もSIGMA(シグマ)は、「fp」「sd Quattro」「dp Quattro」の、3シリーズのデジタルカメラを展開中。こだわりがあるカメラマンに支持されるカメラには、どのような特徴・性能があるのでしょう?

今回は「fp」と「dp Quattro」の2つに絞り、ポイントなどを詳しく解説します。

購入する前にレンタルで試すこともできます。

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SIGMA(シグマ)のおすすめ神レンズ10選、LマウントやEマウントも

SIGMA(シグマ)のおすすめ単焦点レンズ12選
SIGMA(シグマ)のおすすめ望遠レンズ8選
SIGMA(シグマ)のおすすめ広角レンズ7選

紹介する機材のスペック一覧表

製品名リンクGOOPASSレンタル価格・購入価格価格.com販売価格※発売日レンズマウントセンサーサイズ有効画素数動画記録画素数ISO感度シャッタースピード連続撮影速度液晶モニター可動方式外形寸法重量
1.SIGMA BFSigma BF346,500円2025年 4月24日ライカLマウントフルサイズ2460万画素6K
100~102400
1/25600~30秒最高8コマ/秒130.1×72.8×36.8 mm388g
2.SIGMA fp184,990円2019年10月25日ライカLマウントフルサイズ2530万画素4K100~256001/8000~30秒最高18コマ/秒112.6×69.9×45.3mm370g
※ カカクコム調べ(税込)
製品名リンクGOOPASSレンタル価格・購入価格価格.com販売価格※発売日センサーサイズ有効画素数動画記録画素数焦点距離(35mm判換算)F値シャッタースピード外形寸法重量
1.SIGMA dp0 Quattro89,457円2015年 7月10日APS-C2900万画素21mm相当F41/2000~30秒161.4×67×126mm500g
2.SIGMA dp1 Quattro90,700円2014年10月24日APS-C2900万画素28mm相当F2.81/2000~30秒161.4×67×87.1mm425g
3.SIGMA dp2 Quattro90,460円2014年 6月27日APS-C2900万画素45mm相当F2.81/2000~30秒161.4×67×81.6mm410g
4.SIGMA dp3 Quattro90,700円2015年 3月12日APS-C2900万画素75mm相当F2.81/2000~30秒161.4×67×101.8mm465g
※カカクコム調べ(税込)

SIGMA(シグマ)のおすすめカメラ7選

まずは、GOOPASSがおすすめするレンタルカメラをご紹介します。

SIGMA BF

SIGMA BF

ミニマリズムを極めた美しいデザイン。ただ“撮る”だけで、心が動く。

カメラの祭典CP+2025で、その斬新なフォルムで注目を集めたカメラがフルサイズミラーレス『SIGMA BF』。

2025年4月24日発売のSIGMA BFは一眼カメラでは他に類を見ないほどシンプルさを追求していることが特徴です。

アルミの塊を工作機械で削り出して作られたボディは継ぎ目が一切なく、滑らかな平面で構成されています。

外装は他のカメラのように滑り止めラバーなど貼られておらず、金属むき出しのボディ。前面の一部にローレット加工、右手親指部分に削り出されたホールドがあるのみで、手にするとアルミの金属感がダイレクトに伝わってきます。

ファインダーやホットシューもなく、固定式の背面液晶を見ながら、背面の4つのボタンを操作し、上部のシャッターを押して撮影するという、シンプルさ。

ただ、そんなシンプルさの中にも、親指のホールドの大きさや位置、右下のエッジが滑らかに削られたコーナー部分など、細部まで計算されたデザインがあります。

シャッターは物理ボタン、背面は感圧式のハプティックボタンを採用するといった工夫もされています。ハプティックボタンとは物理的に押し込むボタンではなく、その部分をタッチすると振動でボタンを押し込んだかのような感触をフィードバックするボタンのことです。

このような最新技術により、ボタンを押すという何気ない操作も特別な体験に感じられるでしょう。

SIGMA BFは、無駄を削ぎ落とした美しいフォルムと、撮影の基本的な操作をとっても使う人に深い満足と感動をもたらすカメラです。

製品名SIGMA BF ボディ
センサーサイズフルサイズ(35.9×23.9mm ベイヤーCMOS )
画素数/動画サイズ2460万画素/6K
AF測距点多点
常用感度100~102400
シャッター速度1/25600~30秒
本体の重さ388g
その他機能 

■購入する場合は、346,500円(税込)(2025/4/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SIGMA fp ボディ

手のひらサイズ! 軽やかなフルサイズ

レンズ、センサー、そしてボディ ―― SIGMA(シグマ)が長きに渡って研究・開発を続けた結晶が「SIGMA fp」。発売は2019年。世界最小・最軽量のフルサイズのミラーレスカメラとして評判になっています。

「f」と「p」は、ともに単語の頭文字。「f」は「fortissimo」で「最も強く」。「p」は「pianissimo」から採られ、「とてもソフト」の意味です。強く、それでいて軽やかなイメージは、まさに「SIGMA fp」そのもの。手軽に扱えるサイズや質感も特徴です。

もちろん性能は高く、中でも特定の色を強調できるカラーモード・ティールアンドオレンジの使用により、被写体が明るく鮮やかに撮影。「フルタイム電子シャッター」の搭載で作動時の衝撃やタイムラグを抑えています。

fpの売りは、なんといっても携帯性の高さと機能。一見矛盾しているようにも思える軽さと質を実現したカメラは、入門機を探すビギナーだけではなく、ロケや撮影でカメラを持ち歩く機会が多いカメラマンも重宝するのでは。

製品名SIGMA fp ボディ
センサーサイズフルサイズ(35.9×23.9mm ベイヤーCMOS )
画素数/動画サイズ2530万総画素/4K
AF測距点49点選択モード、自由移動モード
常用感度100~25600
シャッター速度1/8000~30秒
本体の重さ370g

■購入する場合は、184,990円(税込)(2020/11/2現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SIGMA fp 45mm F2.8 DG DN Contemporary キット

スナップやブツ撮りに最適なフルサイズ&レンズキット!

先ほど紹介した「SIGMA fp ボディ」に「SIGMA 45mm F2.8 DG DN」のレンズが付属したキット。

「SIGMA 45mm F2.8 DG DN」(ソニーEマウント)は高い光学性能を誇ります。特に際立った特徴が出るのは、ボケ味。たとえば花を接写した場合、全体がソフトフォーカスで写り、花の輪郭は光を放っているかのように写るのです。

前景・背景を滑らかに描写する設計で作られていることもあり、被写体の立体感が高まると同時に、球面収差やボケの渦巻き現象を抑制。スナップにも活躍します。

豊かな芸術性と使い勝手のよさ ―― この点からも、「SIGMA 45mm F2.8 DG DN」がボディ(fp)と同じコンセプトで作られていることは明白。

フルサイズのカメラと高性能レンズのキットは、目の前の景色や手近な所を、気軽に、かつ見栄えよく撮影したい人にぴったりでしょう。

製品名SIGMA fp 45mm F2.8 DG DN Contemporary キット
センサーサイズフルサイズ(35.9×23.9mm ベイヤーCMOS )
画素数/動画サイズ2530万総画素/4K
AF測距点49点選択モード、自由移動モード
常用感度100~25600
シャッター速度1/8000~30秒
本体の重さ370g
その他機能 防塵防滴

■購入する場合は、224,700円(税込)(2020/11/2現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SIGMA

SIGMA fp 45mm F2.8 DG DN Contemporary キット

SIGMA dp0 Quattro

F4・21mm相当の超広角レンズで手軽に、きれいな広角写真を撮影。

2015年の7月に発売された「SIGMA dp0 Quattro」。35mm換算で21mm相当にあたる「超広角」レンズを搭載したコンデジです。シリーズの中でも最も広角な撮影が行なえます。

広角といえば街中の様々なオブジェクト、モチーフを撮り込み、大自然の風景なら広々と収められる画角。こういった撮影に挑むカメラマンの「心」を後押しすべく、SIGMA(シグマ)は「SIGMA dp0 Quattro」を開発したのだとか。

本体のサイズは161.4mmx67mmx126mm、重さは500gと使い勝手がよいサイズ感です。しかし、センサーは「Foveon X3 SENSOR Quattro」(APS-Cサイズ相当)。コンデジらしからぬ本格的な撮影が可能です。

写真を歪ませる歪曲収差は、実測で0.5%。ほぼ、歪み「0」の数字も、その名の由来になっていると言われています。

21mm相当のレンズを搭載したコンデジは希少なので、手軽に、かつクオリティの高い広角写真が必要なカメラマンは要チェックです。

製品名SIGMA dp0 Quattro
センサーサイズ23.5mm×15.7mm(APS-Cサイズ)CMOS
画素数2900万画素(有効画素)
常用感度ISO100~6400
シャッター速度30~1/2000 秒
本体の重さ500g
その他機能 

■購入する場合は、89,457円(税込)(2020/11/2現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SIGMA dp1 Quattro

コンデジで広角を撮りたい人にピッタリ。

2014年10月に発売された「SIGMA dp1 Quattro」。2012年9月に発売されたSIGMA DP1 Merrillの後を継ぐコンパクトデジタルカメラです。

もちろん、センサーは「Foveon X3 SENSOR Quattro」。センサーの性能を引き出すレンズはF2.8/19mm(35mm版カメラ換算で28mm相当)の「広角」を搭載。画面の周辺部を細密に写し出す高性能なコンデジです。

レンズの絞り値はF2.8からF16まであり、マクロ撮影だとモチーフに20cmまで近づくことが可能。ボケ味を出した撮影や、遠景をキリっと写し込んだ写真など、幅広く撮影できます。

dp1 Quattroは、レンズの絞り値によって最高シャッタースピードが変化する、レンズシャッター機。具体的にいうと、F値が大きくなればなるほど、カメラに取り込む光の必要量が増えるので、シャッターの最高速度は遅くしなければならないのです。カメラ初心者の場合、文章で読むとややこしいかもしれませんが、撮影を続けていけば自然と体感で分かるようになります。

街の雰囲気や旅先の遠景、建物の外観をコンデジで気軽に、美しく撮りたい方は、dp1 Quattroをピックアップしてみてはいかがでしょう。

製品名SIGMA dp1 Quattro
センサーサイズ23.5mm×15.7mm(APS-Cサイズ)CMOS
画素数2900万画素(有効画素)
常用感度ISO100~6400
シャッター速度30~1/2000 秒
本体の重さ425g
その他機能 

■購入する場合は、90,700円(税込)(2020/11/2現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SIGMA dp2 Quattro

スナップ撮影をランクアップさせる名機。

2014年6月に発売された「SIGMA dp2 Quattro」。Quattroシリーズの代名詞ともいえる「Foveon X3 SENSOR Quattro」センサーを搭載。レンズのサイズからいっても、シリーズではベーシックな一台です。

「SIGMA dp2 Quattro」の標準レンズは35mm換算で45mm相当。「最も人間の視線に近い見た目で写る」といわれるサイズです。イタリアの名写真家ルイジ・ギッリも初心者に45mmレンズをすすめました。絵作り、レイアウトに対する勘、モチーフとの距離感など「撮影における基礎が最も身につくレンズ」と発言しています。

筆者の友人も、スマホのカメラからSIGMA dp2 Quattroに乗り換えたところ、「スマホのような化粧っ気は全くない、スッピンの世界が写る。散歩がクセになって、会社に遅刻気味」と語っていました。

ハイクオリティな標準レンズを備えたSIGMA dp2 Quattroは、ワンランク上のスナップ撮影が楽しめそうです。

レビュー:GOOPASSスタッフが実際に使ってみました!

・使用機材:SIGMA dp2 Quattro

・使用方法:室内でテスト撮影

・描写性能:ハマった時の描写力はピカイチ!暗所には強くないため、ISO200までに抑えると良いと思います。よりSIGMAらしさを体感したい時はRAW現像がおすすめです。

・オートフォーカス性能:最近のミラーレスに比べてしまうと、もっさり感は否めません。

・手ブレ補正機能:手ブレ補正機能は搭載されていません。

・使いやすさ:カメラの形状、グリップ部分が独特なので、好みが分かれると思います。女性の手だと少しボタンが届きにくい部分がありました。そんなにボタンは多くないので、慣れれば使いやすいです。

・持ち運びやすさ:一般的なカメラに比べると横に長いのが印象的です。ただ、軽量なので首から下げてもストレスになりません。

・その他:ハマる人はハマるカメラ。気になる方はまずレンタルして、自分に合うかどうか試してみることをおすすめします!

製品名SIGMA dp2 Quattro
センサーサイズ23.5mm×15.7mm(APS-Cサイズ)CMOS
画素数2900万画素(有効画素)
常用感度ISO100~6400
シャッター速度30~1/2000 秒
本体の重さ410g
その他機能 

■購入する場合は、90,460円(税込)(2020/11/2現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SIGMA dp3 Quattro

軽いボディにも関わらず、重厚な絵が撮れる望遠コンデジ。

2015年3月に発売された「SIGMA dp3 Quattro」。センサーはもちろん「Foveon X3 SENSOR Quattro」です。

レンズはF2.8/50mm(35mm換算75mm相当)の「中望遠」を搭載。シャッタースピードは1/2000秒~30秒ですが、手ブレ補正機能がないため、遠くのモチーフをブレなしで撮影する場合は、三脚が必要です。

連写は1秒間に4.5枚、ワンシャッターで12枚が撮影できるということで、三脚を立てて野鳥を撮ったり、運動会を撮影したりすることができそうですね。

収差は抑え込まれ、歪みの少ない「SIGMA dp3 Quattro」のユーザーからは、「dpシリーズの中では、最も情緒の感じられるボケ味。解像力は圧倒的で、Foveon センサー独特のリアリティも感じられる」という声も。

望遠といえば大きく、長く、そして重たいのが一般的ですが、「SIGMA dp3 Quattro」は465gという軽さを実現しています。

製品名SIGMA dp3 Quattro
センサーサイズ23.5mm×15.7mm(APS-Cサイズ)CMOS
画素数2900万画素(有効画素)
常用感度ISO100~6400
シャッター速度30~1/2000 秒
本体の重さ465g
その他機能 

■購入する場合は、90,700円(税込)(2020/11/2現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SIGMA(シグマ)のカメラの特徴

SIGMA(シグマ)のカメラにどのような特徴があるか見ていきましょう。

国内トップクラスのレンズメーカー

昭和36年創業の株式会社SIGMA(シグマ)。国内では老舗の光学機器製造メーカーとして認知され、現在は主に一眼レフカメラ用のレンズなどを製造・販売しています。

かつては「数多あるサードパーティの1社」と見なされていましたが、ここ数年は評判が一新。高性能で高品質、それでいて純正レンズに比べて抑えられた価格設定は、まさに企業努力のたまものと評価を受けています。

センサーサイズについて

レンズが取り込む光を電気信号に変換する、「イメージセンサー」。画質のクオリティを決定するため、極めて重要なパーツです。SIGMAが開発するデジタルカメラに搭載されているセンサーサイズ は、大きく分けて2つあります。「Foveon」センサーと、「ベイヤーセンサー」です。

Foveonセンサー

「dp Quattro」には、23.5×15.7mmの「Foveon X3 SENSOR Quattro」(APS-Cサイズ相当)を搭載しています。「SIGMA(シグマ)といえばレンズ」というイメージが強いと思いますが、2002年に「Foveonセンサー」を採用したことで、カメラ製造でも注目を集めるようになりました。多くのカメラメーカーが他社製のイメージセンサーを採用する中、SIGMA(シグマ)は子会社Foveonの「Foveon X3センサー」を使用。「すべての光情報をそのまま取り込める世界唯一のセンサー」で、一般的なセンサーに比べて小型、かつ、輝度や解像力が高く、その後のデジタルカメラ製造に大きな影響を与えました。Foveonセンサーは、フルサイズのセンサーより小さなAPS-C相当でありながら、描写力はフルサイズをしのぐとも称されます。垂直色分離方式のセンサーで、解像感が高く、画質はシャープ。ダイナミックかつ精密な描写や豊かな色彩感を表現可能で、「明るいところから、暗いところへにかけての諧調が美しい。フルサイズに負けない」という声も上がるほどです。

ベイヤーセンサー

「SIGMA(シグマ)fp」のイメージセンサーには、一般的なフルサイズ機に使われる「ベイヤーセンサー」が採用されています。サイズは35.9×23.9mmの「フルサイズ」です。

「dp Quattro」シリーズ

「Foveonセンサー」を採用し、カメラ市場で存在感を示したSIGMA(シグマ)。そのセンサーの進化版を搭載するのが「dp Quattro」シリーズです。

「Foveonセンサー」が進化。

「人間の眼に似た特徴がある」とも言われる「Foveonセンサー」の採用で、劇的に性能を上げたSIGMA(シグマ)のカメラですが、弱点もありました。「Foveonセンサー」は一般的なセンサーに比べ、感度のコントロールが苦手で、撮影した画像はファイルサイズが大きくなるという指摘もありました。この点を改良したのが「dp Quattro」シリーズに搭載されている「Foveon X3 SENSOR Quattro」です。

4種類のレンズを持つ、高性能コンデジ。

「dp Quattro」シリーズは、ボディとレンズが一体のコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)です。サイズはASP-C相当とフルサイズよりも小さいのですが、「Foveonセンサー」をはじめ、エンジン、レンズ、ボディなど、SIGMA(シグマ)が磨き上げた技術の組み合わせによって、本格的な芸術表現が可能です。現在リリースされているのはdp0、dp1、dp2、dp3の4機種。番号が増えるに従って、単焦点レンズが超広角~中望遠に変わります。

<レンズの規格>

dp0:14mm(35mm換算21mm相当)の「超広角」

dp1:19mm(35mm換算28mm相当)の「広角」

dp2:30mm(35mm換算45mm相当)の「標準」

dp3:50mm(35mm換算75mm相当)の「中望遠」

ボタンやパネルの仕様

「dp Quattro」シリーズはボディも個性的です。一般的なコンデジとは異なり、右の握り部分が膨らんでいて、握ったときに手にフィット。見た目だけでなく、安定した撮影に役立ちます。カメラ上部の構造は至ってシンプルです。別売りのフラッシュ台、ダイヤルが2つ、ボタンがシャッターと電源を合わせて2つ。前後のダイヤルでシャッタースピードや絞り、露出補正を行います。背面の左側は液晶画面。背面の約2/3を占める3型TFT液晶は、タッチ操作こそ出来ませんが、約92万ドットで画像の認識度も良好です。ボタン類は右側に集められています。グリップが手前に飛び出ているので握り易く、多くの操作が右手ひとつで可能です。

静止画(スチール)に特化したシリーズ

「dp Quattro」シリーズは、動画モードがありません。SIGMA(シグマ)が静止画撮影のためだけにレンズ&ボディを開発したことによって、一般的なコンデジとはランクが上の画質・撮影が可能になりました。この割りきり感と性能が、Quattroシリーズのファンに支持されてます。

SIGMA(シグマ) fp

SIGMA fp」はフルサイズセンサーを搭載した、レンズ交換式のミラーレスカメラです。センサーは裏面照射型の35mmフルサイズ、有効2460万ベイヤーセンサー。ボディは112.6mm×69.9mm×45.3mmとコンパクトながら、高画質な撮影が可能です。

fpの開発コンセプト

「Quattro fp」のコンセプトの一つが、「ポケッタブル・フルフレーム」。

センサーの性能は画質に直結しますが、能力を上げれば大きくなり、おのずとボディも大型に。しかし、気軽に持ち歩けて、いつでもささっと気兼ねなく使えるカメラが、一般的には好まれます。そこで求められるのが「小さくて軽く、能力が高いボディ」です。

「Quattro fp」は、この2点を両立しました。さらに、高性能なレンズシステムを機能させる「ビルドクオリティ」も高いレベルで実現。軽くて、きれいに撮れて、内部では高い機能性が連動する。それが「ポケッタブル・フルフレーム」の概念です。

拡張性も「Quattro fp」のコンセプトの1つ。SIGMA(シグマ)のレンズはもちろん、他社のレンズもアタッチメントを利用することで、自由に組み合わせることができます。この拡張性も「Quattro fp」の特徴です。

バラエティに富んだ撮影スタイル

「基本形は最小限に、組み合わせの可能性は最大限に」を座右の銘にする「Quattro fp」。

ストロボや広角~望遠レンズを装着し、思うがままにスチール撮影が可能です。パソコンとUSB接続をするだけでウェブカメラのように使用でき、他社のアクセサリーを使えばドローンに装着することもできます。

特に注目したいのが「動画撮影」です。特徴は下記の通り。

  • ・動画用のRAWデータは12bit CinemaDNGでの外部収録に対応
  • 4K UHD/24fpsでの記録が可能
  • ・H.264圧縮動画の編集に最適なALL-I記録に対応
  • ・映像出力はUSB3.1(GEN1)を採用
  • ・外部収録装置にも送信可能

映画館で上映する映画作品レベルの映像データが撮影できるスペック・性能です。静止画と動画の切り替えは、本体上部のボタンの切り替えだけで行なえます。

USBケーブルでPCに接続すれば、高性能Webカメラに変身

SIGMA fpには、もう1つの特徴があります。それは、優れた性能を誇るミラーレス一眼カメラであるだけでなく、優れた性能を誇るWebカメラとしても利用できる点。ZoomやWhereby、Skypeなどのビデオ通話ツールで、高画質な映像を配信することができます。下記2枚の写真は、ノートPCとSIGMA fpの映像を比較したキャプチャ画像です。

▲ノートPCのWebカメラからZoomを利用したキャプチャ画像

▼SIGMA fpをノートPCに接続してZoomを利用したキャプチャ画像

もちろん、SIGMA fpを除くデジタル一眼カメラでも、周辺機器を揃えればWebカメラとして使用することは可能です。ただし、SIGMA  fpの場合は、下記のUSBケーブルをPCに接続するだけでOK。PCやカメラなどガジェットに詳しくない方でも、簡単に設定できます。

最近では一般企業のテレカン(ビデオ通話を利用したオンライン会議)や、オンラインサロンにも利用され始めているようです。

↓↓ その他の機能はコチラの記事を参照ください ↓↓

【オンライン飲み会】SIGMA fpを使って、オンライン女子会でZoom映えしてみた。

まとめ

SIGMA(シグマ)は拡張・複雑化するカメラ開発に一石を投じました。カメラとは何なのか? シンプルで力強い、より本質的な製品作りとは何なのか? こうした問いに立ち返り、開発されたのが他でもない、本日ご紹介したQuattroシリーズです。

フルサイズであれば、センサーやエンジンの性能は落とさず、ボディはできるだけ軽く、小さくする。SIGMA(シグマ)ならではの描画力・性能を向上させながら、携帯性に富んだ使い勝手のいいコンデジを作る ―。

Quattroシリーズには、そんなSIGMA(シグマ)の尖ったこだわりが凝縮しています。ボディのデザインにも、シグマ・スピリットが結晶しているかのようです。

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