カメラやスマホの動画性能が高まり、4Kクオリティの画質が普及した現代。

キレイで滑らか、人目を惹く撮影がカンタンに撮れる時代になりました。ただ、歩きながら手持ちカメラで動画を撮ると、「手ブレや画像の揺れが気になる…」と悩む方も多いのではないでしょうか?

そんなとき、強い味方になってくれるのがジンバル。動画のブレ・揺れを抑え、スムーズな撮影を助けてくれるツールです。今日は、そんなジンバルの基本情報や使い方、おすすめのモデルをご紹介します。

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オススメのジンバル3選

まずは、オススメのジンバルをご紹介します。

DJI RSC 2 Proコンボ

折り畳み&片手操作可能。ワンオペを救う、軽量スタビライザー。

「今使っているスタビライザーは重くて、長い時間持っていられない…」「小さく収納できないから持ち運びに不便…」

お持ちのスタビライザーに、上記のような不満を抱いた経験はありませんか。そんな声に応える機材が、DJIが新たに開発したスタビライザー・RSC2Proコンボです。

オススメできる理由は2つあります。まず1つ目は、本体重量わずか約1.2㎏という軽さ。従来機の約1.46kgから、さらなる軽量化を実現しました。1Lの牛乳パックとほぼ変わらないので、片手でも持つことができます。しかも、積載重量は3.0㎏なので、小型のデジタル一眼レフやミラーレス一眼カメラを搭載しても安定性は十分です。

2つ目は、携帯性。折りたたみ設計を採用しており、収納時のサイズは260×210×75 mmになります。電車やバスなどを使用する長距離の移動でも邪魔になりにくいサイズです。

ちなみに、RSC2Proコンボに付属のキャリーケースはRSC2の全部品が収納できる特別設計。防滴仕様なので、悪天候時も安心して収納できるはず。半日~終日の長時間撮影が多い方や、持ち運びが必要な遠方での撮影がある方などの救世主となるスタビライザーです。

製品名DJI RSC 2 Proコンボ
サイズ折りたたみ時:260×210×75 mm(ハンドルを含む)
展開時:400×185×175 mm(ハンドルを含む、延長用グリップ/三脚を除く)
重量約1.2kg
積載量約3.0kg
バッテリー駆動時間14時間

■購入する場合は、73,700円(税込)(2020/11/20現在 カカクコム調べ)となっているようです。

DJI RS 2 Proコンボ

24時間働ける、積載量4.5㎏の力持ち。

上記で紹介したDJI RSC 2と同時に発売された「DJI RS 2」。どちらも、従来機より各性能がパワーアップして登場しました。

遜色のないビジュアルの2点ですが、大きな違いは積載量とバッテリーです。DJI RSC 2の積載量が約3.0kgなのに対して、DJI RS 2の積載量は約4.5kg。それでいて、重量はDJI RSC 2より100gの増量のみに収まっています。

折り畳み設計でコンパクトさが魅力のDJI RSC 2に対して、DJI RS 2は積載量に余裕がある分、搭載できるカメラの種類が豊富です。バッテリーの駆動時間は12時間で、本体から取り外すことが可能。

そのため、予備のバッテリーを追加購入することで、長時間撮影にも柔軟に対応できます。所有するカメラの重量が比較的重く、安定感が欲しい方や、半日以上に及ぶ長時間撮影をされる方に最適な1台です。

製品名DJI RS 2 Proコンボ
サイズ折りたたみ時:260×265×70 mm
展開時:410×260×195 mm
重量約1.3kg
積載量4.5kg
バッテリー駆動時間12時間

■購入する場合は、105,600円(税込)(2021/3/19現在 カカクコム調べ)となっているようです。

SNOPPA Kylin-M

一眼カメラやコンデジ、スマホ、アクションカメラでも使える可変性が魅力。

SNOPPA Kylin-Mは3軸のジンバル。0.98kgと軽く、基本操作のみならず、ハイアングル/ローアングルのモード変型もグリップ操作一つで行なえます。

また、一眼カメラやコンデジ、スマホ、さらにはGoProなどのアクションカメラまで、これ一台で様々なカメラを積載できる可変性も強みです。

ボディ構造は人間工学デザインがベース。手に取りやすく、ぐりぐりと動かしながら使っても疲労感が溜まりにくい仕様です。さらに、大きめのボディ&レンズを用いる撮影にも威力を発揮。レンズホルダーがバランスを保つので、ジンバルの先端に重さがかかっても安定した撮影が持続します。

SNOPPA Kylin-Mはセッティングにかかる時間の短さもストロングポイント。最初のセッティングでスケールの数値を記録しておけば、次回からは数十秒で立ち上がります。

撮影モードは4種類。ノーマル・パノラマ・インターバル・トラッキングと切り替え可能です。こうしたモードのバラエティに加え、バッテリー駆動も長時間。連続12時間の使用が行なえ、さらにジンバル作動時、カメラに電源が供給される電源サポート機能も搭載しています。

一眼カメラとスマホ、両方でジンバルを使いたいカメラマンや、カメラを上下左右に動かしながらアクティブに撮りたい人にオススメです。

製品名SNOPPA Kylin-M
最大径×長さ156×222×224mm
重量0.98kg
積載量1.8kg
バッテリー駆動時間12時間

■購入する場合は、55,000円(税込)(2020/8/7現在 カカクコム調べ)となっているようです。

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ジンバルとは?

ジンバル(Gimbal)は、もともと「軸を中心として物体を回転させる台」を表す言葉。「ギンバル」と呼ばれることもあります。

ジンバルを構成する主なパーツは手持ちグリップ、電子制御の複数軸ブラシレスモーター※、モーターの制御装置、カメラ雲台、バッテリーなど。

これらが連動し、手持ち撮影の最大の弱点である「手ブレ」を激減させ、視聴者の映像酔いを抑制。さらに、使い方次第で映画のような流れを感じさせる映像も撮影できます。
※複数軸ブラシレスモーター:一般的に3軸。1軸のジンバルもある。

ジンバルの歴史

ジンバルはとりわけ映画の撮影現場で重宝され、新たな仕様や機能が追加されてきました。傑作映画の名シーンの多くが、ジンバルに取りつけたカメラで撮影されています。

しかし、ジンバルはプロが現場で使う道具であることからボディが大きく、重く、価格も非常に高価。アマチュアがおいそれと手を出せる代物ではありませんでした。しかし、スチール(静止画)用のカメラに動画機能が搭載されると状況が変わり始めます。

カメラの小型化・軽量化、動画機能の高性能化がジンバルの進化にも拍車をかけ、安価で軽く、機能性に富んだ製品がリリースされるようになりました。

今やスマートフォンやアクションカメラで4K動画を撮影できる時代です。それに伴い、スマホ専用のジンバルも発売されています。

ジンバルの利点

高画質な動画を撮影出来るカメラボディの多くは、手ブレ補正の機能を搭載しています。

しかし、この機能は万能ではありません。特に町歩きやロケなど、歩きながら被写体・風景を撮影するとなると、ボディの手ブレ補正だけで映像のブレを抑えることは困難です。

動きのある被写体であれば、なおさらでしょう。結局、三脚を用いるしかないケースも多々あります。そこでジンバルの登場です。

手持ち撮影や歩きながらでもジンバルを使えば、ブレのない動画撮影が可能。映像の映りは滑らかになり、撮影範囲やアングルも自由自在です。また、カメラマンが立ち位置や姿勢を変えてもカメラの向きが保たれたり、揺れや傾きを抑えてくれたりする点も、ジンバルの強み。

このようにジンバルが滑らかで安定した動画撮影を助けてくれることから、ハイクオリティな動画を求めるカメラマンや映像クリエイターに使われています。

ジンバルの使い方

基本的なジンバルの使い方をご紹介します。

1.ジンバルのアップデートや専用アプリのダウンロードを行なう
2.ジンバル本体を展開し、パーツを取りつける
3.ジンバルの雲台にカメラを取りつける
4.ジンバルの軸・ネジを調整し、カメラとのバランスを取る
5.ジンバルの撮影モードを設定する
6.被写体を撮影しながらグリップ部のダイヤルやボタンを操作し、ベストなポジションに立ち続ける

ジンバルの選び方

ここからはジンバルの選び方を見ていきましょう。

カメラ用とスマホ用

動画撮影に用いるボディが、カメラかスマホかによって、ジンバルの仕様が異なります。カメラとスマホ、どちらで撮影するのかを基準にジンバルの仕様を決めましょう。

ただし、中にはカメラやスマホ、アクションカメラなどカメラのタイプを選ばないジンバルもあります。

サイズと重量・形状

小さいジンバルほど持ち運びが楽ちんです。長時間撮影の負担も小さくなります。

ただ、高画質な動画撮影を行なうカメラ&レンズとなると、重さがかさむケースも。この場合、接続部の故障やカメラの落下を防ぐには、ジンバルにも相応のサイズと積載量が必要です。

また、大型のリング状のデザインから持ち運びが楽な折りたたみ式や、手のひらにすっぽり収まる小型式など、多様なデザインが揃っています。用途に合わせて、ピッタリのデザインを選びましょう。

駆動時間

充電式バッテリーを搭載したジンバルは、駆動時間もポイント。

駆動時間は重さや大きさ、形状とも関わってくるので、動画を撮影するシチュエーションや被写体の状態などを考慮し、優先事項を作ることが重要です。ジンバルを作動させている間、カメラボディに充電を行なう機能を搭載したモデルもあります。

撮影モード

基本撮影モードの他、被写体を自動追尾する機能など、多様なモードが搭載されているジンバル。

たとえばOsmo Mobile3には「ActiveTrack 3.0」という自動追尾機能があります。ジンバルを選ぶ際は、撮りたい映像や被写体の状態に適したモードが搭載されているかもチェックしましょう。

軸の数

一般的なジンバルは3軸構造です。軸が多いほど可変性が高く、様々な形状・アングルから撮影が可能。しかし、軸が多いほど調整の難易度が上がります。軸をロックできる仕様かどうかもチェックすると良いでしょう。

まとめ

ここまでオススメのジンバルをご紹介しました。

「これだ!」という製品は見つかりましたか?カメラ&レンズの高機能化が進み、手ブレ補正機能もレベルアップしています。でも、ジンバルに組み合わせたときの安定感は別格です。

かつて映画の現場に鍛えられたジンバルの構造と性能が、町ブラやロケなど手持ちカメラによる撮影に威力を発揮。ブレや揺れのない滑らかな映像が、見慣れた街並みを滑らかに、そしてシルキーに浮かび上がらせるのです。