【2021年最新】レンタル可能なオススメのオールドレンズ 9選

最新のレンズは、どれを使っても解像力が高くてキレイな写りをしますよね。しかし、高性能化が進んでいるが故に「レンズ1本1本の特徴が薄れてきている」と感じることも……そんな中、近年「オールドレンズ」への注目が高まっています。そこで、今回はオールドレンズについて解説をして「レンタル可能なオススメのオールドレンズ9選」を紹介します。

オールドレンズとは

オールドレンズ=フィルムカメラ時代に製造されたレンズ

オールドレンズは、フィルムカメラ時代に製造されていたマニュアルフォーカスレンズのことを指します。一般的に、古いレンズでもオートフォーカス機構が搭載されたレンズは、オールドレンズとは言いません。「マニュアルフォーカスレンズでのピント合わせは自信がない」という初心者の方は多いはず。とはいえ、金属やアルミで作られたレンズが多く、高級感溢れる外観は所有欲を満たし、マニュアルフォーカスレンズ特有のピントリングの上質な操作感からは、レンズ職人のクラフツマンシップを感じられることでしょう。

オールドレンズはレンズの味を楽しめる

カメラ愛好家の中では、そのレンズ特有のクセを「レンズの味」と表現します。レンズの味は、オールドレンズでしか楽しむことができない特別な魅力。その理由は、現代のレンズは解像力・ボケのキレイさ・収差の補正といった性能がすべて高水準だからです。特に、さまざまな収差がレンズの味に大きく関わってくるので、補正力が高まるほどレンズの味はなくなっていきます。オールドレンズは、レンズ開発の黎明期にあたる20世紀初頭から製造されていました。そのため、レンズ構成は完璧ではなく、絞り開放時にゆるい描写になったり、ボケにクセが出たりします。また、コーティングが施されてないものや、施されていてもコーティングの性能が低い場合があるので、逆光時に発生するゴースト・フレアといった影響を受けやすいのも特徴です。
しかし裏を返せば、そのようなレンズのクセを上手に使いこなすことによって、現代のレンズでは表現できないオリジナリティ溢れる作品が撮れます。フィルムカメラ時代を知る年配の方だけでなく、個性的な写真をSNSなどに掲載したい若い世代からも人気を集めているようです。

オールドレンズはどうやって使うの?

対応しているマウントのカメラに装着する

現代のレンズと同様に、マウントに対応していればデジタルカメラであっても使用可能です。ただしオールドレンズには、レンズの情報をカメラに伝える電子接点がついていません。画像にレンズ情報を記録したい場合は、手動で情報を入力できるミドルシップ以上のカメラを使用する必要があります。

マウントアダプターを使って装着する

マウントアダプターは、カメラとレンズの間に組み込むことで、対応していないマウントのレンズでも装着可能にする製品。たとえば、ソニーEマウントのカメラにライカLマウントのレンズを装着したい場合でも、カメラ側とレンズ側それぞれのマウントに対応したマウントアダプターを用意すれば使用可能です。ただし、マウントアダプターを使用すると実際の焦点距離に変化が生じてしまいます。また、沈胴式のレンズを使用する場合、ボディ側に鏡筒が収納されてくるので、ボディ内部にぶつかってしまう可能性も。事前に確認した上で使用するようにしましょう。

レンタル可能なオススメのオールドレンズ 9選

ここからはGooPassがオススメする「レンタル可能なオススメのオールドレンズ 9選」を紹介していきます。

Leica Summar 50mm F2(クローム 沈胴)

「悪玉」と呼ばれた、クセが強いレンズ。

Summar 50mm F2(クローム 沈胴)は、1933年発売にライツ社初のハイスピードレンズとして発売されました。発売当初から、写りのクセが強く「悪玉」「癖玉」という評価を受けてきた不遇な一本。しかし、クセのないレンズが多くなった現代だからこそ、その写りが魅力的に感じられることでしょう。当時はコーティング技術がないため、逆光耐性はほぼないと言っても過言ではありません。日中ではフレアやゴーストが出る上、開放絞り付近での解像力は低め。ボケは、背景が回転しているように写る「ぐるぐるボケ」で、六角形絞りが採用されているため、1段でも絞ると点光源は六角形に変形します。クセが強く、通常用途には向いていないかもしれません。
しかし裏を返せば、これらのクセは柔らかい描写で優しい印象の作品を撮影したい場合に適していると言えます。ボケの描写も細部まで考えることになるので、実力がアップすること間違いなしです。

製品名 Summar 50mm F2(クローム 沈胴)
対応マウント ライカLスクリューマウント

■GooPassなら月額15,180円(税込)でレンタル可能です。

Leica Summarit 50mm F1.5 (前期)

ソフトな解像感とぐるぐるボケが印象的なハイスピードレンズ。

Summarit 50mm F1.5 (前期)は、1949年に発売されました。ライバル企業コンタックス社の「Sonnar 5cm F1.5」に対抗するレンズを開発したかったものの、レンズ開発技術で劣っていたライカ。そこで、シュナイダー社と提携し「クセノン5cmF1.5」の構成を引き継いで発売されたのが「Summarit 50mm F1.5」です。高速なシャッタースピードを実現できるハイスピードレンズとして発売されました。
5群7枚のレンズ構成と15枚もの絞り羽根を内蔵し、300gを超えるズッシリとした金属製の鏡筒からは高級な雰囲気が漂います。絞り開放ではソフトフォーカスで優しい印象の解像感と、背景のボケが回っているように見えるぐるぐるボケが特徴的。F4ほどまで絞り込めば、キリッとした写りになります。解像力とボケ感に幅があるため「クセ玉」と呼ばれていますが、それゆえに使いこなすまでの過程が楽しいレンズです。

製品名 Summarit 50mm F1.5 (前期)
対応マウント ライカLスクリューマウント

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Canon 25mm F3.5

薄型パンケーキボディで良質な写りが楽しめる広角単焦点レンズ。

Canon 25mm F3.5は、1956年に発売されたレンズで、当時の25mmレンズでは世界最高の明るさを誇りました。カール・ツァイスのトポゴンを原型に設計しており、前群にかなり強い曲面のガラスが採用され、最後部に1枚平面ガラスを配置するという特徴的なレンズ構成をしています。開放絞りでは、解像力にわずかな柔らかさはあるものの、線の細さと空気感を感じられる良質な写り。周辺減光も強くないため、程よく被写体に目線を集中させてくれます。絞り羽根は六角形絞りが採用されているので、点光源は円形ボケになりませんが、素直でクセのないボケ味です。薄型のパンケーキボディに広角25mmの焦点距離で、常用レンズとして最適。スナップ撮影にもってこいの1本です。

製品名 Canon 25mm F3.5
対応マウント ライカLスクリューマウント

■GooPassなら月額10,780円(税込)でレンタル可能です。

Leica Summicron 50mm F2 (沈胴)

発売当時のスタンダードを覆したライカの革命的標準レンズ。

Summicron 50mm F2 (沈胴)は、1954年に発売されたドイツ製のライカレンズです。それまでライカがボディとセットで販売していたのは「Elmar 50mm F3.5」でしたが、本レンズがその座を取って代わりました。また、写りがあまりに優れていたため「世界のレンズの性能基準を引き上げた」とまで言われています。1956年に固定鏡胴のSummicronが登場したことで、生産数が少なく希少価値が高いモデルです。
解像力は、オールドレンズの中でもトップクラスにキレのあるシャープさ。さらに、高い色再現性と円形絞りのキレイな玉ボケが楽しめます。沈胴式の鏡筒でコンパクトに収まり、気軽に持ち運べるスナップ用レンズとして魅力的な一本です。

製品名 Summicron 50mm F2 (沈胴)
対応マウント ライカMマウント

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インダスター61 53mm F2.8

コスパと高い描写力を兼ね備えたロシア製標準レンズ。

インダスター61 53mm F2.8は、旧ソ連時代に発売されたロシア製レンズです。レンズ周囲にあるロシア語の表記が印象的で、カメラ愛好家の心をグッと掴んでいます。「FED」というレンジファインダーカメラの標準レンズとして大量生産されたため、希少価値は低め。しかし「鷹の目」と呼ばれたツァイスのテッサータイプと同じレンズ構成で、高い解像力を誇ります。色乗りはやや大人しめ、かつコントラストもハイライトが強めな柔らかい描写ですが、シャープネスがしっかりとしているのでぼやけた印象にはなりません。開放絞りのボケ感は素直で滑らかなので、オールドレンズ初心者でも扱いやすいでしょう。

製品名 インダスター61 53mm F2.8
対応マウント ライカLスクリューマウント

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旭光学工業 SMC TAKUMAR 55mm F1.8

「オールドレンズの定番」と呼ばれるボケ描写が美しい一本。

SMC TAKUMAR 55mm F1.8は、1971年に発売されたレンズです。レンズ名にあるSMCは「Super-Multi-Coated」の略で、旭光学工業が開発した高性能な複層コーティングが施されていることを意味します。これにより、解像度の高い描写と彩度の高い発色を実現。「オールドレンズの定番」との呼び声高い一本です。
標準レンズより5mm長い焦点距離55mmは、背景に余計なものが入りづらい絶妙な画角で、スナップ撮影に最適。ボケ表現も非常に優秀で、アウトフォーカスにつれて滑らかに大きくボケていき、点光源はキレイな円形になります。開放での柔らかい雰囲気と絞り込んだときのパキッとした解像力が魅力の、さまざまな表現が楽しめるレンズです。

製品名 SMC TAKUMAR 55mm F1.8
対応マウント M42マウント

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旭光学工業 SMC TAKUMAR 50mm F1.4

高い解像力と色乗りでオールドレンズデビューにオススメな一本。

SMC TAKUMAR 50mm F1.4は、1973年に発売されたレンズです。特殊なガラス材の「アトムレンズ」を採用しているので、経年劣化によってガラスが黄色に変色した個体が多い点が特徴。そのため、写真自体も黄色く写ることがありますが、その点を理解して使用するか、デジタルカメラで補正しながら撮影すれば、高い描写力を楽しめる一本です。
解像力が高く、開放絞りからのピント面はしっかりとしています。また、色乗りの良さとコントラストの高さで、写りは全体的にハッキリとした印象です。光の具合によっては、オールドレンズらしいノスタルジックな描写をすることも可能。背景ボケに多少クセがあるものの、とろけるような大きなボケ感で被写体を立体的に表現します。また、8枚の絞り羽根は円形絞りになるので、点光源を背景に配置して撮影すれば美しい玉ボケも楽しめるでしょう。初心者の方のオールドレンズデビューにオススメです。

製品名 SMC TAKUMAR 50mm F1.4
対応マウント M42マウント

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Helios 44M 58mm F2

「ぐるぐるボケ」も楽しめる、ロシア製レンズ。

Helios 44M 58mm F2は、1958年に発売されたロシア製レンズです。レンズ名の「Helios」は、ラテン語で「太陽」の意味。当時としては大口径な、開放絞りF2の明るさを誇る本レンズにピッタリの名前です。
本レンズの最大の特徴は「ぐるぐるボケ」。 開放絞りに設定して、玉ボケが発生する被写体を背景に配置すると、被写体を中心にボケが回転しているように写ります。草木やイルミネーションといった円形ボケが活きるシーンでは、魅力的な1枚を撮影できること間違いなし。もちろん、ぐるぐるボケが出にくい状況では、柔らかでキレイなボケ味も楽しむことができます。あえてクセのあるボケを出したくなるような魅力的なオールドレンズです。

製品名 Helios 44M 58mm F2
対応マウント M42マウント

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Tokyo Kogaku Topcor 50mm F3.5(固定鏡筒K型)

コンパクトなボディながらシャープで正統派な写りをするレンズ。

Topcor 50mm F3.5(固定鏡筒K型)は、1955年に発売されたレンズです。コンパクトなサイズ感と軽量なアルミ製で、重さはわずか181g。そして、他のレンズにはない斬新なデザインが、オールドレンズ愛好家の心をつかんでいます。レンズ構成は、3群4枚のツァイス社が開発した「テッサータイプ」を継承。歪みが少なくシャープなピント面が特徴です。線が細く色乗りも良い、正統派の写りといえます。本レンズの開放F値は3.5なので、大きくボケるといったボケ味の派手さはないものの、自然な背景ボケを表現。見たままを切り取るスナップ撮影を、素直に実践できるレンズです。

製品名 Topcor 50mm F3.5(固定鏡筒K型)
対応マウント M42マウント

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今すぐレンタルできるオールドレンズ

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まとめ

今回は「レンタル可能なオススメのオールドレンズ 9選」を紹介しました。オールドレンズは、現代の収差を徹底的に補正したレンズと比べると、性能は高くありません。しかしその分、1本1本の特徴が顕著で「レンズの味」を楽しむことができます。古い設計だからこそ味わえる、オールドレンズのノスタルジックな描写を、ぜひレンタルすることで試してみてください。