【2020年最新】マウントアダプターとは?

マウントアダプターをご存知ですか? 一眼カメラを本格的に使い始めると、どこかで目にする、この単語。スマホカメラやコンパクトデジタルカメラなど、レンズ交換が不要な撮影機材であれば必要がない、一眼カメラ固有のパーツです。「レンズとボディの間に挟むパーツ……?」「使うことのマイナスもありそう」など、イメージがぼんやりしたカメラマンも少なくないのでは。今日は、そんなマウントアダプターの機能やメリット、デメリットを詳しく解説します。

そもそも、マウントアダプターとは?

さっそくマウントアダプターの役割を見ていきましょう。

マウント

レンズとボディの接続部は「マウント」と呼ばれ、ボディやレンズ、メーカーによって異なります。同マウントのレンズとボディを接続することで、両者は初めて撮影機材として機能し、AF(オートフォーカス)やズーム、手ブレ補正の連動など電子制御が可能になるのです。

マウントアダプター

では、異なるマウントのレンズ&ボディは組み合わせることができないのかというと、そうではありません。ここで使われるのが、今回のテーマ「マウントアダプター」です。マウントが異なるレンズ/ボディでも、その間にマウントアダプターを挟むと、撮影できるようになります。しかし、基本的にはボディとレンズを接合させるためだけのパーツであり、絞りやAF、信号接点などの機能は連動されません。

主要メーカーのマウント一覧表

SONY Eマウント
Aマウント
Canon EFマウント(EOS)
RFマウント
FDマウント
OLYMPUS マイクロフォーサーズマウント(M4/3)
OMマウント
PEN Fマウント(PF)
Nikon Fマウント(Nikon)
Zマウント
PENTAX Qマウント
Kマウント(PK)
FUJIFILM Xマウント
Gマウント
TXマウント(XPAN)

フランジバックについて

上記の通りボディとレンズ、異なるマウントを繋ぐのがマウントアダプター。オールドレンズとミラーレス一眼カメラ、あるいは別メーカーのレンズ&ボディを接合し、撮影機材として機能させます。ただし、接合すれば問題なく使えるかというと、そうではありません。レンズとボディ、それぞれのフランジバックに注意が必要です。

フランジバックとは

フランジバックとは「マウント面(ボディの先端)から、イメージセンサーまでの距離」のこと(フィルムカメラのボディなら、イメージセンサーではなくフィルム面)。フランジバックはレンズにも設定され、両者のフランジバックのサイズが適切でなければ、被写体にピントが合わないなど撮影に障害が起こります。具体的にいうと、ボディよりもレンズのフランジバックが長くなければ、ピント合わせなどの不具合が生じるのです。

フランジバックが短いミラーレス

フランジバックの長さは、カメラの種類やモデルによって異なります。たとえば、一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラを比較してみましょう。すると、一眼レフカメラの方がフランジバックは長くなり、ミラーレス一眼カメラの方がフランジバックは短くなる傾向があります。これは、ボディ内部に鏡を「持つか/持たないか」という構造に違いがあるから。鏡が不要なミラーレスは軽く、小さく、そしてフランジバックが短くなったのです。

マウントアダプターとフランジバックの関係性

ここでマウントアダプターの話に戻りましょう。先述したように、マウントアダプターは原則として、ボディよりもレンズのフランジバックが長い組み合わせで使用します。具体例を見てみましょう。

<問題なく使用できる組み合わせ>
フランジバックが18mmのボディマウントアダプターフランジバックが40mmのレンズ
この組み合わせなら、焦点距離やピントの機能は正常に作動します。しかし、下記の組み合わせなどは、近距離しか写らなくなるなど、ピントの合焦に異常をきたす場合があるので注意しましょう。

<異常をきたす組み合わせ>
フランジバックが44mmのボディマウントアダプターフランジバックが40mmのレンズ
このようにマウントアダプターの使用には、レンズ/ボディ両者におけるフランジバックの長さ(と、その組み合わせ)に条件があります。それ故、オールドレンズとボディ、他メーカーのレンズとボディの組み合わせには限りがあったのです。

代表的なボディのフランジバック

<ミラーレス一眼カメラ>
SONY Eマウント:18mm
Canon EF-Mマウント:18mm
マイクロフォーサーズ:20mm
Fujifilm Xマウント:17.7mm
PENTAX Qマウント:9.2mm

<一眼レフカメラ>
Canon EFマウント:44mm
Nikon Fマウント:46.5mm
PENTAX Kマウント:45.5mm
OLYMPUS OMマウント:46mm
フォーサーズ:40mm
ミノルタAマウント(SONY Aマウント):44.5mm

マウントアダプターを使うデメリット

ここまで見てきたように、使用にはいくつかの制限・条件があるマウントアダプター。 対応マウント以外のレンズを装着できるというメリットだけでなく、デメリットもあります。

ピントが狂う

さきほど説明したように、マウントアダプターは原則として、レンズよりも長いフランジバックを有するボディで使った場合、レンズに設けられた焦点距離が機能しません。近距離撮影しかできなくなるなどの不具合が生じるのです。マウントアダプターの中には、レンズよりもボディのフランジバックが長い組み合わせに対応したモデルもあります。しかし、画面に反射が出たり、焦点距離が変わったりと不具合が多いため、一般的ではありません。

電子制御ができなくなる

同マウントのレンズとボディをセットで使う場合、AF(オートフォーカス)や絞りの操作は自在に行なえます。また、装着レンズの種類や絞りの数値、焦点距離などを電気信号が伝達~記録。いつでも確認可能です。マウントアダプターで別マウントのレンズを繋ぎ合わせると、ボディがレンズを認識せず、記録や電子制御なども使用できません(電子制御可能な製品もあるが希少)。ミラーレス一眼カメラの多くが、ボディがレンズの装着を認識せずとも撮影可能なモードを搭載しているため撮影すること自体は可能ですが、記録・電子制御におけるデメリットは小さくないでしょう。

バックフォーカスが短いレンズには使えない

広角や超広角レンズに見られる「レンズのマウント面から後玉が飛び出したレンズ」、つまりバックフォーカスが短いレンズは、マウントアダプターが装着できません。

35mm判換算は欠かせない

これはデメリットではありませんが、ボディにオールドレンズや他メーカーのレンズを装着する場合、実際の焦点距離に注意しましょう。使用ボディがフルサイズ機であれば、マウントアダプターを挟もうと、レンズに設定された焦点距離が撮影可能です。しかし、ボディがAPS-Cやマイクロフォーサーズのセンサーサイズなら焦点距離は変化します。レンズとの間にマウントアダプターを噛ませた場合でも、APS-Cなら約1.5倍、マイクロフォーサーズであれば約2倍の再計算 ―― 35mm判換算が必要です。

具体例
「使用レンズ/SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM」
フルサイズのボディ→「60-600mm」が焦点距離
APS-Cのボディ→「90mm-900mm」
マイクロフォーサーズのボディ→「120mm-1200mm」

マウントアダプターを使うメリット

使用に条件があり、デメリットも避けられないマウントアダプター。しかし、それ以上の魅力があります。それはオールドレンズが使えることです。各メーカーはモデルチェンジや技術革新、セールス強化の必要性などにより、新マウントをリリース。60年以上にわたってFマウントを用いたNikonユーザでもなければ、マウントが新しくなる度、マウントの切り替えを迫られてきました。写りのよさや独特な風合いが評価され、銘玉とまで称された数々のレンズにしても、開発の波に呑まれて埋没。いつの間にやら、レンズ愛好家だけが収集するマニアックな古物になっていました。

この状況を一変させたのがミラーレス一眼カメラです。ここ数年でマウントアダプターの存在が見直されたのも、フランジバックが短いミラーレス一眼カメラが普及により、組み合わせ可能なレンズ/ボディのパターンが激増したからといえます。歴史的遺物と化していたオールドレンズ ―― 数々の銘玉が、現代の光を撮り込む資産として蘇ったのです。サイズは小さかろうと、レンズ選びにとって、この上ない多様性をもたらす大きな存在といえます。

マウントアダプターの選び方

最後に、マウントアダプターを選ぶコツを紹介します。

商品名

商品名を見ると、ボディとレンズの組み合わせがわかります。たとえば「Nikon-NEX」のマウントアダプターを使えば、NikonのFマウントボディに、SONYのEマウントレンズが装着可能。「EOS-EOS M」を挟めば、Canon EFマウントのボディで、同社のEF-Mマウントレンズが使えるようになります。

価格

マウントアダプターを販売するメーカーは複数あり、ボディ&レンズの仕様は同じでも、大きく価格が異なるのが現状です。必ずしも、価格が高い製品が高性能とはいえません。ただし、相場からはるかに安い場合、ガタつきが大きかったり、無限遠が出なかったりと、安かろう悪かろうの製品も多々あります。最もオススメなのは一度使ってみること。レンタルできるショップ、オンラインサービスもあります。

まとめ

ここまで、マウントアダプターを解説しました。レンズ選びや撮影スタイルにプラスはありましたか?マウントアダプターはフランジバックや電子制御の機能停止など、使用に制限・条件があります。しかし、ボディとレンズの間に挟むだけで、引退していたオールドレンズや銘玉を、またたく間に現役復帰させられるのは何よりの強み。ご家族にカメラ好きがいる方なら、レンズコレクションに血を通わせ、かつてお父様やお祖父様が眺めた景色の風合で、現代を撮影できるようになるかもしれません。

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