マウントアダプターとは、異なるマウント規格のカメラ本体と交換レンズを接続するためのアクセサリー。
オールドレンズをミラーレス一眼カメラで使いたい、古いマウントのレンズを新しいマウントのカメラで使いたい(EFマウントのレンズをRFマウントで使いたいなど)場合に、マウントアダプターはレンズ選択の幅を広げる重要なアイテムです。
マウントアダプターの基礎知識から選び方・使い方まで、初心者にも分かりやすく解説します。各メーカーの商品詳細ページにどのマウントからどのマウントへ変換できるか記載されているので、よく確認し、自分の機材にあったアダプターを選びましょう。
購入する前にレンタルで試すこともできます。
GOOPASS(グーパス)では、1日あたり100円〜でレンタル可能!
機材選びに迷ったら、無料会員登録後、無料の機材相談もできます。
チャットやオンライン通話で、専門スタッフが最適な機材を提案します。
目次
そもそも、マウントアダプターとは?

マウントアダプターとは、異なるマウント規格のカメラ本体と交換レンズを接続するためのアクセサリーです。マウントアダプターを使うことで、オールドレンズをミラーレス一眼カメラで使ったり、他メーカーのレンズを使ったりできるようになります。
マウントとは何か?
マウントとは、カメラ本体と交換レンズを接続する部分のことです。各メーカーやカメラシリーズごとに異なるマウント規格があり、同じマウント規格のレンズしか直接装着できません。
たとえば、Canonの一眼レフカメラは「EFマウント」、Canonのミラーレス一眼カメラは「RFマウント」を使用しています。SONYのミラーレス一眼カメラは「Eマウント」、Nikonの一眼レフカメラは「Fマウント」、Nikonのミラーレス一眼カメラは「Zマウント」を使用しています。
例えば、EFマウントのレンズをRFマウントのカメラで使うなど、通常マウント規格が異なるレンズを直接装着することはできませんが、マウントアダプターを使うことで、異なるマウント規格のレンズを装着し撮影できるようになります。

マウントアダプターの役割
マウントアダプターの主な役割は、以下の2つです。
①オールドレンズの活用
フィルムカメラ時代のレンズを、デジタルカメラやミラーレス一眼カメラで使えるようにする。
②他メーカーや他マウントのレンズの活用
異なるメーカーやマウントのレンズを、自分のカメラで使えるようにする。
マウントアダプターを使うことで、レンズ選択の幅が大幅に広がります。特に、ミラーレス一眼カメラはフランジバックが短いため、多くのオールドレンズをマウントアダプター経由で使うことができます。
フランジバックは、カメラのセンサー(またはフィルム面)からマウント面までの距離のこと。この距離は、マウント規格ごとに異なります。
フランジバックが長いマウントから短いマウントへの接続は可能ですが、フランジバックが短いマウントから長いマウントへの接続は不可能です。これは、マウントアダプターの厚みを調整することで、フランジバックの差を補うことができるためです。
マウントアダプターの仕組み

マウントアダプターは、カメラ本体とレンズの間に装着する円筒形のアクセサリーです。カメラ本体側のマウントと、レンズ側のマウントを物理的に接続します。
マウントアダプターには、以下の2種類があります。
電子接点付きマウントアダプターは、純正メーカーが提供する場合が多く、AF機能や手ブレ補正機能をフルに活用できます。一方、サードパーティ製のマウントアダプターは、AF機能が使えない場合が多いです。
シンプルなマウントアダプター
物理的な接続のみを行なうタイプ。AF(オートフォーカス)機能は使えず、マニュアルフォーカスのみ
電子接点付きマウントアダプター
カメラ本体とレンズの間で電子信号を伝達するタイプ。AF機能や手ブレ補正機能が使える場合がある
マウントアダプターを使うメリット

マウントアダプターを使うことで、レンズ選択の幅が大幅に広がります。以下、主なメリットを解説します。
オールドレンズの活用
マウントアダプターを使う最大のメリットは、オールドレンズをミラーレス一眼カメラで使えることです。フィルムカメラ時代のレンズは、独特な描写やボケ味を持っており、現代のレンズとは異なる表現を楽しめます。
オールドレンズは、中古市場で安価に入手できる場合も多く、コストパフォーマンスが高いのも魅力です。
レンズ選択の幅が広がる
マウントアダプターを使うことで、他メーカーのレンズや他のマウントのレンズを使えるようになります。たとえば、Canonのミラーレス一眼カメラで、Nikonのレンズを使ったり、Nikon Zマウントのミラーレス一眼カメラで、Nikon Fマウントのレンズを使ったりできます。
レンズ選択の幅が広がることで、自分の撮影スタイルに合ったレンズを見つけやすくなるでしょう。また、特定のメーカーのレンズにこだわらず、さまざまなレンズを試せます。
コストパフォーマンスの向上
マウントアダプターを使うことで、中古レンズを活用できるようになります。中古レンズは、新品と比べて安価に入手できる場合が多く、コストパフォーマンスが高いのが魅力。
特にオールドレンズは、現代最新のレンズと比べて価格が安い場合が多く、予算を抑えながらレンズの表現の幅を広げることができます。マウントアダプター自体も、数千円から数万円程度で入手できるため、レンズ投資のコストを抑えられます。
マウントアダプターを使うデメリット

マウントアダプターを使うことで、レンズ選択の幅が広がりますが、いくつかのデメリットもあります。以下、主なデメリットを解説します。
AF機能への影響
マウントアダプターを使う場合、AF(オートフォーカス)機能が使えない場合があります。特に、サードパーティ製(オリジナルのメーカー以外が開発した製品)のマウントアダプターや、オールドレンズ用のマウントアダプターは、AF機能が使えない場合が多いです。
AF機能が使えない場合は、マニュアルフォーカスで撮影する必要があります。マニュアルフォーカスは、初心者には難しい場合も…。
一方、純正メーカーが提供するマウントアダプター(たとえば、CanonのEF-RFマウントアダプターや、NikonのF-Zマウントアダプター)は、AF機能や手ブレ補正機能をフルに活用できます。
画質への影響
マウントアダプターを使う場合、レンズの性能を100%発揮できない場合があります。特に、マウントアダプターの精度が低い場合、画質が低下する可能性があります。
無限遠にピントが合わない、または近距離にピントが合わないなどの問題が発生する場合も…。マウントアダプターを選ぶ際は、精度の高い純正モデルや、対応カメラやレンズについてよく確認しましょう。
その他のデメリット
マウントアダプターを使う場合、以下のようなデメリットもあります。
- 手ブレ補正が使えない場合がある: レンズ側の手ブレ補正機能は使えますが、カメラ本体側の手ブレ補正機能が使えない場合があります
- 機材の組み合わせによってはエラーが発生する可能性: マウントアダプターとレンズの組み合わせによっては、エラーが発生する場合があります
- マウントアダプターのコスト: マウントアダプター自体に追加費用がかかります
これらのデメリットを理解したうえで、マウントアダプターを選ぶことが重要です。
マウントアダプターの選び方

マウントアダプターを選ぶ際は、自分のカメラのマウントと、使いたいレンズのマウントを確認することが重要です。
自分のカメラのマウントを確認する
まず、自分のカメラのマウントを確認します。主要なマウントは以下の通りです。
| メーカー | マウント名 | 対応カテゴリー |
|---|---|---|
| Canon | EFマウント | 一眼レフカメラ |
| Canon | RFマウント | ミラーレス一眼カメラ |
| Nikon | Fマウント | 一眼レフカメラ |
| Nikon | Zマウント | ミラーレス一眼カメラ |
| SONY | Eマウント | ミラーレス一眼カメラ |
| FUJIFILM | Xマウント | APS-Cミラーレス一眼カメラ |
| FUJIFILM | Gマウント | 中判 |
カメラのマウントは、カメラの取扱説明書や、カメラ本体のマウント部分に記載されています。
使いたいレンズのマウントを確認する
次に、使いたいレンズのマウントを確認します。オールドレンズの場合、レンズの側面や説明書にマウント名が記載されています。
他メーカーのレンズを使いたい場合も、レンズのマウントを確認します。たとえば、CanonのEFマウントのレンズを、SONYのEマウントのカメラで使いたい場合、EF-Eマウントアダプターが必要です。
AF機能やそのほか機能に制限がないか確認
マウントアダプターを選ぶ際はAF機能など機能が制限されないかチェックしましょう。
AF機能が必要な場合は、純正メーカーが提供するマウントアダプターや、AF対応のサードパーティ製マウントアダプターを選びます。AF機能が不要な場合は、シンプルなマウントアダプターでも問題ありません。
マウントアダプターの使い方

マウントアダプターの使い方は、シンプルです。以下、装着方法と撮影ときの注意点を解説します。
マウントアダプターの装着方法
マウントアダプターの装着方法は、以下の通り。基本的にはレンズを装着する時と同じです。
1.カメラ本体にマウントアダプターを装着
カメラ本体のマウント部分に、マウントアダプターを装着します。カチッと音がするまで、しっかりと装着します。
2.レンズをマウントアダプターに装着
マウントアダプターに、使いたいレンズを装着します。こちらも、カチッと音がするまで、しっかりと装着します。
マウントアダプターの装着ときは、カメラ本体とレンズの両方のマウント部分を清潔に保つことが重要です。ホコリや汚れが付いていると、接続不良やエラーの原因になる場合があります。
マウント別マウントアダプター紹介
主要なマウントアダプターを、マウント別に紹介します。一部のアダプターでは、すべての AF モード(シングル、連続、動画時のAFなど)に対応していなかったりする場合もあるため、購入の際は商品ページをよく確認しましょう。
Canon EFレンズ→RFマウントのカメラで使いたい

マウントアダプター EF-EOSR
CanonのEFマウントレンズを、RFマウントカメラで使うためのマウントアダプターです。Canon純正のマウントアダプターは、AF機能や手ブレ補正機能を活用できます。
Nikon Fレンズ→Zマウントのカメラで使いたい

FTZ II
NikonのFマウントレンズを、Zマウントカメラで使うためのマウントアダプターです。Nikon純正のマウントアダプターは、AF機能や手ブレ補正機能を活用できます。
Aマウントレンズ→SONY Eマウントのカメラで使いたい

LA-EA5
Aマウントレンズを、Eマウントのカメラで使うためのマウントアダプターです。SONY純正のマウントアダプターは、AF機能や手ブレ補正機能を活用できます。
ライカMマウントレンズ→SONY Eマウントで使いたい

LM-EA7 ライカMマウントレンズ – ソニーα.Eマウント電子アダプター
SONY Eマウントレンズ→Nikon Zマウントで使いたい

TZE-02
SIGMA製EFマウントレンズ→ライカ Lマウントで使いたい

MOUNT CONVERTER MC-21 CANON EF-L ライカL用
よくある質問(FAQ)
マウントアダプターでAFは使えますか?
A. 純正メーカーが提供するマウントアダプター(たとえば、CanonのEF→RFマウントアダプターや、NikonのF→Zマウントアダプター)は、AF機能に対応しています。一方、サードパーティ製のマウントアダプターや、オールドレンズ用のマウントアダプターは、AF機能が使えない場合があります。
マウントアダプターを使うと画質は落ちますか?
A. マウントアダプターの精度が低い場合、画質が低下する可能性があります。また、マウントアダプターの厚みが適切でない場合、無限遠にピントが合わないなどの問題が発生する場合があります。各商品ページに機能制限や対応モデルについて詳細が書かれているので、よく確認しましょう。
マウントアダプターは必要ですか?
A. オールドレンズをミラーレス一眼カメラで使いたい、他メーカーのレンズを使いたいという場合、マウントアダプターが必要です。対応マウント同士のレンズ・カメラを使う場合は、マウントアダプターは不要です。
マウントアダプターの価格は?
A. マウントアダプターの価格は、数千円から数万円程度です。純正メーカーのマウントアダプターは、約15,000円〜30,000円程度、サードパーティ製のマウントアダプターは、約3,000円〜10,000円程度です。GOOPASSでは、レンタルで試してから購入することもできます。
まとめ

マウントアダプターとは、異なるマウント規格のカメラ本体と交換レンズを接続するためのアクセサリーです。
ボディとレンズの間に挟むだけで、引退していたオールドレンズや銘玉を、またたく間に現役復帰させられるのは何よりの強みと言えます。マウントアダプターはレンズ選択の幅を広げる重要なアイテムです。










