GooPassのある生活 ~好奇心旺盛な大学生がカメラと出会ってしまった場合~/大西 真優

▲焦点距離:70mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:8000

一か月という罠

写真を撮ることに興味があり、週に一回カメラに触れることが出来るということで受けたフォトグラフィ実習。そして今回、最終課題であるレビューを書くためにGooPassから、普段は使う機会を得られないであろうカメラとレンズをお借りする機会を頂いた。

期間は一か月。

「とりあえず今週は課題を金曜日までに終わらせて、土日はバイト前後に撮影に行けるように…」ってあれ?—実物が目の前にある効果とはすさまじいものである。

機材が家に届いて一日目、すでに一週間の計画を写真撮影中心に立てていたのだ。しかも授業とバイトをしながら撮影に行く…となると、一か月なんてあっという間じゃないか。

▲焦点距離:70mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:8000

私の自由な世界をすべて…

気持ちだけは一丁前。とはいえ何を撮るかを具体的に決めていなかった。正直なところ、何でも撮りたかったのだ。

人物を撮るなら望遠レンズ、風景を撮るなら広角レンズがおすすめと言われていたため、優柔不断な私は万能な標準レンズを選択。何でも撮れてしまう代わりに、「普通の写真」が撮れやすいレンズである。しかし、何でも撮れる万能レンズなだけあって、目につく全ての生物や建物にシャッターをきることが出来る。気付けば外を出歩く度にカメラを持ち、「この場所なんか映えそう…ここ撮ってみたらどうだろう。」と思いながら写真を撮り続けた。

”信号待ちのサイドミラーなんて誰が撮るだろうか?”

カメラを借りる前の私なら絶対に目を向けなかったであろう場面で、気付けば私はカメラのシャッターをきっていた。

▲焦点距離:105mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

カメラと過ごすということ

「もしかしてCanonですか?」駅前で年上の男性が、カメラを持つ私を見ながらそう声をかけた。私がお借りしたのはCanonの最新機材であるEOS R5ボディRF 24-105mmのレンズだ。カメラの知識がある人からすれば、街中で目にするにはかなり稀な機材だったのだろう…男性は興味津々の様子だった。

このとき、私は街中でカメラ(それもプロが使用するような高いカメラ)を持ち歩くのには少し不安があった。私のようなただの平凡な学生が堂々と持ち歩くのはむしろ失礼なのではないかと。しかし、男性からは「お仕事ですか?それともフォトグラファー志望とか…?頑張ってください。」と応援されてしまった。その瞬間から、私のカメラに対する意識が変わった。

『機材の良さと使用する人の技量は関係ない。大切なのは写真を撮りたいという気持ちだ。』と。

素人が使うカメラの種類なんて決まっていない。まずはカメラを手に持ってみて、とにかく写真を撮ってみる。GooPassはそんなカメラの第一歩を後押ししてくれたサービスだ。

▲焦点距離:24mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:250

季節と共に移りゆく感性

掲載している写真を見て頂くと、雨の写真や少し暗めの写真が多いと感じないだろうか。実は、もっと光が射した明るい雰囲気の写真を撮ろうと撮影計画を立てていたのだが、機材をお借りしたのが丁度梅雨の時期だったこともあり、自然と雰囲気が変わってしまったのだ。最初は思うように写真が撮れないのではないかと懸念し、「どうして梅雨の時期なんかに…」と思うこともあった。しかし、傘をさして外を出歩いてみると、そんな私の懸念や不安をかき消すような素晴らしい世界が広がっていた。

―雨だからこそ撮ることが出来る写真、梅雨だからこそ感じることが出来る雰囲気―

ファインダー越しに世界を覗くことで、私の感性が磨かれていくのを感じた。今後も、四季折々の写真を撮るのが楽しみでならない。

▲焦点距離:87mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:8000

「カメラ、続けたい…」

カメラ返却の日。私は初めてお借りしたカメラに愛着がわいていたが、寂しくはなかった。だって心の中は「カメラを続けたい」という気持ちでいっぱいだったからだ。継続して様々なカメラを借りるのも良し。お金を貯めて自分のお気に入りのカメラを買うのも良し。(レンズはGooPassでお借りしたい!)GooPassは私に新しい選択肢と新しい挑戦への機会を与えてくれた。

非日常な実習課題として始まった私の“GooPassのある生活“は、日常へと溶け込み、形を変えて続いていくのだ。

▲焦点距離:24mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:1000

著者プロフィール

大西 真優(おおにし・まゆ)

スポーツ、音楽、絵を描くこと、そしてカメラ…興味を持ったことに挑戦し続ける自称「好奇心旺盛の塊」。小柄なのに食べることも大好きで、よくハムスターみたいと言われる。色々なことに手を出してしまうが、やると決めたら最後までやりきる努力家でもある。座右の銘は「経験は私を豊かにしてくれる。今までも、そしてこれからも。」。

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