GooPassのある生活 〜ゼロ趣味女子大生の場合〜/加藤 奈津美

    ▲焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640 ISO感度:100

ゼロ趣味の私が高級カメラを借りることになった

特にこれといった趣味はなく、毎日をただ大学とアルバイトの往復で過ごしている私が、突然、大学の授業でフルサイズのミラーレス機を借りることになったとこから私のゼロ趣味脱却の物語は始まりを告げる。

全く興味がないという訳ではなく、最近若者に流行りのフィルムカメラにも少し関心があった。けれども、わざわざ時間やお金をかけてカメラを購入することはせず、携帯で気軽にそして簡単にそれっぽい写真が撮れれば満足だった。

そんな私が、GooPassで1ヶ月本物のカメラを手にしても、特にハマることもなく淡々と1ヶ月を過ごすのだろうと考えていた。

本物の「重み」は凄かった

カメラが家に届き初めて手にした時、「これが本物のカメラか…」と感動した。自分自身が撮りたい写真に合わせてインターネットで検索し、選んだカメラ。私はNIKKOR Z 35mm f1.8Z 7llボディをお借りした。このカメラを片手に早く撮影に行きたいと自分の気持ちが高ぶっているのを久々に感じた瞬間だった。

ただ、説明書無しの人生なんて考えられない私にとって説明書が同封されていないのは難易度が高いのでは?と感じたが、そんな懸念も忘れるほど、実際のカメラを前にした時の愛着の高まりは、自分でも驚くほどだった。

▲焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640 ISO感度:100

そんな表情見たことない

実際にこのカメラを持って何度も撮影をしに行ったが、毎回撮影をしていて感じたのは軽い!!持ち運びしやすい!!ということだ。一日中、カメラを首にかけていても全くといっていいほど疲労感を感じなかった。私は趣味がないうえに基本的に面倒くさがりな性格なため、重量のあるカメラをもって遠出するなんてもってのほかだった。それに私は、基本的に友達と出かけても写真は他人任せであるため自分の携帯のアルバムはいつも数枚しか増えない。この期間に撮影をした日は毎回何千枚とシャッターを重ねていた。新品のSDカードが悲鳴をあげるのではないかというほどに。頭で考えるよりも先にシャッターを切っていた。

カメラのレンズを通して、私の周りに写真に収めたいと思える瞬間が溢れていたことに気づいた。

▲焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640 ISO感度:100

友達に撮影協力を申し込んだところ、快く承諾してくれた。被写体を一つ返事で受け入れてくれたことに驚いた。というのも、私も友達も本当はただ水辺へ行って遊びたかっただけなのだ。本来が遊びでついでに撮影したけれど、撮影した写真たちを見て衝撃だった。遊びの延長線上の写真が自分の予想をはるかに超えていたからだ。私の頭の中に明確な完成図があったわけではない。友達を見ていて、この瞬間を残したい!そう頭が判断したときに勝手にシャッターをきっていたのだ。

▲焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640 ISO感度:100

幼い頃からいろんな感情を共にしてきた友達。

喜怒哀楽全てを見尽くして、もう新しい表情は見られないと思っていた。

でも、レンズ越しにみた彼女は私が今まで見てきた彼女とは違っていた。

 

あどけない可愛さ、無邪気な笑顔は隠れ、その代わりに

大人な女性へと成長した彼女の「可憐さ」、そしてどこか「儚さ」を感じた。

▲焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640 ISO感度:100

 

「あれ、こんな顔見たことない。」

シャッターを切った分、新しい表情を見せてくれ私の頭の中の”彼女”の項目がアップデートされていった。

こんな私だからこそ撮れる写真

ゼロ趣味の私であるからこそ、身構えることなく考えずに写真を撮れたのだと思う。

初めてゼロ趣味で良かった!と感じた。(いや、絶対趣味はあったほうがいい。趣味がなければ暇な日は寝るかアルバイトしかしなくなる、と経験者は語る。)

単焦点レンズを借りる際に、焦点距離が定まっているのは良くも悪くもカメラ初心者である私を苦しめるのではないかと思った。何よりも画角が難しい!!被写体に寄る際にはカメラをぐーーっと近づけなくてはならないし、被写体から引きすぎた写真も映えない。その上で35mmは絶妙な距離であった。もしかすると制限がある方が自由になれるのかもしれない。単焦点レンズの中でも広角よりでなおかつ、携帯のカメラの画角に近く扱いやすい。また、スナップ撮影から景色、ポートレートまで多用なシーンで活躍できる。単焦点レンズならではのボケ味、シャープな描写は撮影者の心を唸らせるものがあった。

本物の体験を

最近の若者は手間暇をかけて「本物を体験する」ということをしない。というのは少し言い過ぎかもしれないが、私たちの周りには安い、早い、気軽に使える便利なデバイスで溢れており、それなりの写真が撮れれば満足している若者が多いことは確かだ。写真を撮る理由は人それぞれあるだろうが、何かしらカメラに興味がある人は数多といるはず。そんな便利な世の中を生きている若者、そして私のようなゼロ趣味人間にこのサービスはぜひともお勧めしたい!!けれども、やはり高額なカメラである上、ある程度の値段はサブスクであってもする。大学やアルバイトで忙しい大学生にとって毎月何万という支出はきつい。だが、カメラのレベルによって、値段も細かく設定されているため、最安で、月額7000円ほどで借りることもできる!これなら、学生でも手の届く価格である!!

用意するのは「自然な私」だけ

私がカメラを返却する際にしたことは、カメラをきれいに箱に詰め、箱をしっかりとテープで閉じ、宅急便センターへ持っていく。この3つだけである。送り状も付属されており、着払いであるため発送料もかからない。私たちへの負担が最小限に抑えられているのだ。このようなサブスクサービスにおいて、利用者が面倒であると感じる点の一つがこの返却方法であろう。だがGooPassの返却には全く面倒であると感じる点がない。利用者はただカメラを片手に撮影しに行ってくれとばかりに、配慮が行き届いている。

▲焦点距離 : 35mm 絞り : F/10 シャッタースピード : 1/400秒 ISO感度:100

ホビーレスがミラーレスにハマる

この1ヶ月を通して、言えることは、私はカメラに確実にハマっている、ということだ。

冒頭で私はハマることなく淡々と1ヶ月を過ごすのだろうと述べているが、まんまとミラーレスの良さに引き込まれてしまった。ついに万年ゼロ趣味だった私が、”ホビーレス”を脱却した。

このきっかけを作ってくださった先生方に、私が撮影した写真を褒めてもらった。「加藤さんには人物撮影の才能があるね!」と言ってもらったのだ。なんでも、同じようにカメラを持っていても人によって得意な被写体は違うらしく、私には人物撮影への適性があるらしいのだ。「え?私に才能?」正直、考えて撮影していないため、恐れ多い言葉のように感じるが、私の性格上(褒められて伸びるタイプ^^)カメラを趣味にする選択肢以外なかった。

カメラを通して見る私の日常はまるで違った世界のように感じた。今では目に見えている景色でも、カメラで撮影したらどんな風に映るのだろうと頭が勝手に考えるようになってしまった。

カメラは特に趣味のなかった私の無色透明な日常を色鮮やかにしてくれたように思う。この期間はカメラが趣味です!といわんばかりに、友達と出かける際にはほとんどカメラを持っていた。どんどん撮りたいもの、表現したいものが増えてきて1ヶ月では足りなかった。

もしカメラを始める3ヶ月前の自分が今の自分を見たとしたら、「カメラ」という趣味ができたことを驚いているだろう。カメラに出会うまでは、撮りたい理由も、撮りたいものも、何もなかった。ただ遊びの延長線上でなんとなくシャッターを切っていた。けれども、それがいつしか「この一瞬を切り取りたい」、「残したい」という写真を撮りたい理由ができて、この人のこんな表情を写したい、と撮りたいものができた。この1ヶ月を通して、私の中に写真を撮りたい理由が眠っていたことがわかった。それをGooPassは気づかせてくれたのだ。私のように最初からカメラを借りる明確な理由がなくてもGooPassを利用する価値は十分にある。

 

カメラに向き合い、カメラに夢中になった1ヶ月。

私にカメラという趣味を与えてくれたGooPassには本当に感謝したい。

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