こんにちは、GooPass MAGAZINE編集部です!
今回は、長野県大町市の紅葉スポット・高瀬渓谷(たかせけいこく)を紹介します。
目次
高瀬渓谷とは
高瀬渓谷は、長野県大町市の高瀬川に沿って連なる、高瀬ダム・七倉ダム・大町ダムの3つのダムと、葛(くず)温泉を含む一帯の地域を指します。秋にはカエデ・ブナを始めとした木々が色づき、県内有数の紅葉スポットとして賑わう名勝地です。中でも見応えがあるのは、3つのダムと高瀬川・龍神湖のエメラルドグリーンの水面と、対をなして映える鮮やかな紅葉。高瀬川や龍神湖の色は、上流にある葛温泉や湯俣温泉の成分由来による自然の色です。山深い景勝地・高瀬渓谷はどこを見渡しても美しい紅葉が広がりますが、特におすすめの撮影スポットが3つあります。
高瀬渓谷のオススメ撮影スポット
尾入沢大橋・龍神湖展望広場
1つ目のスポットは、大町ダム周辺の龍神湖展望広場と、その付近に位置する尾入沢大橋からの紅葉です。龍神湖展望広場からは龍神湖・大町ダムが見渡せ、眼下に広がる紅葉と水面の青さに圧倒されるでしょう。龍神湖には「まんが日本昔ばなし」でもおなじみの童話『龍の子太郎』として知られている『泉小太郎伝説』が伝わっており、龍の背に乗る泉小太郎像があります。龍神湖に訪れた記念に、紅葉を背景にモニュメントを撮影するのも良いかもしれません。展望広場から徒歩5分ほどの尾入沢大橋は、尾入沢にかかる180メートルほどの橋。尾入沢大橋からは色づいた深い渓谷に流れる高瀬川を見下ろすことができます。
高瀬ダム堰堤
2つ目の撮影スポットは高瀬ダム堰堤からの景色。黒部ダム(黒部川)に次ぎ日本第二位の高さ(176メートル)を誇る高瀬ダムからは、山の裾に広がる水面を眺められます。七倉~高瀬ダム間は認可を受けた特定のタクシーと徒歩以外の侵入が禁止されているため、マイカーで向かうことはできません。冬季はタクシーの運行もなく閉鎖されてしまう場所ですが、紅葉シーズンにはダム周辺の秘境を散策しつつ、撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。
葛北沢(高瀬トンネル付近)
3つ目の撮影スポットは、高瀬トンネル付近の橋からの渓谷です。県道326号線に位置する高瀬トンネルを北上した場所に流れる川は、高瀬川へ合流する葛北沢。この沢に掛かる橋から見下ろす高瀬川はこっくりとした緑色で、山々も深く落ち着いた色をしています。橋には専用のスペースが設けられているわけではありませんが、トンネルを抜けた先には小さな駐車場が用意されており、徒歩で行ける人気の撮影スポットです。
高瀬渓谷のオススメ撮影時期や時間帯は?
高瀬渓谷は人気の紅葉スポットであり、例年の見ごろは10月の中旬から11月の上旬です。人が比較的少ないことや、空が澄んで紅葉との色の対比がくっきりと写せることから、撮影は朝方から午後の早い時間帯をおすすめします。前日に雨が降った日は高瀬川が濁ってしまうことがあるため、雨の日の翌日は撮影を避けた方が良いかもしれません。
高瀬渓谷の作例写真
高瀬渓谷の北葛沢…
1枚目が10/21(水)、2枚目が本日10/27(火)だいぶ紅葉が進みました???まだまだ楽しんでいただけそうです? pic.twitter.com/YCwtYBTfMn— 大町市観光協会【公式】 (@omachishikanko) October 27, 2020
2週間前に比べて山全体が明るくなってきた。晩秋はクライマックスに向けて一段と輝きが増す。高瀬渓谷近くの葛温泉 高瀬館は、稀に見る素晴らしい温泉でした。#長野県#紅葉2020#大町#高瀬渓谷 pic.twitter.com/OYL6LD6brE
— galactada (@galacticdada) November 3, 2020
高瀬渓谷の撮影にオススメの機材
カメラ
高瀬渓谷の撮影スポットへは、基本的にマイカーやタクシーで移動します。険しい道を歩くことは少なく、携帯性に関してはそこまで神経質にならなくてもよいでしょう。とはいえ、橋の上での撮影はできる限り手早い操作をしたいものですし、周辺の遊歩道を散策することもあるかもしれません。カメラは操作性に優れ、軽量・コンパクトを意識したミラーレス機やAPS-C機の方が、負担が少なく済みます。
Nikon D7500
4K動画も対応!細部まで鮮明な描写を誇る一眼レフ機。
2017年にNikon(ニコン)より発売されたAPS-C機・D7500。最大の特徴はDXフォーマットのフラグシップであるD500と同じ画像処理エンジンEXPEED 5を搭載し、高画質で豊かな階調表現を実現した点です。フォーカスポイントやファインダー倍率などはややスペックダウンをしましたが、解像度は変えることなく720gのボディの中に凝縮しました。空や水面、紅葉を鮮やかに描写することができるはずです。バッテリーの持ちもよく、フル充電をしてあれば予備バッテリーを使うことなく日中の撮影ができるでしょう。グリップは深く、手持ち撮影であっても手に負担がかかりにくい安定感があります。防塵・防滴性能もあるため、急な天候不良で雨に遭った場合でも安心です。D7500は4K動画撮影にも対応しており、景勝地を動画に収めたい方にもおすすめ。シャッターを切ることも可能なタッチパネル式のチルトモニターは、液晶操作に慣れているユーザーにとっても満足できる操作性といえるでしょう。
製品名 | Nikon D7500 |
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マウント | ニコンFマウント |
センサーサイズ | APS-C |
AF測距点 | 51点 |
画素数 | 2088万画素(有効画素) |
常用感度 | ISO100~51200 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒 |
重さ | 約640g |
その他機能 | チルト式液晶、防塵・防滴、Wi-Fi、Bluetooth 4.1 |
■購入する場合は、110,800円(2020/11/6現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額9,800円でレンタル可能です。
レンズ
高瀬渓谷は連なる山々と川・湖・ダムの水面を映す構図が人気です。広々とした広がりのある景色を切り取るために、広角レンズを用意しましょう。しかし紅葉撮影においては、散策中にふと目にした木や色づいた山の一部だけを撮影したいと思うこともあるかもしれません。そんな撮影に役立つのが望遠レンズ。「焦点距離が足りない」と歯がゆく感じることもないため、高倍率ズームレンズの選択がおすすめです。
TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di II VC (Model B018)
超軽量の高倍率ズームレンズ。
光学機メーカー・タムロンが製造したAPS-C用のレンズ。35mm判換算で28mmから300mm相当の使いやすい焦点距離を1本でカバーしました。高倍率ズームレンズながら400gの軽量を実現し、機動性に優れた小型なボディは旅先であっても素早く撮影に取り掛かることができるでしょう。タムロンの手ブレ補正機構(Vibration Compensation)を搭載し、手ブレが起きやすい望遠側であっても手ブレ発生を抑えます。レンズ構成は14群16枚。異常低分散ガラスを用いることで、コントラストが強くなりがちな紅葉撮影であっても色収差を抑制します。7枚の円形絞り羽根は自然な円ボケを作り、紅葉を引き寄せて起き描写をしたい時にも役立つレンズとなるでしょう。
製品名 | TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di II VC (Model B018) |
---|---|
マウント | ニコンFマウント系 |
焦点距離 | 18~200 mm |
F値 | f/3.5 |
レンズ構成 | 14群16枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.49m |
重さ | 約400g |
■購入する場合は、26,820円(2020/11/6現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。
レンズキット
上記のカメラ本体(ボディ)とレンズがセットになった、GooPassオリジナルのレンズキットです。
Nikon タッチパネル対応 DX最新一眼レフ×軽量ズームレンズセット D7500 + 18-200mm
今回紹介した【カメラ】と【レンズ】を2つ同時に新品で購入する場合、110,800円+26,820円=137,620円かかりますが、この【レンズキット】なら、約89%オフの13,800円で1ヶ月間レンタルすることが可能です。
高瀬渓谷のアクセス
尾入沢大橋・龍神湖展望広場
■住所
長野県大町市平高瀬入
【電車の場合】
JR大糸線「信濃大町駅」下車
タクシーで約20分
【自動車の場合】
安曇野I.Cから車で約40分
尾入沢大橋は龍神湖展望広場から県道326号線を北に徒歩5分
高瀬ダム堰堤
■住所
長野県大町市平高瀬入
【電車の場合】
JR大糸線「信濃大町駅」下車
タクシーで約45分
【自動車の場合】
安曇野ICから車で60分 七倉駐車場へ
高瀬ダムまでは一般車通行止めのため、認可タクシーを利用。約15分
葛北沢(高瀬トンネル付近)
■住所
長野県大町市平高瀬入
【電車の場合】
JR大糸線「信濃大町駅」下車
タクシーで約20分
【自動車の場合】
安曇野I.Cより約40分
県道326号線・高瀬トンネルを出て50メートルほどの位置に駐車スペース有
高瀬渓谷付近の宿泊施設
葛温泉 温宿 かじか
山深い秘湯・葛温泉のかけ流し風呂が味わえる「温宿かじか」。天井・壁すべてにひのきを使用した木のぬくもりあふれる内風呂と、森林に囲まれた湯の花が舞う露天風呂で日常の疲れを癒すことができます。わずか6室の客間は、昔の文人宿をイメージした佇まいで、落ち着いたひとときを過ごせるでしょう。館内は床暖房が設備されているため、寒さが厳しい信州の冬でも暖かく過ごせる、まさに温宿と呼べる宿です。
住所 | 長野県大町市平高瀬入2106 |
アクセス | 安曇野I.Cより1時間 JR信濃大町駅タクシー20分 信濃大町〜葛温泉間に乗合タクシーあり |
電話番号 | 0261-22-1311 |
URL | https://onjuku-kajika.com/ |
1泊あたりの料金(1人) | 12,100円~ |
葛湯温泉 高瀬館
湯量が豊富な葛温泉「かけ流し」の高瀬館には、内風呂・露天風呂の他に、プライベート空間でゆっくりと過ごすことができる貸切家族風呂がついています。料理は山の幸をふんだんに使った郷土料理が中心。素朴ながらも四季折々、旬の味を楽しむことができます。高瀬渓谷を眺めながら、自然あふれる高瀬館で森林浴のようなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
住所 | 長野県大町市大字平高瀬入2118-13 |
アクセス | 安曇野I.Cより1時間 JR信濃大町駅タクシー20分 |
電話番号 | 0261-22-1446 |
URL | http://www.takasekan.com/ |
1泊あたりの料金(1人) | 7,400円~ |