こんにちは!GooPass MAGAZINE編集部です!
街を歩いていると、国籍問わずカメラを持ち歩いている人をよく見かけるようになりました。
さまざまな場所で撮影会が開かれ、多くの人がカメラで写真を撮るのを楽しんでいます。
愛用する人、趣味にする人がどんどん増えていくカメラですが、そんなカメラがどうやって誕生したのか気になったことはありませんか?
今回は学校の授業では教えてもらえないカメラの歴史についてご紹介していきます!
目次
カメラの歴史その1〜カメラはアートから始まった
写真はアートだ、という言葉を聞いたことはありませんか?
その名の通り、当初の写真は絵だったのです。
カメラの歴史、紀元前の「カメラ・オブスキュラ」と呼ばれた、壁に開いたひとつの穴から始まりました。
カメラはラテン語で部屋を意味し、オブスキュラは暗いを意味します。
カメラがラテン語というのも驚きですよね。
四角い部屋の壁に小さな穴をひとつ開け、この穴から入った光が反対側の壁に届くとミラーのように外の景色が写ります。
こうして絵画に投影された外の景色を模写して絵にするというのが最初の写真だったのです。
この方法は当時、多くの画家から「本物の景色のように絵が描ける」ということでとても重宝されていました。
カメラは大きな部屋から小さな箱へ
時代が進むと、部屋に穴を開けて模写するというやり方をから、見立てた小さな箱を使った方法に進化しました。
穴の代わりに箱にはすりガラスのレンズが取り付けられ、箱の中に入ってきた光をレンズに映し、そこに映った景色を紙に映し取るというもので、これは現在の一眼レフカメラの原型ともいわれる仕組みです。
画家たちはこぞって箱を用意し、外に持ち出し気になる景色があれば光にあてて写生用に使っていました。そのときに使われていた箱の形が、現在の私たちのよく知るカメラのモチーフにもなっています。
カメラの歴史その2〜手写しから自動撮影へ
カメラの元となるカメラ・オブスキュラの誕生から現在のような写真が生まれるまでには少し時間がかかりました。
1826年には、フランスのニエプス兄弟がカメラ・オブスキュラを改良し、道路舗装材の材料として使われるアスファルトを利用した撮影に成功。
レンズを通した光の熱で、板に塗ったアスファルトを硬化させ、投影した景色を写真として定着させるという手法でしたが、これにはなんと8時間もかかったと言われています。
その後の1839年には、フランスのルイ・ダゲールが銀メッキした銅板を感光材料として使う「ダゲレオタイプ」という技術を開発しました。この技術により8時間以上かかってしまっていた露出時間は30分ほどに短縮されたそうです。
この技術によって自動で撮影することも可能になりました。
フィルムの誕生
ダゲレオタイプが登場し多くの方が写真撮影できるようになりましたが、ダゲレオタイプは現在の写真と違い、フィルムに相当する銀盤そのものが写真になるので焼き増しができませんでした。
その後、1841年にイギリスのウイリアム・ヘンリー・タルボットによって撮影フィルムであるネガが開発され、撮影時にネガを作って後で写真をつくるネガポジ法が作られました。
この技術は現在の銀塩写真にも用いられています。この技術によって露光時間は2~3分と大幅に短縮されました。
カメラの歴史その3〜ローフィルム・二眼レフ・そして一眼レフカメラの誕生へ
1888年になると、現在でもよく見かけられるロール型のフィルムが登場。アメリカのイーストマン社からコダックという名前のカメラが発売され、100枚撮りのフィルムとカメラがセットになったコダックは大流行となりました。
このカメラが現在の使い捨てカメラの原型と言われており、写真術を全く知らなくても、シャッターを押すだけで誰でも写真を撮ることができ、画像の焼き付けや現像などの作業は全て会社側が行うというものです。
さらに1925年にはドイツのエルンスト・ライツ社が画面サイズが24×36ミリのバーフォレーション付きフィルムを使用した小型カメラ「ライカA型カメラ」を発売しました。これは現在でも絶大な人気を持つライカ(Leica)の先祖となるカメラです。1954年にはライカM3も発売され、ライカはその人気を現在も保ち続けているのです。
二眼レフカメラの誕生
ライカA型カメラが発売されて以降、ツァイス・イコン社が画面サイズ6×9cmのロールフィルムを使用するスプリングカメラを製造しました。このカメラは内蔵されたバネの力でカメラの上ブタが開き、蛇腹が展開されるカメラです。その後の1928年にはドイツのフランケ&ハイデッケ社が画面サイズ6×6cmの二眼レフカメラを販売し、これが二眼レフカメラの原点となりました。
カメラの歴史その4〜デジタル一眼レフカメラの誕生
1950年に世界で初となるペンタプリズム式一眼レフカメラコンタックスSが発売されてからは、一眼レフカメラが主流となる時代になりました。
日本企業も続々とカメラ業界に参入し、日本光学(後のニコン)が発売した「F」が世界中で大流行したことで日本のカメラの人気が高まっていきました。
そして、一眼レフカメラがデジタルカメラとして生まれ変わったのは、実は1980年代になってからのこと。ずいぶん前にも思えますが、デジタルカメラが普及してから30年ほどというのは、意外にも感じますね。
ビデオカメラで先に普及していたデジタル技術がカメラに応用されるようになり、銀塩フィルムカメラからデジタルカメラの時代へと変化しました。
デジタルカメラが普及したことで撮影した画像をその場で確認でき、不要な場合は削除ができるようになりましたね。
また、電子メールで送信したりと自宅のプリンタで印刷ができるようになったりと、カメラの存在が一気に身近になり生活が大きく変わりました。
カメラの歴史その5〜ミラーレス一眼カメラの誕生
私たちの生活を大きく変えることになった一眼レフカメラ。ただ、機能が充実している分、重さがネックとなっている部分がありました。
そんな悩みを解決してくれたのが、2008年に日本のパナソニックによって開発された、ミラーレス一眼カメラです。
これにより、本体構造が一眼レフカメラの半分以下で高画質な撮影が可能になり、カメラブームの火付け役となりました。
ミラーレス一眼レフカメラも発売して長くたつように感じますが、まだ10年ほどしかたっていないのです。
まとめ〜カメラの歴史を知って写真をもっと楽しく撮ろう
現在のカメラの元となった部屋の誕生から最新のミラーレス一眼レフカメラまで、カメラの歴史についてご紹介してきました。
ただ目の前の映像をそのまま撮って思い出を残すというだけでなく、さまざまな模様、筆を加えて芸術性のある1枚に仕上げ、絵として魅せることもできる。カメラの歴史を知るほどに、写真はアートだということに気付かされます。ます。
今自分の持っているカメラがどのようにして進化してきたのかを学んで、さらに楽しく撮影をしていきましょう!
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