【2021年】建物を上手に撮影する方法【オススメの建築物も紹介!】

建物を上手に撮影する方法

こんにちは、GooPass MAGAZINE編集部です!

写真を始めてから、人や植物、風景ばかりを撮っているという方も多いはず。たまには趣向を変えて、ダイナミックな建造物を撮影してみるのもカメラ上達への近道です。

撮影に向いている建物は、私たちの身近に意外とたくさんあります。外観のデザインが特徴的な美術館や、空高くそびえ立つランドマークなど。また、こだわりの自宅をおしゃれに撮影して、玄関やリビングに飾るのも良いでしょう。本記事では初心者の方でも建物の撮影に挑戦できるよう、撮影にオススメなカメラの設定やレンズキットを紹介します。

撮影にオススメの建物

撮影にオススメの建物をそれぞれ解説します。

美術館

アーティスティックな建物の写真を撮影したい方は、美術館がオススメ。外観が特徴的な美術館が多く、たとえば「金沢21世紀美術館」など、有名建築家が建物の設計をしていることもあります。一般的なビルや施設とは一味違う独特な造りは、写真の世界観をグッと深めてくれるはず。

また、外観に限らず、美術館内では展示品などの撮影を楽しむことも可能。時が止まったような、美術館ならではの雰囲気を写真で表現できるはずです。ちなみに、館内での撮影が許可されている美術館は、意外と多く存在します。たとえば、東京では『東京国立近代美術館』や『国立西洋美術館』『森美術館』など。美術館の外観・館内はもちろん、展示されている作品も写真に収められる場合があります。ただし、一部の作品は撮影が禁止されていたり、三脚やフラッシュなど撮影機材の使用が制限されていたりする場合があるので注意しましょう。

 

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撮影可能なオススメの美術館 URL
東京国立近代美術館(東京都) https://www.momat.go.jp/am/faq/#section1-3
国立西洋美術館(東京都) https://www.nmwa.go.jp/jp/visit/faqs.html
森美術館(東京都) https://art-view.roppongihills.com/jp/info/faq/index.html
箱根ガラスの森美術館(神奈川県) https://www.hakone-garasunomori.jp/
金沢21世紀美術館(石川県) https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=35&d=1
多治見市モザイクタイルミュージアム(岐阜県) https://www.mosaictile-museum.jp/guidance/
越後妻有里山現代美術館キナーレ(新潟県) http://smcak.jp/
兵庫県立美術館(兵庫県) https://www.artm.pref.hyogo.jp/access/
中村キース・へリング美術館(山梨県) https://www.nakamura-haring.com/visit/

ランドマーク

一目見てすぐに主役が分かるような、印象に残る写真を撮影したい方は、ランドマークがオススメです。ランドマークとは、その地域の目印となるような目立つ建物のこと。たとえば、東京ミッドタウンや六本木ヒルズなどの大型施設も、ランドマークに分類されます。存在感のある姿をダイナミックに写すことで、見応えのある1枚に仕上げてください。また、少し離れた場所から撮影しても尚、主役としての役割を果たしてくれる点も、ランドマークの魅力。街の風景や自然の景色などとセットに、広い範囲を切り取ることができます。旅行や出張などで訪れた記念として、その地域のランドマークを写真に収めておくのも良いでしょう。

 

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オススメのランドマーク URL
東京タワー(東京都) https://www.tokyotower.co.jp/
横浜赤レンガ倉庫(神奈川県) https://www.yokohama-akarenga.jp/
横浜ランドマークタワー(神奈川県) https://www.yokohama-landmark.jp/
梅田スカイビル(大阪府) https://www.skybldg.co.jp/
東京ビッグサイト(東京都) https://www.bigsight.jp/
東京スカイツリー(東京都) https://www.tokyo-skytree.jp/
さっぽろテレビ塔 (北海道) http://www.tv-tower.co.jp/
千葉ポートタワー (千葉県) https://chiba-porttower.com/
通天閣 (大阪府) https://www.tsutenkaku.co.jp/
神戸ポートタワー (兵庫県) http://www.kobe-port-tower.com/

住宅

こだわりの新築を建てた、自宅をリフォームした、他にもガーデニングや家のお手入れが好きな方は、記念や記録用として自宅の撮影をするのもオススメ。様々な角度から写すことで、自分でも普段は気付かなかった、自宅の素敵な一面を発見できるかもしれません。庭で遊ぶ家族の様子を一緒に写せば、単調になりがちな建物の撮影に変化を出すだけでなく、子供の成長も思い出に残せます。また、建物の撮影に慣れていない間は、練習として自宅を撮影するのも良いでしょう。撮りたいイメージに合わせて構図やカメラの角度などを試行錯誤することで、建物の撮影が上達します。

廃墟

近年、多くの写真集が出版されているほど注目を集める廃墟もオススメ。廃墟の魅力は、建物が朽ち果て、完全に時間の止まった空間の中でしか出せない、唯一無二の美しさが広がっているところです。上記で紹介した建物とはジャンルが180°異なる、独特な雰囲気の1枚を撮影できるでしょう。危ないイメージを抱くかもしれませんが、日本国内には、気軽かつ安全に撮影できる廃墟が複数存在します。下記の記事で詳しく解説しているのでチェックしてください。

【2020年12月22日更新!】廃墟を撮影する方法・コツを紹介します!

 

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建物の撮影にオススメな機材

建物の撮影にオススメなカメラ機材を紹介します。

カメラ

建物の撮影にオススメのカメラは、一眼レフカメラかミラーレス一眼カメラ。理由は2つあります。1つ目は、スマートフォンやコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)よりも画質が良いため。一眼カメラの中でも、より高画質に撮影できる大きなセンサーサイズ「フルサイズ」を搭載したモデルがオススメ。画質の良い本格的な一眼カメラを使用することで、たとえば、建物の壁の模様まで、はっきりと写し出せます。2つ目はレンズが交換できるため。スマートフォンやコンデジは、本体からレンズを取り外せません。その一方で、レンズを付け替えて、様々な画角で撮影できる一眼レフやミラーレス一眼は、構図が重要な建物の撮影で活躍します。チルト式・バリアングル式ならなおよし。

レンズ

オススメのレンズは2種類。下記でそれぞれ解説します。

広角ズームレンズ

最もオススメのレンズは、焦点距離24mm以下までカバーする広角ズームレンズです。大きな建物全体を収めるためには、肉眼よりも広範囲を写せる広角レンズが必須。また、広角レンズは、ボケやすい望遠レンズに比べて、手前から奥にある被写体まで、すべてにピントを合わせられる(パンフォーカス)のも特徴の1つです。パンフォーカス撮影は建物と相性が良く、複雑な構造の建物や、複数の建物を撮影する際も、画面の隅々までしっかりとシャープに写せます。

広角レンズの中でも、光学性能の高いモデルを選びましょう。光学性能が良いと、画面の歪みなど広角レンズで発生しやすい収差を、高いレベルで補正できるためです。被写体が歪んでしまったり、垂直な部分が湾曲したりと、本来の形と異なって写ってしまうのは、建物撮影では好ましくありません。歪みはカメラを構える角度なども関係しますが、可能な限り光学性能の高いレンズを選ぶのがベターです。

標準ズームレンズ

広角レンズに次いで、焦点距離50mm前後をカバーする標準ズームレンズもオススメ。焦点距離50mmは、人の視野角に最も近いといわれています。目で見た通りに写せるため、その場で実際に建物を見ているかのような感覚を味わえる写真に仕上げることが可能。広角レンズのように全体を大きく写すのではなく、建物の中でも特に魅力を感じた箇所など、本当に写したい部分だけを切り取れます。

アクセサリー

建物の撮影では、可能であれば三脚を用意するのがオススメ。特に建物の写真は、地面に対して水平・垂直を保たれていないと、他の被写体に比べて圧倒的に違和感を与えてしまいます。そこで、三脚を使用すると、細かく構図を決めることができ、最適なポジションから手ブレせずに撮影できます。失敗を防ぐためにも、建物撮影に慣れていない方は特に、三脚を準備しましょう。また、シャッタースピードを遅くして撮影できるため、ISO感度を上げず画質を維持したまま、夕方から夜にかけての時間帯でも明るく撮影できる点も魅力。ただし、三脚が使用できない施設・撮影場所もあるので撮影の際は注意してください。

建物を撮影する際の基本設定

建物を撮影する際にオススメなカメラの設定は下記の通りです。

絞り優先モード

オススメの撮影モードは、【絞り優先モード】です。絞り優先モードは、撮影者が手動でF値(絞り)を設定できます。画面に写る建物すべてをしっかり解像させたい、一部にフォーカスしてその他はボカしたいなど、撮りたいイメージに合わせてF値を自由に決定してください。F値を上げる(絞る)ほど、写真全体にピントが合います。シャッタースピードは、F値に合わせてカメラが自動設定。ISO感度は自動と手動どちらでも設定可能です。三脚を使用するのであれば、ISO感度を上げずにシャッタースピードを遅くして明るさを確保できます。が、手持ち撮影の場合はシャッタースピードを遅くしすぎると手ブレが発生するので、手ブレしないギリギリの値にして、ISO感度を上げて明るさを調整しましょう。

マニュアルモード

下記はマニュアルモードで撮影する際にオススメな各設定の目安です。【マニュアルモード】では、「ISO感度」「シャッタースピード」「F値(絞り)」を撮影者が手動で調整可能。どれだけ解像させるか、建物や撮りたいイメージに合わせて、F値を決定。それから、シャッタースピードで明るさを調整します。

絞り(F値)

手前から奥まで全体にピントの合った写真(パンフォーカス)にしたいときは、F値8~16を目安に設定。絞りの最大値はレンズによって異なりますが、F値が大きいほど被写界深度(ピントが合う範囲)が深くなるのでボケにくくなります。

【2021年最新】F値(絞り)とは?カメラ撮影時に覚えておくべき設定を解説

シャッタースピード

シャッタースピードの目安は「1/焦点距離」といわれていますが、失敗を防ぐため、確実に手ブレを抑えられる1/200秒以上がオススメです。ただし、夕方や夜間などの時間帯は、シャッタースピードを遅くして明るさを確保する必要があります。そこで手ブレが心配な方は、シャッタースピードを落とさず徐々にISO感度を上げるか、三脚を使用しましょう。

【2021年最新】シャッタースピードの設定方法を学ぼう!

ISO感度

日中に撮影する場合は、屋外であれば明るさは十分にあるため、ISO感度は100からスタートします。F値とシャッタースピードを設定した後で、明るさが足りない場合に少しずつISO感度を上げましょう。ただし、ISO感度を上げすぎると、写真がザラつくノイズが発生してしまうので注意してください。

【2021年最新】ISO感度とは?ノイズを避ける設定と撮影方法を紹介

建物を撮影する際の構図

建物を撮影する際は、基本の構図を活用すると違和感のない綺麗な写真が撮影できます。また、建物の高さや大きさに合わせて、ポジションを試行錯誤しながら撮影しましょう。

真正面

建物は真正面から撮るのが一般的です。どの建物でも、まずは真正面から撮影してみましょう。撮影する際は、建物の高さや横幅によってカメラを構える位置(ポジション)を変えて撮影します。平屋の建物はローポジション(目線よりも低い位置)、2階建て以上の住宅や建物はアイレベル(目線と同じ高さ)またはハイポジション(目線よりも高い位置)が相性◎。また、たとえば2階建ての高さがある美術館でも、縦幅より横幅が長い場合は、少し離れた位置からローポジションで撮影するとバランス良く写せます。

 

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真正面からの撮影に限りませんが、撮影の際は、写真の水平と垂直がしっかりと保たれているか意識しましょう。水平・垂直がずれていると、写真に違和感が生まれてしまいます。ほとんどのデジタルカメラに内蔵されている「水準器表示」の機能を活用するのがオススメ。液晶モニター・ファインダーで、水平・垂直になっているか、簡単に確認できます。

煽り構図

大きな美術館やビルなど大規模な建物を広角レンズで撮影する場合は、遠くから水平・垂直で写しても、主体が分からない写真になりがち。大きな建物を際立たせたいなら、思い切って、近くから煽り構図(ローアングル)で、建物を見上げるように撮影するのもオススメです。どっしりと構えたような、大きな建物ならではの迫力のある写真が撮れるでしょう。

 

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三分割構図

建物と空・背景といった、写真に写る要素のバランスを取りたいときや、東京タワーなど縦に長い建物を遠くから撮影したい時は、三分割構図を意識するのがオススメです。三分割構図とは写真を縦または横に三分割して、その線上に被写体の配置を合わせること。たとえば、タワーを撮影する際、下記のように三分割した線上にタワーを配置します。三分割構図でも、真正面と同様に、建物の高さや大きさに合わせたポジションで撮影しましょう。

 

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↓構図をさらに詳しく知りたい方はコチラをチェック↓

【2021年最新】一眼レフカメラのオススメ構図12選!写真撮影テクニックを紹介します!

建物を撮影する際の注意点

下記で、建物の撮影をする際の注意点を解説します。

撮影が許可されているか確認する

第一に、撮影前の必須事項は、撮影したい建物が撮影禁止になっていないか確認すること。美術館はもちろん、ランドマークや図書館などの公共施設は、撮影許可が必要な場合も少なくありません。また、外観は撮影許可されているものの、建物内は撮影禁止の場所もあります。特に観光地など、同じ敷地内でも、撮影して良い建物とそうでないものがあるので注意しましょう。トラブルになりかねないデリケートな問題ということを、念頭に置いてください。

周囲の邪魔にならないよう気を付ける

建物の撮影は、公共の場で行なうことがほとんど。そのため、撮影中は周囲の人へ迷惑をかけていないか十分に配慮してください。三脚が許可されている場所であっても、三脚が通路の妨げになっていないか、常に気を遣う必要があります。また、自宅を撮影する場合は、周囲の家まで写し入れるなどして、近所の方に嫌な思いをさせないように注意しましょう。家だけでなく、知らない人のカメラのレンズが自分の方に向いていたら、誰でも不安や不快に感じるはずです。

建物の撮影にオススメなレンズキット

Canon 最新モデル一眼レフ&明るい広角ズームセット EOS 90D + 18-35mm F1.8

東京タワーの鉄骨までリアルに。

本セットでは、東京タワーなどの大規模な建物でも、上部まで高解像に写せます。ボディの「EOS 90D」は、有効約3250万画素のCMOSセンサーを搭載。レンズ「18-35mm F1.8 DC HSM」は、球面収差や軸上色収差、像面湾曲などを抑制するレンズを含む12群17枚のレンズ構成です。高い光学性能と、最新のセンサーで、たとえば東京タワーの鉄骨の質感など細部まで描写できます。

■購入する場合は、EOS 90D ボディが136,686円、18-35mm F1.8 DC HSM [キヤノン用]が75,580(税込)(2021/7/14現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額26,180円(税込)で1ヶ月レンタル可能です。
※GooPassの『1Weekレンタル』なら月額15,180円で1週間借りることができます。

SONY α7S II + 超広角ズームレンズ17-28mm F2.8セット

夜にライトアップするランドマークも、ビル群も。

ビル群や、ランドマークなどの建物を夜に撮影してみたい方は、本セットがオススメです。その理由は、高感度撮影に強い「SONY α7S II」がセットに含まれているため。α7S IIは常用感度ISO100~102400で、広いダイナミックレンジを実現。夜間や薄暗い場所での撮影でも、わずかな明暗の差をしっかりと表現できるため、写真に奥行きを出せます。そのため、のっぺらとした写りになりがちな、建物の撮影に最適。また、最新の画像処理アルゴリズムにより、耐ノイズ性能も優れています。高感度でも高画質で撮影できることから、夜間の手持ち撮影では、シャッタースピードを上げて、ISO感度で明るさを確保できます。

■購入する場合は、α7S II ILCE-7SM2ボディが350,428円、17-28mm F/2.8 Di III RXDが91,998(税込)(2021/7/14現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額26,180円(税込)で1ヶ月レンタル可能です。
※GooPassの『1Weekレンタル』なら月額15,180円で1週間借りることができます。

SONY 手ブレ補正対応ミラーレス&F2.8通し標準ズームセット α6500 + E 16-55mm F2.8 G

カメラ+レンズで1㎏未満!旅先で出会う、建築物を。

本セットは、旅行先でランドマークや美術館などに訪れて、撮影を楽しみたい方にオススメ。ボディは、重量410gのコンパクトなAPS-C機、レンズは光学性能の高いGレンズでありながら重量494gの軽量モデルです。そのため、レンズ装着時も総重量は1kg以下。なるべく荷物を増やしたくない旅行にも、気兼ねなく持ち出せるサイズを実現しています。また、レンズの焦点距離は24-82.5mm相当(35mm判換算)なため、建物をダイナミックに写すことも、肉眼に近い画角で切り取り、臨場感を演出することも可能です。

■購入する場合は、α6500 ILCE-6500 ボディが104,020円、E 16-55mm F2.8 G SEL1655Gが112,378円(税込)(2021/7/14現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額19,580円(税込)で1ヶ月レンタル可能です。
※GooPassの『1Weekレンタル』なら月額10,780円で1週間借りることができます。

まとめ

撮影にオススメな建物やカメラの設定・機材を紹介しました。建物の撮影に慣れていない間は、垂直や平行が保たれていることが肝心な、ビルや大型建造物の撮影はハードルが高いかもしれません。まずは小さなオブジェや、特徴的な形をしたランドマーク、自宅を撮影して練習するのもオススメ。三脚や、カメラに内蔵されている水準器を活用すると、初心者の方でも写真の失敗を防げます。建物の撮影は、構図やカメラの角度など基本的なテクニックが重要なため、マスターできれば写真が一気に上達するでしょう。

撮影に挑戦する際は、ぜひ本記事も参考にしてください。夏休みのお出掛けや旅行ついでに、建物の撮影をしてみるのも楽しいはずです。