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野鳥を撮影する方法・コツを紹介します!

野鳥は、外を歩いているとよく見かける身近な被写体です。市街地や公園などの近場から、登山やハイキングなどのアクティビティ先で、実にさまざまな種類の野鳥に出会います。その魅力的な姿に、カメラ愛好家なら撮影欲がかき立てられるのではないでしょうか。しかし、カメラ初心者の中には「設定や方法がわからない…」という方もいらっしゃるはず。そこで、今回は「野鳥撮影を撮影する際のコツ」についてご紹介します。また、野鳥撮影に適した機材の選び方についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

野鳥撮影カメラの選び方

まずは野鳥撮影に適したカメラの選び方を説明します。エントリーモデルでも撮影は可能ですが、本格的に野鳥撮影をするなら、動く被写体に強いカメラを選びましょう。

高速連写性能が高い

動く被写体を撮影するときは、高速連写で撮影するのが基本です。特に動物の場合、シャッターチャンスに止まっていてくれる保証はありません。そのため、構図を常に意識しながら高速連写をして、撮影終了後にベストショットを選ぶのが一般的です。
エントリーモデルのような毎秒5コマの連写では、コマ間に意図したポーズや構図からズレてしまう可能性が高くなります。そのため、最低でも毎秒10コマの高速連写ができるモデルを用意したいところ。近年の電子シャッターに設定できるカメラであれば、毎秒20コマを超える高速連写ができるモデルもあります。できるだけコマ数が多いカメラを使用したほうが、ベストショットを狙える可能性が高くなるのでオススメです。

オートフォーカス性能が高い

野鳥撮影では、飛んでいる間にピントを合わせる場合が多いので、高性能のオートフォーカスが必要不可欠。高速・高精度のピント合わせはもちろん、測距エリアが広いほど早めに被写体を捕捉してフォーカス動作に移れます。シングルポイントAFの性能よりは、コンティニュアスAFやトラッキングAFといった動く被写体に対する追従能力が重要です。また、複数の測距点をまとめて使用する「グループAF」のパターンが多いモデルを使用すれば、撮影の自由度もグッと高まります。

有効画素数が多い

有効画素数は、できれば多いモデルを選んでおきましょう。野鳥を高精細に写せるのはもちろんですが、最大の理由はトリミングをしても画質の劣化が目立ちづらい点。飛んでいる野鳥は、一直線に動いてくれるわけではないので、せっかく高速連写でベストなポーズの写真が撮れても、意図した構図からズレてしまうということが多々あります。そんなときに有効画素数が多ければ、トリミングで構図を修正したり拡大したりと、気軽に編集作業ができます。

野鳥写真家の玄人向け撮影機材「デジスコ」

デジスコは、バードウォッチングで使うフィールドスコープに、コンパクトデジタルカメラを装着したカメラシステムです。カメラ愛好家が使っていることは少ないかもしれませんが、元々バードウォッチャーでフィールドスコープを持っていた方なら、アダプターを追加すれば簡単に撮影に応用できます。野鳥撮影の玄人向け機材にはなりますが、本格的に野鳥撮影を行ないたい場合は、一度試してみてください。
メリットは、一眼レフと巨大な単焦点超望遠レンズの組み合わせに比べ、圧倒的に小型・軽量であること。使用する機材によりますが、同焦点距離に合わせたときに2-3kgも軽くなることがあるそうです。また、単焦点超望遠レンズは高額なことが多いので、コスト面でもデジスコに軍配があがります。

小型センサーのカメラを使うメリットは?

望遠域の撮影には、小型センサーを搭載したカメラの使用がオススメです。カメラ愛好家の中には「一眼レフカメラはフルサイズ機が一番性能がいいから、小型センサーのカメラは使わない」という方が一定層います。しかし、小型センサーのカメラにも多くのメリットがあります。

ボディ・レンズともに小型・軽量

イメージセンサーの大きさが、ボディの小型化に直結すると言っても過言ではありません。近年では、ミラーレス一眼レフカメラにボディ内手ブレ補正機構が搭載されている機種も多いですが、そのような周辺の機構も含めて小さくすることができます。また、小型センサーに対応したレンズに関しても、センサーに届く光の範囲「イメージサークル」が小さくなるので小型化可能です。野鳥撮影は、山林や湖畔など、野鳥が生息する場所まで歩いて移動することが多々あります。そんなときでも、気軽に持ち運びできる小型センサーのカメラはオススメです。

レンズの焦点距離が伸びる

センサーサイズが小さいほど焦点距離が伸びるという特性は、望遠撮影時の最大のメリットです。特に、4/3型センサー搭載のマイクロフォーサーズカメラでは、35ミリ判換算の値は約2倍にもなります。たとえば300mmのレンズを装着すれば、35ミリ判換算600mmの超望遠レンズに相当。フルサイズセンサー対応の600mm単焦点レンズは巨大で重量級なので、三脚がないと長時間の撮影に向きません。しかし、4/3型センサー対応の300mm単焦点レンズならば、小型・軽量なので気軽に手持ち撮影ができます。

野鳥撮影レンズの選び方

気軽な撮影なら300mmまでの望遠レンズ

地元の公園など身近な撮影スポットで撮影する場合は、300mmまでの望遠レンズがオススメ。小型・コンパクトなレンズが多いので、気軽に持ち運べて軽快に撮影できます。街中や公園にいる野鳥は人間に慣れていて近づきやすいうえ、市内の公園であれば低めの木が多いため、300mm程で被写体を十分にクローズアップして撮影可能です。初心者の方は、エントリーモデルのキットレンズで付いてくる望遠ズームレンズや高倍率ズームレンズを使用すると良いでしょう。

本格的な撮影なら500mm以上の超望遠レンズ

野鳥撮影に慣れてきて、本格的に撮影したい場合は、500mm以上の超望遠レンズがオススメ。自然の中で生息している野鳥は警戒心が強く、近づいたり音を立てると逃げてしまいます。そのため、離れた場所から撮影しますが、その際に500mm以下では野鳥を大きく写し撮ることはできません。小さく写してトリミングで拡大するのも限度があるので、できる限り焦点距離の長いレンズを使用しましょう。

手ブレ補正機構に流し撮り対応モードが搭載

手ブレ補正機構に「流し撮り対応モード」が搭載されていると便利です。野鳥撮影では、木々にとまっている野鳥を写すだけでなく、横方向に飛んでいく姿を切り撮るのも醍醐味。その際に、シャッタースピードを落として背景を流す「流し撮り」をすることがありますが、流し撮りは通常の手ブレ補正モードだとキレイに写りません。しかし、流し撮り対応モードは補正機構の動作が違い、上下方向の手ブレのみ補正してくれるため、安定して流し撮りを行なうことができます。手ブレ補正OFFでも撮影はできますが、簡単に撮影するためにも流し撮り対応モード搭載レンズがオススメです。

野鳥撮影に持っていくと便利な機材

一脚・三脚

一脚・三脚は、巨大・重量級なフルサイズセンサー対応の超望遠レンズを使用するときに必須。カメラとレンズ、その他装着する機材の総質量を考えて、耐荷重に余裕がある一脚・三脚を使用するようにしましょう。三脚なら、比較的軽量で収納時に脚を折り畳める「トラベラーズ三脚」がオススメ。素材もアルミよりカーボンのほうが軽いので、荷物を軽くしたい方はカーボンを選ぶようにしましょう。

双眼鏡

双眼鏡は、バードウォッチャー御用達の観察道具です。持っていれば撮影する野鳥を探すことができますし、野鳥観察にも役立ちます。バードウォッチングでは、倍率は6倍以上がオススメ。価格帯はピンきりですが、最低でも1万円以上のものを選ぶと良いでしょう。

野鳥撮影のカメラ設定

カメラの設定は、撮影場所や野鳥の種類、飛ぶときのスピードなどによって臨機応変に変更する必要があります。ここでは、最も基本的な設定をご紹介します。

撮影モードはシャッタースピード優先モードを使用

撮影モードは、シャッタースピード優先モードがオススメ。シャッタースピードを速めることによって、一瞬の動きをしっかりと止めて写し撮ることができます。ただし、シャッタースピード優先モードは基本的に絞りが開放に設定されるので、大口径レンズで被写界深度が浅すぎると感じたら、マニュアルモードで絞りを設定するようにしましょう。

ISO感度オートに設定

ISO感度を手動で設定している方は、ISO感度オートに設定しましょう。ISO感度設定をカメラに任せることで、シャッタースピードや絞りなど、優先しなくてはならない設定項目に集中できます。その際にISO感度上限を設定できるので、ISO感度を上げると発生するノイズを許容できる値に設定しておくのがオススメです。シャッタースピードを速めたり絞り込んだりした際に、ISO感度が上がりすぎてしまうのを防げます。

オートフォーカスはコンティニュアスAFに設定

オートフォーカスは、コンティニュアスAFに設定しましょう。コンティニュアスAFは、シャッターボタンを半押し、もしくはAF-ONボタンを押し続けている間、被写体の動きを予測してピントを合わせ続けてくれるフォーカスモード。動いている被写体の撮影に最適です。メーカーによって「AF-C」や「サーボAF」など名称が異なる場合があるので、メーカー公式サイトなどで名称を確認してください。

レリーズモードは高速連写に設定

レリーズモードは、高速連写に設定しましょう。野鳥は羽を素早く動かしながら速いスピードで飛び回り、木にとまっていても常に頭を動かしながら周囲を確認します。1コマずつ撮影すると、ベストなポーズを撮れなかったりピントがズレたりすることがあるので、シャッターチャンスを逃さないためにも、高速連写でまとめて撮影してください。

野鳥撮影のコツ

どこにピントを合わせるか

野鳥のどこにピントを合わせれば良いかは、構図や絞り値の設定によって変わってきます。野鳥をクローズアップした構図や絞り値を低く設定した場合は、野鳥の目にピントを合わせるのが一般的。他の部分にピントが合って目がボケてしまうと、中途半端な印象の写真になってしまいます。特に明るいレンズを使用しているときは、被写界深度が浅いので、しっかりと目にピントを合わせましょう。野鳥から少し離れた構図や絞り値を大きく設定した場合は、体にピントを合わせても問題ありません。被写界深度が深くなり、体にピントを合わせても顔がボケることが少ないためです。

地上にいる野鳥はローアングルで撮影

撮影者より高い位置にいる野鳥の撮影ではアングルを変えることはできませんが、地上にいる場合はローアングルにすることで野鳥の迫力がグッと増します。しゃがんでファンダー撮影をしても良いですが、オススメはライブビュー撮影。カメラをより低い位置に構えられ、野鳥と同じ目線、もしくは見上げるようなアングルで撮影することができます。

前ボケを上手に取り込む

野鳥をクローズアップして撮影する場合、背景だけぼかしがちですが、主題の手前をぼかす「前ボケ」をうまく取り込むことで一味違った表現ができます。木の枝や葉はもちろん、花を前ボケに入れれば差し色のように使えて、華やかな印象になります。野鳥の種類にもよりますが、明るい色の葉や花を選ぶと、全体的にも明るい雰囲気の1枚を撮影できてオススメです。

野鳥から少し引いて風景とともに写す

良い野鳥写真は、フレームいっぱいに野鳥を切り取った写真とは限りません。日本の美しい四季を感じられる風景や、朝焼け・夕焼けといった情景を併せて取り入れると情緒が豊かな写真になります。また、野鳥は「夏鳥」「冬鳥」に大別できるので、その野鳥と季節感を組み合わせた表現まで意識してみると、より魅力的な作品になります。ぜひ視野を広くとって、周囲の景色も一緒に写してみてください。

まとめ

今回は、野鳥撮影用カメラ・レンズの選び方から、野鳥撮影時のカメラ設定やコツまで幅広くご紹介しました。野鳥撮影は、こちらの思い通りに動いてくれないことが多く、シチュエーションによって臨機応変に設定を変えなくてはならないため、始めの内は非常に難しく感じるかもしれません。しかし、何度もチャレンジし続けた結果、満足いく1枚が撮れたときの喜びはひとしお。ぜひこちらの記事を参考に、諦めず何度も練習してみてください。

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この記事を書いた人

"カメラのサブスク"・GooPassを展開するカメラブ株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GooPass MAGAZINE』の編集長として、企画・ディレクション・記事制作などを担当する一方で、フォトグラファーとしても活躍中。バスケットボール・ラッパー・プロバレーボール選手・フィットネストレーナーなど、スポーツ・ストリートシーンを中心に、スナップ・ポートレートなど幅広い撮影シーンを手がける。愛機はCanon EOS 5D MarkⅣと、FUJI FILM X100V。

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